#sds2016 #24プログラミング 3日間のワークが終了
金曜日, 9月 9th, 20161日目も2日目も宿題があって、2日目の日記を書く余裕が無いぐらいには忙しい3日間でした。純粋に面白かっただけではなく、プレイヤーとして参加することで得られた気付きもあり、今回無理にでも参加しといてよかったなとつくづく思います。そっちの話はまた別記事で書くとして、ここではテーマ24: すべての子どもたちのためのプログラミング,批判的・創造的に考えようにおける3日間の流れを整理しておくぐらいに。
参考: 1日目
1日目の時点である程度問題点とそれに対する解決策のアイデア出しまでは終えていましたが、それらが受け入れられるようなものなのか、そもそも仮定している事柄はどのぐらい確かなのかといった状態で土台がしっかりしていませんでした。
そこで2日目は一例とはいえ現場を見てみるということで立命館小学校の視察へ。良い意味で恐ろしい(?)小学校でした。1年生から「ロボティクス科」があり、授業でLEGO Mindstorm盛り込んでました。単に積み木的に作るというだけではなく、複数歯車+モーター組み合わせて動作確認、プログラム微修正の度に動作確認するというところまでやってたり。え、これ小学1年生なの?という授業内容。「プログラミング」と称している総合的な力に理解があり、カリキュラムに落とし込み、授業として展開できる先生がいたら実施できるし、子供にとっても楽しく取り組むことができるという一例。今回のテーマからは蛇足ですが、オープン教室になってて自然とシェアできる情報が増えてたり、いろんな教科に組み込む形で「活かす学び」を試みてたり、Microsoft Showcase School認定受けてサポート充実してたりと、ちょっとそこらの大学よりめっさ充実してる状態。十分ではない箇所もありましたが、どうにか対応できる範疇だったようだし。凄い(凄い)。
LEGO Mindstormのような所謂フィジカル・コンピューティングの強さと、小1からでも取り組めるという事実を目の当たりにしたことで、問題意識をどこに設定するかについての再検討が発生。一つは「フィジカル・コンピューティングが十分手段として機能しているという前提で、それを踏まえて現実味のあるカリキュラムや体制をどう整えるのか」、もう一つは「フィジカル・コンピューティングではない新たなツールや教材を検討するのか」。今回はフィジカル・コンピューティング前提で話をすすめることに。午後の討論はそれだけで潰れましたが、どうにか提案らしいところにまで整理できました。
3日目は午前(3時間)だけワーク時間が用意されており、丸々プレゼン準備の時間に。ポスター2枚とデモを用意(デモは実施者の一人が用意してくれた!)。私はポスターであっても文字だらけで作ってしまう人なので、イラスト的なセンスの無さに四苦八苦してました。普段使ってないということもあって2日目までのワーク以上に脳みそが疲労してる感が強いです。
発表会はあまりにもチーム数が多いため、今回はポスターセッション形式での実施に。発表会全体としては「最初の1時間が奇数チームのコアタイム、後半1時間が偶数チームのコアタイム、最後に30分はフリータイム」という流れ。途中にコーヒーブレイクも用意されてましたが利用する暇ないぐらいには(私達を含む)殆どのチームが説明対応で必死になるぐらい、盛況でした。聴講参加含めて400名集まると良くも悪くも収集つかないですね。良い点は、テーマ自体の多様性もあって参加者の属性がとても多様なこと。討論や現場視察だけでは得られない視点がここでも得られました。悪い点は、流石にこの規模になると見たくても全てを見て回る余裕がないことですね。これは仕方ない。
発表会を終えたら振り返りとアンケート回答の時間。達成できたこと、できなかったこと、学べたこと学べなかったことといったことを実施者・参加者らが思い思いに列挙しつつ、3日間の振り返りをしました。グッズとして用意するのもありか。
一通り終えた後は荷造りして表彰、総評、クロージング、懇談会という流れ。この規模での会場作りなり諸々の運営はやはり大変ですね。お陰さまで充実した3日間を送ることができました!!