Archive for the ‘日記’ Category

留学生いるならその機会を活かそう

火曜日, 4月 16th, 2019

大学院のデータマイニング論2週目で、Python Machine Learningの輪読に入りました。教員からの質問に答えることをベースにした討論でも悪くはないですが、どうせ受講してるならそれなりに「考え方」「物の見方」あたりに触れて欲しいし、留学生いるならそれを英語でやり取りする練習にも使って欲しい。ということで、今年から「3回以上質疑コメントしてね☆」ということに。

強制的にやらせるのもあれだとは思うけど、教育の一環としてはありかなと。正しい英語とか正しい表現とかは二の次でいいから、まずは思ったことをどう表現するか。単語やフレーズからでいいので、少しずつ慣れよう。input/outputしないと身につかないし。

複雑研全体ゼミ開始

月曜日, 4月 15th, 2019

ここ数年はほぼ同じ内容で、複雑系工学研究室(遠藤研・山田研・當間研・赤嶺研)4年次の合同ゼミをやってます。1週目は論文の基礎知識をベースに使わせてもらい、そもそもなぜ論文を読むのか、どう探すのか、といった話。論文アブスト読んでみたり。

来週からはゼロから作るDeep Learningの輪読。1章は各自でやることにしてスキップして、2章から。2章は少人数グループ作り、細かい単位で「速読&振り返り」を繰り返す形にして見る予定です。

プログラミング1開始

金曜日, 4月 12th, 2019

プログラミング1が始まって、授業でははじめての対面。新入生は基本的にmacOS初心者なので、アプリの起動&終了、複数立ち上がってるアプリのアクティブを切り替え、みたいな話もしつつ「プログラミングとは」喋ってるとあっという間に時間が。一応、コード例の動作方法やったし、str, int, float と基本的な演算子、変数の使い方まで触れたので最小限はやったか。

赤嶺先生の演習1の方は、少し説明不足(知ってる前提がたまにある)なのと、スピードが早いように私は感じたけど、学生的にはどうだったのかしら。逆にあのぐらいの方が良いのかな。

実験班分け

木曜日, 4月 11th, 2019

スムーズに分かれることもあれば揉めることもあるのが3年次の実験班分け。機材都合等理由は様々ですが、ある程度制限がつくのは仕方ないということでごめんなさい。今年は長田先生の情報システム班が人気。シス管にももう数名入ってもらえると嬉しいかもね。逆に現メンバが入れなかった(?)のは申し訳ないが笑えました。決め方に賛成した後でやり直すのも変だし、仕方ない。ジャンケンの弱さを呪おう。

あれこれやってたらあっという間に夕方に。明日1限目の授業あるの忘れてたので、これから準備〜。

データマイニング論開始

火曜日, 4月 9th, 2019

大学院のデータマイニング論。留学生の特別プログラム向け講義と同時開講にしているので、留学生がいる場合は英語にしてます。

内容は、前半6〜7週間で教科書輪読で基礎を身につけてもらって。後半で論文輪読。やり方は置いといて、教科書だけとか論文輪読だけとかのスタイルが多そうですが、そもそもこっち方面の知識がほぼない学生も来るので、こういう形にしています。

はじめての開講年は受講生数名だったのが、翌年以降少しずつ増えてて。今年は21名らしい。部屋サイズも含めてちょっと過多気味なのだけど、制限かけたりしようかなぁ。興味ある学生の受講を断るのは勿体無いと思うので今の所教室に入る分には詰めてもらってるけど、流石にあの部屋に21名はちょっと。

ゼミ開始

月曜日, 4月 8th, 2019

まだ授業調整期間入ったばかりなので、今週は仮日程での実施。来週からは「火曜日3限目」で実施できそう。

それなりにゼミで発言してくれる(=参加することを意識している)学生もいますが、流れに任せるだけでは「その場にいるだけ」になることもあるので、例年以上に意識的に質問を投げかけて。正解を求めてる訳ではないし、そもそも正解があるわけでもなく。議論の種を蒔いてみたり、育てて枝分かれしたり、振り返って現在の立ち位置を見直してみたり。

論文なり書籍なりの輪読でも同様ですが、分かりやすいものを読んでも不十分で。「関連付ける」「俯瞰する」「細分化する」みたいなことを様々な方法で「自分で試行錯誤することで腑に落ちる」ものだよね。別の言い方をすると、映画「マトリックス」でスキルをロードした後に実践が必要みたいな話。その実践の一つが討論。ということで、ゼミ開始です。

今日は進捗報告4名だったのだけど、討論し始めるとあっという間に時間がなくなるな。ま、暫くは今のまま続けてみよう。

シラバス

木曜日, 4月 4th, 2019

いつ頃からか忘れてしまいましたが、今では大学全体でシラバス提供が強く義務付けられてます。逆に言えば昔はそこまで徹底していなくて、シラバスないか、あったとしても項目ばらついてたりで、良くわからないことも少なくなかった。

情報工学科ではJABEE認定のタイミングでシラバス見直し徹底。私はそのタイミングで着任だったこともあってシラバスの書き方、何を達成させたいのか、それをどういう方法で提供し、どう評価するのか、必要な前提知識はなにか、発展課題はといった事柄を踏まえて授業設計する方法を間接的に学べました。

一方で、シラバスが万能という訳ではないです。極端な例としては「シラバスに書いてないことはやるな」みたいなこと言われると、あえて抽象的に書くことで解釈の余地を残しやすくするとか「本質的ではない部分にコストを要する」ことにもなったり。実際にそういうケースがあった訳ではないですが、事例として聞いたことはあります。実際に私がそうされたら、可能な範囲で話し合ってみるけど、実際そうなってみないとどういうところに落ち着くかは分からないな。。

インストール大会が終了

水曜日, 4月 3rd, 2019

入学式そのものはまだ先ですが、関連イベントが昨日から始まってます。お金ないならコンベンションセンターとか使うの辞めたらと思うけど、それはまた別の話か。

macOSを購入してもらい、先輩方によるインストール大会を通して必要最小限のセットアップを終了。例年だと大きめのパッケージも(brewなりpyenvなりで)当日ダウンロードする形でしたが、今年はそこを必要最小限に抑えることでダウンロード待ち時間がかなり抑えられ、全体としてスムーズに進んだようです。

この仕様は嫌いなので、私自身は表示設定にしてます。ほんと、見た目最優先して全体としての満足度を下げるのって馬鹿っぽい。。(これ以外にもいろいろ馬鹿UIあるけど)


第2回 自然言語処理の中長期研究構想を論じる会(第239回自然言語処理研究会)の講演動画が公開されてます。対話システム(Siriとかチャットボットとか)とかに興味ある人は覗いてみるといいんじゃないかと。

プレゼミ

月曜日, 4月 1st, 2019

来週から授業開始ということでそろそろ新配属生も含めたゼミ準備。1年間の流れ、テーマの決め方、ゼミの進め方、といった研究活動に関する共通認識を持つためにプレゼミしました。

週ゼミは、これまではずっと「毎回全メンバの進捗確認して討論」してたのですが、メンバ増えてきたので何かしら対策が必要。週あたりの回数を増やすか、全メンバを一度にやるのを諦めるか。ひとまず2週に一度回ってくる形でやってみようということで調整。

googleドキュメントで全員がメモできる方法はあまりうまく機能していないので、強制的に討論メモを記録する担当を割り当ててみることに。なるべく参加者へ質問(疑問)も投げる予定ですが、どうなるかしら〜。

TPOに応じた指導方法

水曜日, 3月 27th, 2019

授業に限った話ではありませんが、何かしら情報伝達するならば「どのような相手を想定しているのか」、「どのぐらいのコストをかけられるのか」等を踏まえ、状況に応じてよりベターな手段というのがあるでしょう。

小学生向けプログラミング(orプログラミング的思考)の教育においては、論理的な思考力を育むということで、そもそも「プログラミング言語を用いたプログラミングをしない手段」も許容するようです。アンプラグドコンピュータサイエンスとかアンプラグドプログラミングと呼ばれてて、コンピュータを使わず、思考法を学ぼうとするやり方もその一つ。

勿論これはこれで学べる所は大いにあるでしょう。その一方、上記に限らずどんな手法にでも言える話ですが、「銀の弾丸」となる教授法・学び方があるわけではなく、文化的背景等の環境要因や理解度等の個人的要因に応じて選ぶであったりするでしょう。例を挙げると、今なら「ガチャ実装してみて」である程度の共通認識を得ることができたりするし、場合によっては、Minecraftあたり触ってた人は「分解して組み合わせる」みたいな思考は当然のように身に付けてて後はプログラミング言語毎の仕様を学ぶだけで住むかもしれません。新しいアルゴリズムを考えることは苦手かもしれませんが、「既存API組み合わせ」だけならそれで実現できることは簡単に思いつくだとか。

そんなこんなで「どのような相手を想定するか」は大切。場合によっては「その場だけで通じるやり方」を選ぶこともあるかもしれませんが、そういう場合には可能な限りその意図を伝えておくことが大切ですね。