(Quiz/3年次) 情報工学実験3/4: コンピュータ仮想化技術
情報工学科ではサーバ班が中心となって様々なサービスを提供している.
その一つに180台で構成されるPCクラスタのうち,60台程度を学生が自由に使えるよう確保しており,1台のPC上で複数の仮想OSを稼働させる事で「1人1OS」を利用した各種サービスを構築する事が可能である.(補足: 学科システムの構成や利用方法は適宜更新されており,この記事を書いてる2009年6月時点での状況です.)
このような仮想化を実現するソフトウェアには有償無償を問わず多数の種類があるが,情報工学科では Xen を利用しており,Wikipediaでは以下のように説明されている.
(Wikipedia:Xen_(仮想化ソフトウェア)より)
Xen は、 一つのハードウェアで複数のオペレーティングシステム (OS) を並列実行・制御するソフトウェアである。
このお陰で,仮想化ソフトウェアが出てくる前までは「一つのPC(HDD)に複数のOSをインストールしたとしても,同時に起動出来るのは一つのOSのみ」という状況であったが,今では誰でも簡単に複数のOSを同時に起動出来るようになった.例えば,情報工学科では Mac OS X 搭載ノートPCの購入を推奨しているが,このノートPC上でも Linux や Windows を同時に動かす事が可能である.
上記を踏まえて,以下のクイズに答えよ.
- Xen 以外にどのような仮想化ソフトウェアがあるか調査し,各々の特徴を整理せよ.
- 情報工学科で提供しているPCクラスタ上(pw上)で,Linux系OSを仮想OSとしてインストール&稼働させるにはどうすれば良いか,調査せよ.
- 調査に基づき実際にインストール&稼働させよ.