実際に携わることで得られる気づきは多い(デザインスクール)

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何度かデザインスクールの解説記事書いてるという話をしてましたが、電子情報通信学会の学会誌2月号に掲載されることが決定しました。

社会課題に取り組むワークショップとその効果――琉球大学・京都大学合同デザインスクールの経験――, 當間 愛晃 山田 孝治 遠藤 聡志 十河 卓司 石田 亨, Vol.102 No.2pp.172-178, あらまし

2013年に実施した際にはこれっきりのイベントという認識でしたが、一度実施してみると双方での「思ってた以上に良さそうだ」という認識が強くなり。試しに1年継続、2年継続と続け、2018年度を含めると合計6回の実施になりました。

細かい実施方法は年毎に違う部分もありますが、運営業務としては、テーマ検討・設定、フィールドワーク先の見積もり、専門家and/or現場の方との認識すり合わせ、講演調整、会場確保、受講生募集、当日配布資料の準備、会場設営、当日業務、後片付け、振り返り、ぐらいのことを毎年やってて。私を含めた琉大スタッフ側が門外漢なテーマであることが殆どのため、手探り感も強く。琉大内ミーティングでも、京大とのミーティングでも没になった実施方法やテーマがありました。

それなりに大変ではありましたが、新しいことへの取り組みというのはそれだけで学べる側面もあって、(論文になってませんが)研究テーマとしての視野も広がりましたし、また、(休止すること多いですが)一緒に共同研究しないかと声掛け頂くことも増えました。いろんな理由があってうまく進まないものが多いですが、まずは前向きに取り組もうとすることに意義があるということで。

P.S.
デザインスクールでやりたかったけどやれなかったことの一つ、「運営自体に学生を関与させる」という話は3年目ぐらいからあったのですが、やれませんでした。主にテーマ検討〜設計の辺りで。やれなかった理由は、単に私が話の持っていき方がよろしくなかっただけなんですよね。これは本当に勿体なかったと思ってます。