情報工学科運営戦略研究会

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4月から東北に行くあっち〜さんとタイミングが合ったので、壮行会的にランチ。野菜のおいしいお店ということで最初は農場カフェを予定していたんですが、午後が詰まっていることもあってそこよりは少し近めのZumZumに。同じく今月一杯で移動になる野崎さんのプロジェクトで働いてた方ともご一緒して、新2年次になる人に「世の中は怖いよ」的な話で盛り上がりました(半分誇張)。

午後は「情報工学科運営戦略研究会」という名目で、外部の方と情報工学科の将来について「産業界や官はどういう期待をしているか」ということについて意見交換をしてました。JABEE受審してた頃諮問会議という名前でやってたことに近いですが、今回からの「戦略会議」では必ずしも何かしら抱えている問題について意見を乞うという形に限定せず、より広い視点も含めた話もできるようにということで名称変更しての再スタートとのこと。

今回の話し合いで出てきた「求めている人材像」や「こうしては」という提案的なコメントを以下に列挙してみました。いろんな立場の人の意見をそのまま書いてるので読みにくいかも。これ全てを満足することを目指すのではなく、卒業後の将来像を思い描く際の参考に一つ二つ含めて描いてみるのが良いんじゃないかと。

[ 運営戦略会議で出た意見の例 ]

  • 打たれ強い人が必要。叩かれても大丈夫な人。
  • 枠にはまらない人。尖った人。皆が同じことやっても全然進まない。
  • 問題を解決する前に、問題を設定する力。解けるように問題を作る。叩かれながら直していく。逆風に耐えながら修正していく。
  • 自分を信ずる力。Serendipity を大事にして欲しい。幸運をつかむ力。何が幸運かは分からない。後になって初めて「あっ」と気づく。やってみないと分からない。何があっても良い方に考える。
  • 総合大学であることを活かして、他学部他学科のことにも目を向けよう。外部のコンテストやプロジェクト等に応募することでもいろんな出会いを体験できる可能性が広がる。
  • クラウドの中の人とそれを使う人。中の人だと昔のサーバ班のようなことの巨大版。ネットワークを設計、設定、環境構築できる人。それのスモール版での演習があると嬉しい。使う人だと、例えばSaaSとか。データ解析、ビッグデータからどう付加価値を生み出していくかという人材。統計に強い人への需要が大きい。「解析しました」だけではなく、「繋ぎ合わせてこうしたらもっと良くなりますよ」とか提案できる人。
  • 統計については、一通りの解析技術を身につけて適切な技術を選択するというタイプと、新しい手法を提案できるタイプ、できれば両方を身につけて欲しい。新しい手法の提案タイプについては現場の実戦経験が要求されるだろうから、そこは産学連携なりで互いに強調し合う方法もある。
  • スマートフォン周りだと、現在はApple Storeとか個人で出せる市場があるので学科なり研究室なりでユーザに提供し、お金を儲けるという所までやって欲しい。何故かというと、エンジニアは自分の視点に寄り過ぎていることが少なくないので、市場が何を欲しているかということを味わって欲しいから。それを体験する中で味わった苦労が役に立つ。
  • トップダウンではないが、トップの学生にはサポートしてより高い目標を持ってもらいたい。何も考えずに入学してきた学生には基礎的なもの。学生を一緒くたに語ることはできず、2面性、3面性があるように思う。そういうレベルで層を分けて取り組む必要があると感じている。
  • 1年次の段階で、4年間での学習していくプランを考えさせるのはどうか。自分はどういう仕事に就きたいのかということを明文化させるのも良いんじゃないか。最終的にどう卒業してどう働いていくか。
  • 向き不向きがあるのは当然だが、修士だけじゃなく大卒にも何らかの形でリーダーになることを期待している。社会では基本的にグループでの作業になるため、少なくともリーダーを経験しておくことで「リーダーに何が求められるか、グループとしてどのように行動すべきか」といったことについて様々な視点が得られるだろう。

P.S.
似たような話題としてはNLP2011, 併設ワークショップ「自然言語処理における企業と大学と学生の関係」も参考になるかと。