TPOに応じた指導方法
授業に限った話ではありませんが、何かしら情報伝達するならば「どのような相手を想定しているのか」、「どのぐらいのコストをかけられるのか」等を踏まえ、状況に応じてよりベターな手段というのがあるでしょう。
小学生向けプログラミング(orプログラミング的思考)の教育においては、論理的な思考力を育むということで、そもそも「プログラミング言語を用いたプログラミングをしない手段」も許容するようです。アンプラグドコンピュータサイエンスとかアンプラグドプログラミングと呼ばれてて、コンピュータを使わず、思考法を学ぼうとするやり方もその一つ。
勿論これはこれで学べる所は大いにあるでしょう。その一方、上記に限らずどんな手法にでも言える話ですが、「銀の弾丸」となる教授法・学び方があるわけではなく、文化的背景等の環境要因や理解度等の個人的要因に応じて選ぶであったりするでしょう。例を挙げると、今なら「ガチャ実装してみて」である程度の共通認識を得ることができたりするし、場合によっては、Minecraftあたり触ってた人は「分解して組み合わせる」みたいな思考は当然のように身に付けてて後はプログラミング言語毎の仕様を学ぶだけで住むかもしれません。新しいアルゴリズムを考えることは苦手かもしれませんが、「既存API組み合わせ」だけならそれで実現できることは簡単に思いつくだとか。
そんなこんなで「どのような相手を想定するか」は大切。場合によっては「その場だけで通じるやり方」を選ぶこともあるかもしれませんが、そういう場合には可能な限りその意図を伝えておくことが大切ですね。