歴史を積み重ねることで立ち位置や進み具合が分かる

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1年生向けの必修科目「プロジェクト・デザイン1」と、2年生向け必修科目「プロジェクト・デザイン2の合同で行う最終発表会が明日行われるようです。2年前の様子はこんな感じだったらしい。

何を発表するかというと、1年次は昔っから固定した大テーマが用意されていて「沖縄の新興について」を前提として、グループ毎に調査・討論・提案・プレゼンをするといった流れのようです。それに対して2年次ではテーマに縛りは無くて完全フリー。その分「何をテーマにしたら良いか」自体で悩むグループもあるようですが、一つの求めていることがそれだと想像します。

テーマが異なるという点では一緒に開催する必要はないですが、時期的な近さ・縦の交流・同じ評価項目(新規性・有効性・社会性)の指定といったことから同時開催しているようです。過去に学ぶというか歴史を積み重ねることで少しずつ前進できると思うけど、この講義自体の過去の成果物とかはうまく共有されているのだろうか。と書いてたら去年のアーカイブや今年の提出先(要パスワード)という形で共有しつつあるらしい。

何も参照する事無しに思いつくまま行動しても(出発点としては)良いけど、その結果が「昔だれだれがやったのと同じだね」ということだったら悲しいよね。先に進むために、もしくは現在どれだけ進んでるか、どのような立ち位置なのかを確認するために、過去を参照する必要があるし、過去を残す必要がある。別の言い方をすると見える化もその一つ。行為を蓄積することでどういう道を辿ってきたかが分かりやすくなり、振り返りやすくなる(≒参照/再利用/Hackしやすくなる)。それが歴史を積み重ねる、参照するという行為の意義なんだけど、その大切さに気づける切っ掛けぐらいにはなってるのかなぁ。

ちなみに、規模的には1学年60名。2学年で合計120名に加え、彼らをPM(プロジェクト・マネージャ)としてサポートする院生の皆さん30名、そして興味本位で覗きにくる他の学生・教員らがちらほら居たりするので総勢160名程度?が勢揃いするお祭り騒ぎ状態。一番大きい部屋を使っても全員座るのは困難だったりするので椅子持ち込みしたり、2年ぐらい前から(?)はUstream対応までしてるらしい。ということで、明日は#ieryukyuが騒がしい^H^H^H^H賑わうかと思いますが宜しくお願いします(?)。