「うない研究者支援センター」主催のスキルアップセミナーに参加
写真はゼミ後のお茶会でのケーキ。ベーカリーキャッスルの紅芋モンブラン(?)っぽいタルトでした。うまうま。
午前中は中間予稿読みで、和田研6人+吉田研2人へのコメントを終了。毎日6名前後ぐらいずつコメントして行けば来週中には終わるはず。といいつつここ最近休めてなかったので来週月曜から水曜まで休みを取っちゃいましたが。でも読みはするはず。というか休むのがヘタな方なのでちゃんと休まんとなー。そろそろ旅行にでも行きたい。
午後は「うない研究者支援センター」が主催するスキルアップセミナー「英語論文の書き方セミナー」に参加してきました。「うない研究者支援センター」は職員公募情報を見る限りでは「女性研究者の在職比率を上げるために、男女共同参画室に新規に設置」したセンターらしい。アンケートで「セミナーして欲しいもの」を尋ねていたのですが、何か予算が通って設置しているセンターらしいので、今ならリクエストしたら適う可能性高いかも。
対象が研究者&院生。試しに卒研生も可能か確認してみたんですが「最終的に空きがあればOK」とはなったものの、昨日の時点で席が埋まったとの連絡が届きました。ということで私を含めてNAL研院生が参加。一人は集中的にクイズを振られたのがある意味印象的。
内容は比較的一般的なものだとは思います。それだけにどういう点に意識してコメントするかという点で、参加して良かったです。講師曰く、「最も重要なのはOrganizationでそこについて編集手伝いをしたいのが本音だが、Nativeでは絶対にやらないケアレスミスが目についてそこに辿り着くまででお互い時間を浪費してしまう。有意義に時間を使うためにも最低限の過ちはしないようにしよう」という主張で、あれこれ話されてました。例えば以下のようなもの。一言要約するなら「Position has meaning.」です。試しに「ある論文でのケアレスミス」を数えてみたら、6〜7項目ぐらいでチェックした総数が650件だったらしい。そりゃ「まだ本題に入ってないのに、こんなことに時間費やしていたくない」よね。
- 最優先項目はOrganization。そもそも全体の構成(特にTitle, Thesis Statement, Conclusion)の整合性が取れてないと読めない。論文はparagraphの塊。paragraphはsentenceの塊。それぞれ大切な情報を前方に書こう。Position has meaning.
- 次に重要なのはStyle & Formatting。基本的には「指示通りにやる」だけなのでコスト自体は少ないが、そこのやり取りから相手にお願いすると互いに時間を浪費する事になる。一般的な掲載する雑誌毎の指定があるはずなのでそれに従おう。ただし、指定の有無とは無関係にEditor側でどのぐらい編集するかは雑誌毎に大きな差がある。論文毎の差異が大きい雑誌はそこへのコストをかけないというスタイルだが、逆に言えば全責任を著者が追う必要があるので注意。
- Grammarはどちらかというと優先度は低い。100%正しいGrammerで書けてても「何を言ってるのか分からない = English is poor.」となる文章は、positioning and/or identification に問題がある。statement間にリンクを張り、重要語は見やすくpositioningしよう。
ちなみに「Nativeでは絶対にやらないケアレスミス」についてのクイズが8問用意されてたのですが、スペース区切りについてそこまで気にしてるんだというのは意外でした。
明日はAO合格者が来学予定〜。