エンターテイメントを支援する

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週ゼミはもうちょいじっくり話したかったけどゲームAIな講演会入れてたこともあって手短に終わり。思ってた以上に泥臭い所もちゃんとやってて面白かったのだけど、明日の実験準備もあって終了後に懇談会やれないとか、ちょっとあちこち消化不良か。

明日企業説明会をするらしく、今日はついでに事例紹介をということで来られてたのですが、企業説明会では全く出て来ないであろう話が豊富で楽しかったです。(作成する方の)ゲームクラスタとか人工知能に興味ある学生あたりが来るかなと思ってたんですが予想以上に少なく。AIに興味あるって言ってた新入生もちらほらいたんだけど、ちょっと残念。ま、告知タイミング&方法にも問題あったのは確かだし、仕方ないか。

発表資料や関連リンクは一通りここにあるのでそこを見ると良いでしょう。ざっくりいうとタイトル通り「GAを使ってパズル問題自動生成してるよ」なんですが、人間にとって良質の問題を作るための泥臭い努力が随所に見られました。交叉/突然変異時の例外処理とか、難易度の妥当性を確認するために手筋を体系化してチェックしてるだけじゃなく、実際に人間に解いてもらってどのぐらいスコアが適切かとか。GAでパズル作るというだけなら似た話はいくらでもあります。例えば昔の実験3/4で「GAで数独問題作成する」とかやってる学生もいました。ただここまで本気で取り組んでる例は少ないんじゃないかな。

一方で、「作成する人の支援」とか「解く人への支援」はそこまであまり手を入れてはいないっぽい(やってはいるけど、ぐらい)。勝手な個人的な考えですが、エンターテイメントは「どう人間を楽しませるか(e.g., どうやったら手筋に気付くか、どうやったら教えすぎずに済むか、どうやれば共に向上していけるか)」が一番面白い部分だろうと思ってます。ちなみにここで言うエンターテイメントは広義で使ってて、スポーツでもゲームでも読書でも勉強でも、楽しんでやろうとする物事全てを想定してます。いつかはAIが勝つならAIに楽しませてもらえば良いじゃない(言い過ぎ?)。