ヒアリング&謝恩会が終了

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昨日書いたように今日は卒論へのヒアリングがありました。厳密な進め方は指定されていなかったこともあってグループ(部屋)毎に大分違っただろうと思いますが、うちの部屋(玉城先生&姜先生&當間)では比較的「卒業研究を通して」を中心としたヒアリングが多かったか。「どういう知見を得られたか/どうやってテーマを決めたのか/どう取り組んだのか/どういう力が身についたか」とか。結果的に研究(≒プロジェクト)の進め方についてアドバイスをするという話が多かった。進学組みに限定せず、教員採用目指してる人は「受けた研究指導を通してどういうところが参考になったか」とか、就職予定者には「大卒には言われたことをこなすのは当然として、それ以上のことが求められている。指示されたこと/問題設定等は何故そういう指示されたか自分で考えて取り組んでいる?」とか。

以下、他グループ含めてヒアリングを通して出てきた話。

  • 自己評価は学生自身の主観に左右される側面が強く、学生と教員側での認識の違いは少なくなかった。数字そのものにはあまり意味が無さそう。しかし、単純平均するだけでも大学/学部/学科で認識している英語問題については明確な結果が出た(たまたま?)。
  • プログラミングは比較的「卒研で必要だった分」はクリアしていたと自己評価している人が多い。技術という点では主観評価ではなく具体的なチェックリスト用意(&年度毎にアップデート)した方が良い項目かもしれない。
  • 数学は後になって役立つことに気づく人が多い(e.g., 卒研で改めて勉強し直しに時間かけ過ぎてしまって進展が遅くなった人もいる)。
  • 英語はテーマ/人によっては「英語を避けるように決める」ことがあって、卒研レベルならなくても何とかなるという声が。単純に自己評価の平均を見ると英語周りで大きくくぼむ(評価値が下がる)傾向に。大学全体/学部/学科としての認識とも一致。(やっぱり必修科目に少しずつ英語教科書導入を広げていくのが良いんじゃないのかなぁ)。一方で、翻訳せずそのまま読むのが速いというレベルの学生もいるし、大学英語(関連科目?)が高校よりレベル低いという指摘も出た。
  • 良かった授業として良く挙げられるものは実験3,4や関連専門科目。既に1年間卒研に従事していることもあってそれ以前のことが記憶の彼方になってるケースも。
  • 実験3,4で好みがはっきり分かれるケースが多く、研究室/テーマ選定にも強い影響があるらしい。進化計算班を褒めてた学生もいたが、例えばこれを必修科目にして全員に受講させるのはアリか?と聞くと人数多いと同じことをやるのは難しそうとのこと。河野&赤嶺&當間な高度プログラミング講義(??)があると面白いんじゃないかとか。(私は比較的プログラミング苦手な部類じゃないかと思うが。。)
  • 実験1,2でいろんなテーマに触れられるのと、1年次後期に実験系科目が無いので、実験1を1年次後期に持ってくるのも一つの案では。一方で講義と連携してる実験もあるため、再設計は必須。(単位的には集中講義としてやるのもありか)。また、1年次後期の必修科目が多すぎて単位落としまくる学生が多かったから科目数減らしているという経緯もあるので、単純に増やすということがよいことなのかというのも要検討。
  • なくした方が良い科目としてはプログラミング2が挙げられた。一方でそれが良かったと挙げる学生もおり、学生のレベルによって評価が大きく分かれている可能性あり。
  • 論文をちゃんと仕上げきれていない(まとめ/参考文献がないとか)学生も少なくない。
  • テーマ決定や研究計画を研究指導教員が言われた通り粛々と取り組むこと自体は良いが、「何故こういう問題に取り組んでいるのか/何故こういう方法で検証しようとしているのか/何故こういう計画で取り組んでいるのか」等を自身で考えていないケースもある。自分自身で理解できるようにならないとそれらの能力は身につかない。研究計画の建て方とか日々の成果の残し方とか、こういうのはどう指導すべきか。(指導含めてバージョン管理で全て一通り残す?)
  • 今振り返ると日々多くのアドバイスを貰ってたことにも気づくのだけど、ちゃんとした成果がでないときに怒るだけではなくアドバイスが欲しかった。
  • 来年度は卒論中間発表でやってはどうか。もしくは卒研とは独立して学科カリキュラムへのヒアリングという意味で2〜3年次へやれないか。
  • 卒研に出て来れない、途中で消える人は、各々が何か自分のやりたい事があってそちらに向かっているなら構わないが、そうではないなら何らかのメンタルな問題を抱えている可能性がある。全員一度カウンセリング義務づけるとか、何らかの形で切っ掛け気付き/アフターケアを積極的にやるべきでは。

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夕方からP’s Cafe (Party’s cafe)で謝恩会。以下主な話題。敢えて誰との雑談なのかは省略&脚色してる部分も勿論あります。

「なかなか美味しくて宜しい」
「こういうのって最初から「パートナーもどうぞ」と招待状に書くのが礼儀じゃない?パートナーいて初めてここまで仕事やれてるわけだし」
「このお店、美人だと思わない?」「?」「聞いたのが馬鹿だった」「いや、働いてる女性はみんな綺麗じゃないですか」「こいつー」
「え、ここまで毎年やってるんですか?」「一応。数年前までは中間の時点でもやってたんですが、高専との発表会入るようになってからは最終だけになってます」
「この学年は特に美人が多い!」「いやだから頑張ってる女性はみんな綺麗で、わざわざ手伝ってくれたB2も綺麗じゃないですか」「それもある」
「わざわざ手伝いお願いしたの?」「野郎に受付されるより良いですよね!」「それなら先生を顔パスにするなよ〜」
「いろいろ迷惑かけてごめんなさい。何かあれば言って欲しい」「学生への通知を早めに…」「それは本当にごめんなさい」
「何が根幹にある?私の場合はお酒がまずあって、それがないことには始まらない」「自分このまま続けてて良いのかな…?」「考えて歩み続けているならそれで良いんです」
「それは高くつきますよ**先生」
「1週間延びたって何があったの?」「いやあれはいろいろ立て込んでた時期でけんか腰になっちゃって」
「今回はこの二人がずば抜けて優秀で、光り輝いてる未来が楽しみでたまらない」
「zzz…」

そんなこんなで夜が更けていったのでした。ちゃんちゃん。