この文脈におけるモデルって何?

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2年次の学生実験はオムニバス形式ということもあって、担当する週としない週があります。そのため2年次の実験がない期間は比較的自由時間が増えるのですが、逆に担当する週は準備やら(終わった後のレポート採点やら)で忙しくなります。ここ数年はデザインスクールが11月末にあるのでその前にはなるべく授業入れたくない(自由に動ける時間を増やしたい)ということで、勢いそれが終わった12月以降に学生実験が集中しちゃってます。ということで、今月4週間は実験だけで毎週6コマ。ま、学生への何かしらの切っ掛けになっててくれればそれで良いんですが。


例年とほぼ同じ内容ではあるけども、全く同じということはなくテコ入れしています。タイトルとやや(?)違うことやってたりしますが、よりやりたいことにシフトしてきてるつもり。具体的には機械学習寄りの話と、より抽象的な話としての「モデル」という考え方についての内容に触れるようになってきてます。というのも、学科の学習教育目標で次のような文脈で「モデル化」という話が出てきています。

[課題解決能力と創造性] 情報工学の理論及び技術を総合的に活用し、与えられた制約下で創意工夫により課題を解決する。
G-1: 問題を分析し、モデル化を行い、課題を適切に設定する。
G-2: 与えられた制約の下で、修得した知識と技術を総合して課題を解決するとともに、解決法を適切な評価尺度で評価する。
G-3: 課題解決において創意工夫を行う。

学習教育目標から引用)

その割には、(授業とは無関係に年次指導の一貫としてやった個人面談で話を聞く限りでは)モデル・モデル化という考え方をほぼ誰も説明できないという事実を目の当たりにしちゃいました。それを放置するのはとても忍びないというか我慢ならないので、実験・演習を通してモデルという言葉や考え方に慣れてもらうようにしてみました。

一度や二度やったぐらいで学習効果があるかはともかく、積み重ねの一貫として実験でやってみてるつもりです。何かしらこういう教育自体を実験として設計すると論文にまでできると、理想的何打炉なとは思いつつ、重い腰はあがりません。(駄目)


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TLで学生がおいしそうなケーキを作ってたので我慢ならずに美味しい物を食べて帰宅。あ、学生から頂いたスターウォーズなチョコも美味しかったです!