Archive for the ‘日記’ Category

久しぶりにpatch作りしようかと思いきやその必要が無かった時のがっくり感

水曜日, 12月 20th, 2017

Neural editorなる生成ツールが面白そうだという話を阿波連さんから聞き、良くわからないけど動かないので動作確認できてないという状態らしい。

論文概要眺める限りでも面白そうなので動かしてみようかと。(タスクに目を背けつつ)丁度年内の授業が終わる時期で時間取りやすいし。ということであれこれ試してみることにしました。

Issues眺めて見る限りでも、動かなくて困ってる人が、他にもいるらしい。状況的には、リポジトリクローン作って、データセットを別途用意して、Dockerで環境用意したらPythonスクリプト動かすだけなはずですが、暫く動いたら勝手にプロセスが死んでしまう。おぉ Neural Editorよ、死んでしまうとは情けない。

素直にデバッグしてみようと、インタプリタさんとpdbにご登場願うことに。スクリプト実行時に設定ファイルを引数で渡す必要があるのだけど、そこはインタプリタ起動後にsys.argvを上書きしてしまえばOK。

どのあたりで死んでるのか良くわからない状態(単にKilledと出力されるだけで、どのファイルのどの行で死んだのか不明)だったので、最初はファイル内のコードコピペで動作確認しながら大雑把な場所を把握してみると、3506331行からなるテキストファイルの処理途中で死んでるらしい。でも、コードを追いかける限りでは単に TSV をタブ分割して、スペース区切りで単語分割したのをリストにappendしてるだけなんだよな。具体的にどの行で死ぬのか確かめようとするも、実行する度に死ぬ場所が変わる。乱数使ってるわけでもないのにー。

ここまできてPython自体のメモリ設定か、Dockerのメモリ設定が怪しそうだと目星をつけ、両方共設定変更してみると、Dockerの設定が原因だったことが分かりました。デフォルトで2GB割り当てで、これを越えようとするとDockerがプロセスを強制終了してる感じなのかな。ま、気持ちは分かる。

Docker自体は便利だというのはわかってるんだけど、そっち側で例外処理的なことやってるならせめてそういうログを出して欲しいかな。ということでパッチ作成は不要らしい。ちょっと残念。

年内の実験4終了

火曜日, 12月 19th, 2017

今週で年内の授業が終了。年末年始を挟んで続きがありますが、火曜日の授業は次回が「1/16(火)」ということで約1ヶ月近くお休みすることに。12/26、1/2は普通に冬休み期間。1/9は月曜振替なので火曜日授業はその次の週から、という状況です。

そんな訳で火曜日にやってる3年次の実験4も約1ヶ月近く休んでから続きをやることに。通常の授業なら教員側で適度に課題設計するなり振り返りを用意する形で思い出してもらうこともできますが、実験4は学生実験。基本的には学生毎にやってることが違うので自分たちでドキュメントなり思い出すための工夫をする必要があります。

という話をして終わりましたが、年明け大丈夫かなー。(生暖かい目)

右肩痛

金曜日, 12月 15th, 2017

ここ最近右肩の調子がよろしくなくて。10月〜11月の間は「肩こりかな?」ぐらいで回復したり調子悪くなったりを繰り返し。肩を動かしてたらそれなりに回復するのでそのまま様子見してたんですが、11月末からは右肩〜首にかけて痛みが出始めて。それでも痛み続けてるわけではないし、荷物持つとか負荷かけたら痛むとかでもなく、何もして無くてもふとしたタイミングで痛みが出てくるという妙な調子。

せっかく休み取れてるしということで仲村整骨院で診てもらうと、何やら肝臓やら右側の臓器がズレててそれに引っ張られる形で右半身が緊張しっぱなしらしい。以前腰痛めた時にやったウォーターベッドマッサージは毎回気持ちよかったのだけど、今回はこれですら背中中央付近を押されると痛みが出てしまう始末。先生のミラクルハンドで整えてもらうと、久しぶりに右手が普通に持ち上がりました。

一度や二度ではまたすぐ元の状態に戻るだろうから暫く通うことになるのかな。ま、思ってたより簡単にめどが付きそうで良かったと思おう。単なる肩こりだと思ってマッサージやら自分で肩動かすようにするとかしてても駄目だったので、完全復活には長くかかるかと思ってただけに嬉しい。

研究室配属の時期

木曜日, 12月 14th, 2017

こんな感じになったようです。よろしくお願いします。

配属学生が決まったらまずは連絡網ということでML(実体はgoogle groups)に登録したり、Slackに招待したりしています。また、古い慣習ですが、登録確認&緊急連絡先確認を兼ねて自己紹介メールをやり取りするようにしています。一段落着いたら顔合わせ食事会の調整に入ってもらう予定ですが、週明けには調整始められるかしら?

P.S.
体調崩してる学生も多いらしい。気をつけませう。

レポート採点祭り

火曜日, 12月 12th, 2017

先月末でデザインスクールにかかりっきりだったたこともあり、未採点のレポートが溜まってます。プログラミング2ではほぼ2週間に1回の頻度で課題レポートを出してて、今日で5回分の〆切が過ぎました。採点終わったのはまだ2回分だけです。今週〜来週にかけて2回分は終わりたいけど、どうなるかなー。

プログラミング2の評価はレポートだけで8割決まるのでかなり比重が大きいです。が、基本的には「ちゃんとやれば単位が出ないことはまずない」ので、やるか否かを見てるだけともいえます。学生間での教え合いを推奨してるし、それを採点に組み込んだりもしてるし。分からないまま放置するぐらいなら自分らでどうにかして乗り越える工夫をして下さいってところですね。

また、後期はペアプロの時間もかなり余裕を持って確保してるので、質問相談するタイミングはかなり用意しているつもりです。なんですが、レポート出せない学生がいることはいます。質問できないのか、甘く見てるのか、単位落としても良いのか理由は定かではありませんが、不思議です。そしてもっと不思議な事に、琉大独特のシステム「16単位未満除籍」で落ちる学生数を減らせという方針があったりします。やらない学生に単位を出すわけにはいかないので個人的には「遅れてでも課題出す気あるなら相談に応ずる」以上のことはしてなかったりしますが。

(体調的に)ダメな一日

水曜日, 12月 6th, 2017

今日は大学全体で推薦入試のため休講。全学で入試業務な一日でした。

体調悪くて早めに帰って仮眠取ってたらがっつり3時間寝てしまったけど、まだよろしくないな。感覚的には半年ほど前の状況に近いけど、寝てた時に置きてたっぽくて起きたら全身気だるい+筋肉痛な状態(10段階中4ぐらい?)。

明日、気分転換兼ねてマッサージ受けに行くか。(だらだら旅行行きたい)

研究室紹介2017の補足

火曜日, 12月 5th, 2017

研究室配属に向けた研究室紹介が終わりました。そこでも紹介しましたが、基本的には資料は公開してます。共同研究の都合だとか論文の都合だとかで隠さないといけない部分を除外して、それ以外はできるだけ公開する方針でやってます。

以下、喋ってなかったことをつらつらと書いてみます。

  • 上記ページそのものは2005年ぐらいに書いたので「e-mail による連絡」とか書いてますが、ここ最近の研究室内でのやりとりはslackが多いです。長い文章だとメールも使うぐらい。
  • 研究テーマは自由ですが、自分でやりたいテーマがないのであればこちらから選択肢を提示します。かなり具体的なテーマから、抽象的なテーマ(解釈や問題設定に裁量の余地が残されている状態)までいろいろあります。
  • 自由に決めていいですが、いつまで経っても決められない人は時間が勿体無いです。特に「卒業=就職」を想定している人がテーマ決めるのに夏休みまでかかると、実質的に研究する時間は殆どありません。という状況を長らく見てきたこともあり、年間スケジュールとして目安を提示しています。就職組は6月にはテーマ確定することを目指してもらいます。
  • テーマを引き継ぎで深化させる方向に進む学生がほぼゼロなのが不思議ですが、當間的には推奨しています。背景やら関連研究やら調べてあって現時点での課題が分かる状態だと手を付けやすいですよね。
  • 共同研究等の都合で、一人はテーマ指定になる予定あり。
  • 更新頻度少ないですが、去年から研究室活動紹介的なブログを開設してます。内容はうちの学生に自由裁量で書いてもらってて、現時点での最新記事はお茶会の話らしい。
  • お茶会といえば、NAL研では毎週ゼミ後にお茶会の時間を設定しています。就活などで集まりにくい時期には別システム導入することもありますが、何かしらやってるかな。お茶会は、週替りで担当者を決めて何かしら用意してもらってます。こんな感じですね。
  • データマイニング班でも近いことやってますが、ゼミでは共同でリアルタイム議事録やってます。
  • 議事録自動化したくない?(生ログの構造化ぐらいのイメージ)
  • 様々な情報が電子化されているのに,自分がコンピュータに合わせて作業をしないといけないのは何故だろう?
  • 自分の好み・嗜好を汲み取って,前もってチェックした情報を整理して提示してくれないか?
  • 「ペアプロ導入」を支援するようなシステム作れないだろうか?
  • レポート採点なり校正支援システム作れないだろうか?
  • 「今なら」おにゃのこ3人いるので多目らしい。
  • たまに美味しいモノ食べに行くらしい。
  • 「研究室配属=他研究室と交流が取れない」じゃないです。自分自身のテーマについて他研究室メンバや教員らとも相談するのはありありですい、実際やってる学生もいます。大学を活用する一つの手段として「研究室が追加された」、ぐらいの気持ちでも良いんじゃないかと。

気がつけば正常値に

木曜日, 11月 30th, 2017

去年の年末なので1年ほど前の話ですが、問題なかったはずの項目がいくつかヤバゲな範疇になってて。具体的には中性脂肪が「2015年: 138mg/dl -> 2016年: 182mg/dl」で、基準値30〜149を大きく逸脱してたんですよ。総合評価で「(メタボの)予備群該当」ということでそっち方面のアフターケア的な告知も届いたりして。確かにそうなってもおかしくない食生活(1日にアイス2個食べるとか)してたよなと。

そんな状態だったので、2016年12月から暫くは意識的に節制&それなりに日常生活で体動かすようにしてて、それから半年後ぐらいに当たる2017年4月だか5月頃の定期検診を迎えました。その結果を心待ちにしてたのですがいつまで経っても届かず。流石におかしいと思ったものの、別件で事務室のボックス確認したら底に埋もれてたのを本日発見しました。疑ってごめんなさい。という訳でワクワクしながら開封すると「2017年: 70mg/dl」に。圧倒的正常値。ですよねー!

ということで、中性脂肪さんは比較的意識的にコントロールしやすいものだと理解しました。節制しろよというだけの話なんですが。

デザインスクール2017のプログラム公開

水曜日, 11月 8th, 2017

デザインスクールのプログラムを公開しました!

FAN2017@岡山大学

水曜日, 11月 8th, 2017

進学すると学会出張に行けて旅先で美味しいもの食べれますよ!(過去の例
という研究室紹介を兼ねたレポート記事です。

今回は、事前にあきお先生情報で把握してた「ままかり」「きびだんご」、そしてはれんち先生情報の「牡蠣」、後は歩いて見かけた「黄ニラ」「デミカツ」あたりか。どれもこれも美味しくいただきました。


第27回 インテリジェント・システム・シンポジウム(FAN2017)に参加してきました。このシンポジウムは、情報処理学会とかの特定学会が開催しているものではなく、電気学会、電子情報通信学会、人工知能学会等の合同開催みたいなスタンスで動いてて、「今年度はどこそこが主催ね」と持ち回りで開催されてます。今年度は機械学会主催だったこともあり、予想以上にそっち寄りの発表が多かったです。制御とかソフトが絡む話が多いですが、8〜9割は機械絡みかも。例えば「車椅子でのトラブルはハードそのもののトラブルというよりは、ヒューマンエラー。これをKinectで環境情報取得し、段差認識することで操作支援に繋げたい。そのためにセンサをこの高さ&角度で取り付けることで環境情報取得しやすくなった」みたいに、何かしらハード運用を含むような話が多い。

情報工学寄りな話もちらほらあったのですが、複数セッションに混ぜ込む形で入ってたのでまとめて聞くのは難しかったか。個人的に気になった発表は以下の通り。


1A2-3, 進化計算による大規模シミュレーションにおける実験回数の削減
例としては災害時の避難でしたが、大規模シミュレーションではそれ自体の計算コストが大きいだけでなく、「道路Aが通れない場合はどうなるか」「橋Bが崩落した場合どうなるか」といった要因全てを網羅的にシミュレーションするのはスパコンでも無理。なるべく低コストで、重要要因を絞り込むことができれば嬉しい。それを進化計算(GA)でやってみた。という話。GAでパラメータを直接最適化するというのではなく、どの要因が重要度が高そうかというメタGAとして最適化する話でしたが、やはり評価関数の設計で苦労してる様子。面白そうなんだけど、解ける問題なのかが良くわからないのだよな。
1A2-4, 学習係数調整による構造適応型リカレントRestricted Boltzmann Machine の分類精度の向上について
深層学習では構造最適化すること自体が難しいので、RBMで自動的に層を増やしたり、ニューロンを追加・削除する「適応型モデル」を提案済み。今回はそれを拡張して、学習率も自動調整させる試みをやってみたという報告。そっちはまだ上手くいってなくて、既発表のAn Adaptive Learning Method of Restricted Boltzmann Machine by Neuron Generation and Annihilation Algorithmが面白そう。というかSMC2016は去年参加したので聞いた話だな。
1A2-6, ロープのマニピュレーションにおける位相幾何を用いた計画法に関する考察
ロープの状態を正確に把握するのは難しく、それを数理モデルとして表現し、操作計画策定等してるという話。静止状態ではまだしも、実際にマニピュレータで操作してて、その際の「腕でつまみ上げた際の変化」を把握するのが辛いらしい。
1A3-3, 事前特徴抽出による部分空間法の改良
クラスタリングの一種である部分空間法は、クラスタを後から追加しやすいメリットがあるが、クラスタ間の重なりに無頓着なのでそこをどうにかしたいという話。PCAして「主成分じゃない成分(固有値が極めて低い成分)」を使うらしいけど、その指標だけだと辛そう。
1A3-4, 標本特徴空間を用いたスパース最小自乗ツインサポートベクトルマシン
SVM拡張の一つ、最小自乗ツインサポートベクトルマシンは比較的高速だがスパースじゃないため、サポートベクトル数が多い。これをスパースにしたいという話。
2B1-1, 動作予測に基づくアシストウェア制御のためのウェーブレット分散特徴量の応用
腰裏に設置してるセンサーでリアルタイムに腰の動きをモニタリングできるが、「どのタイミングでアシストするか」は「実際に該当行動が生じる1秒前から機能して欲しい」ということが分かっており、1秒後の動作予測をしたいという話。モニタリング情報に必要な情報が含まれてるかは微妙に謎だけど、面白い話だ。
2B1-4, ランダムフォレストを用いたカスタマーレビューの半自動分類
分類機を構築する際に、高品質で大量のラベル付きりデータを用意するのは辛い。これを半自動学習でどうにかしたい。SVMやNNだと予測確信度に基いてラベル付与できるが、ランダムフォレストでは用意されていないので、多数決結果で代替するという話。
2B2-3, 成長型自己組織化マップによる強化学習
SOMで状態推定する話をベースに、状況に応じてそれまでの学習結果を壊さないようにニューロンを増やすという話。ただし、SOMだと2次元空間制約が厳しそうな予感&ほぼ同等の話が既にあるらしい。
2B2-6, Quantitative evaluation of collective intelligence expressed in rating evaluation of computer chess
集合知の質的評価に取り組むことを目的とし、「2〜3人協力型のチェス」で検証してみたという話。ユーザ間の協力方法は「協力相手に手を提示し、選ぶだけ。その手を何故選んだか等の情報は自身で解釈検討する必要がある。選んだ手が割れた場合にはランダムで決定」というもの。これだけでもそれなりにスコアが上がるとのこと。