研究は失敗してなんぼ

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何度か書いてる気もしますが、卒論・修論で失敗を恐れている学生、もしくはそのように見える学生がいます。が、その認識は必ずしも当てはまらないです。単に「やってみて、失敗でした、以上」ならそれは研究ではないですが、「対象問題はこうなっているはずで、それを検証するために実験してみて、得られた結果から妥当性を評価して、失敗部分は何がまずかったのか、そもそも想定がおかしいのか、実装の問題なのか、データの問題なのか、、」といった新たな知見を得るために取り組み、そのことを整理して体系的に報告できるなら良いです。学部と修士の違いは例えば、、

  • 学部:言われた通りに実施できる。失敗して良い。
  • 修士:自分で設計して実施できる。失敗して良い。
  • 博士:自分で設計して実施できる。失敗して良いが、2回は成功する必要あり。

みたいな感じ。ガンガン「意味のある失敗(e.g., 次に活かす知見を得る)」をしよう。見方を変えると、意味のある失敗の仕方に落とし込むのが一つの設計手法とも言えるかも。