NAL研ミニワークショップ+ゼミ+追い出し食事会
2,3年程前から「修了する院生が新配属生向けにミニワークショップを開催する」というイベントを準備してもらっています。去年は堀川くんや山内くんがどちらも「ストーリーを明確にしよう」という話を中心にして進めてました。
今年は玉城くんと慶留間くんが担当で、どちらも自身の研究を中心に、その一部を実際に動かしてみるという流れになってました。
玉城くんは深層学習におけるDropoutの有無でどのぐらい差が出るかを実演すると共に、その裏側にある「そもそも機械学習って何」「一般的な階層型NN」「Dropoutとは」「アンサンブル学習と汎化能力」といった側面に軽く触れつつ全体の流れを補足する形でまとめてました。Theanoを改良する形でDropout実装されてましたが、それを動かすまでにトラブルがあれこれ出てましたが、こういうのも含めて「やってみて気付く」のに触れることが大切だよね。
慶留間くんはトピックモデルにおける単語列からの解釈問題を解決したいという出だしで具体的な問題をケース分け提示。研究目標としてはラベル付与するところですが、今回はその中で使ってるクラスタリングに焦点をあてるということで「文書分類とは」「クラスタリングとk-means法」「トピックモデル」「言語処理の問題点(前処理/実行時のノイズ/文字コード/形態素解析/表記揺れ/データ量)」を話しつつ、具体的に動かしてみるという流れで進めてました。こちらはソースは基本的にスクラッチから作ってたものばかりで、環境構築的には一般的なライブラリを用意するぐらいでトラブルも無く。数式が何を意味してるかの解釈はもう少し丁寧にして欲しかったかw
ゼミでは、新配属生からの報告「いくつか用意した輪読本候補からの選出」「興味あるキーワード」を聞きつつ、出てきたキーワードを全員で繋げながら方向をあまり考えずに自由討論する形で話をしてみました。
終了後、研究室の卒業生&修了生追い出し食事会でいつ世へ。ということで午後は丸々研究室イベントな一日でした。お腹いっぱいです。(学生の食べる量にはもうついていけないなw)