修了生によるミニワークショップ(山内編)が終了

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数年前から「修了する学生」にワークショップを企画してもらっています。修了するタイミングじゃなくて半年に一度とかでも良さそうですが、輪読/勉強会とは違う意味合いでのイベントという意味で修了するタイミングにやってもらってます。具体的に伝えている趣旨は以下の通り。

[目標と補足]
・修論成果物のイントロor部分課題or全体像を体験してもらう。
・何かしら実際に手を動かしてもらう。
 *具体的なデータに対して何かしら処理する演習とか、
  何かしら研究の一側面を体験することがメイン。
・細かい内容はがっつり割愛し、イメージとして伝えるよう工夫。
 *例えば実験2の探索アルゴリズムでは「NNがどういうものか」を
  簡易説明だけで終わり、入力ファイルと出力ファイル、パラメータの説明だけで「学習」
  についての試行錯誤を体験させています。
  詳細は修論や参考文献読めば良いだけなので、おまじない/こういうもの、という説明でも良いです。
・必要に応じて成果物を参照できるようにする。
 *サーバにデータやプログラムを置くだけじゃなく、
  それらをどのように使うのかのドキュメントも用意しましょう。
  修論付録だけでドキュメントを完結する場合には「修論のありかを明示しつつ、付録参照」のように書いてもOK。
 *修論付録を用意できたら印刷(製本)前に一度確認させてください。
・「機械学習」など計算に時間がかかる部分では、
 ワークショップ中では小さなデータで試し、
 処理の過程を理解してもらった後で「3分クッキング方式」で「予め処理しておいた結果」を用意しておくとベター。
 数分レベルで終わるなら事前準備しておかなくても良いですね。

いくつか例示もしてはありますが、基本的には好きにやってくれて構わないというスタイル。それに対して今日山内くんが用意してくれたテーマが「そもそも研究って何だろう?」ということへのイントロ&ディスカッションから始まり、新規性や有効性を引き出すための手段といった一般的(汎用的)な研究スタイルについて具体例で示しながら話を進め、自身の研究に関連するトピックに紐付けていくという流れで用意してくれてました。少なくとも前半は私を含めてヘタに教員が喋るより印象深く残ったんじゃなかろうか。今回欠席した学生へは参加者が代理プレゼンする課題付き。なるほど。

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週ゼミでは来週から始まる情報処理学会全国大会への発表確認。慶留間くんはまだプレゼン資料が完成してないので週末or会期中にもう一度チェックだな。予稿としてはまとめてある&結果もあるので、話せる内容は十分あるという点では心配はしてませんが、それを整理して話すとなるとやっぱり手間がかかるよね。

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明日は宮城先生の最終講義ということで会場でのプロジェクタ投影チェック。会場にあるプロジェクタはランプ寿命で暗すぎるので学科持ち込みでどれが良さそうか比較してとか。懇親会会場の設営とか。あれこれ書くと手伝ってるように見えるけど、私以外の方がもっと動いてるんだよな。皆すごい張り切ってます。

会場設営が終わってからは○山まで行ってネクタイをゲット。スーツ関連は全て実家においてあるのを忘れてたので。あはは。