論文ではストーリーを語ろう

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修論/卒論の締切シーズンということでテンパってる人が多そうなので、Tipsでも書いてみようかと思ったら去年はこんなこと書いてたらしい。(お芋がおいしそうだ)。そこでも紹介してる「やればできる 卒業論文の書き方」はやっぱり秀逸。補足するなら「読者を楽しませるように、あなたのストーリーを魅せてくれ」という点。唐突にドラえもんが出て来て解決するなんてものは論文じゃないです。筋書きの無い論文なんて論じているとは呼べない。ストーリー・テラー(story teller)になろう。同じことを、

「伏線を回収する。回収できない伏線はそもそも書かない」
 いずれのたて糸に乗っていない“迷子”の話題は、論文の欠陥である。 結論に結びつかず無駄である。削ること。論文は彫刻。やったことの寄せ集めではダメ。

(「やればできる 卒業論文の書き方」から抜粋)

という風に述べている訳で、抜けている話ではないのだけど。どうも論文を書き慣れていない人はストーリーを度外視して書いているケースが多い気がします。少なくとも私が校正指導してる学生らの9割はそう。

と書きつつ、修論の締切は2/10(月)でもう10日ちょいしかない。今頃そんなこと気にしてたらマズいどころの騒ぎじゃないはずですが。(博士論文締切を1週間前に言われて英語版&日本語版を徹夜で仕上げたのは今でも泣ける思い出の一つだが)