Azureを使ったIoTハンズオンセミナー
「IoT 初めの一歩~まずは試してみよう ‼ モノの接続からデータ分析まで」なるイベントに参加してきました。ieな人ならWindows OSのインストールからやる必要がありますが、学科でサイトライセンスあるからうちの学生なら(MicroUSBケーブルとか物理的なものを除けば)一通り無料で揃いますね。環境構築上の注意点はこの間書いた通り。ここでは参加して良くも悪くも気になった点を列挙してみます。
ちなみに、今回の資料に限らずIoT普及の一貫として、関連情報を一通りブログとかで公開してるとのこと。
ワークショップに限らず何か一緒にやれることあればいつでも声かけてくれ状態らしい。
<良かった点>
- 1ヶ月限定(かな?)だけど、Azureはお試し無料で触れます。これは今回のワークショップに参加しなくても良いので独立した話ですが。
- クラウドAzureで、ストリーミングデータ(今回はここがIoT)を投げつつ、そのデータを対象とした分析(グラフ化)、機械学習をする流れが掴めた。
- IoTなストリーミングデータの管理を丸投げして問題無さげ。例えばキューに溜まってても7日間はそこにデータ貯めておけるのでロストすることが無い(ように設定できる)とか、DB周りの管理コストを一任できるという点ではメリット大きそう。(やれば分かるけど、データを24時間365日管理し続けるってそれなりにコストかかるのよ)。データ周りを丸投げできる分処理に注力できるというのも大きなメリット。
- (私はどちらかというと邪魔に感じるけど)GUIらゔな人は、ブラウザでドラッグしてポチポチするだけでデータを処理できるというのは嬉しそう。
- ボード(GR-PEACH+温度・加速度センサー付きドーターボード)貰えました(何)
<悪かった点>
- マイコンにありがちだと思いますが、ボード認識自体に手こずる。OSレベルでは認識してるのにVisual Studioから認識できないってなんだよおい、という。数十回トライしなおしましたが結局開発環境からは見れず、今回はシミュレータだけでのトライになりました。ちなみにFusionで仮想OSだからという訳でもなく、WindowsPCでもそうなってる人はいました。ビルドすらできないってのは開発環境としては致命的すぎるような。(これならVisual Studio使わずに別ライブラリで開発した方が良さそう。この場合、Azureとの連携に苦しむことになるのだろうけど)
- Azureに丸投げするために避けられないのだけど、初めてやる時には1,2回どころじゃ済まない回数の「登録作業」が必須。もう少しお手軽にならないものか。回数はともかくとして「さっき登録したアレに接続」したい時の「アレ」を手軽に紐付けして欲しいのだけど、手入力求められるケースが少なくない。
- お試しでIoTなストリーミングデータをあれこれする、というだけなら別のフレームワーク使った方が早そう。サービス登録とか面倒なだけだし。多分、これを学生実験としてやると本題になかなか入れない&何と何がどう繋がってるか把握しきれずに「で?」で終わりそう。
- 複数サービスをあれこれ組み合わせてるので仕方ないのだろうけど、やりたいことがどのファイルに書かれているかを覚えるのが大変そう。設定ファイルうまくまとめられたら良さそうなんだけど。
- クラウド特有の問題というよりUIが熟れてないというのが影響していそうだけど「何故かうまくいかない->変更してないけど何度かトライすると上手くいった」というケースが随所に出てくる。これは開発に集中しづらい。
- (これは会場のネット環境の問題である可能性が高いけど)Azure操作する度に固まりまくり。ブラウザ起動し直して接続すると良いとかなにそれ。