情報処理学会 第81回全国大会 day1

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今日から3日間福岡大学で情報処理学会全国大会。寒い時期の本土は、場所によっては暖房効き過ぎや室内外での寒暖差で気持ち悪くなることあるのがネックだな。

学会発表に限らないけど、外部で自分の機器持ち込む場合には要接続チェック。自分の番になってからうまくいかずにオロオロしてる人多かったな。

1日目はラーニングアナリティクスラーニングアナリティクスの2セッションに参加。どちらも教育に絡めた何かしらのデータ分析をしてる研究。身体や脳活動の計測、誰と誰が向き合ってるか、どのぐらい発話してるかといった様々なセンサ情報を組み合わせてログ分析し、より効果的な学びや反省に活用するとか。そういう話。

個人的に面白かったのは以下の2件。

[ 1ZF-02 プログラミング思考過程に基づくプログラミング時の行動分析と傾向 ]
 ジグソー・コードというタスクがあるらしい。設問と共に「行順番がランダムに入れ替えた正解コード」を用意して、入れ替えだけで正解コードに辿り着くタスク。この際の操作順番や回数、時間等を記録しておき、分析することで「プログラミング思考過程」をしたいということらしい。
 個人的には思考過程とは別のパズル要素が入ってる点と、このパズルを解けることとプログラミングスキルとの間にどのぐらい相関あるのか(高そうだけど)と、抜け落ちてる部分がどこか、が気になるかな。逆に言えば一部の過程は見れているはずで、そういう問題に落とし込んでる点は面白い。

[ 2H-02 プログラミング授業のための可視化システムと初学者の学習分析 ]
 paiza/progateみたいに「サーバ実行環境」用意することで、「どういう風にコードを編集していったか、実行しようとしたか、エラーを出したか」を可視化しやすくするしたという話。授業中はダッシュボード的に全員のログ解析してるので、同じエラーが重複しまくってたら「あ、補足し忘れてた」と教員が気づきやすいとか。用意した課題のどの辺りまで進んでるか俯瞰しやすいとか。
 自動採点はユニットテスト/Jenkins的にやればとも思うのだけど、微妙な違いは吸収したいらしく、クラスタリングベースでやってみてるらしい。