[複雑研全体ゼミ補足記事] 8/13, RobocupSoccer Simulation2D

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全体ゼミは取りあえず今日で終了です。

今日の全体ゼミ
 ・東川上: [1] RobocupSoccer Simulation2D
での関連話を補足します。

[1] 異なる戦略を実現するためのフォーメションの役割り -Robocup サッカープレーヤーエージェントに複数戦略導入を目指して-, FAN 2010, http://www.sd.tmu.ac.jp/fan2010/accept.html


>RobocupSoccer Simulation2D

 マルチエージェント環境における協調行動の一例として、サッカー・シミュレーションを題材に取り上げ、フォーメーションの良し悪しを評価してみたという話だったかと思います。

 サッカー・シミュレーションにおけるフォーメーションを検討してみる話は文字通り積もるほどあり、例えば [2] では「他者と協力して行動することが有利であるとは限らず、単独で行動した方が良い結果を生むこともある」という観点で「非協調行動」を導入した際のパフォーマンスへの影響を分析してみているようです。また、[3] では人間との対戦を通して「人間がどのように捜査するか」をモニタリングし、フォーメーションを変化させた様子等について分析をしているようです。

 具体的な題材賭してサッカーにおける協調行動を研究した結果、別の何かに応用できるのかという話もありましたが、そこら辺は [4] とか中心になって取り組んでるグループが唱えている趣旨や実例等も参照してみると良いかもしれません。

[2] チーム内での非協調行動のチームパフォーマンスへの影響の分析-RoboCup Soccer Simulation 2D において, 情報処理学会第72回全国大会, 2010, http://www.cyber.sist.chukyo-u.ac.jp/sirai/classes/seminar/IPSJ2010/pdf/ai/2V_9.pdf
[3] 人間プレイヤのポジションカバー行動の発現, 人工知能学会研究会資料, 2003, http://winnie.kuis.kyoto-u.ac.jp/sig-challenge/SIG-Challenge-17.pdf#page=31
[4] ロボカップ戦略:研究プロジェクトとしての意義と価値, 日本ロボット学会誌 2000, http://www.er.ams.eng.osaka-u.ac.jp/Paper/2000/Asada00g.pdf