No. 935/1090 Index Prev Next
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From: "Nakagawa" 
Newsgroups: fj.soc.copyright
Subject: Re: 30条と49条 (罰則関係)
Date: Wed, 27 Sep 2000 01:27:40 +0900
Organization: PLALA
Lines: 44
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中川@つくば です

飛び越しフォローをします。

>Hideaki Iwata  さん wrote:
> 
> >  今問題になっている「権利の制限」解釈論において、私が提示している考え方
は、
> >  コンメンタールや田村先生の著書、それに(私は原著を確認してませんが、
> >  コンメンタールが参考にしたと明記している)加戸先生の著書に記されている考
> >  え方です。また、以前に半田先生の著書をもって同様の解釈をしている、と述べ
> >  ています。それに対しABC氏は、作花先生の著書を元としています。


岩田さん、私、分かっちゃいました。
じつは、上の論点は、私には難解で、「価値中立」の言葉を、
何度か聞こうと思いながら、あまりにも初歩的な質問かもしれないので、
出来なかったのです。

岩田さんが「権利の制限」といっている時には、
著作権法が、21条で著作者に複製権を専有させて、その後、
それを制限するという、文章構造上の点を指摘していますね?

Richter ABCさんの指摘は、別のレベルのものです。
つまり、
「複製権は自然には本来全部著作者に帰属するものだが、
 文化の発展のためには私的複製も認める」とか
「複製権は自然には本来全部使用者に帰属するものだが、
 文化の発展のためには一部著作者に専有させる」とかではなくて
「複製権は自然には本来誰に帰属するともいえないものだが、
 法によって一部著作者に、一部使用者に認める」
というものであると言っているのです。
それが価値中立の切り分けという言葉です。

で、「複製権は自然には本来全部著作者に帰属するものだが、
 文化の発展のためには私的複製も認める」という見方は、
「著作権神授説は否定されています」という言葉で、
岩田さんが私にずっと前の投稿で教えてくださったことそのものですね?

だから岩田さんとRichter ABCさんは、この点では、
本来同意見なんです。

この論点での論争は、止めにしませんか?

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