イベント主催する側としては「ありがとうございました!」と言われると勝ち
逆に苦労顔を見せてしまうと負けかなと思ってるんですが、どうやらそれっぽいor怒ってる顔が見られていたらしいw 2日間で体重が1.4kg落ちたので許してください(違
デザインスクールが昨日で終了しました。京大側でもイベント告知があったらしい。
今日は午後に石田先生によるデザインスクール(デザイン学における博士課程)が何を目指しているかについての講演会。
講演会の内容は個人的に想像していた部分と重なる部分も多かったのですが、それ以上の部分も多くてとても参考になりました。一番考えを改めた部分は、「(特に専門家)立場毎に異なる捉え方/考え方で現象を認知する。その違いや相手の見方を説明できるようになること」が、副専攻制度よりも良さそうだという点。個人的には副専攻制度(主専攻は当然詳しくなるが、それとは別にもう一つの分野についてもそれなりに体系的に学ぶ)の方がベターだと思っていたのですが、この方式だと「分野毎にどこまで学べば良いのか」とかめんどくさい部分がでてくるので、主専攻+デザイン学を通して異分野間での相互理解を深める方向に力を注げる方が汎用性も高いだろうし。勿論副専攻制度でもメタな部分はでてくるだろうけど、「特定領域メンバ内だけで問題解決に取り組む」のは限定されてしまう部分がどうしてもでてくるので。
以下はデザインスクール2日目の備忘録です。
プログラムとしては特別なものはなく、発表会に向けたプレゼン準備等のグループワークをして貰うだけの一日。聞く所によると、一部のファシリテーターは昨晩のフィールドワーク後に24時過ぎまでホテルのロビーでファシリテートについて討論しあってたとか。2日間というのは本当に短い時間ですが、集中し続けようと思えばやれる範疇/時間縛りのある中で各々の力を出し尽くす/ベターな提案からベストな提案に練り上げていくために何を削ぎ落とし、どこに集中するか等の戦略立てといった、京大生/琉大生/高校生各々の立場や参加意識毎に各々得られた体験があったんじゃないかと想像します。
- 1日目の反省点だけど、今回個人的にやりたかった仕掛けは「島GAを模倣したグループ間交流」。世の中的に言う所のワールドカフェが近いようですが、これが結果的にはただのミニ発表会になってしまった。(高校生に担当してもらうことでの体験的意味合いはあったけど、それに留まってしまった)
- グッズとしては「模造紙/付箋紙/ペン/ホワイトボード」ぐらいをデフォルトで、後はオマケで用意したつもりだったんですが予想以上に「スケッチブック」の売れ行きが早く、途中で追加購入するはめに。
- スケッチブックにも関連しますが色ペンとは別途色鉛筆もあると嬉しいという要望が。布とか紐とかも。ある程度汎用的に使えそうなものは準備する方向で良さそうだけど、布は紙で代替してくれになりそうな予感。
- 鋏、テープは一つずつあれば良いかとか思ってたんですが、プレゼン準備で集中しだすとブッキングしまくりなので「グループ数/2 or /3」ぐらいあった方が良さげ。
- 糊が欲しいという要望もあったんですが、あれはテープがブッキングしてたからなのかテープではできない何かがあったのかしら?
- うなとり弁当は学内配達まで対応してくれててとても便利なんだけど、油っこいものが多いのがやや難点。美味しいんだけどね。
- 電気ケトル2個用意してもらえたんですが、電源容量的には800Wとかいっちゃうのね。1つの一般的な電源タップだと1000~1500Wぐらいで、用意してたタップが越えると自動でOFFになるタイプだったので2個同時にやると落ちるという。いや、それで良いんですが。ということで電気ケトル用意する時は電源注意。
- 賞状の文面を方言にしようという遠藤先生提案はとても受けが良かった。宮城先生いなかったら翻訳できなかったけど。(私には無理ですってば!)
- 運営スタッフとして自由に動けるスタッフが少なすぎた。というか遠藤先生が全く気にしてなかったから個人的にお願いしてあったんですが、それがなかったら絶対に当日回らなかったというレベル。やっぱり研究室学生全員突っ込んでイベントやるのは危険(もしくは他研究室でも良いから余裕を持ったスタッフ構成にはする必要がある)。
- 記述式だったので様々な回答文ですが、アンケート結果的には圧倒的に「他流試合(年齢も専門も異なる人が同一グループとなってワークを行う)が良かった」という評価。専門知識は無いですが、高校生がいることにも意味があったようです。ファシリテートする側にも、高校生側にも。こういう「専門が異なる人が複数集まる場」というのは他では得難い環境だろうなと思います。
- 高校生向けには「デザイン」というよりは「観光」や「大学生(京大生)」「社会人」というキーワードで惹かれた人の方が多かったような印象。大学生/社会人はともかく、観光寄り過ぎたかという意味で次回はもう少し情報組み込んだ設定にしたいか。(来てた高校生皆凄かった=受験して欲しい子らだったし)