IPSJ78, day3

Share on:

情報処理学会全国大会も最終日になりました。午前は阿波連さん発表のある学生セッション[6X]対話へ。午後は特別イベントの教育と学習におけるICTの活用の新時代と、去年から始まった取り組みIPSJ-ONEに参加しました。JPSJ-ONEは去年は満席どころか立ち見もできないぐらいだったんですが、今年はギリギリ到着でもメイン会場で見れました。最初からオンライン視聴しようとか、後でアーカイブ公開されるのを想定してたのかしら。


対話セッションでは優秀賞を貰えてた情動の可視化が自身と周囲へ与える影響が面白かった。問題設定としては「一人で完結するタスク(折り紙)を複数人でやってる状況下で、タスクの良し悪し・会話状況等で感じる快不快を外部に明確に提示することで、自身や周囲にどういう影響をおよぼすか」というもの。快が提示されてると周りもそれ見て楽しい->作業効率アップに繋がるとか。ただ、快のときは見るが、不快の時は見ないようにするとか「提示そのものを心理状態に応じてどう見るか」が変化するものなので、必ずしも提示=良し悪しとは判断しがたいところもあるとか。


企画イベントの教育と学習におけるICTの活用の新時代では、主に義務教育の話っぽいですが、幼児や大学も話題としては入ってました。大きな主張としては、日本の教育におけるICT活用度合いの低いこと、教育者中心で知識伝達主体のため(教員により)求められる教材には様々な制約があること、授業全体を制御しようとするため不必要な機能を徹底的に排除しがちといった欠点が未だに続いているというもの。それに対し教育におけるICT活用が進んでる諸外国では、学習者中心で家庭から学校に自由にデバイス持ち込んでもらう(=OSもデバイスも多種多様混在)し、学校からもICT活用前提の宿題を持ち帰ってもらう。そもそも生徒・親と学校とのコミュニケーションを保証するという考え方が前提としてあるので、何かを排除するという思考をしない。ICT利用で(e.g., SNSでのいじめ)トラブルが起きたらそれは家庭の問題という切り分け。他にも教科書のスタンスの違い(米国は読めば分かる(独習できる)が、日本は先生による問いかけ等の関与で完結する)。海外における学校の役割は、一人ではできないこと(コミュニケーション前提)に取り組む場であって、知識習得は個々人でやる(躓く生徒に対しては徹底的にフォローする)。教員研修の違い(日本の研修は授業同様偉い先生の話を聞くだけになりがちなのに対し、海外では録画を見せて話し合ったり、サロン等のコミュニケーションする場が用意されてて「一人で考える」ではなく「客観的に互いに評価、コメントしあう」)。いろんな側面が関与してるなという話が盛り沢山でした。一言でまとめると、日本はクローズドな環境にしがちで、海外はオープン前提で取り組んでるといったところかしら。

こういったあまりにも考え方の違い、教育現場での取り組みの遅さが未だに残っている中でどういうストラテジーが必要か。というのが一つの主題です。パネル討論での一つの解は、上意下達ではなく「ほら、こんな良い授業があるよ、こういうのを提供したいよね?」という形で下から広げていく活動ではないか、まとめになってました。

IMG_1276 IMG_1279 IMG_1280

IPSJ-ONEは5分でここまで面白くまとめたストーリーを語れるってやっぱりすごい。多分、後で期間限定アーカイブ公開されると思うので、見逃した人は後で見てみよう。


<メモ>



[ 学生セッション[6X] 対話 ]

IMG_1257

阿波連さんは珍しく緊張してたようですが、コメントもらえて良かった。学生奨励賞は作業中の快/不快を可視化提示することで、自身と他者(複数人が同一作業をしている)に対しどういう影響を与えるかという発表と、模倣が親しみやすさに繋がるならそれを対話エージェントに組み込んだら良いはずだが、定量的な評価がなされてないので、やってみたという発表。前者はしっかりした問題設定&実験だったし、後者は(実際にやった内容は?な部分もあるけど)紐付け方が面白かった。

学生セッション[6X] 対話 座長 前田 篤彦(NTT未来研)

6X-01情動の可視化が自身と周囲へ与える影響 〜主観と生理指標による検証〜[奨励賞]

目に見えない「感情」や「情動」の可視化は、人々(自身と周囲)にどのような影響をあたえるのか?
 従来:可視化(提示)のみで影響評価なし
予備実験
 脈拍で情動推定:快不快ならある程度可能
評価実験
 折り紙+グループ作業、可視化提示に伴う主観評価の差異確認

会場Q: バイオフィードバックをしたことがあり、
 作業効率が10~15%程度あがるという話があった。
 集中した時だけ見て、効率悪い時は見ないという傾向も。
 そこの影響は?場の制御は?

会場Q: 快不快時の色はどう決めた?色以外のフィードバック方法は検討した?
 ->殆どの論文で不快=青。

会場Q: 一人で完結する折り紙作業ではなく、コミュニケーションが必要な作業などの検討?

会場Q: 快不快の閾値は絶対的な値があるのか?
 ->個人差大きい。普段の状況との相対値で検討。

Q: 快不快の敷値は大凡同一?
Q: 意図的に異なる可視化をするとどうなる?

6X-02面接技能向上のための自己PR支援システム

面接を一人で練習するのは難しい->支援システム
 見本との比較による評価

会場Q: よく言われる「大きな声で笑顔」という点が含まれてるのは良い。
 多くの面接では相手が複数人いるので、視点を移しながらということをどう含めたら良いか。

会場Q: 身振り手振りは?

Q: 個性の影響は?
Q: フィードバックは数値のみ?

6X-03雑談における手がかり情報の差異が印象形成に及ばす影響分析

会場Q: 有意差がないからOKというのは何?
 有意差がないから差がないということは言えない。
 差が無いようにしたいなら、相対化したりするとか。

会場Q: 視覚情報の有無で印象がどう変わるかという研究だが、
 変わるだろうけども、大きい狙いは何?
 視覚が得られない時にどういうことに気をつけたら良いかということをアピールする?
 *メールだけではうまく伝わらないとか。

6X-04感情推定と知識獲得機能を有する対話システムの構築

対話ロボットのほうが満足度が高いという事例もある
 音声処理及び自然言語処理による感情推定

文脈を考慮した発話タイプ選択及び応答文生成
 オンラインゲーム感情音声コーパス[8]
 感情推定
  極性辞書[10-12] + Google N-gram 共起

会場Q: 感情推定で音声処理単体ではうまくいかなく、言語処理と組み合わせると良かったのは何故?

会場Q: 知識獲得して、その人に合わせて話すときのデータの扱い?

Q: word2vecでcos類似度小さいものを選択する理由は?

6X-05会話の選択的聴取を支援する音声チャットシステム

パーティなど多数が参加する場では様々な話題が平行して進む
 人は興味のある話題を聞き分け、興味のある話題に参加
  それを支援するシステム
   e.g., 会議型コミュニケーション、場共有型コミュニケーション
    会話空間、強調空間
人の近さ+興味の近さで強調(音量に反映)

Q: 興味を入力?(パーティなどの場では聞いてから判断しない?)
Q: 数人を超えると破綻しない?

6X-06会話のタイミングを検討するためのトランスクリプトの自動生成法の検討


会話分析支援:間、ジェスチャ、トランスクリプト、、
 自動抽出+時系列可視化

会場Q: 間がわかると便利だと思うが、
 間のバリエーションはどう考慮するのか?

会場Q: 無声シーンでも結構でてるように見える。個人差も大きい?

6X-07カメレオン効果を利用したユーザが話しやすいエージェントの検討[奨励賞]

円滑なコミュニケーション
 聴くスキル:表情や仕草の模倣->カメレオン効果
  模倣の効果:模倣者に良い印象、人とエージェント間でも有効
   どういった模倣が定量的にどう効果を生むかの分析は不十分
制御パラメータ
 生起確率、誇張・縮約、遅延
 模倣エージェント

会場Q: 遅延の4秒について長く感じる。
 実際の感覚的には3秒ぐらいが良さそうだが、どうか。
 うなずきタイミングを2秒でも評価高いのも興味深い。対話を邪魔にしそう。

会場Q: 模倣されたことに気づくと評価が下がるというのは、カメレオン効果の逆?

Q: 絵本の内容話すというのは「対話」ではないような。
Q: エージェントがフィジカルかバーチャルかでのカメレオン効果の際は?

6X-08音声駆動型身体的引き込みチェアシステムを用いた動画視聴における関心度向上への効果

音声に応じて椅子が前後に動作: InterChair
 一体感向上、盛り上がり支援
  関心の薄い内容でもコミュニケーション支援?

会場Q: 面白いシステムだが、コストが気になる。他で代替できないのか。

Q: 目的としてるシーンは?例えば学習効果上がるの?(上がりそうな気はする)

6X-09POMDPを用いたマルチモーダル対話への取り組み

ロボットの身体性を利用したインタラクションの実現

会場Q: 状態遷移確率を設定している表はどう設定したのか?
 A: 今夏のシナリオと先行研究を参考に調整。

会場Q: 人間のようにリアクションを豊かにしていくことを想定すると、
 どう管理・評価したら良いか。

Q: 状態が増えていくとPOMDPで対応できる?


教育と学習におけるICTの活用の新時代

IMG_1258

使うことが目的化されてたり、諸外国で既に知見が得られてる利用法についての情報共有もなされてなかったり。
教育と学習におけるICT活用はどうあるべきか。

講演(1) 教育情報化「教具論」からの脱却〜学習者中心の情報化とは何か〜

IMG_1259 IMG_1260 IMG_1261 IMG_1262

デジタルシフトと学習館
 デジタルシフト:メディアが統合、情報量はかつての数十倍
  学習観のシフト
   学習教材の品質が問われる時代

教育情報化失われた20年課題
 学校会で宿題のためにインターネットを使う頻度:群を抜いて日本は低い
  日本は一斉授業・知識獲得中心、特定単元での限定的利用、教員の高負担感、学校生活からの徹底したICT排除
  教員主導型(学習者の主体性・構成能力の剥奪)
   先生の言うとおりにシステムを作ると、授業では使えないというパラドックス

学習者中心のIT化(ICT文具論)
 知識生産中心、構成主義(生活と学習文脈との統合)
 知識・学習材の偏在が前提
 学習者の主体性・自己調整能力の重視
  自己調整能力:自分の学習がどれだけうまくいってるのか、進んでるのかを確認しながら進める
 持続的ICTスキル養成と学習活動の高度化
 e.g., レポートを互いに評価しながら作成する、自習スペースに持ち込んでレポートをまとめる、、
  文具論:学習者側が組み立てられるようにする
   なんでも良いから家にあるデバイス(PC・スマートフォン、、)を持ってきて利用すること前提
   家から情報を持ち込む+学校から情報を持ち帰る:クラウド環境(仲立ち)の重要さ
    マルチデバイス・コミュニケーション・クラウド

知識提供->良質の教育的経験をどう提供するか

講演(2) 海外におけるICT活用 〜 日本との比較を通して 〜

IMG_1263 IMG_1264 IMG_1265 IMG_1266 IMG_1267 IMG_1268

日本が取り残されている事例
 教員研修、福祉、授業、教材は本物を使う、デジタル教材作成

教員研修
 様々な研修
  韓国の例:top30~40人を諸外国の実例を実際に見せる。
  いわゆる「研修を受ける」ではなく、コミュニケーションを取る。
  教務室はサロンのよう:教科を超えたディスカッションをする場(コミュニケーションする場)。なんでも言える環境。
  お互いのビデオを見せ合い、ディスカッション。

福祉
 障害を持つ生徒には一人一人指導員がつく

プログラミングの授業例
 「これをやりなさい」ではなく「(受講生ら自身が)どういうゲームを作ろうか」話し合いから始まる

学校という場の概念の違い
 座学は家でもできる
 効率よく学習する->つまづいたところは徹底してフォロー
 学校はコミュニケーションする場

ラーニングという概念の捉え方の違い
 学習者中心へ
  生徒たちが作った作品を上げていく

教材
 クイーンズランドの例
  全国のトップ教員50人集めてクリエイターをつける->デジタル教材作成
   *外国では教材が溢れている現状。(どれを選べば良いか迷う)
    日本は選択肢が少ない。

講演(3) 電子書籍規格EPUBによるデジタル教科書制作の未来

IMG_1269 IMG_1270

デジタル教科書電子書籍
 日本の歴史
  2002, 指導者用プレゼンテーションツールとして生まれた
  2011, 学習者要デジタル教科書(ビジョン提示) *一斉授業を念頭
 教科書の違い
  日本:薄い。買い取り。検定あり。問いかけることで完結(読むだけではわからない)。
   教育側は固定レイアウト希望。
  アメリカ:厚い。貸与。検定なしだが州ごとに採用されるために幅広い内容に。読めば分かる。
   レイアウトに無関心。そもそもはアクセシビリティから出発(読み上げ機能等)。リフローが前提。

ePub -> SVG
 OS機能等との連携も容易
 リフローでなくてもアクセシビリティ向上は可能
  リフローにすると空間的な把握が使えなくなるデメリットも
 思考振り替えに使える可能性

パネル討論 教育と学習におけるICTの活用の新時代

IMG_1271 IMG_1272

学習者中心に至るにはどうしたら良いか

日本はこれだけ遅れている
 教員・生徒の中にもまだまだ使いこなせない人は少なくない
  BYODのアプローチ
   いきなり機材配るとかではなく、まず自由に使ってもらう。
   廊下でWi−Fiつなげるとか。段階に応じてフォロー。
   常に触れてることができる環境があると、生徒間なりでフォローが発生。

教員中心になってる中で努力できる学習者中心のデジタル教科書
 ICT=試行錯誤ができる場、いろんなことができるツール

Q: 「かゆいところに手が届く教材=良い教材」か?
A: 子供に調べ学習させると検索結果上位をコピペして提出するのがよくある風景。
 何故かというと、教科書に全て正解が書いてあるという前提がある。
 正しいかどうかを調べる動機がない。

Q: 電子辞書はかゆいところに手が届いてる気がするが、あれは駄目か?
A: ネットに繋いでる前提で考え、鵜呑みにしないという思考を身につけることは大切。
 至れり尽くせりの教科書は日本ぐらいでは?

Q: 韓国はどんな感じ?
A: 日本に似ているところがあるが、違いとしてはデジタル教科書は重要ではない。
 歴史的にデジタル教科書の前にデジタル教材が先に生まれ、大量にある状況。マーケットとしてあり、競争がある。
 日本はそういう教材がない。マーケットがないので教材入れてくれないと使えない。
  教科書買ったら教材がついてくる=教材についての競争が生まれない。

C: デジタル教科書・教材普及より前の時代には、
 ネットに接続できて当たり前という風潮が既にできていた。
C: シンガポールでは専門に学ぶ教科はないが、ICT教育が進んでいる。
C: デジタル教科書か紙の教科書かは、鉛筆使うかペン使うかとかのレベルでは。
 どちらにも良し悪しある。ただし使えないと話にならない。
C: 台湾は、一般の収入は低いため高いデジタル教科書はまだ試行段階。
 デジタル教科書のメリットはまだ活用されてない。

Q: 韓国と日本の違いは、Wi-Fi・デジタルデバイスがある前提で宿題を出す。
 CD-ROM渡すとかケースバイケースはあるが、使うこと前提。
 日本は「家でネットで宿題させる」というのが少ない。
A: 理科の例で言うと、ネットで調べて模範的な回答を持ってくる。理解もせずに。議論にならない。

Q: 日本はマスコミの影響もありTwitter/SNSとかにマイナス印象がある。反対派が多いのでは。
A: 授業を統制するための手段として考えると、余計なものを持ってほしくないという判断がでてくる。
 メールすら使えないという状況。
Q: 海外では?
A: 北欧では、小1に入学同時にメールアドレス配給。子供・親とは全部メールでやり取り。
 コミュニケーションが保証されている。
 統制すべきかの議論はあるが、コミュニケーション保証がまずある。
Q: 事件とかはないのか?
A: ある。学校としてパブリックにコミュニケーションを保証するのは当然。
 事件については家庭の問題だという解釈。

Q: 教員の教育について。情報課程がばらばら。
A: ICTを使えるのが前提で研修する必要がある。
A: いじめについては、ネット上だとログが取れる。子供はそれを理解してやらない。
 メールアドレスは幼稚園から貰える国が多い。
A: 学校の教育現場がリスクを取らなさ過ぎるという問題もありそう。

Q: 初年次授業の問題
A: 大学初年時は、構造的な文書をかけないというのが共通した課題。
 25ページ以上の「おはなし作り」。レポートとは異なるが構造を捉える勉強。
A: 外国ではWordの使い方とかやらない。目的に合わせて使わせて、分からなかったら対応するぐらい。
 小学校の時点でWord, Excel, PowerPointはもう使える。細部まで使えるかどうかはともかく。
A: 日本は小学校で何を教えるべきかが抜けている。
A: 手書きが先にあるべき、ICTは後というのは日本だと分かる。
 フィンランドでは無理に手書きやらせると「早生まれ、遅生まれ」での差が大きく、トラウマがあるという考え方。
A: 外国ではできない子へのフォローが十分ある。

Q: 最近の学生の傾向として、スマートフォンはあるが家にPCがない。
 情報生産性スキルを学校でも家でも使わず、消費するツールでしかない状況が増えてるのでは?
A: 学校でクリエイティブな活動をする場が縮小傾向。問題。

Q: 日本ではスキルとミッションを分ける傾向が強すぎないか。
 全教科でICTを組み込むべきだと思う。

Q: 学力低下問題への議論は?
A: 学力観が古い学力観。学力自体の捉え方自体が時代ごとに変化している。
A: 教科書が薄い問題。幅広く学べるもの。自由に。

Q: 総合的学習の時間。
 あちこちから批判され減らされてるが、総括されているか?
A: 教員毎の差が大きい。
 21世紀スキルが課題だと言われてる中で、うまく活用する必要性が高まっている。
 諸外国では、普通の授業で扱えないような、教科横断型の課題を扱うことが多い。

Q: 日本ではそもそも学習とはいかなることを呼ぶのか。
 何のために学校での学習があるのか。
 日本では統制が重要である?身体を統制する処からはじまる。
 生産的に使うとか、そういうことを教育現場に広めるにはどういうストラテジーが必要か。
A: 学生の側に何を任せるのか。
 統制型の授業は全て先生に任せる。
 21世紀型ではリフレクトが避けられないため、統制型には限界が。
Q: どう変化させる?
A: アクティビティに組み込むのが一つ。
A: 教員評価の問題。
 日本は管理職がやるが、そういう国は少ない。
 海外では大勢関わって公平な評価(相互評価)をする。
 日本に必要なのは、校長先生のリーダーシップをつけること、教員評価を明らかにすること。

Q: デジタル教科書って端末にインストールして動くとか、クラウドで利用するとか?
 小学校で使っているタブレットはクラウド禁止。
 Googleにもアクセス出来ない。禁止事項が多い。
 こういう現状で、理想論ばかり言われても進まないのでは。
 そいういところでもできる具体的な話をして欲しい。
Q: 子どもたちが自分たちで考えないといけないという時代。
 先生自身の変化が必要。ただどうしたらうまく変化するか。
A: 学校ががんじがらめだというのは分かる。
 皆でそれを強化してるという方向を逆方向に回転する必要がある。
 最近は学習者中心という話に耳を傾けてる人が増えてきた。
A: 実際に海外の授業を見ると一発で違いが分かる。
A: 実は「興味があって好きな子」に対しては教師や教え方はあまり関係がないという現実。
 文科省が言ったら教員がやるというものでもない。
 「こういう教育って良いよね?」というのを広報して下か持ち上げていくのが必要では。