(不定期コラム) 読みやすそうなものから手をつけてみる

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2013年度入学生も大学生活に慣れ、少しずつ時間に余裕が出始めて来る時期に差し掛かりました。1年次後期は情報工学科カリキュラム的には最も時間にゆとりのある時期でもあります。講義関連への課外時間(自習時間)を増やしてより理解を深めるのも良いし、折角の機会なのでこれまでにやったことのない新しいことにトライするのも良いでしょう。年次指導教員としては「成績を良好に保ちつつ」とか言いますが、成績以上に大切な何かを見つけたのならそれを優先して突き進んで欲しいし、夢の実現をサポートできる環境を用意したいというのが個人的なアドバイスです。矛盾したことを言う事もあるかと思いますが、それをどう受け止め、どう選択するか(必ずしも 0 or 1 じゃない)は皆さん次第です。

ということで何かしらこの時期を計画的に時間を使って欲しいという思いを含めて個人面談中ですが、全員に向けた共通アドバイスを不定期コラムとして取り上げていきたいと思います。暫くは面談時にも伝えている「何かしらの専門分野に関する読み物の紹介」になる予定です。


久しぶりの不定期コラム(15回目らしい)は、情報工学科らしく(?)「情報処理学会」から毎月発行されている学会誌から、無料で読める巻頭コラムの紹介。

リンク先を眺めてもらえれば分かるように「ぱっと見」では学術らしくもなく、情報工学に無関係にも見えるような人やタイトルが並んでいますが、そもそも情報処理/情報工学/情報技術における「情報」は分野を問わずどの現場にでも存在します。より具体的な現場における利活用を取り上げたいと思ったらその分野毎の現場で働いている人と触れ合うのが一つのアプローチの仕方でしょう。必ずしも直接的何かを得られるとは限りませんが、「これまでの自分自身の体験では感じた事の無い世界」を少しは味わえるはずですし、特にこのコラムについていえば何らかの意味で情報処理に関係を含む側面が比較的強く、その分野におけるキーワードも出てくるので興味があるならその先を調べていくこともできます。擬似的な体験ですが、ラーニング・パターンでいうところの「フィールドに飛び込む」や「まずはつかる」への第一歩(取っ掛かり)として参考になれば。

コラム記事でコラムを紹介するのもアレですが、取っ付きやすさやその著者らの熱量を味わうという意味で取り上げてみました。1記事あたりたかだか2ページ&文字数もとても少ないので、気になる人orタイトルだけでも眺めてみてはどうでしょう。

もう少しまとまった分量のものを読みたいという人は、書籍になりますが例えばブルーバックスや新書を探してみるのも一つの手です。検索する限りではブルーバックスは図書館にもあるらしい。勿論ジュンク堂を歩き回るのも良いでしょう。

(次回からは少し分野を絞った紹介をしていく予定です)