複数人でやるゼミの意義

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ゼミと呼んでますが、大学公式には「セミナー」が正しいのかな。少なくとも授業登録状は「セミナー」で、慣習的にゼミと呼んでることが多いです。wikipediaにでもそんなこと書いてますね。

ゼミは同じ名称で実施されてる割には良くも悪くも研究室毎の差が大きくて、相性の問題はどうしてもあると思います。属人性高いことが必ずしも悪いわけじゃないですが、その一方で「最低限共通するコアについては統一すべきじゃ?」という意見に頷ける部分もあるし。その一環でもありますが、遠藤研・山田研・當間研・赤嶺研の4研究室では「複雑研合同ゼミ」という名目で関連知識についての輪読をやることが多いです。他に聞いたことがある事例だと「研究活動とは別に、サーベイ論文書かせる(添削指導もする)」みたいなことは聞いたことがあるかな。個人的には修士共通の必修科目としてサーベイ論文書かせたらとは思ってます。

上記は「卒業研究上の基礎的な部分(コア)」やそれに近い部分に関する指導の話ですが、これとは別に「卒業研究そのものとしての進捗報告に基づく指導」をやってて、それをNAL研では「週ゼミ」や「個別ゼミ」と呼んでます。

週ゼミは基本的に全員が集まった中で進捗報告してもらってますが、例年だと私がコメントするだけで終わってしまうことが多く、あまりにも勿体無いし皆でやる意味が薄すぎるなということで、今年は直接他の学生に当てたり(今の話聞いてどう思う?)、皆に何か気づく点を挙げさせたり、といったことを積極的にやるようにしてみてます。今の所、少しずつですが「他の人の発表を聞くようになったり、理解しようと努めてるようになる」雰囲気は出てきてるかな。どんな話がどこで繋がるかわからないし、一人で読める論文や情報源には限界があるのでそれらを効率よく共有しようというのも「複数人でやる意義」。ということで自分の進捗報告終わったらそれで終了ではなく、他の人の討論もちゃんと参加しようということであれこれやってみてます。

Googleドライブの共有ドキュメントでコメント書きまくるのもそうですが、どうしてもやっぱりホワイトボードは必要だな。これがないとその場で出てきた意見をサラッと書いて俯瞰するとかし辛いし。

ま、互いに実りある時間にすべく、少しずつ良くしていきましょう〜。