新年度の授業始め

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授業自体2ヶ月ぶりぐらいで、かつ、対面で数十人を目の前に実施するのは1年以上時間があいているか。2020年度は4月から急に「授業開始延期」になり、2週間の間は遠隔対策や練習の時間になり、3週目から本格的な遠隔授業に突入。前期の間はそのまま過ぎ去りました。当時の1年生は、前期の間は「大学で授業受けたい」という人が過半数だったけれども、いきなり遠隔になり、そのまま友人関係構築しづらいままだった。一応授業でのグループワークを Zoom のブレイクルーム使ってやるとかやってみたりした(複数授業で)けれども、やっぱりそれでは向いていない人もいる。

ちなみに2019年までは教室内でやっていたペアプログラミングは、2020年度はZoomのブレイクルームを使ったモブプログラミング方式でやってました。これはオンラインの方が向いてただろうな。教室内だと「周囲すべての声がうるさくて集中しづらい」ので。ワイワイやってる感だとか、他がやってるから私もやるみたいな環境構築は教室のほうが向いているけども。

少し時間が立ち、10月からは「それなりに対策が分かってきた」ということで三密避けて換気しまくり状態保つ形で対面授業も一応やってました。けれども、後期からは対面授業開始しても実際に来た学生は1割もいなかったんだよね。慣れてしまったら楽だというのは理解できるし。

その一方で遠隔が致命的に向いていない人も一部には確かに居て。そういう人らへのケアをどうすべきなのかは未だに良く分からない。気づいた分について学生側が希望する分にはカウンセリング等に繋げることもやってみたけれども、それがうまく機能しているかは良く分からず。繋いだつもりでもつながらない(学生が辞めちゃう)こともあるし。

そんなこんなで1年が過ぎ、2021年度の始まり。沖縄(に限らないか)の状況は1年前より遥かに悪い状況ですが、それでもとりあえず対面授業も実施。1年次の授業ではほぼ100%が参加してくれたようです。新しい環境だと友人作りたいだろうしね。100%参加だと本来は教室に入りきれないのですが、そこは赤嶺先生が足で稼いでくれて2教室を確保できたので分散して授業することが出来ました。321教室からZoom配信しして322教室で受信し、遠隔参加も許可。これで1部屋の人数は5割未満。しかも片方は大教室なのでかなり余裕があります。

で、教員が居ない部屋や遠隔で参加した側では理解できただろうと思いますが、内容面では、遠隔参加で問題ないことが多い。質問相談できる場を用意できれば、何とかなる。

だけど、共同体を作るとか、一体感を作る居場所をつくるみたいな緩い関係構築については、まだ物理的な「教室」の方に分があるのだろうな。N高みたいに全員VR空間で集うみたいな形でもいいと思うけど。