フラグ立ちまくりの週
学外とのやり取りも多い週でしたが、どれもこれもそれなりに良い方向に動かしたいなと思える内容になりそうで実りの多い週でした。
[ その1: 沖縄工業高校からのインターンシップ受け入れ ]
現在の受け入れは美来工科だけですが、県内の高校校長先生らが集う場で沖縄工業からのリクエストが年あったらしい。1回目の打ち合わせは12月に済んでて、具体的な中身に関する意識の摺り合わせぐらいの話し合いが今週ありました。基本的には似たプログラムで実施することになりそうです。時期は夏休み期間(9/11〜9/13の3日間)になるので、模擬授業とか何か用意するつもりですが、それ以外の部分は美来工科版と類似になるんじゃないかと。
[ その2: 内間児童センターからの打診 ]
元々は2017年度のデザインスクールで「子どもの貧困対策」をテーマに協力依頼したのが切っ掛け。その時に教育学だけではなく色んな分野の学生さんが来訪したところで「自分らの専門だけでは解決できない問題がある」という思いを強くしたようで、具体的な話を一度してみないかとの打診が届いてました。年末含めて都合が合わず延び延びになっていたのですが、今週実際に訪問して話を伺ってみることができて、いくつか工学的なアプローチでの協力できそうだなーという感触を得ています。後は実際に担当する学生をどうするか、が難題ではあるのだけど。
あと、全くの偶然ですが「法文の学生さん(2年次)」から類似相談が届きました。こっちはデータマイニングやら機械学習といったキーワードの具体的な事例について聞きたいというのが切っ掛け。あれこれ話し合った結果、既にPython勉強し始めてるとのことから「Pythonで動かして学ぶ! あたらしい機械学習の教科書」と「情報処理学会ジュニア会員」をオススメしておきました。
ちなみに具体的な応用先については幼児教育に興味があるとのことで、前述の内間児童センターが求めているゴールの一つとして一緒にやれる可能性がありそうです。できればうちの学生とチーム組ませて互いの強みを活かす形でやれたらなと妄想しますが、はてさてどうなることやら。
どのような形になるにせよ、内間児童センターの件で何もやらないのは避けたいというのが私の気持ちではあります。具体的な現場を例にやれるのは学生にも私にも貴重だし、現場だからこその悩みもあるだろうし。そっちだけに集中することはできないけども、できればある程度の成果を残せるまで毎年学生1名を割り当てたいという気持ちが強いです。(研究室外の学生でも良いんだけど、それだと完全ボランティアになるのがちょっと)
[ その3: NAL研ブログの更新 ]
久しぶりにNAL研ブログが更新されました!
どちらも2017年度卒業生で「研究室活動なりを外部に向けて何か書いて」とお願いして書いてもらいました。
その1: 初めての学会に行ってきました。
その2: 他大学の院に進学します。
今度は、新年度になって新しい配属生らとのやり取りがある程度たったら「NAL研配属後の様子」ぐらいのお題で依頼してみようかな。
[ その4: 新講義の内容検討 ]
2017年度から新カリキュラムが始り、いくつかの講義は既に新しく開講されています。私自身が現時点で既に関わってるのは工学科共通の「工学概論」の1コマ。検索エンジンの裏側はどうなってるのかという視点から、いくつか簡単なアルゴリズムを紹介しつつその先に興味ある人向けに参考文献提示するぐらいの内容でしたが、何かしら切っ掛け提供できてたら嬉しいです。
2018年度には新カリキュラムの2年次向け新講義が動いて。(こっちは担当なし)
2019年度には新カリキュラムの3年次向け新講義が動いて。この3年次向け講義の中に人工知能・機械学習寄りの新講義が詰まっていて、講義名としては「人工知能、機械学習、データ・マイニング、コレクティブ・インテリジェンス、知能ロボット」ぐらいがあります(もうちょっと広く捉えるともっと増える)。この中では「機械学習、データ・マイニング、コレクティブ・インテリジェンス」の3科目が新設科目。これらの科目でどの部分をどう扱うかという話し合いの大まかな所はカリキュラム検討時にやってますが、具体的なシラバスや授業内容までは踏み込んでいないこともあって不透明な部分が多くて。ということで、
・データマイニングを私が、コレクティブインテリジェンスを國田先生が担当すること。
・開講時期が3年後期の同時期のため、なるべく内容重複を避けたいこと。
を踏まえて方向性を少し固めてみました。これから数ヶ月ぐらいかけてシラバス検討出来ると良いな。
[ その5: 共同研究先への報告と今後の方向性 ]
某会社さんと進め始めている共同研究は、ひとまず双方の意識摺り合わせやノウハウ蓄積といったことを第一目標にするぐらいのかなり自由度の高い形でやらせて貰えています。1年目が過ぎてその報告をしたのは良いとして、2018年度以降も同じ形式のママやるなのか、別方式を考えるか見直すならこの時期だよねということで少し提案含めて打診してみました。どうなるかしら。