何故こうやるのだろう?

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何にでも理由がある。という訳でもなく「ひとまず」でやられてるものもありますが、ここでは教科書とか何かしら体系化された(されている、されつつある)事象について。

そういうものには何かしら体系化した人らの狙いが詰まっているし、教科書ならば何かしらの説明が加えられている。輪読形式のゼミで学ぶ場合、主に発表者が事前に解読して説明するための用意をして当日を迎えるけれども、勿論発表者が完全に理解してるとは限らないし、説明が正しいとも限らない。

「なにか質問やコメントは?」

と促してもなかなか出てこないのは勿体無いなと思うので、私の方から発表者に逆質問したり、ただ聞いてるだけの学生らに質問したり。

「ここは何故こうやるのだろう?」
「どういうメリット、デメリットがありそう?」
「同じ目的を達成するための他手段は何が考えられる?」
「より効果的な実現方法はないだろうか?」

多分、恐らく、数回程度繰り返したところで大した効果はなくて。もっと集中して時間かけるなり、そうでなくても継続的に何度も何度も繰り返さないと「あ、物事を考えるというのはこういうことか」みたいな所までにはいかない。そもそも「疑問を持つ」というのは「興味を持っている」ことが前提みたいなところがあるし、興味持っていようが「疑問を持つ」とは限らないので卵が先か鶏が先かみたいな話になりがちなんだけど。

考え方なり疑問の建て方なり、そういうレベルにまで達するのは各研究室のゼミなりでやって貰えれば良いのだろうとは思うけれども、もう少しうまいやり方が無いのかなとも思うわけで。ま、少しずつあれこれ試してみます。