Archive for the ‘日記’ Category

興味が違えば見方が異なる(研究授業参加)

金曜日, 6月 16th, 2017

教育実習生の研究授業のために朝から美来工科高校にいってきました。って高校サイトに見覚えのある人がでかでかと載ってますね。受け入れ&ご指導いただきありがとうございます。大学内で模擬授業等の形でやることは可能だしやってはいるのだけど、実際の生徒とはどうしても違う人相手になるので現場で実習できるのは得難い経験。本当に。

今回私が参加した研究授業のクラスはコンピュータデザイン科の1年生で、内容は2進数・10進数・16進数の基数変換でした。デザインに興味がある生徒が集まってるだけあってそっち方面で拘りの強いことがあるらしく、例えば「資料の文字配置が微妙にずれてる」「配色がよろしくない」とかそういうのに気になってしまう生徒さんがいるらしい。どのぐらいの割合かは置いといて。あと、高校1年ぐらいの子だと「難しいだろうけど」みたいな話し方するとそっちの印象が残ってしまう(≒出来なくても良いんじゃない)ケースがあるらしく、言い回しに気をつける必要があるらしい。私の方からも気づいた点についてコメントしたけれども、私自身は教職勉強したこと無いし、高校の授業という位置づけでやったこともないので新しい気付きがあちこちにありました。

P.S.
教育実習生の立場からすると、複数の先生から観察評価されるのは酷く緊張するものだろうなとは思います。私も、プログラミングを初めて担当する時に河野先生来られたのだけど、内心はかなり緊張してました(遠い目)。でも、それ以上に教員目線でコメント貰える機会ってのは良い経験だ(ということで飛ばしてました)。お疲れ様でした。

まる覚えするのではなく、探し方等の対処方法を身に付けよう

木曜日, 6月 15th, 2017

授業後半戦ということで、プログラミング1は先週〜今週にかけて復習メインにやってます。足りてなかった箇所の補足説明も加えているのですが、今週は

あたりをやりました。特に調べ方と、ThonnyPyCharmを使ったデバッグ実行を覚えておけば、これから新しいコードが出てきたとしても対処し易さが段違い。ということでかなり時間かけてこの辺りは解説&デモしつつ、実際に動かさせているんだけれども、ペアプロ演習の様子を見ている限りではそこまでやろうとしてるのはまだ見かけたことないです。IDEでコード書くぐらいはやってるか。

前回与えたコード読み課題ではどのぐらいの学生がデバッグ実行してみたんだろう。アンケート取ってみたほうが良かったか。

どこでどこまで話をしたのかがうろ覚え

水曜日, 6月 14th, 2017

複雑研全体ゼミの輪読もそろそろ最後が見えてきました。ちゃんと理解できてるか怪しいけども、自身の研究との関連度に応じて、後で振り返ることを期待します。一つ一つ詳細に追っていくやり方が良いのかなとも思いつつ、全体の流れを意識させることがメインになりがちです。

ゼミを活かして欲しいという話を以前書きましたが、先週〜今週ぐらいでようやっと討論が学生ベースでもやり始めたかな。共同でリアルタイム議事録&質問という形式を取ってみてますが、発表中にあれこれ気になる点をリアルタイムに共有できるので、便利。

P.S.
授業だったかゼミだったかそれ以外だったか、関連話題について話してるとどこでどこまで話したのかがごちゃ混ぜになってしまう。年か。

子供科学人材育成事業2

火曜日, 6月 13th, 2017

昨日ポスト出来なかった日記。


沖縄県の公募で実施されてる事業らしいですが、本プロジェクト自体は3年間で今年度が最後らしい。ただ、少しずつブラッシュアップした新規プロジェクトとして採択されてるらしく、関連プロジェクトとしては合計で9年目になってるのかな。子ども育成したいよねということで頑張ってるようです。

今日は事務手続き的な話がメインの委員会なら資料送付して質問対応するだけで良いんじゃと思うな。今年はじめて参加する人(私とか)いて心配ってことなんだろうけど。

高校生向け10回分(1回4時間、1日2回、5日分)の講義担当で謝金10万円らしい。ただし准教授以上でこの値段であって、学生が担当する際には下がるらしい。大学教授って教職の勉強してないから、下手したら教職免許持ってる学生の方が教え方良かったりするのだけどな。中途半端に貰うのは嫌いなので私は辞退します。その分、主担当する澤崎くんとTAに回して下さい。

P.S.
社会人AI人材育成でもそうなんだけど、企画段階で全く話振ってこなかったのに、後になって人手足りてなくてその場しのぎ的にお願いするのって流行ってるのかな。。勉強会とか類似イベントもあるのだから、そういうところにお布施するとかもう少し工夫の余地はあるんじゃないかと思うけど。

授業録画はどのぐらい利用されてるのだろう

金曜日, 6月 9th, 2017

ArgosViewによる授業録画を導入したのが2015年夏頃。それから数ヶ月は仮設置&調整で過ぎて、実稼働したのが2015年度末頃だったと思います(もうちょっと早かったかも)。カメラを設置してるのは321室(固定設置)と工1-322教室と工2-322教室(移動式設置)の合計3台で、情報工学科で比較的多く使う教室に設置したのですが、余り納得できない理由と納得できる理由と移動式2台の方は撤去することになりました。現状は321室のみという寂しい状況ですが、それでも一番多く使う部屋ではあるので結構な授業をカバーできているはず。2017年度前期の時間割を眺める限りでは、

  • 1年次: 基礎数学1、キャリアデザイン入門(あれ工学共通科目でも使ってるの?)、プログラミング1、プログラミング演習1
  • 2年次: 確率及び統計
  • 3,4年次: ソフトコンピューティング、認知工学、ソフトウェア工学、並列分散処理、数理計画とアルゴリズム、情報セキュリティ、プログラミング3、産業社会学原論1
  • 大学院: 知能ロボット論、プロジェクトマネジメント演習

が321室で実施されてるらしい。やっぱり多いな。ただし、当然マイク使わないと音声入らないけど使わない先生いるっぽいのと、録画データはそのままでは学生が閲覧できなくって、URLを教員側から公開する必要があります。このあたりの手間(?)があるからか、実稼働してる科目がどのぐらいなのかは良く分からず。学生にとって復習に使えるだけじゃなく、欠席した学生への対応も「この録画見て」で済ませられるので便利なんだけどなぁ。

プログラミング1では、授業終了後に動画URLを授業ページに貼り付けるようにしてるので、一通り参照できます。ただし学科アカウントによる認証がついてるので、学科外の人は閲覧できません。動画ファイルを別途オープンな場所に置けば良いだけですが、学生の個人名とか出してることもあるのでフルオープンにするのはちょっと。

話すスピードとか話し方確認のため、たまに自分自身でもチェックしてますが、十分聞ける&十分高画質なので授業再現してるのに近いです。来年度はこれ流して終わったら駄目だろうか、、w MOOCsみたいに授業前に参照できるように動画提供して事前に閲覧させて、授業中はそれを見たこと前提の内容にする(ペアプロメインでも良いし)のが良さそうだとは思うけど、どうしよっかなー。動画は動画で良いのだけど、教科書・参考書ちゃんと読んでほしいという気持ちも強いし、レポート課題も出したいし。レポート課題は宿題という位置づけのつもりなんだけど、そうじゃなくてレポート課題を授業中にやってもらうほうが良いのだろうか。

振り返って整理してみよう

木曜日, 6月 8th, 2017

先週のプログラミング1を終えてターミナル作業は半数近くがしどろもどろ?とか書いてますが、今週のプログラミング演習1を見てもその思いがより強くなりました。

今週の内容はgnuplotで、新しい内容で戸惑うのは問題ないです。けど、説明時に「$はプロンプトなので除いて、この行をコピーして実行して下さい」と言ってるのに

oct:tnal% $ brew cask install aquaterm
zsh: command not found: $
oct:tnal%

と$付きコピペ実行して(まだ分かる)、結果としてエラーが出ている(エラーだと分からなくても出力されてる内容を読めば何か怪しいことは気付ける)にも関わらず「出来たと思い込んで次に進む」みたいなケースが少なくないです。

シェルスクリプトの例とgnuplotスクリプトの例を区別できていないケースも多い。というか「シェルスクリプト?」と悩むだけで、過去にやった資料を参照しようともせず、単にうんうん悩むケースがあって。それは時間を浪費してるだけで、勉強になってないです。「忘れた時にどう行動したら良いか」、「習ったことをどうやって身につけるか」といったことを自習時間でやらないと、「以前やったことを踏まえて次に進む」ことができない。それはとても悲しい。

プログラミング言語に関して言えば、これまでに出てきているのは「Python, shell (bash/zsh), gnuplot」の3種類。Python言語で書いたスクリプトをシェルで実行するのは無理だし、gnuplot言語で書いたスクリプトをPythonで実行するのも無理。シェル言語で書いたプロぐあr無をシェルスクリプトと呼ぶし、Python言語で書いたものをPythonスクリプトと呼ぶ。ファイル拡張子はファイルの中身を見なくても想像しやすくするための慣習。シェルスクリプトなのに.py拡張子付けちゃうと、混乱の元です。

言語 ファイル拡張子 実行方法
Python .py python3 file.py
Shell .sh sh file.sh
Gnuplot 特になし or .gplot gnuplot < file.gplot

とか、自分なりに整理してみよう。鳥の眼と虫の眼のように、「今自分がやってるのは何なのか」を見やすくする工夫をしてみよう。

個別ゼミ

水曜日, 6月 7th, 2017

研究室メンバの進捗報告を主体としたゼミを毎週実施してますが、これだけだと時間が足りないこともあって。学生の方から自主的に個別に相談に来ることもあれば、そうでないこともあって。そうでない場合にはこちらから別途「個別ゼミ」という名目で日時調整してやってます。マンツーマンでやろうということが目的なのではなくて、その人のテーマについてのみ話をしようという意味での「個別」です。実際複数の学生が討論参加することもありますが、ここ最近はめっきりマンツーマンになりがちかな。勿体無い気もするけど、終わった後で学生間での情報共有やってるケースもあるから悪くはないか。

今の時期だと「まだテーマ決まってない学生」に対する個別ゼミが圧倒的に多いです。雑談交えつつあーでもないこーでもないと話し合ってます。何かを話の種にできる場合にはそれから発散上等で話を広げつつ、切りの良いところで整理したりテーマ例を擬似的に設定してみせたり。話の種自体がない場合にはこちらから例題を提供する形でそこから話を広げてみたり。

話の進み方自体が千差万別とまでは言わない(私の力量の問題)ですが、なるべく話をしやすい雰囲気を心がけることで「週ゼミみたいな場では何らかの理由で発言控えてしまう」のを拾いやすくなるので、その分話をしやすい部分があるかな。

後は、討論しながら書き上げていく「議事録的なもの」も、通常のゼミ時にとってる議事録とは違う側面があるか。話し合ってる事柄について私なりの解釈を加えてモデル化したり、関係性を整理してみたり。考え方や思考の可視化例示であったり、認識のズレある場合の明確化であったり。何かしら役に立ってることを期待しつつやってます。

ごめんなさい(土下座)

火曜日, 6月 6th, 2017

2年次の実験で、情報ネットワーク演習が今日から始まりました。2週間に渡ってルーターの基本的な設定を演習していく内容ですが、今年は6/27が金曜日授業振替になってることもあり、変則的なスケジュールになっているらしい。

例年、早く終るグループは1時間近く早めに終わったりするのですが、一方でトラブルシューティングが上手くいかずに実験終了後もまだ続けてるケースもあります。多くの場合は物理層の問題で、今日もそうでした。というだけなら「来週の実技テストでは頑張ってね!」で終わる話ですが、今回は私の説明&対応ミスしてたところもあって、ごめんなさい。(謝る時間なかったので来週誤ります。。)

漏れてた説明は、同種のネットワーク機器をLANケーブルで接続する際にはクロスケーブルが必要だという点。ただし、最近の機器ならAutoMDI/MDI-Xのお陰で機器側で自動調整してくれるので、ストレートケーブルだけで繋がることが多く、殆ど問題になりません。今回は古いCiscoルータを使ってて、そいつにはAuto-MDIx機能が付いてなくて。Ciscoルータ同士を接続する際にはクロスケーブルが必須なのを忘れてました。説明もしてなかったし、クロスケーブルも用意してなかったしで与えられた状況だけでは解決できない状況。本当、ごめんなさい。

そろそろオープンキャンパスに向けた準備

月曜日, 6月 5th, 2017

展示ブースを担当するグループもそうですが、運営側で事前準備するものもあって。開始前の準備として印刷配布するやつ、中でも学科パンフ(今はコースパンフと呼ぶのが正しいのかしら)や学科パンフといった冊子印刷するやつの〆切が近づいています。

コースパンフの方は、アシャリフ先生退官+國田先生着任の修正ぐらいになるんじゃないかなということで、去年ベースで長山先生が対応中(もう終わった?)。それとは別にオープンキャンパス印刷物として、展示ブース紹介記事を國田先生中心に仕上げ作業中。今年は展示キャンセルが相次いだので、紹介冊子に大幅な余白ができることに。ということで私も一緒に他配布物とは被らない範囲で追加情報を追記してみました。後はポスターを宮里先生が対応し始めているはずですが、こちらは前日印刷も可能なので〆切的には大分余裕がありますね。

当日の誘導や在学生との懇談会の対応メンバについては、各学年の年次指導にお願いして探してもらってる最中です。まだ1年次2名と4年次1名が調整中らしい。お願いされたら対応よろしく!

宮里大八先生@琉大21世紀フォーラム

金曜日, 6月 2nd, 2017

学内と社会を結ぶ交流の場 学生と職員の交流の場という名目でそろそろ10年近くになるらしい、92回目のフォーラムは宮里大八先生のロッキーチャレンジ賞受賞を兼ねた講演でした。受賞おめでとうございます!

配布資料: OKINAWAN DREAMS

主な話題はコーディネータとしての思いを含めた自身の取り組み、ベンチャー等を含む様々な国内外事例を紹介しつつ、沖縄の若者らも頑張ってるよというお話。アイデアも大切だが、それ以上に行動することが評価される仕組みであったり。実際行動してる人は強い。おまけ話的に紹介されてたリーダーは偉いが、それと同じぐらい1st followerが大切という話も面白い。