良いお年を

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実際にはまだ何度か大学行くはずですが、一応今日で仕事納めということで。

今日は学生の手作りケーキから始まりお茶会でのお茶菓子に続き仕事納めアイスに終わるというデザート三昧な一日でした。ケーキっぽいやつは学生手作り(!)のシュトーレン。こんな美味しいのが作れるとか凄い。

探索アルゴリズムその1の金曜日クラスも終了しました。TA経由で確認した学生からの新しい質問項目があったので、FAQにも追加しました。

ゼミでは堀川くん名嘉くんの研究の進め方というか実験計画の考え方についての討論がウェイトを占めたかな? 「実験して結果を分析してどうするか」という流れではなくて、「想定もしくは仮定している事象について、それがどのぐらい妥当な想定/仮説なのかを検証するためにどういう実験が必要か、何を観察する必要があるかを定めていく」というような話をあれこれ。具体的に仮説を立てて、その仮説を構成する一側面を検証するならここを確認したら良さそうだとか。

端的に言えば「仮説駆動」しよう。仮説無し、すなわち色眼鏡を持たずに観察することが大切な場面もありますが、既に問題意識や解決手段について試行錯誤している段階では「仮説」が必要です。例えば研究と実験のやり方から引用すると、

6. 論より証拠。
8. 自分なりの仮説を常に持て。
実験で事前予想に反する結果が得られることがある。これは好機である。実験のやり方がまずいか、自分の立てた仮説がまちがっているかのどちらかであり、これを直していく努力こそが本当の研究である。優秀研究とは、「なんでうまくいかんのか?どこまで考慮の範囲を広げるべきか?この場合はどうなのか?」と突き詰めている。

というのが、仮説駆動の意義をイメージしやすいかな?

一週間後(1/4(金))には新年初のゼミがあって、その二日後には沖縄高専との交流研究会(B4発表)があって、その1週間後ぐらいには情報処理学会全国大会言語処理学会年次大会の論文〆切があるらしいです。そんなこともあってか、年末年始と言われてもあまりピンと来てないな。