Archive for the ‘日記’ Category

進捗がなくてもいいじゃない

火曜日, 6月 19th, 2018

私もこういう話をするんですが、進捗出せないときこそ指導する良い機会なので、気にせず大学来よう。顔出せなくなる負のスパイラルに陥るのを避けるためでもあるけど、そもそも教員の仕事の一つが指導なので気にしなくていいです。

これが半年とか数年続くと1教員では対応困難なこともあるけど、そのために保健管理センター(メンタリング)もあるし、それ以外のサポートも充実してきています。高いお金払ってるんだから大学を活用しよう。

P.S.
人間なので24時間365日100%のペースで走り続けることはできないし、そういう行動も求めません。やれる時にやって。気が乗らないとか休みたいときは休もう。それを1年間とかの中長期スパンで「このぐらいは休む前提で」とかバッファを含めて計画的に行動する練習をしよう。これも練習です。失敗してもいいので、早めにリカバリできるように、引きこもるのではなくて相談しよう。

優先順位を付けられない状況

月曜日, 6月 18th, 2018

私自身も含めての話。

[ 情報BOX:大阪で震度6弱の地震:主な企業への影響 ]

インフラ含めて早く復旧すると良いですが、Twitter眺めてると結構な被害が出ているようで。

地震そのものの被害や、その後に発生した被害。諸々含めて「ゼロイチの世界じゃない」ので、何某か色んな条件が重なって大した影響がなかった人(や組織・建造物・インフラ、、、)もいれば、かなりの被害を被った人もいるでしょう。「震度6だから」という話でもないですが、ある程度以上の「これは一個人ではどうにもならんな」という状況で、インフラ等の緊急を要する業務ならともかく、そうでないタスクを優先して行動する(取り敢えず通勤するとか)というのは社会として脆いなと感じます。

別の見方をすると、「そのタスクは自分の命をかけてまでやる価値があるのか」でしょうか。何も考えず、粛々と上司の判断に従うというのは楽ですが、そのような過ごし方をしてると「生きる力」自体が弱くなりそうな印象があります。あくまでも主観的印象であって、個人的な解釈に過ぎませんが。

その一方では「そのような判断をする余裕がない」ケースも少なくないのかもしれません(妄想)。例えば、貯蓄がないので首になったらそれだけで翌週の食事の心配をしないといけないとか。そのような人や家庭(相対的貧困)が増え続けている社会であることを踏まえると、余裕がない人が多いのだろうと。

似たような話で、余裕がない状況だと、身の回りの様々なことを理不尽に捉え、不寛容さが増すでしょう。「ちゃんと判断しろ」では解決できなくて、そういう判断をするゆとりが必要です。そのためにも、余裕のある人は「まずは自分の幸せを優先し、余裕のある範囲でそれを周りの幸せに」考えて行動するとベターだとは思いますが、もう少し社会システムとしてどうにかならないものかなぁ。

P.S.
公文書偽造も討論すり替えも諸々今の政権の酷さには呆れますが、こういう政権に辿り着いた過去を振り返れば様々な要因があったわけで、その中には私みたいな一介のおじさんの影響もあって。ま、社会ってのは難しいなぁ、というお話。(そうなのか)

論文の読み方もいろいろ

金曜日, 6月 15th, 2018

全体ゼミではこんな感じで説明してるんですが、「ArXiv時代の論文の読み方」として整理されたのが公開されてました。イイネ!

インタプリタ設定 for PyCharm on macOS / Windows

木曜日, 6月 14th, 2018

先週の授業でPyCharmさせて、設定周りでかなり時間かかったのですが、環境構築自体はひとまず一度やれば基本的には良いので同じことやら無くて良いだろうなと思いつつ、実際には10人ぐらい?の学生が例題動かせず。

私が確認した範囲で多かったのは、「何故かインタプリタがPython2.7になっている」、「インタプリタ設定自体が消えている」。また、インタプリタ設定し直そうとすると「ターミナル上から起動してるインタプリタをフルパスで指定しようとしても、設定自体が通らない」。特に最後のやつはかなり悩んだんですが、結果的には「開いてるプロジェクトを閉じて、PyCharm本体のPreferencesからなら設定が通る」ことが判明。いや、確かにプロジェクト開いてる状態だと「そのプロジェクト上での設定」になるのは分かるけど、それならそれで設定通ってくれよ〜(この場合、また新規プロジェクト時にトラブル再発するわけだが)。

あと、2名?がWindows環境で頑張ってるんですが、このうち1名がAnaconda起動できず。具体的には、Anacondaのプロンプト起動しようとすると「activate.batが存在しない」となり、python自体が起動しない状態。ただし、実行ファイルがあるディレクトリに移動したら動く。赤嶺先生がいろいろ試した結果、「Anacondaインストール時に用意されるっぽい起動スクリプトは無視して、OSのシステム環境設定でpythonへのパスを通す」ことで動作するように。

なんだかんだで環境設定はやっぱり手間かかりますね。それ考えるとGoogle Colaboratoryは偉大だ。

手間を省く

水曜日, 6月 13th, 2018

ブログのように記事更新したくて、
承認なり何かしらワンクッション噛ませたくて、
そのやり取りの部分でSlack使うという発想はなかったな。

そういうのが必要な状況自体が身近にないというのもあるのだけど、気づいてないだけというのはありそうだな。

ネタ出し開始

火曜日, 6月 12th, 2018

ようやくデザインスクール2018開催に向けての行動に移り始めています。まだそれ以外のタスクも続いているんですが。

過去にやったテーマを並べてみると、、

2013年:
 郷土愛と沖縄観光を両立させるための「街並み」デザイン
 外国人観光客の満足度を上げるための「おもてなし」デザイン
2014年:
 雇用テーマ1: 過去と未来のキャリアデザインガイドブック
 雇用テーマ2: 理想の沖縄キャリアパスマップ
 雇用テーマ3: 沖縄で学生と企業がwin-winなインターンシップデザイン
 健康テーマ1: 沖縄で食育を当たり前にするために必要なこと
 健康テーマ2: 沖縄人でも歩くのが楽しくなる仕掛けづくり
2015年:
 沖縄市1: 商店街x図書館
 沖縄市2: こどもの国の活性化
2016年:
 普天間飛行場の跡地利用
2017年:
 子どもの貧困

ばらばらに見えますが、テーマ検討時には
「沖縄らしいもの」
「議論の広がりを見込める(≒様々な専門分野からの視点を生かせる余地がある)」
ことを重視して調整しています。

今年度はどうするかなー。というネタ出しを名嘉さんとはじめました。今週〜来週にかけていくつかに絞り込み、月末には京大と一回目のすり合わせをする予定です。(間に合うかな、、。)

政治センス

月曜日, 6月 11th, 2018

タイトルは適当です。

これ、
・ガチャ引きたい人は、献血できる程度には健康を意識して生活する。
・献血車・献血ルームがコミュニティの一種として機能する。
・ある程度献血者数が増えたら、その後は広告打たなくても勝手に新規加入者が増える。

みたいにあれこれまとめて解決しそうな案だな。

環境構築

木曜日, 6月 7th, 2018

プログラミング1も後半戦です。振り返りはともかくとして、PyCharmのインストールから環境設定までで予想以上に時間がかかり、予定してたことを終えることができず。

インストール大会でpyenv + anaconda3-5.1.0 な環境にしてあるはずですが、何かの拍子にPATHが変更されててOSデフォルトのpython2.7とか別バイナリが選択されてたり。anaconda環境自体が壊れてるのか、PyCharm側から選択できなかったり。それ以前に同じバージョンインストールしたはずの、私の環境と学生とで異なるのは何故なんだぜ〜。ということであれこれ「指示したとおりに操作できない」状況が重なり、PyCharmだけで時間かかりました。

来年度は1週目(ほぼ環境同一なはず)で環境設定までやった方が良さげかなぁ。ターミナルでの操作も覚えさせたいという意図で、ターミナル+エディタという形を取ってみてるけど、最初からIDE使わせたほうが楽っちゃ楽だろうし。

一方で、未だにターミナル上だと「今どのディレクトリで作業してるか」を意識できてない学生も、3割ぐらいは見かけるのだよな。サンプルコードをダウンロードして、それをターミナル上で実行する際にディレクトリ移動するということが分からないか、「No such file or directory」出てもスルーしちゃってただ「動かない」と困るケース。使わせててこのぐらいだと、使わせなくなったらもっとわからなくなりそうなのが怖いのだよなぁ。

その割には、余裕でこちらの話してる内容に付いてきてるし、それ以上のことを予習して質問に来る学生もいるので、レベル差は大きいですね。毎年のことですが、悩ましい。

機械に「それなりに納得の行く理由」を説明させたい

水曜日, 6月 6th, 2018

ナレッジグラフ推論チャレンジというのが開催されるらしいです。AI技術と書かれてますが、個人的には自動処理させてる手続き全般かな。検索エンジンでの検索結果についてもそうだし。いろいろ「理由」を説明させたいです。正しいかどうかというよりは「それなりに納得の行く理由」で良いから。

開催予告のPDFによると、「シャーロック・ホームズ」シリーズの1,2話分をナレッジグラフ記述に落とし込む。そこには偽証等も含まれている。そこから犯人特定してみようみたいな話らしい。

問題設定としては面白いと思うけど、ストーリーとして練られてるのを対象としてる点がやや気がかりかな。練られているからこそ「ストーリーのタイプ」とか、「誤誘導させるパターン」とか、そういうのを発掘しやすいみたいな題材かもしれませんが。

専門書よりも最新論文読むほうが面白い?

火曜日, 6月 5th, 2018

大学院生講義のデータマイニング論の話。

情報工学専攻だけではなく、機械工学とか他専攻の学生が受講に来ることもある(というかほぼいる)ということを考慮して、去年までは専門書輪読を優先して余った時間で論文輪読しようかというぐらいの時間割当をしてました。学生の希望取って調整してたんですが、結果として昨年度までは教科書だけになりがちで。これはこれで勉強になるんだけど。

大学院の講義でそれは物足りないよなということで、今年は教科書と論文の時間配分を半々にしてみてます。先週で教科書(の第1部が)終わったので、今週から論文読み。

IEEE/WIC/ACM International Conference on Web Intelligence (IEEE/WIC/ACM WI)
ACM International Conference on Web Search and Data Mining (ACM WSDM)
ACM Special Interest Group on Information Retrieval (SIG-IR)
IEEE International Conference on Data Mining (ICDM)
ACM SIGKDD Conference on Knowledge Discovery and Data Mining (ACM KDD)

論文としてこの辺りのトップカンファレンスでの、ここ数年のベストペーパーを選んでるからか、たまたまなのか、今日発表してたグループは教科書よりも楽しそうに紹介していました。ある程度の前提知識がないとということで教科書導入してるんだけど、なくしてみても良いのかな。