Archive for the ‘日記’ Category

FirstVRで広がる世界

木曜日, 3月 1st, 2018

だいぶ前に注文してたFirstVRが届きました。どんなことができるかは公式サイト見てもらうとして、ゼミ後のお茶会時でお披露目したところVTuber候補が誕生することになりました。何言ってるかわからないかもしれませんが以下略。

シンプルに面白そうだから買ったというのもありますが、デバイス的に初代Unlimited Handより使いやすそうな所と、VR組み合わせでバイブレーションでフィードバックがあるところもぐっと来ます。自分で遊ぶ暇があるかは別として。

あと、1年次のプログラミング1,2あたりの課題として、「ある動作パターンAに関する計測データ群Aと、別動作パターンBに観測計測データ群Bを用意しておき、任意の時系列データが与えられた時にどちらにより近いか判定するプログラムを設計・実装しろ」みたいなのを出してみようかなーとか。ある程度前処理しておくとかしても良いし、生データ眺めさせて「どう取り組めば良いか考えさせる」みたいな出し方もあるか。論理的に考えてアイデアとして表現し、それをプログラムとして実装する力。とか書くと1年次にはレベル高すぎるんじゃって気もするけど、合ってるとか間違ってるとかは無視して良いし。(それでもまずは時系列考慮しなくて良いデータでやるべきかなとも思う)

ま、後で誰か学生捕まえてデータ取りやらせてみよう。

(データ解析コンペ2017) JIMS合同部会で準優勝

水曜日, 2月 28th, 2018

12月末開催の中間発表では見通し良さそう?とか書いてましたが、そこまで甘い想定でもなくJIMS合同部会で準優勝したようです。おめでとうございます!

流れが複雑なのと表に公開されてる情報が少ないので軽く全体像を説明すると、学生募集した記事にあるように、

  • 大前提: コンペにもいろんな形式がありますが、今回参加してたのは「共通の実データを元に、参加者が分析を競う」ぐらいの目標設定があるぐらいで、具体的に何をどう分析するかは参加者の判断に委ねられています。顧客へのリーチ改善を目指すも良し、無駄を削るのも良し、新たなサービス展開に向けた判断材料の提供も良し、何でもありです。ただし、アイデアソンのようにアイデア提案だけでは駄目で、データ分析に基づいた提案である必要があります。
  • 9月頃からデータ提供が始り、テーマに関する模索が始まります。それまでは何に関するどんなデータが提供されるのかは事前情報ゼロのため、特に活動はしていませんでした。
  • 12月〜1月頃に部会毎(4部会ある)に中間発表が開催されます。これが1度目の発表。
  • 2月末頃に部会毎の最終発表が開催され、上位3チームが最終合同発表に進みます。今回準優勝したのはここ。
  • 3月上旬頃に全部会の上位3チーム最終合同発表が開催される。今年度は3/8に開催されるようです。

こんな感じで、今回の準優勝は「4つある合同部会の1つに参加し、準優勝した」という位置づけになります。こう書くと大したことない気もしますが、全国の大学生や某総研等民間企業からの参加もある中での準優勝です。スゴイです。今回頑張った学生と宮田先生が。

ちなみにそのあたりの情報も表に出てないので書いておくと、今回参加したチームは次のような構成でした。まだ最終発表が残ってますが、準優勝おめでとうございました!

チーム名: Team Ryukyu
メンバ
 機械工学科: 宮田先生、棚原慎也(M1)、石垣博章(M2)、兼城享平(M1)
  *具体的に作業したチーム。
 情報工学科: (遠藤先生、岡崎先生)、當間、大城海斗(M1)
  *大城くん含め、今回はアドバイザー参加。

P.S.
昨年度も予選通過までは行ったのですが、最終発表では落選でそこまででした。昨年度も頑張ってたんだけど、ある意味で頑張りすぎたというか、昨年度は機械チームで2案、情報チームで3案ぐらいのサブテーマ盛り込みまくった内容のまま最後まで進んでしまったのがネックだったのかもしれません(當間個人の妄想)。各々面白い分析結果が出てきたので捨てるのは勿体無いかったんだよな。

お疲れ様でした&ありがとうございました!(謝恩会)

金曜日, 2月 23rd, 2018

昨日の卒研最終発表に、今日のインタビュー謝恩会を終え、ひとまず卒研生関連イベントが一段落しました。お疲れ様でした。そして謝恩会ありがとうございました。後は卒業式までの間に成果物や実験再現手順等の整理といった残タスクをしてもらいつつ、延ばしまくってたサーバ移行あたりが研究室的には残タスクになるのかな。

頂いたお菓子&紅茶は今度研究メンバで頂きましょう!


毎年何かしら伝説というか何か思い出を残す学生はいるものですが、今回パッと思い出せるのは、、、

  • 数年に一人ぐらいは「卒業要件満たしてたと思ってたら実はカウントミスだった」学生がいるんだけど(以下略)
  • 他研究室の計算機環境借りて名前やら覚えられた学生がいてね(以下略)
  • 謝辞にはお世話になった人なりを本音で書けばそれで良いんだけど、それで他研究室の先輩が(以下略)
  • 雨男から雪男に進化させられようとした(ry
  • 共同研究で先生やら先方やらに「そうじゃない、本来はこうあるべきでは!?」と根強く交渉して勝ち取った学生が(ry
  • 論文としてまとめることで目標に気づいた学生が(ry

卒研最終発表が終了

木曜日, 2月 22nd, 2018

2017年度卒業研究発表会が終了しました。発表者もそうですが、当日までのサポートに加えて当日の座長も担当してくれた院生の皆さんもお疲れ様でした。明日もちょっとしたタスクがありますが、終わった後はまずは体と頭を休めましょう。その後で、B4の皆さんはやり残したことや今日もらったコメントを元に、成果を整理しましょう。後輩に引き継げる状態にするところまでがお仕事です。


例年のことですが、今年も判定会議で揉めそうな発表がありますね。「研究」とは、例えば、、、

研究と称される行為の目的は多種多様であり、自明に求められる成果は目的によって異なる。

学術的研究
学術的な研究の目的は、突き詰めれば新しい事実や解釈の発見である。それゆえ研究の遂行者は、得られた研究成果が「新しい事実や解釈の発見」であることを証明するために、それが先行研究によってまだ解明されていないこと(新規性)も示す必要がある。

(by wikipedia:研究

というように、「新しい事実や解釈の発見」が本質的な目標ではありますが、工学の観点からは「新しいモノの開発」であったり、「その過程を通して得られた知見」といったことでも構いません。それまでに存在しないモノならば、それは『先行研究によってまだ解明されていないこと(新規性)』に該当しますので。

例えば、同時に数十万人が同時に楽しむゲームアプリがあったとしましょう。お金が無限にあるならサーバ環境を強化しまくればいいですが、実際にはそんなことはありえないし、可能な限り低コストに抑えたいのが運営側の本音でしょう。しかし、楽しむのを妨げるほどの低スペックだとユーザが離れてしまいます。そこで可能な限り低コストで環境構築なり運営保守なりをしようという要求はよくある話(=ニーズや問題)です。では、そのような「よくある問題」ならば、それをどうにかしようと取り組んでいる事例は山のようにあるはずです。それが調査研究や事例調査(サーベイ)と呼ばれているもので、まずは関連事例を調べ、その問題をどのように定義しているのか、どのように取り組んでいるのか、どこまで解消できているのかを調査や再現といったことを通して学んでいきます。多くの場合、その過程を通して関連知識を学びますが、その学びの過程で、解決されていない問題に気づいたり、より良い解決手法を思いついたり、より制約の少ない問題設定拡張を目指したりといったことを目指していくようになります。これが広い意味での「新しい事実や解釈の発見」です。うまいこと「負荷分散するアルゴリズムの実現を目指してゲームアプリやサーバ環境を開発する」みたいな話でも良いわけです。ゲームだから駄目とかではありません。重要なのは「新しい事実や解釈の発見」です

このような話を踏まえると、仮に研究内容が「パーツを買ってきて組み立てPCを作りました」みたいな話で終わってしまうと、どのあたりに『先行研究によってまだ解明されていないこと(新規性)』があるのでしょうか。何かしら目新しいことに繋がる要素を盛り込んで、新たな知見を得ることが主題になっているのであれば構いません。そのような問題設定になっておらず、「すでに世の中にあるものを作りました」だけで終わっている内容だと、それは演習や卒業制作的なものであって、研究ではありません。

また、勘違いしている学生が多いのですが、卒業研究や修士研究は成功しなくても良いです。次に活かすための知見が得られればOK。言い換えると、卒業研究のゴールは知見を得ることであって、得られた時点で「卒業研究としては成功」です。

とかとか。質疑応答時間だとそこら辺の話するのは筋違いでもあるので控えるようにしてますが、気持ち的にはわりとモヤモヤしてます。例年のことですが。

P.S.
書き忘れてたので追記。同期の発表を見に来ない卒研生が多いのはちょっと悲しい。4年次の最後の発表で強制参加させるようなのも悲しいし。しくしく。

後輩への指導

水曜日, 2月 21st, 2018

明日が卒論発表会ということであちこちでギリギリまで頑張ってる姿が広がってます。

この濃度でずっと続けるのは無茶なので要求しませんが、そもそも明日が発表会で予稿・卒論〆切というのにそのチェック自体がギリギリになってるところは毎年どうにかならんかなと思います。通常の課題レポートのように「採点(指導)受付締切日」みたいなのを設定するのが早いかなとも思うんですが、本心では「ここに至るまでに一通りの指導を終えてて、後は本人が納得行くまでブラッシュアップする」形にしたいという気持ちもあるのだよな。割りと無茶なレベルとは思うけど、夏〜秋あたりで学会発表する前提で年間スケジュール組めば割りと現実的な落とし所とも思います。

とかあれこれ思う所はあるものの、先輩が後輩を指導してる姿を眺めると、ニヤけます。対面もあればオンラインもあります。slack経由で予稿なり論文なりの添削依頼が出されて、都合のつく先輩なりがアドバイスしてます。成長を感じれる一イベントですね。

来年の修論最終発表に向けての備忘録的な何か

火曜日, 2月 20th, 2018

修士の最終発表が無事に終わったようです。今回は2年次、3年次も数人は来てたか。小学生っぽい子もいたけど、関係者の家族かしら。

今回の感想としては、LT見る限りでは「最もイミフde賞」を伊波立樹さんに進呈したい。ポスター発表で概要掴めたけどLTでは本当に訳がわからなかった。ただ、本人はこのテーマ楽しんでるというのは伝わった。
「発表が丁寧で賞」は悩みどころで、比嘉明周さん・河野三四郎さん・大嶺志歩さんあたりかな。自身の研究位置づけを丁寧に示してたり、どう取り組んだかまで含めて聞き取りやすい話し方で良かったです。


修士の最終発表会は、本来の公式趣旨からすると「最終審査の代わり」です。元々は一般的な口頭発表形式でしたが、修士の数が増えてきて1日実施が困難になってきたタイミングで今の「LT+ポスター発表形式」になりました。修士ならそもそも学外発表も義務付けてるのでoralに拘ることはないよねということで、割りとすんなり受け入れられた気がします。

が、ポスター発表に変更した際の思いが失われてるというか、そもそも世話教員(各年度の年次指導)毎に実施方法がばらばらだったりするので、来年度担当するしってことで気になる点を列挙しておこうという備忘録日記です。

ちなみに個人的な思いとしては、(1)できるだけ学部生にも参加して欲しい(参加しやすい雰囲気にしたい)、(2)修士発表のコアな所はそれなりに専門用語使いまくりで構わないけど、LTではなるべく非専門家(学部1年次レベル)にも伝わるようなスタイルをとって欲しい、の2点。池上彰さんみたいなとは言わないけど、いかに本質的なところを一般向けに分かりやすく伝えるか、掴みを取るかを意識した内容にして欲しいという気持ちがあります。あくまでも私の勝手な思いですけどね。

  • 告知はできる範囲で早めに。
  • なるべく学部生後輩に参加してもらいたいので、少なくともタイトル付きで告知。
  • LTは概要掴むというのが趣旨ではあるけど、個人的には「俺の研究面白いぜ!見に来てくれよな!」と伝える(≒客集める)ことを意識させたい。きっとe13ならできるはず(ニッコリ)
  • ポスター発表人数が同時に3〜4件だと、1件当たりの聴講人数が多すぎて聞き取りにくかったりポスター見えなかったりするので、もう少し並列度あげたい。元々はこの倍ぐらいでやってた気もするな。
  • 午前は悲しいことに午前というだけで参加者少ないので、可能ならば午後だけでプログラム組めると良さげか。
  • 発表者への評価的な何かか、聴講者との結び付き的な何かをサポートする何かを導入した気もする。何か。

明日は修士の最終発表

月曜日, 2月 19th, 2018

明日は321で9時〜15時半までの予定で修論発表が行われます。ライトニングトーク+ポスター発表という形式なので、一般的な口頭発表よりは身近で話をする時間がある分、質問等もしやすいですね。特に参加条件とかありませんので、1年次も興味がある人はどうぞ。入退室自由ですので、フル参加する必要もありません。

せめてタイトルぐらい書いてた方が判断しやすいかと思うけど書かれてないな。一応事務では印刷掲示されてるはずなんですが、逆にいうと公式告知はそれだけなんだよな。テーマ確認したい人は、プログラムにある名前をメモって、卒研ページからその人の名前を探すと、卒論時のテーマなりを探せるんじゃないかと。

そろそろ成績確定の時期

金曜日, 2月 16th, 2018

16単位未満除籍(全学年対象)やら卒業要件確認(最終学年のみ)やら、年度末は特別な〆切があるので、事務(成績管理システム)への成績報告〆切がわりと短くて。いや、9月卒業する学生も小数ながらいるから、実際には大した違いはないのかな。卒論修論追い込みでタスク集中しがちで相対的に短く感じてるのかしら。

ま、そんなこんなでそろそろ成績確定せざるを得ない時期が近づいてきました。プログラミング2は1年次必修科目ですが、今回はレポート未提出がそこそこ多くて単位出せなさそうな学生が増えそうな予感。課題自体は難しくないし、サポートする環境用意してるし、ペアプロで学生間での相談もしやすくしてるつもりなんだけどな。課題が面白くないという説はあるかもしれないが。うにゅーん。

P.S.
2/18(日)は工学部1号館周辺停電予定です。課題やら卒論・修論やら追い込みで学内作業してる人多いかと思いますがご注意を〜。

「モデリングと設計」の成果発表会

木曜日, 2月 15th, 2018

2年次後期の、UML、オブジェクト指向、設計、iOSアプリ開発みたいなキーワードが設定されてる「モデリングと設計」の発表会が行われてました。1年前には「手取り足取りプログラミングのイロハを教えるのは1年次までで、2年次からは自主学習がメインになる」と伝えてましたが、多くの学生はなんとか「mergeが」「SourceTreeでなんとか」「アプリ起動直後にパスワードかけたくて」とかあれこれ苦しみつつも何らかのアウトプットができているようです。「同じように改めてグループ開発する際には改善したい」という話もでてくるし。いい経験になったのでしょう。お疲れ様でした。

「機能毎に担当割り振ったのは良いとして、マージを避けるため、ある機能を実装中他の人は待つしかできなかったのが辛かった」みたいな話も。この辺りはstub&mockみたいな話もありそうだけど、いずれにせよ「マージを避ける」ではちょっと違うよな。1年次の授業ではユニットテストやバージョン管理の入り口ぐらいしか触ってないけど、それでも混乱してる学生少なくないのだよね。一度触れとくと良いなとは思いつつも、どこでその時間確保するかは悩みどころだな。

おすそ分け

水曜日, 2月 14th, 2018

バレンタインということで適当にお菓子(チョコとは限らない)を振る舞ったり頂戴したりした一日。個人的にはお歳暮やらお中元の簡易版というか。いちいちかたっ苦しいこと考えずにあげたいからあげる以上。という位置づけです。お歳暮やらお中元みたいな位置づけになるとやりません。

ネタ的に楽しむみたいなのも面白いとは思うものの、あれこれ仕込むよりはお店であれこれ眺めて買う方が楽しい質だからなぁ。