「アントレプレナーマインド-序論 ~先駆者の事例から学ぶ~」レポート

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平成23年度 「高度情報通信人材育成機関構想啓発事業」 アントレプレナーマインド-序論 ~先駆者の事例から学ぶ~に参加してきました。

チラシPDFを見る限りでは「モデル講義」らしい。

冒頭の説明では「アジアパシフィック高度情報技術専門職大学院(APITS)構想の一環」ということだったんだけど、正直話を聞き終わってもそことの繋がりや「モデル講義」としての意味合いは良く分かりませんでした。「第一線の人から現場の話と共に起業家精神についてアドバイス的なものを加えた講演会」としては十分面白かったです。

以下、とても分かり難いメモ書きになってますが、一応記録として残しておきます。



<目次>


島田 英二 氏, 北海道情報大学准教授/映画監督

札幌の映像産業振興とショートフィルム
ショートフィルムとは
 2作目: hands
 naltoma: 最初から「こういうのが撮りたい」というものがあった?(影絵遊びから想像心が加わって云々と進んでいくストーリーは、個人的には6:00PMより心をつかまれたw)

ICC – 札幌市デジタル創造プラザ: Interxcross Creative Center
6:00PM
ベストミニショート(グランプリ)受賞作品

札幌の映像産業振興
札幌ショートフェスト

高橋名人伝説『ウィー・アー・ザ・ボンバーMEEEEEN!!』 ハドソン×イオシス×スノウバグズ 実写PV

IT化=グローバル化=言語!
クリエイターは「いばらの道」をすすめ


伊藤 博之 氏, クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 代表取締役

クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 代表取締役
(バーチャルシンガー 『初音ミク』を世に生み出した企業)

@itohh
会社紹介
 スローガン:音で発想する
 Web系サービス/音楽アグリゲーター/バーチャルインスツルメント
 独立ミュージシャン向け音楽配信サービス「ROUTER.FM」

得意分野を深く掘り下げる+他に何か応用できないかを考える

著作権、N次創作
ピアプロ:CGM型コンテンツ投稿サイト
創発が創発を呼ぶ

多種多様な形でのコラボレーション
例:初音ミク Google Chrome CM グーグル クローム 60秒 Hatsune Miku


吉井 伸一郎 氏, サイジニア株式会社 代表取締役CEO

サイジニア株式会社 代表取締役CEO
(複雑ネットワークを利用したディスカバリーエンジン・デクワスによるレコメンデーション)

「探す」んじゃなくて「出くわす(デクワス)」

複雑ネットワーク理論と複雑系の科学
 構成要素だけを見ていては分からない
 構成要素が作りだすパターンや組織的構造の理解へ
 様々な指紋:Webは21世紀に生まれたNature

DVDレンタル ぽすれん
行動履歴をネットワーク的に解析する
 ユーザベースグラフ、アイテムベースグラフ:類似コミュニティ抽出
 ページビュー増加+top10じゃなかった所の売り上げ向上
 Serendipity:知らなかった自分に気づく

学習:Crowd Computing(集合知+自己組織化+自己学習)
 声なき行動にこそ、意味がある

ネット広告
 リアルタイム入札RTB
 ソックリさん抽出

サイジニアのミッション:我々は、あらゆるビヘイビアを結合した「BehaviorWarehouse」の構築

Solution < Question
リスクと見るか可能性に目を向けるか
逆転の発送


フリーディスカッション

naltoma: 成功しているところから学ぶことも多いが、失敗から学ぶこととして何かある?

Q: スタッフ/人材について
A: 「何をしたいか」という質問に狼狽える人が多い。したいことをやってる人を見ると一緒に仕事したくなる。
A: 深く掘り下げると良いという話があったが、なかなかそれも難しい状況もある。どこからか手を付けていく必要性。
A: 一緒にやりたい人で集まっても、仕事となるとそれじゃ済まないこともある。

Q: 失敗談について
A: あれこれ後付けで考えてしまいがちだが、反省しても無駄。常にmaxは無理だろうが、ゴールに向かって努力し続けることが大事。
A: コンテンツ制作の場合にはそれまで見たことが無いものを作成する必要があり、それを説明することが困難。某ドームでの例とか、某局での例とか。違うルートで説明する方法や、違う人からの説明が必要だったかもしれない。戦い。安全だからとか良いとかそういう話でもない。が、プロジェクトとしては失敗かもしれない。
A: 悪い時に途中で辞めたら失敗。歴史と一緒で後からしか決まらない。最終的に上手くいったのならそれは成功になる。日々失敗あるが、何かしらそこから学び取ることがあれば次ぎに活かせる。

naltoma: 「反省するよりゴールに向かって努力し続けること」というポリシーはこれまでに個人的に無かった視点。私だと「反省も大事で、それを踏まえて努力し続けること」だと思ってたんだけど、「まず反省」という考え方は人によってはこれがブレーキというか推進力低下になることがありそうだと感じた。
naltoma: 「努力し続けること」ってとても大変なんだけど、例えばブレストにしろプログラミングにしろ warm-up があるとその後集中しやすくなると思うが、今回のテーマである「アントプレナーシップ(起業家精神)」でうまく warm-up する教育なり環境なりをうまくデザインすることができないだろうか。

Q: 今考えられる最終目標。感銘を受けた本。
A: (1)今の常識範囲内で考えてしまうが、過渡期でドラスティックに変化し続けている。(2)(聞き取れず)
A: (1)コンテンツの場合はお金と連動している部分もあるので、お金取ってくる必要性もあるのかなと感じている。個人としてはより具体的なものとしてアカデミー賞取りたい。ゴールとして分かりやすい。北海道から、地元から世界取ったよという方向に価値を逆転させたい。(2)建築関連の本。映画だとE.T.。
A: (1)時間をどれだけ短縮できたかが成功の指標。(2)カラオケ資本主義。10年ぐらい前の本。

Q: 吉井さんのスライドとても綺麗だったが。
A: 後半は時間が無くて写真を張るだけになってしまったが、有料フォトスタジオから購入。Flicrとかも。

Q: 沖縄で何やれそうか。沖縄との接点。
A: 建築関連で北海道と沖縄を比較してた際にあれこれ調べた。外から来ると良く見える地元・身近にあるものの良さが、ヒントになるのでは。
A: 地方とか中央とか過剰に意識する必要は無い。大企業でも普通に分散している。電話でしか話したこと無い社長とか。

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