たかだか数千円で良質の本をゲットできるなら使うに越したことはない

Share on:

「本=良い」という訳ではなく、どんなメディアにもコンテンツの良し悪しがあります。授業で教科書や参考書として推してるものの多くは「その分野の文献を多数読んだ上でセレクト」したものなので、それなりに良書である可能性が高いです。ただし万人向けというとそうでもなくて、想定してる初学者〜中級者、これまでに学んでいるであろう背景知識、触れさせたい内容、リファレンスの有無等、いろんな事項が関わってくるので「誰にでも向いているとは限らない」のも実情です。

じゃ、どうしたら良いかというと「その先生や先輩に相談する」だったり、図書館・書店で該当キーワードで引っかかる書籍を総当りで眺めて探すとか。とにかく「初めてその分野を学ぶ」のであれば、本として整理(体系化)されたものが有力候補でしょう。チュートリアル的なものも導入としては良いかもしれません。いずれにせよ、Web上に散らばってる情報源を自身でつまみ食いするにはそれなりの能力や時間といったコストが必要で、そこを数千円で代替できるなら買ったほうが早いよね、と。

もちろん指定教科書が不適切である可能性もあるので、その場合には何らかの形で教員・学科・大学なり何らかの手段で指摘して欲しいです。それが互いのためだし。そういう別要因があって「教科書を買わない」という対応ならわかりますが、単に「高いから買わない」ぐらいの理由だと、「たかだか数千円をケチるためにそれ以上の労力を支払う羽目になってない?」と突っ込みたくなります。