鼻風邪しながら学科会議

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午後過ぎからなら体に自然治癒頑張ってもらうために栄養とるぐらいで済ますんですが、出勤してからの1,2時間で大分酷くなったのでとっとと薬飲んじゃいました。長引いて繰り返すパターンに陥りがちだからなるべく薬は避けたいのですががが。

午後の学科会議では、珍しく議題自体は少なく、どちらかというとエンジニアリングデザイン教育についての討論がメインでした。討論自体は1,2ヶ月に一度ぐらいの頻度で情報共有を兼ねた討論が開催されています。

今回のテーマは、以下のようなもの。(長いな)

学科の掲げている学習教育目標は各科目に割り振られている。つまりカリキュラムに組み込まれているはずだが、卒業生はその目標をどれだけ達成出来ているのだろうか。例えば、エンジニアリングデザイン教育における具体的な要件の例として、
 ・計画的かつ継続的な行動
 ・チームワーク力と協調性の修得
 ・記述する能力
 ・発表する能力
 ・討議を行う能力
が挙げられ、必修科目としてはプロジェクトデザイン1,2・プログラミング1,2・情報工学実験1,2,3,4等が各々部分的にカバーし合っていると思うが、現実はどうか。

具体的にどういう問題が起きてるかというと、例えば、「プロジェクト・デザイン1を通して文章力なり発表方法なり討論方法なりに指摘を貰ってもそれで済ましてしまったり、その場では直す努力をしても同じ状況では同じ過ちを繰り返す」という状況が散見され、「積み重ねが殆ど見られないように見える」という問題。もっと具体的に言えば、レポートに対して添削してもその後のレポートでも同じ指摘をされるような質で提出したりするとか。

その要因の一つは、言葉を飾らずに言っちゃえば「先生側も独立してやりたいようにやってるだけで、科目間の連携が薄すぎる」からじゃないかという話です。「じゃ、連携しましょう」というのは簡単ですが、どう連携したら良いか、どうやれば「カリキュラムに取り組む事で4年間積み重ねていける」ようになるか。あれこれアイデア出しもありましたが、今回はそういう状況にあるんじゃないのという問題意識の共有と、現時点でそれに対して取り組まれている事例の共有を通した討論がメインでした。

あと、こういう話をしてると「学生の底上げ」みたいなところに話が集中しがちなんですが、それとは別の「上位層をもっと伸ばすトップガン構想はどうすべきか」みたいな話も出ました。

そんなこんなで会議らしい会議ではあったかな。もう少し議題のテーマ明確化、討論内容の議事録化、残された課題の整理、みたいなところにも手を入れつつ期限決めて集中してやった方が良い気もするけど、やらないよりはやる方が良いでしょう。ということで。

(ということが話合われたりしてるんだということを、学生が直接目にする機会がないということ自体が一つの要因だろうとも思ってるので、日記的に書いてみたりするテスト)