Archive for the ‘日記’ Category

デザインスクール仕込み始め

月曜日, 7月 3rd, 2017

ここ毎年11月に京大さんと合同実施しているデザインスクール(2016年度の例)を、今年も開催すべく動き始めています。実際には4月だったか5月だったかぐらいからちらほら動き始めてますが、京大側とのミーティングが始まったという意味では今日からになります。日程的にはほぼ確定で、11月23日(木,祝)、25日(土)、26日(日)の約3日間に跨るプログラムになる見込みです。テーマは「子どもの貧困」になる予定ですが、まだどうなるか分かりません。

とかとか、いろいろここ数年で動きがあるようなのですが、いかんせん門外漢なので具体的な状況が良くわからず。中心課題としては良さそうですが、当日どういう方向に話が進みそうか見積もるためもう少し情報収集することになりました。

具体的なテーマ&プログラム提示して受講生募集するのは早くて来月になりそう。

単に機能紹介するだけだと眠くなる

木曜日, 6月 29th, 2017

プログラミング1の残りの時間は教科書でやり残した部分や、開発周辺知識を少しずつ話題提供する程度に留め、なるべく多くのペアプロ時間を確保する予定です。とはいえ「dict.keys()すると〜〜」みたいな機能紹介だけになると沈没する学生もそこそこいて。ま、そうだよなという気持ちもわかるのでもう少しどうにかした方がいいのだろうとは思いつつ、実装例紹介し始めると解説時間が結構かかっちゃうのがネックなんだよな。解説するぐらいなら手を動かす演習課題として用意した方が良いだろうし。

ペアプロは割と盛り上がってるし、質問も度々出るので良い時間の使い方だと思うのだけど、もう少し工夫のしどころがありそう。「気づいたことをまとめろ」ぐらいでも良いのかもしれないけど、何か無いかなー。

P.S.
昨晩学外から投稿できなかったのだけど、学内からだとできるっぽい?
もう少し状況確認して変なところがあったら報告するか。

大学の存在意義?

水曜日, 6月 28th, 2017

大学なんていらない、大学を(オンラインサロンに)置き換える』って宣言してるから」というのは今の時代わりとありな選択肢だと思うけれども、一方で未だに大学を選択する人が多いし、オンライン講義のMOOCが大学に取って代わることができない理由なんて記事も昔から書かれてるぐらい、まだまだ問題があるのも事実。いい面悪い面いろいろあるので、どちらか片方だけというよりもミックスする方が良いのでしょう。

「先生の話を聞く」だけなら動画でいいだろう。何かしらインタラクション入るなら授業として皆がいる場でやる意義がありそうですが、それもやりようによってはニコニコ動画やそれに近い方法でやれる側面もあるでしょう。掲示板でもいいし。

グループワークの類は「皆が集まる場」を活用する一つの方法だと思うけれども、うまいこと仕込まないと達成目標とはズレすぎるとか、別の問題がでてくる可能性が少なくない。達成度合いの評価が難しいという話もあるか。

プログラミング1,2に関しては(同学年同士での)ペアプロを導入してるけれども、2年目にしてようやく少し熟れてきた感があるかな。まだまだ思い込みかもしれないけど、「二人で分業して効率良く進めることが目的じゃない」、「二人が独立して作業してるのはおかしい」、「ドライバーとオブザーバーを決め、二人で一つのタスクに取り組もう」、「相手が何やってるか、何考えてるか分からなくなったら尋ねよう。授業中は互いに質問しまくる権利がある」といったことが少しずつ伝わってるように思います。授業中の質問や、レポート・メールを通した質問も増えてるしな。良いことだ。

実験1,2の担当終了(予定)

火曜日, 6月 27th, 2017

2年次向けの情報工学実験1,2は、本来ならば助教の先生らで担当する科目。とはいえ助教の先生が少なくて手が足りないという状況だったので、長田先生&當間が担当に入ったままでした。そこに國田先生が入ったことで「助教だけでどうにかなるんじゃない?」ということになり、2017年度前期は引き継ぎ&準備期間を兼ねて実験1サポートとして参加、後期から長田先生&當間が抜ける方向で調整中です。学生実験なのにグループで実験レポート作成されたり、口頭試問したりと好き勝手にやって楽しかったではあるけど、実験以外の授業担当が増えてるので悩ましいところでした。今学期で退く予定です。

新しく担当する科目でその分好き勝手にやろう(ぇ)

明日は金曜日(の授業をやる日)

月曜日, 6月 26th, 2017

学年暦によると、明日は「金曜日授業振替」。金曜日に祝祭日が入ってその分金曜日の授業が足りなくなったのでその調整というだけの話ですが、「いつもと違って金曜日の授業が2回ある」というのは学生的にはどうなんだろう。クォーター制もごく一部で始まってるけど、全体をクォーター制にするのではなくて一部に導入するのってのも意味わからないよね。情報工学科では昨年度試行的に「1年次前期開講の情報数学と線形代数学」でクォーター制にしてみたのだけど、学生的にはどうなんだろね。週1回だろうと週2回だろうと総時間は変わらないので、短期集中型が良いかどうかというだけの話なんだろうけど。

プログラミングの授業もクォーター制にする、つまり週2回にして7〜8週目で終了するという短期集中型でやるのも良いかなとは思うのだけど、去年やった印象からすると「現状の週1回が程よいペースっぽい」ようにもみえるのだよな。

2ヶ月弱ぶりに痙攣っぽい症状(だいぶ軽め)

土曜日, 6月 24th, 2017

久しぶりに痙攣っぽい症状が今朝方ありました。時間的には目覚めて、朝ご飯食べ終わった後。体バタバタさせるというよりは、間を開けて数回程「意思とは無関係に手がビクッ」として、その後暫く(体感的には10秒強ぐらい)筋肉が強張っていたという感じ。心拍数も80〜110ぐらいだし、症状後の筋肉痛も普段を10段階中10(歩くのもきつい)とすると、今回は5とか6ぐらい(全身の気だるさはるけど筋肉痛はかなり薄い)かな。

体調メモを振り返ると症状が出る間隔が短くなってるのが少し気になるけど、症状自体は軽くなってるんだよな。ということで気にしないことにしよう。

「意思とは無関係に手がビクッとする」件は、前に入院したときにも相談したぐらいにはたまに出るのだけど、気にしないでいいとは言われたんだよな。多分、疲れが溜まってるだけなんだろう。だらだら旅行行きたいです。

久しぶりのお茶会

金曜日, 6月 23rd, 2017

先月から「ゼミ後のお茶会」が月一イベントになりました。その2回目が今日。今日は平日なはずですが慰霊の日で休講ということもあり、ゼミ参加者の都合調整して「3限目ゼミ。終了後に皆で持ち寄りお茶会」という流れになりました。やる前から想像はしてたけど、やっぱり「皆持ち寄り」だと多すぎるな。全部食べ尽くす必要ないんだけど。

「甲殻類アレルギー」な人が結構いるらしい。反応にもいろんなレベルがあるけど、うちの弟もそうなんだよな。かっぱえびせんでも数日まともに物食べれなくなるぐらい喉が腫れます。美味しいものを食べれない苦痛というか、食べる際に確認が必要な苦痛というか、大変だ。

関数定義周りで戸惑ってる学生もいるし、デバッグ実行不要なぐらい理解してる学生もいる

木曜日, 6月 22nd, 2017

プログラミング1もそろそろ終りが見えてきました。重要項目はdict型・バージョン管理あたりか。例外処理・関数オブジェクトあたりは後期にやるだけでも良いかなと思わなくもない。どちらかというと、もう少し復習兼ねたペアプロ演習の時間を取ったほうが良さげな気がする。解説聞くだけじゃ使えるようにならないし。

例えば、未だに return が分からず、

def hoge():
    return 1

def fuga():
    print(1)

の違いがしっくり来てない学生がいます。説明はしているし、課題としてもやらせてるけど、まだゼロにはなってません。そこを別視点から理解させるつもりでユニットテストも教えているのですが、ここにきてようやく「違う」ことに気づいて、戸惑ってる(まだ理解にまでは至っていない)ようです。

他にも、

  • 関数の仕様として引数・戻り値指定しても、無視(?)したコードを書いて次に進み、辻褄合わなくて悩む。
  • 関数定義しただけのスクリプトファイルを実行しても、何も結果が出力されないことに悩む。
  • 不等号で数値比較できることは分かってても「処理結果が0〜100の範囲にあることを確認する」ことを想像できない。

とかとか、いろいろあって楽しいです。「はじめてのプログラミング」だし、いろんなケースに遭遇して、デバッグできるようになろう。

P.S.
デバッグ実行してる学生どのぐらいいるかアンケートとってみたところ、

  • 今のところ理解できてるので、デバッグ実行しようと思ったことがない。: 12.5% (8人)
  • 理解できないコードがあるが、デバッグ実行したことはない。: 51.6% (33人)
  • 1,2回ぐらい試したと思う。: 31.3% (20人)
  • 読めないコードがある都度試している。: 4.7% (3人)

でした。わからない人ほどデバッグ実行しようよ〜。(と、理由付きで伝えておきました)

全体ゼミの前半戦が終了

水曜日, 6月 21st, 2017

複雑研全体ゼミの輪読1冊目が終わりました。最後の章は周辺知識や応用事例紹介になってて、概要を眺めていくぐらいで終了。ちゃんと原本は示してるので必要に応じて読んでいくことになりますね。

残りどのぐらいの時間をかけるか決めてませんが、例年だと2冊程度を輪読してます。今年度は学生希望を優先してみようということで相談してみた所、出てきたフラグは次の通り。

  • 集合知とか何かしらデータ収集して処理するたぐいの某。
  • 英語論文読む練習。
  • 具体的なアルゴリズムというよりは実践上のノウハウとか。
  • ベイジアンネットワーク
  • (深層学習以外の)機械学習

各自のテーマに関連した輪読・討論よりは、教科書輪読的なものをやりたがる学生が多数らしい。好みの問題だと思いますが、個人的には少し不思議です。(教科書的なのやりたいならがんがん授業取ればよいのに、ということで私が学生だった頃は専門科目取りまくってた)

実は文章を理解していない?

火曜日, 6月 20th, 2017

情報処理学会の学会誌最新号で「ロボットは東大に入れるか」という企てという小特集が掲載されてました。これまでの成果と残された課題のサマリで、読んでて面白いです。

例えばなぜ高校生は「意味を理解しないAI」に敗れたか?では「ロボットが単に事前データとして膨大なコンテンツを用意できるから」ではなくて、「そもそも問題文を読んで理解していないんじゃないか?」という指摘が出てきます。「東ロボ 2016成果報告会」の記事でも具体例が出てきていますが、読解力自体が欠けているとしか解釈しようがないケースが散見しているという話で、現在の教育システムの欠陥ではという指摘につながっていきます。実際どうなのかはより多くの検証が必要でしょうけど、そっちも進めてるらしい。

P.S.
情報処理学会誌は本来有料ですが、ジュニア会員(大学3年生までなら無料)になれば、無料で見れます!