(不定期コラム) 情報をシェアするには見える形でのアウトプットが必要 / 卒研ノートを更新中

Share on:

午後はここ最近手をつけ始めてる研究ノートのシステムへのテコ入れをやってました。テコ入れというかライブラリ更新に追従するのが置く的ですが。現状はまだDjango 1.3で、恐らく当時作成した小野くんが使ってたバージョンから1回だけしかメジャー更新対応はしてないかも。細かいバグフィックスはある程度継続してやってたけど、数年ぐらいで落ち着いて目立ったバグが見つからず。と思いきや、去年、松田くんが日付け周りのバグ指摘&修正してくれたんだよな。ありがとうございます。

NAL研的には、研究室立ち上げ当時(2005)に「研究ノートを付けよう、最低限これこれの項目は書かせよう」という議論が学科会議で出て、やり方は研究室にお任せという話になってました。どうせなら「情報工学科を卒業するならwebサービスを作る/立ち上げるぐらいの経験は必要だよね?」ということで毎年「新しく作るか、過去のを引き継いで運用保守するか」を学生に選ばせる形でやらせてました。1回目は玉城さんがpukiwikiで準備してくれて、それでやってました。日誌だけじゃなくてToDoとかあれこれ活用してたらしい。2006年には宮城くんがrailsで開発してくれました。が、サーバー自体は現時点では消失。でも単に無くなったのではなくて、2007年に小野くんがDjangoで開発したものにデータは移行されてます。こうして振り返れる/積み重ねることは、研究室だけでなく社会に出てからも必要なことで、研究室に入って一ヶ月強経ったばかりの4年次もちゃんと日々の記録を「自分のPC内だけじゃなくて、その組織で閲覧できる形」でアウトプットするようにしよう。別に全公開しろと言ってる訳じゃなく研究室限定公開でも良いから、同じメンバ内では見れるようにしよう(産官学連携とかで公開限定せざるを得ないものについては別途内部でやってたりします)。シェアすることの凄さはwwwだけでも分かるでしょ?。1年次〜3年次はレポートでひーひー言ってるようですが、あれも「特定の読者(レポートを課した先生ら)と対象とした人向けに報告書としてやったことをまとめる練習」です。自分だけにしか分からないメモ書きだとレポートとしては不十分。このあたりは理科系の作文技術だとか、やればできる 卒業論文の書き方とかを一度は読んでみよう。良き先人に学ぼう。

関連: SNSやチャットはコミュニケーションチャンネルの拡張だと思った

話を元に戻すと、Django の最新版は 1.6.5 で既に削除されたモジュールが結構あるのでそれらを書き直し中。これも学生に「勉強しろ〜」と丸投げしてみるのが良かったんだろうと思うけど、久しぶりに自分で触ってみたくなったので自分でやっちゃってます。もう大まかな部分は終わりつつあるのだけど、認証周りが謎挙動でうまくいかず。具体的には「ログイン処理した後で別画面に移動すると認証が切れてる(が、ログイン画面に再度アクセスするとログイン済みになってる)」という。django shell で試す限りでは問題無く、http経由でやった時だけの現象なんだよな。どこでおかしくなってるんだろう〜。

P.S.
オープンキャンパス2回目の委員会が午前中にありました。1回目の会議では学科毎の説明を短縮とかいう話だっのが、5分で話すぐらいなら省略して学部長にまとめて概要説明して貰った方が良いだろうということで学科説明自体を省略する方向に。ぱちぱち。個人的には学部長挨拶も省略したかったのだけど、そこは難しそう。好きな時に来て好きに見て帰る、のがお互い楽だと思うんだけどそこまではやれず。それでもそこに向けて方向転換できつつあるのは割と嬉しいです。細かいことは学科内で個別にやれば良い話しでもあるし。ということで、少し案内パンフレットにも仕込みを入れることを検討中です。ぐふふ。