日本認知言語学会 第13回全国大会 1日目 #JCLA

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大会初日は残念ながら雨。とはいえ小雨程度なので持ち歩いてる折りたたみ傘で十分。なんだけど、道路上はところどころで「歩道幅全体が埋まる程度の水たまり」があって歩きにくい。しくしく。昼前には雨も上がって、帰る頃には快適快適。

ということで日本認知言語学会 第13回全国大会の1日目が終了しました。一昨日の日記でも書いたけど
 ・ワークショップ4並列
 ・昼食
 ・会長挨拶、開催港挨拶
 ・特別講演: Mysteries of meaning construction
 ・通常セッション5並列(1件あたり35分もあるのね)
 ・懇親会
という流れ。

昨日のプレ・イベント参加者が100人弱ぐらい? だったので今日もそのぐらいかと思ってたら本番は200名強集まってたっぽい。(多分)

ワークショップはどれも面白そうだったんですが、折角なので事前知識が少しでもある方をということで涙をのんでWS1「場の言語学とは何か」に参加してきました。複雑系では一般的な話ばかりだと残念だと思ってたんですが、
 ・自己組織化による環境(場や他人)との相互作用によりコミュニケーションが発達。
  (鶏が先か卵が先かという意味では、上記の相互作用が生じる「場」があった)
 ・身体と身体、身体と環境とが相互作用してコミュニケーションが産まれる。
 ・当初はミラーニューロンのような「他者の行為を見ただけで理解」したり、
  音声言語が発達。文字的な意味での言語は大分後になってから産まれた。
 ・身体は環境と相互作用するための媒体。
 ・「場所」の状態は「身体」を介して「場」の情報として個人に直接伝えられる。
 ・言語はコミュニケーション・ツールの一つ。その言語は身体を通して伝えられる。
 ・身体を通した場の役割を捉えることで、言語の役割に迫れるのではないか。
といった考え方を聞けて、そして関連文献をいろいろ教えてもらえてとても良かった!

午後は門外漢過ぎてサッパリでしたが、これは想定内。

一般セッション(と呼んで良いのか良く分からないけど一般の研究発表)は、一人35分という長丁場なことも影響してるのか、一人終わる度にガラッと結構な人数の聴講者が移動しまくり。「セッション名」が付いてないスタイルは初めて見たけど、一応近そうなものが同じ部屋になるように分類されてるのかな。(門外漢なので分からないけど、一応近そうには感じた)

以下、例によって當間個人で解釈した概略メモです。誤解/誤認等多々あるかと思いますのでご注意を。


<目次>


ワークショップ1: 場の言語学とは何か

ワークショップの目的
 「場の言語学」の原理を明らかにする
 ケーススタディを通して「場の言語学」の理解を深める

経緯
 アスペクト/存在論から捉える
 個よりも場所とか場面が優先される社会構造:場面論、主語不要論、etc.
 「場所」から日本語の文法に立ち向かう
 →【場所の哲学】
  ケーススタディ:XはY
  (参照言ということよりも場を制限することが重要?)

場における事物の相互作用のパラダイム:場の量子論
一般理論としての「場の理論」
言語学への適用としての「場の言語学」


WS1-1「場の言語学と認知言語学 -その統合と発展」岡 智之(東京学芸大学)


場の言語学と認知言語学の統合可能性
 認知科学の主要な発見:身体化された心、認知的無意識、概念メタファー [Lakoff & Johnson 1999]
  基本レベル概念、意味論的フレーム、、、:「場」に関連

認知言語学のパラダイムと場所論の親和性
 メタファー思考
  述語的同一性:女性は輝く+太陽は輝く→女性は太陽だ

認知言語学でとりあげる「場所」の限界性
 認知科学で理論化される場や視点はあくまで主体と外界、つまり<我とそれ>の関係
 に焦点が当てられた場である [メイナード]
 場から独立した視点(主客分離)と場に埋め込まれた視点(主客非分離)

言語習得と心の理論(共同性)の問題
 心の理論
 共同注意(joint attention)
 問題性
  ヒトの言語習得が、他者の意図を読むという「心の理論」を前提とするか?
  →類人猿やさるでも見られる特性

やまだ[2010]の言語習得論
 乳児においては「ここ」という心理的場所(トポス)だけがあり、
 そこでは、ヒトは個としてあるのではなく、場所の中に溶けこむ形で存在


naltoma: 「場」はどのようにして生まれるのだろう?


WS1-2「言語学における場の理論とは何か」大塚正之(早稲田大学)

言語の外から言語を見る立場で取り組んでいる
場の理論から言語を捉えることの意義
 (1)言語をコミュニケーション一般の枠組みの中で理解できる。
  場においては、身体の相互作用から無意識的な相互作用が存在する。
  言語はコミュニケーションにおける一要素。
 (2)場における相互同期現象を説明できる。
  談話における「あいづち」現象などの無意識に発言する相互同期現象。
 (3)言語を複雑系の枠組みにおいて理解できる。
  物事は秩序から非秩序に、崩れる方向に流れる
  逆方向、エントロピーが減る方向に流れるのは何故か?
  言語は、複雑系における自己組織化現象の一つ。
   自己組織化現象は「場における相互作用」として生じるが、
   どのような自己組織化が起こるのかは予測できない。
   カオスにならずに秩序が生み出される。
    人と環境とのインタラクションの中で自己組織化が生じ、言語が生まれた。
 (4)言語以外の学問分野と統一的理解が可能となる。
  生物は環境との相互作用の中で生物として自己組織化される。
   ES細胞は周囲の環境によって何になるかが決まる [福岡伸一:世界は分けても分からない]
   主体と客体の例
    人間の主体というのは最初から個として存在していたのではなく、
    主体と環境の中で相互作用することで個が自己組織化されることで環境と分離し、
    主体と客体が生まれてくる。
  意識を伴う精神場(CMF)の理論 [Libet1993]
   ニューロンの結合単体を見るのではなく場として考える
 (5)言語類型の存在を統一的に説明できる。
  言語を主体のみの能力ではなく、環境との間で自己組織化する存在として理解をすれば、
  様々な言語類型が生まれることを説明できる。
 (6)文法理論の普遍性と言語の相対性を統一的に理解できる。
  遺伝子的な基礎と場における相互作用が統語構造を形成する。
   遺伝子的基礎:ある程度の共通性
   場における相互作用:言語の双対性

場の理論による言語理解の基礎
 (1)主体が先か、場における相互作用が先か?
  認知言語学の捉え方
   言語を話す主体がまず存在。(まずそういう存在があるんだろうか?)
  場の言語学の捉え方
   身体と身体、身体と環境とが相互作用してコミュニケーションが産まれる。
   そこから次第に主体的な意識が形成され、言語が使用できるようになる。
    ミラーニューロン:他者の行為を見ただけで同じニューロンが発火=理解(認知)
     人と人は繋がっている。言語は身体的なコミュニケーションのずっと後に生まれた。
 (2)複雑系における自己組織化としての言語現象
  自己組織化によるコミュニケーションの一部として捉え、その拘束条件
  (言語によるコミュニケーションを可能にする条件)を明らかにする。

場の理論の理論的背景
場の理論の特徴
 1. 無意識的な身体的相互作用が先にあり、そこから、言語と共に主体としての自我が形成されてくる。
  場において、自我と同時に他者が形成される。他者に対して自我となる。
 2. 全体は、個々の要素の寄せ集めではない。
 3. 場における自己組織化から個物が生まれる。
 4. 場において個物は生成死滅する。固定的な実体は存在しない。
  全体の構造を場から見る必要がある。
 5. 同一性は、個物的同一性ではなく、場において形成される秩序構造の同一性である。


naltoma: 言語を形成する拘束条件がまだ分からないというのは、絞りきれていないという意味?
 まだそれらしいものも見つかっていないという意味?
naltoma: そもそもどういう「実験」をしたら証明or強い根拠になるのだろう?


WS1-3「場の理論からみた言語」井出祥子(日本女子大学)、櫻井千佳子(武蔵野大学)

何故「場の理論」か
 [井出 2006] わきまえの語用論
 多様な人称詞:東アジアの諸言語なぜ多様性があるのか
 多様なモダリティ表現
  他言語にもあるが、日本語では構造上義務的なモダリティ:命題とモダリティ
   モダリティ表現をどのように使っているのか?
    変異理論(バラエティ理論)では解けない
    例:敬語の使い方
     「敬語は削って、削るもの」NHKアナウンサー加賀
     →場を読む

場とは:意味的スペース
認知言語学の問題を場の理論で捉える
 客観的事態把握と主観的事態把握
 主観性と視点構成
 伊豆の踊子:「高等学校の学生さんよ」「He is a high school boy.」
  主観的事態把握にないもの:主語、動詞、冠詞
   どちらがベターとかいう話ではなく、違いがある。
  場の考えでは、自他分離(外的)視点。
   話し手・聞き手が場の中に埋もれた視座を持って発話。
   配慮をモダリティで示す。

清水博の「場の理論」
 1. 静的モデル:卵モデル
  自己の二重性: Dual-mode Thinking
   自己中心的自己(大脳で認識される意識)
   場所的自己(身体で知覚される無意識)
 2. 動的モデル:即興劇モデル
 3. 共存在の深化


naltoma: 場が意味的なスペースだということは、
 場にも様々なレベルがあるということだと思うが、「場」はどのようにして生まれるのか?
naltoma: 「場」は生得的に持てる?


WS1-4「場における身体性と言語」河野秀樹(目白大学)

言語は身体を通して行われるもの。
身体を通した場の役割を明確にすることで、言語の役割を明確にできるのでは。

身体性を通じた間文化的関係構築と共創 [Kono 2008]
 言語的な情報交換、働きだけではなく、一つの繋がりが存在。
 場の定義
  個人間の振る舞いの間に整合性を持たせながら集団全体の表現を
  自律的に生み出す関係性の枠組み。
 「場」理論における「身体」の位置付け
  場の情報伝達を取り持つ身体
  「場所」の状態は「身体」を介して「場」の情報として個人に直接伝えられる [清水2000]
  【「場所」と「場」は明確に区別】
  「場」は一つの働きであり、直接目には見えない。

場の情報の非記号的性格
 暗黙知としての記号化のできない情報。
 場の情報は「場所」の印象、雰囲気などとしてしばしば情意的意味付けを伴って自覚される。
 環境と自己との関係を快・不快感などの内的感覚として反映する。

「場」における「身体」の意味
 可視的な肉体のみでなく、場の情報を伝える身体の「はたらき」を含む概念。
 身体のはたらきには、直感・情動等場所の状態把握のための心的機能を含む [清水2000]

身体論からみた「場」における身体
 はたらきとしての身体
  環境と個人、個人と個人を結ぶ身体の自律的はたらき [河野2011]
   場所の状態の認識と身体の自律性。
   閉じた系として作用するものではない。
    気分によって世界の見え方が変わる。
   匿名的身体性による自他非分離な関係 [山口2002]
   同調行動の基盤としての主客未分化

「場」における身体的コミュニケーションの共創
 共創=文脈を共に創っていく
  身体性を介した二者間の動作の整合性の生成実験 [三輪2000]

場における音声言語・言霊の役割
言語による身体的認知の補完
言語化できないものをどう言語化していくか


naltoma: 場は意味的なスペースであり、働きであって直接目には見えないというが、
 身体を通して感じる・知覚するものということは、表現する手段として言語だけでは
 不足しているかもしれないが、表現手段は言語以外にもある。
naltoma: 「意味的なスペース」は人間固有の把握能力?
 「意味的なスペース」を把握or認知or理解or創造するためには何が必要?


WS1-全体討論


Q: 日本語は話し手が「場」に埋もれて、存在していてものを捉えるため、自分が持っている
 ものを指示することができない。英語ではitでもtheでも指示することができる。
 「場」の理論は日本語についてはうまく解釈できるように思うが、英語ではどうか?
A: 日本語と英語の違いという問題だと思うが、場としては音声が届く範囲を越えてはいない。
 音声言語が中核。そこから離れて行き、場を共にしていない所では、主語を入れるとか
 モダリティを加えるといったことをしていかないと情報が伝わりにくくなる。
 という理解をしている。
A: 場の理論で日本語を見直すと、英語から見ておかしいと言われる部分が真っ当に見える。
 そういう点でうまく使っていけば良いのでは。

Q: 言語は複雑系における自己組織化現象とのことだが、ここでいう「自己」とは何か?
 ヒト?言語?
A: 自己組織化という言葉自体は複雑系科学で生まれてきた。いろんなものが相互作用することで
 組織化される。生命、言語、ヒト、自我もその一つ。自己組織化の「自己」とは非常に
 広い意味。「私」とかの自己ではない。環境との作用の結果として生まれてくるもの。


特別講演: Mysteries of meaning construction

古くは「(「意味」のように)観測できないもの」を対象としたものは「非科学的」だった。

conceptual mappings in cognitive linguistics:
 conceptual metaphor theory
 cognitive grammar
 fictive motion
 mental spaces & conceptual blending

x is the y of z
 find domain, structure, mapping –> emergent meaning?
 at least, emergent them to get “something”

Mapping schemes
 Input space Blended space Input Space(base space)
 compose the mapping: “what the domain is?”

“They (mirror neurons) get more complex as they are studied more and more.” [Michael Corballis’ talk]

Blending and meaning retrieval
“Make this envelope disappear”
 analogy -> identity -> uniqueness
 emergent -> blended -> re-construction
 blending level
 partial information (meanings)
 guess/imagine parallel scenarios

Composition of casual chains
parallel scenarios
Setting up a hypothetical mental space


naltoma: ドメインを言語化・共有化できると初めて「新しい概念」を共有することができる?
naltoma: 一方で、共有化できた(認知できた)と思った時点で情報欠落が起き、
 自己組織化的に秩序化とカオスを繰り返し、体系化していく(ように感じている)?
naltoma: 言語毎に特有の部分と、共通の部分は何か必然があってそのように分かれているのか?偶然?


Q: 言語毎にマッピングの仕方やマップのブレンド方法は異なるのか?
A: 異なるだろう。文法上の違いに出てくることもあれば、マッピングの仕方の違いとして
 出てくることも、それ以外の部分で表出することもあるだろう。

Q: マップが階層的に構築されるのだとすると、一番ベーシックな、generic spaceのような
 共通基盤に相当するマップはあるだろうか?
A: あると思う。


第3室



1「英語副詞の通時的意味変化に見られる放射状パターンとその認知的制約」小笠原清香(立教大学[院])

「強意」と「迅速」の意味を持つ副詞の通時的意味変化に着目
 具象領域→抽象領域→具象領域を繰り返す変化パターン。
 変化と意味の相関性を図式化すると、放射状カテゴリーの一端を想起させるパターンを描く。
 意味拡張には認知的制約がかかり、通時的意味変化が共時的な多義性に繋がる。


naltoma: 「変化と意味の相関性を図式化すると、放射状カテゴリーの一端を想起させる
 パターンを描く」とは何を意味する?


Q: 面白い観点だったが、コーパスがあるのにそれを使用せずに数例を持ってきて傾向を見る
 というのはどうかなと感じた。
A:

Q: p.112の表としてまとめることで新しい傾向が観察できたということについて、
 その要因については何か考察しているか。例えば年代や地域の影響など。
A: 年代と背景というのは気になっているが、まだ研究に直接活かしてはいない。
 調べるのに時間がかかることもあり、まだ着手できていない。
Q: 6.1の用例でfastがどちらの意味にも解釈できるということだったが、
 このようなケースは比較的多く出てくるのか?
A: そういう例があることを示したくて持ってきた。

Q: 新しい変化パターンがでてきたことで、推測する際に過剰な予測になってしまうことは起きないか?
 例えば予測をとめるような事例であるとかは見つからなかったのか。
A: そちら側からの話は考えていなかったが、制約を課すことは大切だと感じた。


2「英語前置詞byの意味ネットワークにおける〈差分〉用法について」平沢慎也(東京大学[院])

差分の用法と他の用法の関係を探る
共時的な分析の可能性と限界についての考察
通時的な視点の必要性についての考察

メトミニー [atode]


Q: 差分クラスタと呼んでいるところにネットワークが出来ているのは良く分かったが、
 例文1〜7がまとまりを見ているということ、例文6〜8にはちょっと繋がりが良く分からない。
 これらを全てに共通するスキーマはあるのか?
A: そこは考えていない。

Q: 例文3,4とではaがつかずtheがつく例で、差分クラスタには含めたくない。
 その場合にはどうするのか?
A: 定冠詞が現れる場合は、by単体の意味を記述することにどれぐらいの意味があるのかに疑問がある。
 by単体の意味は無くて、
 byが出てくるコロケーションといったものについて意味が定義されるべきではないか。
 例文3,4は「by 単位」という例ではなく、「by the 単位」という例として考えている。

Q: byの意味ネットワークについての研究とのことだが、
 プロトタイプのようなイメージ・スキーマ的なものがあれば教えて欲しい。
 中心的なイメージ・スキーマがあるなら、差分クラスタとの繋がりが知りたい。
A: 意味の抽象的なスキーマが表出できるかどうかと、
 絵画的に表現できるかは別の問題だと理解している。
 スキーマを描くことで理解が深まったのは over での物理的空間的用法の例。
 byについては空間用法の「近い」については、コーパス上頻度が1%程度で低い。
 さらに、空間的な近さ以外も含まれるため描くことにはあまり意味がないと思う。

Q: 用例13,14のかけ算の場合はたまたま一緒だっただけで、そうじゃない場合には違うことがないか?
A: 日本語、中国語を出したのはヨーロッパ圏以外という程度の意味合い。
 決して少なくはない。
 面積と寸法、乗算は比較的結びつきやすいことが影響していることに妥当性があるということではないか。
 乗算に限っての話。


3「語彙の多義性を再考する: 前置詞の意味と機能の連続性を中心に」大谷直輝(埼玉大学)

意味論に留まっていた語義の多義性に関する研究を、
語用論、統語論、談話理論などと関係づけ、
多義性の研究が持つ可能性と広がりを検討する。

連続性問題
 従来は、意味と機能は離散的という暗黙の前提。
 これまでは中心的意味→拡張的意味への連続性を扱ってきた。
 拡張的意味→文法化(機能)への連続性は無いのか?


Q: 内容は意味と異なるものととして機能がある? 異なる必要があるのか?
 内容の詳細化によって話者の意味の特定に繋がるのではないか。
 内容語と機能語という区別は従来来からあるが、今回提案された3機能は機能なのか。
A:

Q: 前置詞というが副詞も含めたparticle?
A: その通り。
Q: 例文10のアスペクトは、文法アスペクトではなく語彙アスペクト?
A: 従来の文法アスペクト/語彙アスペクトとは違う分け方で、最も広い意味での文法。

Q: 機能と呼んでいるものは「一つの意味の連続体としてある」ように感じた。
 強意のoverはどこに含まれる?
A: 文法機能が近いように思われる。今回は定着度の低い例がメインだった。
 to不定詞やoverは比較的定着度が高いため、別の観点が必要があるのが自然かもしれない。