テストで測れる達成目標は良くも悪くも一側面

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予定してたタスクを消化せずにほぼずっとUstream観戦な一日になってしまった。まぁ、今日でやる必要がある訳じゃなかったから問題は無いんですが、文具店チェックの方は週末にはやっとこう。

まだ関連データ整理等で動いてる人もいるようですが、プロジェクトデザイン最終発表会関係者各位、お疲れさまでした。最終仕上げのために今週はかなり時間をかけたかと思いますので、まずはゆっくり休んでください。休んだ後で構わないので、できれば記憶が新しいうちに今回のプロジェクトを通して体験したこと、感じたこと、気づいたことを目に見える形で残そう。文章でも良いし、列挙して見るも良し、何らかの形で目に見える形で残すことで参照しやすくなり、次に繋げやすくなります。私がイベントレポート書いてるのもその一環です。

何を書いたら分からないという人もいるかもしれない。そういう人は、シラバスを参考にどのぐらい自分が達成できたかを自己判断してみるのも良いでしょう。例えばプロジェクト・デザイン1では、次のような記述があります。

(授業内容と方法より抜粋)
2)地域の産業と文化への理解と調査,3)地域活性化策の検討・立案・報告を行わせる.具体的なテーマの設定や方法論,まとめ方についてはプロジェクト班ごとにデザインさせる.

(達成目標より抜粋)
大まかに設定された環境のもとで自ら積極的に考え行動し([A-1]積極性[C-3]チームワーク力),文章作成と成果を発表する力([C-2]コミュニケーション能力)を身につけさせるとともに,柔軟な発想力とデザイン能力を養成し([E-2]柔軟性),取り巻く社会の状況を理解させるとともに学習成果を社会に還元する力をつけさせる([B-2]社会性)

いろんな項目が列挙されていますが、項目毎に自分がどう行動できたかを思いつくだけ列挙してみて、自己採点した上でその理由を考えてみよう。主観的でも良いと思いますが、客観的に見たいというなら同じグループのメンバ同士で互いにやってみるのも一つの手段かと思います。

上記とは別に、つまり学科で掲げている学習教育目標とは無関係に、独立して自分が目指している目標があるなら、それを基準にして検討してみても良いでしょう。どんな方法でも良いのでまずは評価してみること。そしてその次に、どうしたら改善できるかを考えよう。それを繰り返すこと、積み重ねることが一つの成長に繋がります。

この積み重ねるということはこの記事でも書いてますが、これを繰り返しやすくすることで一歩ずつ進んでいる度合いを測りやすくなるし、参照しやすくなる分再利用もしやすくなります。再利用しやすくなるということは、第三者が継続してくれる(前進させてくれる)可能性が高くなるということです。例えば先の達成目標では「学習成果を社会に還元する力をつけさせる([B-2]社会性)」という記述がありますが、どうやれば「学習成果を社会に還元する」ことに繋がるのだろう? その一つの方法は、自分たちのテーマについて調べたことを整理し、参考文献を明示することです。明示されてると、例えば同じテーマについて取り組もうとする人が現れた時に、参考文献を探すというコストを大幅に削減することができます。

特に類似事例の調査の分量が多かったであろうと思われる1年次のテーマ「沖縄の振興」について、Web上に掲載された情報を参照する限りでは参考文献を明示しているグループが少ないのですが、次回からはできるだけ参照した文献は示そう。それが信頼度の向上にもつながるし、新規性を突き詰めることにも繋がります。

これはあくまでも一つの例です。他にもいろんな考え方や観点があるでしょう。そういうことを自分なりに一歩ずつ考えながら進んでみよう。それが自分らしさを創り上げていくことに繋がります。