Archive for the ‘日記’ Category

参加障壁が低めのコンペ

水曜日, 10月 18th, 2017

この間書いたデータ解析コンペはかなりクローズドというか、応募しない限り中身が殆どわからないし、応募=指定イベントでの成果発表参加義務があったりで「参加敷居」という点ではかなり高いです。だから教員がフォローする形でやってるという話でもありますが。

これに対して、DeepAnalyticsとか、参加障壁自体はかなり低め(アカウント作成+それほど手間も少ない応募手続きするだけ)の、懸賞金付きのコンペも増えてきてますね。例えば大手ヘッジファンドX: 金融モデリングチャレンジなんてのが開催されてるらしい。チームでの参加も可能だし、情報共有も可能、ブログでの情報発信もokと、やる側にとってメリットを生み出しやすい形でやってたりします。

私自身時間の合うタイミングで参加したことがあります。
ベンチマークさんに追いついた(第1回ビッグデータ分析コンテスト」で、さっき書いたDeepAnalyticsの動き初めの頃に個人で参加しました。結果としては、思ってた以上にベースライン(最初に提示されてたスコア)の質が高くて、そこを少しクリアしたぐらいで自分の取れる時間が切れて(大学授業開始)しまいました。もうちょっといけると思ってたんだけど、世間の壁は高いらしい。

学生の皆さんも、面白そうなの見つけたらまずはトライしてみよう。良くも悪くもそこでしか得られない経験はあるので。

データ解析コンペ

月曜日, 10月 16th, 2017

[ 関連: データ解析コンペティション メンバー募集2017(3年次) ]

先週からデータ眺めが始まってます。今回のデータは○○です!と表立って言うことはできないので書けないんですが、先週から動き始めました。今はまだデータの全体像や特徴の把握を意識しながら切り口についてアイデア出ししつつ、次回眺めたいデータ整形してるといった段階です。ここから2〜3ヶ月程度で中間発表、そこで上位に食い込めれば最終発表にいくという流れ。

(学生的に)面白い点は、実際の企業からの生データを貸与頂けるのと、同じデータに対していろんな切り口を見れる(発表会が指定されている)ところじゃないかな。

個人的には、卒研の手前、3年次の学生実験向きだと解釈していますが、条件や時期的な問題的に連携しづらいのだよな。という理由で学生募集してみたものの学生集まらず。頑張ってる学生はそもそも何かに取り組んでたりするからなぁ。上手い落とし所を見つけたいところだ。

ieLT#8 秋のLT収穫祭終了 #ieLT

土曜日, 10月 7th, 2017

こんな感じのプログラムでLT大会が開催されました。喋り方や演出がLTっぽい学生増えてるな。意識してそうしてるのかしら。

学科的には、元々新入生向けイベント的に開催してたやつですが、(毎回だけど)有志が集って秋開催に繋がったらしい。内容的には、今年の春にやってたやつよりも新入生に伝えたい話が多かった気がする(主に前半)。会場実参加者的は開始後も増え続けて40人ぐらい?(発表者含む)。 TL見る限りUstream視聴もいたっぽいので全体としては50人ぐらいはリアルタイムで見てたのかも。

全学年集まってたので、ある意味こういうお祭り騒ぎ的なものが好きなメンバが集まったといえばそうなんだろうな。(イベント自体に気づいてない人も少なく無さそうなんだけど、入学したばかりの時期ならともかく、今の時期でnews-ie/Slackあたりをチェックしない人にあれこれやるってのもなぁ)

プログラミング2と実験4開始

火曜日, 10月 3rd, 2017

昨日から後期授業が始まってますが、今学期はプログラミング2と演習、実験4(データマイニング班)が毎週デフォルトであって、火曜日に集中してるので火曜日はそれ以外の仕事しません(疲)。これとは別に工学科共通の新科目「工学概論の1回分」を担当することになってますが、これはだいぶ先の話だな。ただ受講生が100名?ぐらいいるらしく、そのレポート採点することを考えるとちょっと泣ける。まじめにレポート採点支援ツールの作成を考えたほうが良いんじゃないか説。

プログラミング2はJavaメインで、後でC言語を少しだけ触ります。Java 9が先月出たのでそっちで環境構築。後々トラブルに巻き込まれる可能性多分にあるけど「IT専門にするなら最新版使え」ということで。1回目の課題はチャットボット初号機という名目で茜ちゃんにご登場頂きました。ありがとうございます。

データマイニング班の方は、全体の流れと当面の目的を説明してから事例紹介。これは毎週何かしら紹介する予定。その後で環境構築してもらって、時間が余る人はPython勉強してねということで課題例をあれこれ。Python自体の勉強は来週までの予定です。

デザインスクールの申込状況は、現時点で6名。高校生1名、琉大情報3名、名桜大2名。後期開始してから申込みが動き始めてるのでそのままでももう少し増えそうだけど、告知足りてないところへのアクションが必要か。

情報工学科(知能情報コース)のScrapboxができた

木曜日, 9月 28th, 2017

先日Scraoboxのことを書きました。高良研あきお先生が情報工学科(知能情報コース)のScrapboxを用意してくれました。早速色んな人(私も)が自由気ままにページ作りまくってますが、この先どうなるか楽しみです。

情報のScrapboxページへは、Slackにて告知が流れていますので、そちらからどうぞ!

物流版Uber?

水曜日, 9月 27th, 2017

卒業生の徳森さんから軽貨物ドライバー配車プラットフォーム「PickGo」のアプリ開発の人材を探してるとの話が届きました。新卒採用はないようなので、情報工の現学生に直接関係しそうなのは「インターン・学生バイト」の方かな。(既卒生で中途採用探してる人もいるかもしれないけど)

必須要件が「iOS/Android開発経験(年数不問)」なので、うちの学生なら3年次以上だと可能性あり? 具体的な話は聞いてもらわないと分かりませんが、Skypeでも話聞けるようなのでとりあえず話聞いて見る分には楽ちんですね。夏休み終わったばかりのタイミングですが、冬or春休みなり、動きやすい院生なり、興味のある人は連絡取ってみては。

Scrapboxしてる?

火曜日, 9月 26th, 2017

全く新しいwikiサービスらしいですが、Scrapbox使ってる人います?

私の方は大分前にアカウント作ってちらほら触ったきりだったのを数日前に思い出したところです。殆ど使ってない訳ですが、大学(研究室や授業)でのメモ書きに使ってみようかなと改めてちらほら触ってみてます。現時点での感触では「タグをどう付けるか」「ページの単位をどう用意するか」あたりで悩んでたりしますが、
(1) 編集方針決めてから学生巻き込んだほうが良いのか、
(2) 気にせずまずは使ってみようぜ。
でやってみるのが良いか、微妙に悩みます。

勝手な思いとしては、知能情報コースの学生全体で編集して作るWikipediaみたいな使い方しても面白いんじゃないかと思ってます。授業なり課外活動等で遭遇した対象(用語なりイベントなり)毎にページ作って、解説なり例示なり用意して、関連リンク貼っつけて。

一先ず学生に向けて話を振ってみるぐらいの意味合いで日記に書いて見るテスト。

P.S.
来週から授業開始らしいです(遠い目)

強風域の時点で台風らしい台風

水曜日, 9月 13th, 2017

発達しながら急カーブして沖縄〜日本縦断を目指している台風18号ですが、倒木・停電等具体的な被害が出始めているらしい。本島でも停電なった(復電済み)ところがあるとか。ここまで影響が出る台風は今年初か。皆さん気をつけましょう。

朝の時点でそこそこ強風だったでしたが、今日は企業さんとの打ち合わせがあったので大学へ。この先どうなるかまだ不透明ですが、一緒に面白いことやれそうな雰囲気です。有り難い。

午後はプログラミング2の準備をしてました。まだ確定ではないですが、1回目のレポートはチャットボット初号機を作ってもらおうかと。変更するかもだけど。

P.S.
デザインスクールの学科向け告知も始めました。愛媛大学から参加希望する声出てたりして、今までよりもより多様な学生が集まる可能性高いです!

第548回「親の子育て、就業と貧困問題ー社会的保護の展望ー」 #参加メモ

月曜日, 9月 11th, 2017

先週土曜日のイベントメモ。デザインスクールのテーマとかなり近いということで、沖縄大学の公開講座「親の子育て、就業と貧困問題ー社会的保護の展望ー」を覗いてきました。

以下、参加メモです。當間視点で書いてるので間違ってる可能性あり。

<目次>


[ 全国貧困率の結果と沖縄の位置づけ by 山形大・戸室先生 ]

 都道府県別貧困率を調査した火付け役。貧困問題が注目され始めた当時は全国平均しか数値がなく、この状態で都道府県なり自治体なりで対策を取ろうにもそもそも把握できていないということで、都道府県別の数値を算出したとのこと。

 国が算出した相対的貧困率は貧困線に基づいたもの。貧困線をざっくり説明すると「世帯所得の中央値の半分の額」。平成25年国民生活基礎調査では122万円が貧困基準。中央値の半分にも満たないという点で相対的に貧困としている。金額からかなり厳しい生活状況だと想像できるが、いくつか問題がある。例えば、貧困世帯の収入が同じままで、裕福層だけが所得が減少し、貧困線が120万に下がったとする。所得が120〜122万円弱の世帯は、所得が変わらないにも関わらず基準が変わったために「貧困ではない」とみなされてしまう。
 相対的貧困よりもベターな指標を使いたい。その一つとして、総務省「就業構造基本調査」と厚労省「被保護者調査」を使って都道府県別に算出した。ざっくり説明すると、憲法第25条「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」に基づいた都道府県別基準である生活保護基準を用いて、世帯別に算出したもの。その結果がこの報告

 前者の相対的貧困率では全国16.3%、沖縄29.9%(1位)で約1.8倍。
 後者の生保基準貧困率では全国13.8%、沖縄37.5%(1位)で約2.7倍(2012年)。2位は大阪21.8%で大きな差がある。20年前と比べても上昇幅が全国を上回る。貧困率が高い地域はワーキングプア率(低賃金)が高い。また、貧困世帯のうち生活保護を受講している世帯割合(捕捉率)は15.5%。

 沖縄の最低賃金は714円。仮に月20日*8時間で1年間働いたとしても約137万にしかならない。これは「健康で文化的な最低限度の生活」を営める金額なのか。ある閾値を基準としてゼロイチ判定しているのも問題ではないか。捕捉率はヨーロッパだと7〜8割程度に対し、日本平均が2割と低すぎるのはどこに問題があるのか。


[ ひとり親世帯における養育と雇用・就労問題 by しんぐるまざあず・ふぉーらむ沖縄・秋吉さん ]

 ひとり親で苦しんでいる人が大勢いる。中でも母子世帯の貧困状況は酷い。具体的に動ける人数が少ない中、より大きな結果を出すには政治への提言だろう。そんな思いから立ち上げ、窓口として調査・整理・提言や、ひとり親への相談対応等しているらしい。

 沖縄県のひとり親世帯(2011年調査)は約3.5万世帯。このうち母子世帯が3万、残りが父子世帯5千世帯で約85%が母子世帯。この割合は全国(約146万世帯)で見てもほぼ同様の割合。
 沖縄県の母子世帯になった理由は、離婚79.3%(80.8%)、未婚12.2%(7.8%)、死別4.9%(7.5%)。カッコ内は全国の数値。どちらも離婚が多く、死別に関しては沖縄は約半分程度と少ないこと、未婚状態で母子世帯となる割合が倍近い点が特徴か。母子世帯になったときの年齢が20歳未満である割合が2.8%(1.6%)と高い点も沖縄の特徴。
 ひとり親世帯になった直後に困ったことは、母子世帯では生活費が圧倒的で83%、次に仕事39%、子育て・教育33%、借金返済21%。これに対し父子世帯では生活費60%、子育て・教育52%、仕事42%、家事32%。子育て・教育・家事で困るのが男親らしいといえばらしいか。

 収入を比較すると、沖縄の母子世帯155万円(181万円)、父子世帯209万円(360万円)。カッコ内は全国平均。
 養育費等の手当てを含めると、沖縄の母子世帯185万円(223万円)、父子世帯232万円(380万円)。
 母子世帯全体に占める生活保護受給世帯は、H23年全国母子世帯等調査によると受給しているのは14%。他は受給していない。沖縄の場合、子どもを預ける場所・職場・急病等での移動等を考慮すると車が必須であることが多いが、生活保護は車があるだけで受給できない。究極の選択を強いられ、受給しない道を選んでいる世帯が多い。

 母子世帯の就労率は沖縄87.5%(全国80.6%)で、これは世界的に見ても高い数値。ひょっとしたら世界一かもしれない。沖縄県の母子世帯正規職員での平均就労収入は209万(全国270万)。パートアルバイトだと124万(全国125万)。母子世帯の母の最終学歴と相関が高いが、大学・大学院卒でも45%は200万円未満であり、上位の26%が400万以上と押し上げている点に注意。
 母子世帯の母が仕事を探す際の条件は、勤務時間・収入・急用への対応の3点。だが条件に合う職場を見つけるのは困難。結果的に収入が低く、電気・電話料金・ガス・家賃等の対応経験がある家庭も多く、それどころか「過去1年間に食料を買えなかった経験がある」母子家庭が45.6%あり、これは最早相対的貧困どころの話ではないのでは。


[ 子どもの貧困は親と地域の貧困から:中小企業における「人を活かす経営」の取組事例 by 副代表理事・宮城さん ]

 全国の中小企業同友会では「良い会社をつくろう」「良い経営環境を作ろう」ということを目的に掲げていることが多い。これに対し、沖縄の同友会では「良い経営者になろう(学ぼう)」も加えている点が違う。中小企業が個々にやれることは少ないが、集まることでやれることは増える。学びの一環として、良いものを共有・蓄積して広める活動をしているとのこと。
 今回は具体例として大宮工機における長年の取り組みが上手くいった例の紹介をされていました。結果としてエコアクション21認証を受け、IT経営実践認定を受け、障害者雇用もうまく動いているようです。

 他にも就業規則の改善例の紹介がありました。
 例えば就業時間。古くは明確な規則がなく、日曜日だけが休み。平日は8時頃まで残業なことが多かった。そんな中、育休で事務職員が一人暫く欠けることに。パートは見つかったがベテラン1人と比べると新パート1人だけで業務が回るとは思えないため、過去に働いていた経験のある元職員に声掛けし、快く引き受けてもらえたため業務を回せるだけでなく、IT導入により簡素化もし始めたため若干時間があまる状態に。また、育児などのため早めに帰りたいという要望もあったため、業務時間と業務日を減らす一環としてまずは事務職のみ週休1日から「3週5休」してみることに。そのため「業務は18:30まで」と社外に声掛けした所、実際に早く業務が終わった。18:00, 17:30,,,と5,6年かけて段階的に減らしてみた結果、今では17時過ぎには会社に誰もいない状態に持ってこれた。ブラック企業等の話題が上っている今の時代だからやれたことかもしれないが、結果的には業務時間&日数を減らすことができている。
 人を大事にする改善を続けた結果、採用にも変化が現れてきた。中小企業のため合同説明会が中心だったが、ここ最近は中途退職者による声かけ等、「**さんから話を聞いた」というケースが増えてきた。
 今後も人材は減っていくことを踏まえ、人を大事にする業務改善に取り組みたい、とのこと。


今回の貧困問題に関する土曜教養講座は今後も継続して続ける模様。

スタートアップカフェコザさんにも協力頂けることに!

木曜日, 9月 7th, 2017

子どもの貧困をテーマにデザインスクールを開催するということで関連情報集めてたりしますが、第548回「親の子育て、就業と貧困問題ー社会的保護の展望ー」という公開講座が今週土曜日にあるらしい。行ってみるかな。

今朝は沖縄市に行ってたのですが、スタートアップカフェコザさん(とここには書けない方)にもデザインスクールにご協力頂けることになりました。

スタートアップカフェコザではプログラミングスクールを通した人材育成が動いていますが、沖縄市らと協力しながら様々な面での支援をされていて。その流れで子ども貧困にも興味がある&面白い人がいるということでご紹介頂けました。ということで、基調講演は3件になる見込みです。具体的な中身は後日イベントサイトで告知していくとして、ここでは関連話で出てきた事例の紹介を。


[ 就学援助自動支援NPO法人エンカレッジ ]

元々は普通の塾経営から始まったそうですが、家庭・経済的な事情で漏れてしまう子どもがいること。子ども自身の問題ではないのに、学びたくても漏れてしまう子どもを目の当たりにして、以下のような趣旨で活動されてるようです。

母子家庭率の高さに加えて県全体の所得の低さという沖縄県独特の社会情勢から、何らかの経済的援助がなければ、教育を受けられないという就学援助児童(※)が増加しています。
(中略)
すべての子ども達へ均等に学習機会を与えたい、すべての子ども達に夢を持たせたい、すべての子ども達に希望を持ち続けてもらいたい。就学援助児童に経済的に負担の無い学習塾という高度な教育の場を与えることができれば、自分の居場所をえて、夢、希望、高い学習意識を持ちうることになるのではないでしょうか。

設立趣旨より抜粋)


[ 株式会社ハッシャダイ ]

社長さんの生い立ちもすごいですが、その経験に根ざした思いから(?)「ヤンキーインターンシップ」なる取り組みをしているらしい。

都心体験型インターンシップは、協力企業・公的機関・採用企業からの支援金や報酬、紹介料をいただくことで、若者から一切お金をいただかずに、様々な研修が用意でき、インターンに集中してもらえるビジネスモデルを実現しています。

ヤンキーインターンシップより抜粋)