Archive for the ‘イベントレポート’ Category

(残タスクあるけど)データマイニング班終了

木曜日, 2月 11th, 2016

買い出しで迷った&混んでたおかげで予定より1時間遅れての開始になってしまいましたが、データマイニング班の成果報告会が終わりました。実験班メンバ以外の参加者も来てくれてたので実験班12名+院生(TA)1名+教員1名+他2名の合計15名による報告会となりました。どのグループも初めて聞くであろう内容に対して真っ当な質問を貰えてたということ自体が、それなりの内容と質になっていたということの客観的評価かなと思います。それぐらいにはまじめに取り組んでくれてたし、やったことをうまく伝えようと努力した跡を見ることができました。3年次の実験としては文句なしです。

残タスクは、(1)自己評価、(2)授業評価アンケート、(3)成果物一式の公開、の3点セット。美味しいもの食べたことだし、最後のひと踏ん張り頑張ってください。

多くの発表に共通してた指摘事項は以下のとおり。

  • 発表スライドに(一般公開するには)不適切なコンテンツが入っている。適度に掴みを取るのは発表として良い方法ではあるけど、適切な方法でやろう。(今回のケースだと、数枚の画像ぐらいなら出典明示ぐらいでOKかなとは思うが、それで済みそうにないグループもあった)
  • 凡例の無い/軸説明のない/説明文のフォントサイズが小さすぎて読めないグラフがあった。
  • 失敗事例分析が甘い(殆どのグループでやっていない)。例えば何かの評価軸でスコアを出すのは良いけど、スコアを下げた要因分析(e.g., 掘り下げ考察、細分化検討)がほとんどのやられていない。(一部はやってるところもあって、今後の課題として申し送り事項に整理されてたのはとても良かった)

実験方法で説明している「最終的には、(d)機械学習をツールとして用いたシミュレーションを通し、プログラミング技術・問題設定・評価・考察といった一連の計算機実験のために必要なプロセスを体験してもらうことを目的とする。」における考察の欠落が気になるなというところですが、面と向かってそのことを指摘するというので十分かなとも思います。

P.S.
これまで実験3,4では「実験報告書(レポート)」の作成はさせていないのだけど、ここで割りと真面目に書かせて校正指導までする、というのをやるべきかしら。ネックは、(1)年度末のタイミングだと卒論&修論でそれどころなじゃない時期にタスクを増やしてしまうこと(前期ならやれそうな気も)、(2)作文にかなり時間を割くことになって「実験」の時間が減ってしまうこと(これは仕方ないというか本来はあるべきな気がするな)。

第10回 沖縄複雑系研究会が終了

土曜日, 1月 30th, 2016

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沖縄複雑系研究会は毎年2回(夏、春)やってるので5年目らしい。今年は夏から機械工学科の宮田先生も合流ということで琉大5研究室に沖縄高専2研究室の合計7研究室での合同という形に。双方の仮配属者もちらほらいて全体としてはかなりの人数に。学生もそうですが、教員もマジ指摘やらアドバイスやらで下手な学会よりもとても有意義な会です。

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NAL研からは3名が参加。3名ともギリギリまで切羽詰ってたこともあってあまり発表練習やれてなかったんですが、どうにか真っ当なコメントもらえるぐらいには伝えられてたようです。阿波連さんはここ1週間?ぐらいデータ眺めで混乱気味で、伊藤くんは一度しゃべりだすとやっぱり話しすぎで時間オーバー。その中でよく頑張ったと思います。田口くんはここ数日の根詰めで朝から体調悪くて発表を断念。いいところまでまとまったので可哀想ではあったけど体が一番だしね。また発表の機会はあるということで。

もらえたコメントは今後に活かそう!


今日はあちこちでイベントあって、
Global GameJam 2016(金曜日から始まってて、明日まであるらしい)、
ICAROB 2016
NBM世代交流まちづくりゆんたく会
と参加したかったイベントがブッキングしまくり〜。

(スタートアップチャンプルーVol.7) 女性の働き方、ITx教育

土曜日, 1月 23rd, 2016

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スタートアップチャンプルーVol.7に参加してきました。こちらの勘違いと不手際で時間を有効活用しきれなかったのが残念でした、面白い試みだと感じました。運営スタッフ的な意味だけじゃなく、中身も高校生がガッツリ入り込んでるところがすごい。そして大学生誰も来てなかったっぽいのは悲しい。いろんなイベントとブッキングしてたっぽいから仕方ないとも思うけどね。

どこの組織がどう関わっているのかは良く分かっていませんが、高校生自身やキャリア支援という形で関わってる人たちは沖縄市グッジョブ連携協議会という形でつながってるっぽい。主催・共済・後援やプログラムはこのパンフを見てもらったほうが良いか。

以下、私視点での感じたことです。


挨拶: ファウストビート株式会社 嶋根さん

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スタートアップチャンプルーのテーマは主に2つ、(1)地域に根ざす課題を明らかにし、共に取り組むこと、(2)教育につなげること。


基調講演1: フロイデ株式会社 吉谷さん

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自身に生い立ちとスタートアップを交えた話。文系大学を出てOL(総合職)、ソフトウェアハウス、寿退社からの企業。自身もそうだったように、「誰かの役に立つレベルのプログラマであれば誰でもなれる」ということを実践してて、ほぼ全社員が全くの未経験者にも関わらず社内教育で仕事になるレベルにもっていけてるとのこと。その中身と同一なのかわかりませんが、土日でわかるPHPプログラミング入門として書籍化したらしい。

社内にはリモートワークしてる人もいるようで、次の講演やパネル討論の議題にもある「リモートワークで変わる女性の働き方」の一例にもなっているとのこと。


基調講演2: 株式会社クラウドワークス 田中さん

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既に有名かと思いますが、いわゆるクラウドワーカーな働き方を手助けする会社。ちゃんと金払ってくれるのか?金払った分働いてくれるのか?といった金銭周りの信頼をうまく引き受ける形でのマッチングサービスとでもいうのかしら。時間・場所に捕らわれないのは当然として、個々人のペースでスキルアップ(より難しい仕事)を目指すことも可能。既にOL退職してクラウドワーカーとしてそれ以上に稼いでいる人もいるらしい。子育て・障害等、定職に付きにくい状況でも働けるし、社会への接点を持つことで「誰かの役に立つ」ことの実感にも繋がるとか。

クラウドワーカーにおける一つのメリットは「いわゆる営業」が無いこと。(仕事として登録されてるなら)やりたいことをやれる。これはわりと嬉しい人多いんじゃないだろうか。営業したい人がクラウドワーカーしたがるとは思えないし。

面白いのはグローバルチャットで、「やるつもりだったけど急に子供が熱出したのだけど」という話をすると代替者が名乗り上げてくれるとか、いわゆる「流動性がある」ことのメリットが文字通り実現してるらしい。


パネルディスカッション: リモートワークで変わる女性の働き方

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基調講演2者に沖縄SUNの仲村さん、モデレータとしてHanaHanaWorksの若林さんらによるパネル討論。

論点: クラウドワーカーは選択肢の一つとしてとても魅力に映るが、二の足を踏む人はどうしてもいる。まだまだ「雇われる」という意識の強い人が多いし、「ネット?顔が見えないとか怖い」ぐらいに拒否反応起こす人も。

回答: シングルマザーは子育てに関して話す場はいろいろあるが、仕事について話せる場が無い。話そうとしても「気取ったはなしして〜」みたいな流れになりがち(?)。今この場に来ている人はまだ「何かしら一歩踏み出そう」という人だと思うが、それすらできない人も多数おり、行政などとの連携が大切だと思う。地域おこし等行政と連携した取り組みも進めている。

個人的に気になったのは「履歴と信頼性」。実際どうやってるのか知らないので妄想になるんですが、例えばヤフオクやAmazonだと過去の取引履歴という形で信頼性を担保する形になってますが、クラウドワーカーの信頼性を同じ形で担保できるのかなーと。履歴はあったほうが良いと思うけど、そっちに強く引きづられるのは互いに損する結果になりそう。かといってどのタイミングで消えると良いのかというと線引難しそうだし。


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沖縄市グッジョブ連携協議会の高校生らから3件。元気が良かった人はバンドアプリにびわ染め。ひーじゃーミートプロジェクト。かき氷に絡めた地元果物PR。

大人枠(というわけでもないだろうけど)アトリエ ATORONのEnobiさんによるDEEP JAPAN 沖縄なアプリ。


基調講演3: 日本マイクロソフト株式会社 砂金さん

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メインは国内での活動ですが、スタートアップを支援するプログラムの支援拠点が世界7カ国(?)にあるらしく、3ヶ月ほどかけて回りつつあれこれ支援してたらしい。Bangaloreだかは「毎月1000件ぐらいスタートアップがある」とか規模感おかしいんじゃないのレベルなんですが、エバンジェリスト1個人ではなく、マイクロソフトの社是としても「常識を壊せ」「自分にとって居心地が良い場所はダメ」「当たり前を疑え」とdistrustを掲げているらしい。曰く「スタートアップ支援を通してそのスピード感やフレッシュ感を共に味合うことに意味がある」。

教育という観点では、先に上げたスタートアップ拠点の近くには大学がいっぱいあり、そこではSTEMが当たり前。コンピュータサイエンスは読み書き算盤レベルでやってた当たり前で、その上で別の専門をやっている。「メジャーは?」と聞いてもコンピュータサイエンスのことは誰も喋らないが、それぐらい誰もが当然のこととして学んでいる。

Ryukyufrogsのようにシリコンバレーに行くのも良いが、単に速いスピードの英語に打ちのめされるぐらいならヨーロッパを選択してはどうか。多国籍文化なので誰でもwelcomeで受け入れられる。

関連した話として、(日本も含めて)世界中でHour of Codeという取り組みが進んできている。


パネルディスカッション: ITx教育でどう地域が変わるか?

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嶋根さん、砂金さん、グッジョブの仲里さん、美来工科の伊波さん(高校生)に、飛び入りで入ることになった大里先生を加えた5人+会場質問。

論点1: そもそも現在の教育はどういう状況?
回答1-1: 現場により異なる。美来工科はiPad配布されたが、Wi-Fi接続できず、文字通りされただけで終わった。小中学校では電子黒板やタブレットなどの普及はまだまだ。
回答1-2: 単にハードなりを取り入れて終わりというのは笑い話ではなく、各種税金や学費などがどう使われているかという問題でもある。教育現場が責任を取りたがらないという側面もあるかも。大人が責任をもってやればよいだけでは。
回答1-3: 別の視点として、情報消費するためのツールになるような導入では意味が無い。生み出すツールとしての教育が大事。加えて、「教える」というよりも「やりたがる」ような工夫が望ましい。
回答1-4: タブレットも悪くないが、プログラミング等キーボードがないと生産性が落ちる状況もまだまだ多い。まずはキーボード見ずに操作できるレベルで慣れるところから。
回答1-5: 何でもかんでもIT化したら良いというものではなく、向き不向きを鑑みながら良い所に盛り込む使うのが良い。

論点2: 一般高校にいるためPCのことは殆どわからない。情報エチケットやWord,Excelぐらい。今のうちにやっといたほうがいいものはなんだろう?
回答2-1: 苦労することを厭わないのであればプログラミングやっといた方がいいかも。ただしプログラミングにかぎらず、興味のあるものでないと長続きしない。逆に言えば興味のあるものなら何でも続けてやってみるのが良い。一芸に秀でると良いのでは。
回答2-2: コンピュータサイエンスやプログラミングにもいろんなレベルがある。Minecraft Educationもなかなか良く出来ている。もしくは普通にマインクラフトやるにしても、いろんなmodを試すとか。環境構築とバージョンの整合性を見合わせながら解決していくようなことは現場でもよくある状況。何か一つやったら良いというものでもないので、興味持てることをやろう。
回答2-3: プログラミングに限った話ではないが、分からないことを知ったかぶるのは良くない。分からないことは聞こう。

論点3: 映像に興味がある。映像には無限の可能性があると信じているが、ITや教育の観点からどうか?
回答3-1: 一般的な二次元投影、PCモニタ・テレビ・スクリーンなどは基本的にはやりつくされた感がある。一方でVR・ARなどはまだまだ余地がある。そこに注力して突き詰めていくと良いのでは。親御さんに聞かれたくないアドバイスだが、他のことを多少犠牲にするぐらい突き詰めると結果的には良い将来にも繋がると思う。
回答3-2: アートとITはつながりポイントが多々あるが、プログラミングのできる映像屋はあまりいないので、ぜひプログラミングも頑張って欲しい。

論点4: 地域おこしに興味があるが、どう思うか?
回答4-1: 「地域活性化」を掲げつつ、それに関わってる人らの目指すゴールの違いが大きいことがよくある。子供らが今回のようなイベントに参加してることが目標なのか、観光客らを呼び込むことが目標なのか、地域住民を対象とするのか、、、。皆地元のことが好きだということでは共通しているが、目標が違うことことがあることに注意。
回答4-2: 沖縄市グッジョブ連携協議会では子供も一緒になってやることを意識している。この活動では「互いに本音で話しあう」ようにしており、大人も大人の悪い点を指摘されて直しながら進めているが、互いに成長しながら歩み続けることで活性に繋がるのでは。
回答4-3: 正直な話、中学生の頃までは地元のことはどうでも良かったのだけど、高校生になってから何も知らなかったことに気づいた。首里城みたいな意味での観光地としては魅力があまりないかもしれないが、魅力的な人はいっぱいいる。そういう人材に注目したアプローチはどうか。

ベンチマークさんに追いついた(第1回ビッグデータ分析コンテスト)

木曜日, 1月 7th, 2016

昨年末から続いてる第1回ビッグデータ分析コンテストなお話。私が参加した12/24時点では人数30数名だったんですが、1/7には倍以上の77名にまで膨れ上がっていました。ランキングは50位までしか見れないらしく、スコアの低かった私はランク外に。しくしく。目標にしてたベンチマークさんも消えてます。言い換えると、上位50名は全員ベンチマークに買ってるということですね。

コンテスト自体は1/15まで続いています。が、私自身がとれる時間としては恐らく今日が最後になるということで少し頑張ってみました。

今回はモデルを条件分けして用意してみます。具体的には「平日用のモデル」「週末用のモデル」「連休用のモデル」のように「推定対象日が旅行客増えやすい日かどうか」を区別しやすくしてみました。これで「推定日が平日なら平日なりの推定結果」「休日なら休日なりの推定結果」をより精度高く推定できるだろうと。連休判定の際には「火曜日が祝祭日なら月曜日も休む人よね(->月曜日を連休に割り当て)」といった微調整もしてます。

結果としては、「平日/週末/連休」の3つに分けたタイプでは小さな改善に留まり、「平日/休日」の2つに分けたタイプでは大きな改善に繋がりました。ただの週末と連休を区別するタイプであまり改善しなかった理由は、連休に該当する事例が少なすぎたので傾向を学習しづらかったということだろうと想像します。90次元もあるのに事例数件しかないし。

「平日/休日」の2タイプに分けたモデルでようやく目標にしていたベースライン(1.76417)を越えて、1.747002386094990になりました。50位丁度で掲載されてるランキングでは最下位ですがw(微調整してたら送信回数上限に引っ掛かったので、サイト上のスコアは少し悪い奴が残ってます)

これもすぐ抜かれて見れなくなるんだろうな〜。


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みんな大好き特異値分解(第1回ビッグデータ分析コンテスト)

木曜日, 12月 31st, 2015

今年最後の第1回ビッグデータ分析コンテスト記事です!良いお年を!(忘れる前に書く人)

年の瀬だしということで試すこと自体は簡単な特異値分解を使った次元圧縮をやってみました。気持ち的には「ノイズ除去」ぐらいのつもりです。適用したのは今の所一番良かったモデルをベースに、

 元入力:宿泊数過去90日分(90次元)
 ->SVDで10, 20, 40, 60, 80次元に圧縮。
 出力:翌日の宿泊数(総数、訪日外国人宿泊者数) *元のまま

としてみました。結果的には上記の中では60次元がベストで、スコア1.8台勢力の中ではトップになりました。(サイト上では2番目になってるけど、1日5回までしか提出できなかったのでベストではないスコアが残ってます)

それにしても1回目のスコア提出でかなり高いスコア出してる人がちらほらいるのだけど、何をどうやってるんだぜ?


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闇雲に属性を増やすことの限界(第1回ビッグデータ分析コンテスト)

水曜日, 12月 30th, 2015

第1回ビッグデータ分析コンテストでの観光宿泊数推測するやつですが、前回の近傍法回帰(KNR)(入出力:過去90日分を入力として1日未来を予測)するモデルを全28ケースに適用した所、スコアが約1.84へと大幅な改善に。宿泊数データそのものだけから推測するモデルに拘ってたのは「結果的にはこの数値に様々な要因が含まれているから」なんですが、それでもここまでいくのは予想外でした。ランキング的には大分低いんだけど(ぉぃ)。ちなみに順位もあまり変わっていません(数人抜いたぐらい)が、新規参加者が増えたおかげで下にはユーザが増えました。どういうモデル使ってるんだろう。

今回は、一先ず宿泊数データから離れて別属性も加えてみるかと試しにセンサーデータ(今回は日々の平均気温)で季節感を強化してみました。モデル設計はほぼ一緒で、
 入力:宿泊数過去90日分+平均気温過去90日分
 出力:翌日の宿泊数(総数、訪日外国人宿泊者数)
を年毎にモデル構築してみました。単純に次元数が2倍になってますね。考え方がシンプルなだけに試してみるのもすぐできるだろうと思ってたのですが細かい所でのデバッグに手間取ってて。実はまともにpandas触ってみるの初めてだとか。平均気温とかの提供データに欠落があるとか(あって良いけどドキュメントに書いててよ)。お陰でデバッグしながら勉強になりましたw

と、そこそこ苦労して前述モデルを試してみたものの結果は大して変わらず。良くも悪くもない同等のモデルになっちゃいました。ま、サンプル数には限界があるので時限を増やした所で学習しづらい状況になってるのだとは想像します。

ということで、次は何らかの方法で時限圧縮してみようかなー。もしくは精度無視して面白そうなモデル検討してみるかなー。(そういう部門賞もあるらしい)


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ほんのり誤差程度の改善(第1回ビッグデータ分析コンテスト)

月曜日, 12月 28th, 2015

第1回ビッグデータ分析コンテストでの観光宿泊数推測するやつですが、思ってた以上にベースラインが遠い可能性あり。いや、単に「宿泊数以外のデータを無視してる」のが悪いという話はあるんですが、そのデータだけで+簡単なモデルだけでベースラインいけるんじゃないかと見積もってたんですが、実はそうでもないのかな。モデルの設計(入出力、アルゴリズム、パラメータ最適化)が悪いというよりも、ベースライン自体が結構調整されまくったものかもしれない。

取りあえず試してみたのは以下の通り。

  • 12/24時点のスコア(コピペ版): スコア: 2.11849
  • 線形回帰(LinearRegression)(入出力:過去90日分を入力として1日未来を予測)。->スコア: 2.135054318087990(コピペより悪化)
  • 近傍法回帰(KNR)(入出力:同上)。->スコア: 2.116117762457610(コピペから0.04ポイント程度改善)

入力の長さ(過去ログどのぐらいを参照するか)を1ヶ月・2ヶ月・3ヶ月で試してみましたが、その中では「線形回帰だと3ヶ月はかなり悪くなる」けど「近傍法だと3ヶ月が良い」らしい。ちょっと以外。

ちなみに14都市*2ケース=28ケース全てに対しての処理はしてません。1ケースだけをモデルに当てはめてみた結果です。28ケース全て推測するようにすると、もう一桁ぐらいは改善するのかも。


[ 過去ログ ]

ベースライン狙いのつもりだった(第1回ビッグデータ分析コンテスト)

木曜日, 12月 24th, 2015

第1回ビッグデータ分析コンテストなるものが経産省・文科省・IoT推進ラボらの主催で開催されてるようです。データの利用範囲や時期の問題がなければ学生実験で扱っても良いなと思うんですが、約1ヶ月で〆切だとか、本コンテストへの応募利用以外には使っちゃ駄目とか良くある(?)制約があるのでそうもいかず。とはいえ参加資格は大分緩いので、取りあえず学生向けに告知するだけしてみました。誰かやって見る人いるかなー。

コンテストの内容は、


  • 2014年6月〜2015年5月末までの14都市に関する「観光宿泊数データ」を提供。これらのデータから推測して欲しいのは「2015年6月〜11月末における14都市に関する全観光宿泊者数と訪日外国人宿泊者数」。ちなみに14都市のうち一カ所は石垣です。
  • 関連情報として、(a)ブログ・SNS等で各観光地のキーワードが出現した回数(これも1日毎にカウントされてる)。(b)気温等の「環境センサーネットワークデータ、気象庁データ」。(c)為替データ等も提供されている。
  • 主催側で提供しているデータ以外にも、オープンアクセス可能なデータなら何を利用しても良いっぽい。
  • ランキング結果は随時公開。

というものらしいです。大雑把な傾向(参加者がどういう言語・環境・ツール・手法使ってるか)も一応見れますが、コンテストなだけあって現時点で見れるのは表面的な情報だけですね。

物は試しということでベースライン狙うべく「自分だったらベースラインをどう作るか」という視点でから考えて「単純に2014年データを2015年にコピペし直す」のに加え、曜日毎の傾向はあるだろうから「1日分ズラす」だけしたデータをシェルスクリプトで作成。で、提出した結果がランキングのnaltomaで、35人中34位、スコア2.11849。目標にしてたベンチマークは21位と22位の間で、スコアは1.76417。全然届いてないし(涙)。

どこまで時間取れるかは怪しいけど、思いつく仮説をあれこれ試して遊んでみよう〜。

四十にして惑わず

月曜日, 12月 21st, 2015

だったらイイナー(何)

学生実験中にプロフィールページ(私が学生の頃作ったやつ)を覗いてた学生もいたらしく、あちこち多方面からお祝いの言葉も頂けました!ありがとうございます!!

ということで本日をもって40歳になりました。先月昇進することになってしまったし、何か区切りっぽいしという理由も手伝って予定外の高い物買っちゃったりしましたが、これからもマイペースで頑張っていくと思います。30歳〜40歳の10年間は良くも悪くも手を広げたなという印象。その分浅く広くになりがちですが、今の所「どこかを掘り下げる」というよりは「全体をまとめるコアな部分」という意味で、学生の頃から夢見てる「人工知能(汎用人工知能とか呼ばれているところ)」にシフトしていくのかなぁと思い描いています。多分。何となく。こども育てるようにシステム育てたいよね。


40年も頑張ってくれた心身にご奉仕のため美味しい物食べてきました。新規開拓のつもりが閉まってて別の場所になったけど美味しかったから問題無し!スノーラグーンのリッチシリーズ、食べたの多分初めてなんだけどなかなか良いな。


大学教員になったのは2004年10月。初めて年次指導になったのが2005年(当時はy05と呼ばれていた)、当時は30歳だったわけだな。1学年全員をまとめて見るというのは勿論初めてのことで、「課題を出さない/〆切を守らない学生が大量にいる」ことに愕然としたんだよな(遠い目)。その頃はまだ学科ブログはなくて、mixiや個人で設置したブログとかいくつかに分散して日記を書いてたはず。y05を終えたときの4年間振り返り日記はこれだな(mixi)。初めてやる2年次の実験準備してるという日記に「100行書かせるのは無謀」と河野先生から突っ込まれたりしてたんだよな(遠い目)。そういや勉強会なんてのも開催してたっけか。今は比較的学生らが自主的にやってるのが増えてて良いですね。私のお陰とかでは全く無く、元気のある先輩らが引っ張ってってくれてるからなんだけど。継続し続けるのは難しいけども、そういう良い動きが何らかの形で残り続けてくれれば。

「行動しない」という選択肢の持つリスクを取るか、「何かやる」というリスクを取るか

水曜日, 12月 16th, 2015

今日はキャリア形成支援セミナーの対応でドタバタした一日でした。教員では話せない内容を聞けるし、それ以外の目的でも(わざわざ大学に足を運んでいるだけあって学生からの相談等には丁寧に対応頂けるという状況の)企業と接触できる機会でもあるのですが、時間帯・ブースによっては参加者ゼロという事態に。う、うーん。

企業さんによってはインターンシップ等で参加してた学生もいて、その学生さん等は内容や面白さについて周囲にも話してくれてたようなんですが、それでも参加者がいなかったり。う、うーん。

別の場(「企業と大学と学生の関係」)で感じた話でもあるのだけど「そこまでしないと動こうとしない学生は、企業から見ると欲しい人材なんだろうか」という疑問が湧くのだよな。切っ掛けは大事だと思うし、その切っ掛けをいろんな形で質も量もあることが望ましいとも思うのだけど、全てにコストをかけてやるのは無理な訳で。

一方で、学生の立場から見ると「大学内外問わずあちこちで似たイベントある中の一つに過ぎない」訳で、今回の機会を逃すことに対するリスクという観点からは「別に良いじゃん」と考えがちなのも理解はできます。だから、実施する側としても差別化なりは必要なのでしょう。(という意思表示ぐらいはしてみました)


ゼミには仮配属なもも先生が来訪してくれてたらしい。折角きてくれたタイミングに先生自身が遅れてしまってごめんなさい。院生主体で議論進めてくれてたので助かりました。NAL研的にはそろそろ情報処理学会全国大会に向けての追い込みで、複雑研的には沖縄高専とやってる複雑系研究会に向けての追い込みで、学科的には卒論・修論に向けての追い込み始まりという時期。のはずなんですが、こういう時期になってから来なくなる学生がでてきたり。どうなるかしら〜。

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ゼミ後のお茶会では近い誕生日の人と一緒にお祝いしてもらえました!ありがとうございます!!