Archive for the ‘教育’ Category

入試で選抜することの意義

水曜日, 8月 13th, 2014

今日は一日中入試関連業務で、AOやら3年次編入やら院試やらが平行しててあれでそれ。みんな頑張ってるなら&受け入れられるなら全員入ってもらって互いにハッピーになりたいんですが、そう言う訳にもいかず。

大学入学してから勉強する力があるのか、する気があるのか、うちの学科向きかとかあれこれチェックしようと検討した結果が「募集要綱」になっているはず。なんだけど、大学入試に関して言えば「AO入試、推薦入試2、前期日程、後期日程」と並んでて各々どれだけターゲットを絞り込めているのか、それをうまくチェックできる要綱になっているのかは謎。効果測定するにしても「GPA/卒業するまでにかかる平均年数/就職率/就職後の離職率/課外活動等のカリキュラム外アウトプット」とかいろいろあって、どれでどうチェックするか自体がまだあやふやか。いや、「16単位未満除籍を減らそう」という話はずっと前から出てるか。あれこれテコ入れしている割には減ってないし、

数値を改善できること=学生/保護者/教員/学科/大学が嬉しい

とは限らない訳で。それを遡ると、入試でどういう受験生を取りたいか(ひいては教育問題全般をどう解決するか)という話に繋がるのだけど、現状よりうまいマッチング方法はあるはずだよね、という話を河野先生としたり。

大学入学後に限定して話を進めると、除籍されとしても、その後の空いた時間で自分の将来考えてハッピーにしてる人もいることはいるだろうし、諦めるための切っ掛けにもなるかもしれない。大学卒業すること自体に意義がある訳でもない。だから個人的には「辞めたい」なら辞めちゃった方が良いと考えちゃいます。ただし、無目的で辞めるんじゃなくて、何かしら目的を持って妥当な選択肢として辞めることを選択肢に加えて欲しいとは思います。その場合には応援するし、そういう相談にも応じます。折角できた繋がりはどしどし活用しよう。それが入学なりの「新しい出会い」をすることの価値だと思う。

停電24時、デザインスクール

水曜日, 7月 9th, 2014

昨日は台風8号さんのお陰で丸一日停電。朝起きてパン齧りながら台風動向チェックしようとしたら停電で、通信は携帯電話でしかやれず。一応MBPとiPadをフル充電してあったのでやりたいことやれてたのだけど、それでもまともに復旧したのが今朝で24時間停電だったのはきつかった。引っ越してから初のまともな台風で、事前に雨戸締めてたのだけどそれでも風圧で窓ガラスが揺れまくるわドアがんがんうるさいわ。雨戸閉めてて電気ないから明るい場所は雨戸がない風呂場の磨りガラス付近だけ。仕方がないのでそこに椅子移動してiPad開いて復旧を待つことに。しくしく。

いつ復旧するか分からないから冷蔵庫閉めっぱなしで、それ以外の物で食事。具体的にはパン、スパゲティ、カップ麺と粉ものばかりか。好きではあるんだけど強いられるときつい。復旧後の(作り置きしてた)カレーのウマかったこと。遠藤先生から「こういう時は自家発電備えてるぐらいのホテルに行くのも良さげだな」という話を聞いて、次回からはそうしたくなってしまった。読み違えて大学行かないと行けなくなったりすると往路が大変なんだけど。(でもまだ復旧してないところがあるんだよな)

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大学も停電してたらしく、特に工学部は11時過ぎになってやっと復旧できたらしい。この時点で総合情報処理センターも学外接続OKなのを確認でき、京大とのオンラインミーティングを予定通りやることができました。ちなみに、一度解除されたはずの大雨特別警報が再び発表されたからか、授業は午後から休講という判断をしたようです。この告知を聞いた人って既に大学に来てるケースの方が多そうではあるのだが。

デザインスクールの方は、今回は「健康」「就職問題」を2大テーマ(もう一つ増えるかも)として設定しておき、具体的な実施方法/教育目標/デザイン手法についてはファシリテータに提案してもらうという形で進めてみることに。京大&香港のBaptist Universityでも「同一テーマに対してグループ毎に異なるアプローチでやる」というのを実施してるようで、(実施側も受講者側も)比較的好評だったようです。その時のテーマは「Mobility and Healthcare」で、5つのサブワークショップ(アプローチ)として設計していたらしい。ゴール・事前準備・デザイン手法・成果物ぐらいを提示して学生募集してたようなので、シラバスに近いか。

就職センター中の人話、PostgreSQLリストア済んだその後

金曜日, 7月 4th, 2014

今日で実験1が入り込んだ忙しい週が終了。実験4コマ、授業1コマ、ゼミ3コマな週でした。別タスクとしては、デザインスクールでのテーマとして設定できそうかの下調べとして就職センターに話を聞けたか。

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実験1/ネットワーク演習1は、レポート課題ではなく実技テストのみで、一応今週出席した人らは大丈夫の模様。欠席者にはメール通知済みですが、今の所一人しか反応ないらしい。もう後半だし、そういうものだろうなとも思うけど、時間も授業料も勿体無いな。

PostgreSQLリストア問題は、一通り解決。結果的には8カ所にエンコード上の問題がありました。思ったより少なくて良かった。ということで後はリストアしたやつに収集スクリプトで追加していくだけ。だと思ってたんですが、これが微妙にうまくいかない。rootで動くことも確認済みなんだけど、cron実行すると動かない。せめてエラーログ吐いて欲しいんだけど。って、そういうスクリプト噛ませば良いな気もするな。でもちょっとこれ以上追求したくない気分なので、週明けまで放置プレイで。


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就職センターではわざわざセンター長を初めとして3人もが時間割いて準備してくれてました。何だか申し訳ない。就職センターとしては、直接的な就職活動支援だけではなくインターンシップ/アドバイザ(キャリアカウンセラー)、その他の企画イベント(例えば企業見学)等の提供を通して「卒業生らの進路決定率(not就職率)」改善に繋げることを目標としているらしい。進路決定率を意識しているのは、「就職率」はちょっとしたマジックナンバーで母集団が卒業人数とイコールではないため。具体的には、昨年度の進路状況として公開している就職率88.3%は「就職を希望していて就職できなかった割合」であって、その隣りにある「その他」の255人は「卒業してるけど就職を希望していない人も含む(公務員/教員志望等も含む)人数」で、進路自体を決定できていない人数がかなりいるという話。

聞きたかった話は「沖縄ならでは」の話について。伝聞では「沖縄の人は辞めやすい」とかありますが、そこら辺の数値/何かしらの体験談や、就職相談等を通した県民特性なりがあれば是非とも、という気持ちで突っついてました。あいにくというか就職センターとして卒業生の追跡調査は困難なのと、企業への質問アンケート等も回答率が悪いために統計的な情報や分析はできていないらしい。ただ、就職活動支援(旅費2.5万支給)に伴う報告書を眺めたり、報告会を開催している限りでは「県外学生のアクティブさに驚いた」ケースが多いらしく、一度参加することで意識に変化が見られる学生が少なくないとのこと。その大きな要因は、沖縄が海に囲まれた小さな島(で競争相手が少ない)ことや、親御さんが必要以上に過保護にしてたり、求人自体が少ないにも関わらず最初から外を知らないので県内指向といった、県民性に根ざした問題かもしれない。という話でした。とにかく「一歩踏み出して外に目を向けよう!(あれこれ手を打ってみるがそもそも学生が来ないケースが多い)」とのこと。うん、そうだよね。B2にブログ課題やらせてるのもその一貫だし。「辞めやすい」については、恐らく事前の企業研究不足によるミスマッチではとのこと。どう調査したら良いか、そもそも調査自体していないことも少なくないとか。


個人ゼミは高橋くんの番で、やりたいといってる情報推薦とはどのようなものか、について少しずつ周辺情報を書き出し、説明し合いながら互いの認識を共有。同じ言葉でも違うことを意味していることが多々あるので、いろいろ表現し直してみるというのが重要。この過程を通してぼんやりしてたイメージを少しずつ具体化していくことに。ただ、最終ゴール自体が決まってる訳ではないので途中からは「具体例を例示」したり、「それらを抽象化することで課題例を提示」したり。テーマに落とし込む所まではやってないですが、参考になるかもしれない文献渡しつつ、咀嚼兼ねて自分なりに整理&再検討してもらうべく宿題として持ち帰り。

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お疲れモードなので月曜日はお休み。ということで3連休〜。

(不定期コラム) こんなレポートは嫌だ

土曜日, 6月 28th, 2014

先日実験1のレポートチェックを終えましたが、今年ならではのという話ではなく、私が教員として大勢の学生を相手にチェックするようになってからずーーーーーーっと続いてる普遍的な傾向。つまりは例年やってるレポート指導。折角なのでまとめておこう。

傾向を大別して「一般的なレポートとしてのおかしさ」と「LaTeX文書としてのコマンド等のおかしさ」に分けてみました。


一般的なレポートとしてのおかしさ

悪い点まで含めて丸々コピペ。
先輩等含めて他人のレポート参照するのは推奨してます。理解して自分で書くなら。理解もせずにコピーするのは「コピー機」でしかなくて、何の勉強にもなっていないのだけど、高い授業料払ってそれで良いの?。電子ファイルは複製しやすいですが、それと同じぐらいコピペ判定も簡単なのを分かっていないのだろうなとも思う。「悪い点」までコピペする(それを採点するコストを他人に強要する)というのは喧嘩を売ってるということだよね?
日本語の文章になっていない。
見出しでもなく本文中に「結果」と一言書いて図表掲載してるだけとか、文章が日本語になっていないというケース。報告書以前の問題なので、まずは文章書けるようになってください。参考文献としては「知へのステップ―大学生からのスタディ・スキルズ」、「大学生のためのリサーチリテラシー入門」とか? いや、まずは「文章で説明しろ」というだけの話なんですが。
句読点の使い方がおかしい。
補足も何もあったものではないですが、文字通り「句読点が無い文章」や「本文中の句読点が不揃い」というケース。個人的なメモなら自由にやってくれて構いませんが、レポート(報告書)ならそれなりの文章を書こう。
パラグラフを意識していない。
ツイートとかの short message 系ツールに慣れ親しんでるから、という訳でもなくこれも昔っからある傾向ですが、パラグラフが存在していないケース。句読点で改行されてることが多いけど、無関係に改行が入ることも。パラグラフで書けないということは、報告書が構造化されていないのと同等なので、意識して(章節や段落という意味で)構造化文書を心がけよう。構造化文書書けない人はプログラミングも苦手だろうなと思う。どう心がけたら良いかの具体例としては、「やればできる 卒業論文の書き方」か「レポートの組み立て方」あたりを一度は読んでみるとか。
本文の無い節がある(箇条書きだけ/図表だけ/本当に何も無い)。
これも見出しだけで言い切ってますが、「2.2 結果」と見出しに加えて図や表はあるもののそれに関する説明文等が本文中に一切無いケース。派生ケースに「自由課題に取り組んでる割には目的/手段を述べずにいきなり結果を示してる」ものも。一般的に、報告を受ける人はエスパーじゃないので文章でストーリーを説明してください。
図表や参考文献を本文中で参照していない。
授業レベルのレポートではそれでも良いかなとも思えるのですが、正式には「どこで参考にしたか」を参照して示すべき。例えば web でリンク張る時に無関係の所にリンクが用意されててもムカつくよね?
図表にタイトルが無い or 同一タイトルの図表がある。
原則として同一タイトルで異なる図表が同一レポート内に存在するというのは不適切。違う意図があって作図したからこそ複数掲載しているはずなので、図表事に適切なタイトルを付けよう。
折れ線グラフ等の軸ラベルが小さすぎて読めない。
ベクター形式になってるなら拡大して読めますが、それでも本文の文字サイズと比べてラベルの文字サイズが小さすぎるなら、改めましょう。誰でも読み易くない報告書は読みたくないよね?
(ソースコードではなく)本文中で用語等をダブルクォーテーションで囲う際に向きを気にしない。
“ここを強調したい”のようなケースでカギ括弧や丸括弧は剥きに気を使うのに、本文中のクォート類で向きを無視する人多数。プログラミング言語では剥きが無いことケースも少なくないからだとは思うけど、文章中ではちゃんと剥きを整えよう。
結果を現在形で書く。
分かった事実は過去形で書こう。関連して、事実とそうでないもの(考察等)は文章から明確に区別できるように書こう。

LaTeX文書としてのコマンド等のおかしさ

texを使う理由は、数式等を綺麗に出力したいからだけではなく、目次生成/図表文献番号の整理等を自動化するためでもあります。例えば、途中で図表を中間に追加したり文献追加したりする度にそのインデックスを自分の手で書き直すのは嫌ですよね?

図表のインデックスを手動で書いている。
図表なら caption で図番号&タイトル付けると共に、label でユニークなラベル名を付けよう。本文中から参照するには ref。参考文献なら bibitem と cite。
PDF/EPSといったベクター形式で作図したのに、PNG等のラスター形式に劣化させたあげくファイルサイズを数十MBにして掲載する。
お願いだから辞めてください。ebbでbounding box情報を抽出して、テンプレートを参考に埋め込めるようになろう。
目次を手動で書いている。
tableofcontents 使おう。勿論、section/subsection 等で見出しを書いていることが前提になります。(こういうのを自動生成するために目印を付けるのが section等のコマンドな訳だ)
section, subection 等を使っていない。
前述の目次にも絡む理由で、見出しにはちゃんとコマンドを使おう。言い換えると見出しと本文を明確に区別しよう。
\\ で改行しまくる。
新しいパラグラフを始めるなら「空行」をいれよう。\\ では「新しく段落が始まる」ということを tex が認識してくれないので、「段落始まりである時下げ(スペース)」を自動で入れてくれません。
本文を verbatim で書く。
気持ちは分かる。けど、それ何の解決にもなってないネ。似たケースに table や何かしら罫線で囲う人も。こうして罫線文化が生まれているのかなぁ。。本文は環境使わずにそのまま書こう。
本文中で記号をエスケープせずに全角で書き直して出力する。
verb なりエスケープするなりして半角のまま記号を出力しよう。

その他:担当教員名の誤り。

(年次指導でもあるのに。しくしく)

大学には似た目的・目標を持った仲間が集っているからこそ先輩を活用しよう

木曜日, 6月 19th, 2014

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天候も影響してるのか気だるい一日だったので、午前中はあれこれ整理。午後はPD2とゼミで、合間に事務処理したぐらいか。レポート採点したかったけど明日に回そう。

PD2の9回目は、最終課題に入るための関連情報提供ということでPIMOPICによる映像制作ノウハウとかを紹介したぐらいか。ここまで時間余らせるなら課題の1分スピーチやってもらう&レビューするまでやって良かったと思うだけに、勿体無かった。一応先々週分へのコメント(要認証)は準備したのでグループ毎に確認してください。

授業そのものとは別件で、一般的な話として「タスクをど忘れする」ことについてのコメント。忘れても良いけど思い出せるように工夫しよう。後回しにするのはどこそこにメモするとか、何かしら一手間加えるだけで思い出し易くなります。授業毎にあれこれタスクが乱立してるから忘れちゃうということ自体は不問だけど、そこに改善を試みずに問題放置し続ける(忘れ続ける)という姿勢には怒ります。今回は抽象的に「工夫してみよう」ぐらいの話に留めたけど、もっと具体的にアドバイスが欲しいならいつでも相談にのります。今回のことに限らず。なので、自分から動こう。(こっちから声かけてもらうのを待つという受け身な姿勢はそろそろ卒業しよう)。

アドバイスを求める繋がりで、たまたまC言語のポインタなツイートを見かけてポインタの裏話ポインタ虎の巻を紹介したところ、「1年次の頃に読みたかった」という話が。こういうのもその時に(私に限らず)相談してたら何かしらより良い情報源/アドバイス得られる可能性があるんだよね。少なくとも先輩はより多くのことを経験して来ている訳だし。逆に古すぎて廃れた内容になってることもありえるけれども、それはそれとしてどんどん横や縦の繋がりを活用しよう。

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週ゼミの方は、久しぶりに4年次全員集合。院生一人が珍しく謎の欠席で、残念ながら全員は揃ってませんが、今の調子が続けば一歩ずつ歩んでいけるだろうと期待します。

デザートが先でメインが最後で(ラノベ風)

金曜日, 5月 30th, 2014

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今日は固定タスクが無く、来週の実験1(スクリプト・プログラミング)の準備。今回は課題をがっつり変更して「テキストファイルから情報抽出して可視化(グラフ化)」するのを1つ2つやってみようかと。試しに作ってみたのが上のグラフで、これはieクラスタのツイート9日間分のmention関係を有向グラフにし、mention回数を太さで描いてみたもの。ユーザ名まんま入ってるので意図的に非可逆圧縮してます。データサイズ的には、9日間で約3.3万ツイート、うちmentionは約5千件、そのうちユニークなmention関係は1,261件。ということで1,261本の矢印が描かれてるようです。そりゃこのサイズじゃ見れないよね。でもいくつか「以上にmentionが集中してる場所」があることぐらいは見れる。mention回数でもある程度分かるけど、コミュニティ抽出みたいなのはコミュニティ度か何か別の指標で数値化しないと分かり難いし、それがどれぐらい適切かという問題もあるので実際に可視化してみるというのは一つの手。

人財クラスタ研究会の白井さんが講義で来られてたらしく、デザインスクールについての打ち合わせもやれたのは助かりました。名嘉さん経由でOCCの金城さんとも打診して貰ってて、討論始める前の擦り合わせや環境構築したり。GitHubでやりたいという提案はとても魅力的だったのですが、今回のメンバは非IT系もいるのでwiki (pukiwiki) にすることに。去年は8月頃に打ち合わせ、9月に京都版の見学&擦り合わせ、10月〜開催直前までテーマのブラッシュアップ&情報提供準備、というタイトなスケジュール&どう進めるかの指針も分からないまま進んでしまったこともあって個人的には不満があちこちに。

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モス&ミスドのコラボでやってたフレンチクルーラーものをお試し。フレンチクルーラー使ったベリーショコラはデザート担当だよねと思いながら頼んだのだけど「冷たいうちにどうぞ」と最初に持って来られてしまった。仕方ないか。ぐるぐるチョリソの中身は熱かったけどフレンチクルーラーが冷え気味だったのが予想外。軽くトーストして欲しいけど難しいんだろうか。どちらも美味しいことは美味しい。もう一度食べるならチョリソの方だけど、フレンチクルーラー温めてくれないかなー。

そろそろ前期が中盤に差し掛かりますが皆様はどうお凄しでしょうか(ニッコリ

木曜日, 5月 29th, 2014

木曜日はPD2とゼミな一日。梅雨中の久しぶりの晴れた日であちこち換気。(湿度じゃなくて)気温も高くなってようやく夏らしくなってきたかしら。

PD2の6回目は、コンテキストマップを使って「直面している問題を取り巻く外的環境の共通認識をつくる」ということにトライしてみました。数分考えてもらう時間を取った後に全受講生と共に一人ずつ当てていく形式でやったのですが、すぐ思いついた事柄を話す人とそうでない人との差が大きい。勿論後半に行くほど「似たようなの言っちゃ駄目だよな」とかあれこれ考えだしてしまって集中できないとかありそうですが。そういう意味では少人数でどしどし言いあう形の方が良いんだろうな。「政治的要因」や「経済情勢」は他に比べて出た数が少なかった。これは学生だからとも言えるだろうし、だからこそ「学科の外に目を向けて欲しい」と改めて思う結果。私自身棚上げしての話ですけどね。

授業中の演習では「情報工学科」を取り巻く環境要因についてコンテキストマップであれこれ洗い出し、数が足りなさすぎる項目については山田先生が追加。課題としてはこのマップを見た上で「情報工学科CMを作るという観点から2つの**トレンドとして整理する」こと。どういうキーワードでまとめるかは個々人にオマカセですが、例えば「これまでのトレンド」vs「これからのトレンド」とか、ある程度対立的にまとめてみるというのも一つの手かも。拘らずに「将来像のトレンド」「沖縄のトレンド」とか自分たちでまとめたい視点から整理して構いませんが。ただ、少なくとも「整理する」というのを「取捨選択する」だけで終わるのでは消化不足。選択したアイテムからどういうストーリーを思い描いているのかを自分の言葉として表現し直すところまではやってみよう。単語の羅列ぐらいだと「何を言いたいのか」が分からない(残らない)し。

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ゼミは病欠を除いて全員出席。研究進展的には玉城くんぐらいか。現状のコードにどうDropout組み込まれてるかの確認とエラー率での効果確認をしてきたという話で、将来的にはDropoutのアンサンブル効果を検証しつつ、最適なアンサンブル学習をどう実現するかという話に持っていこうとしています。慶留間くんは病欠で、平良くんもそれに近くでここ一週間は体調回復に努めつつ関連文献を眺めてたぐらい。

4年次は就職活動しながらではあるので多めには見ているのですが、それにしても進展が遅すぎる(ゼロではないけど)ということで「1日8時間勉強するとして、一週間で平日5日間の40時間をどう過ごしている?」というお話。就職活動を最優先してもらって構わないのだけど、1日8時間もやってなくて進展が無いというのはちょっと悲しい。

職種/業務で決めるかヒトで決めるか

火曜日, 5月 27th, 2014

早朝からゼミがある日で早めに出る必要がある時に狙い撃ちされたかのような土砂降りで、家を出て5分ぐらいはぽつぽつだったのが残り10分の土砂降りで前進ずぶぬれで一日が開始。靴下や肌着が絞れるグライ濡れたのって久しぶりだ。もう辞めてくださいお願いしますorz 取りあえず雨合羽買うか。。夕方には明日開催する就職説明会のための準備で屋外作業があったのだけど、この時にはほぼ雨が止んでて助かりました。まだ就職先決まって無い学生多いは図なんですが、先週来た人は工学部全体を併せて40〜50名程度。しくしく。

就職に限らず自分の進路について「どこに行くか/飛び出すか」というのを考える際の基準として、大別すると業務/待遇辺りを想像する学生が多いのかなと思うけど、どういう組織でも結局は人の集合体(=環境)だというのを忘れてしまってることが多い気がする。真面目に進学考える人はそうでもないので、半分は勝手な妄想ですが。どんな仕事だろうと「この人と一緒ならやりたい/やれる」とかその真逆のケースは世の中少なくないので、どういう人がいるかの一例として説明会を使ってみよう。勿論それ以外の用途でも良いので、折角企業さんが集まって来てくれてるし、大学としてはその場を提供し、開催できるように事前調整や当日設営等やってる訳で、そこまで企業や大学が手間暇(コスト)かけても活用されないようならば、自然消滅するだけです。それで良いなら良いけどね(個人的にはそれで良いじゃんと思っている)。

火曜の朝イチは複雑研全体ゼミということで、今日はThe Elements of Statistical Learningの2.6節に突入。前々回から欠席で飛ばしたままの2.4節は今回も実施できず。しくしく。一人は今日からちゃんと参加(担当箇所つまづきまくってたようだけど、半分は自業自得)。もう一人も土曜日の進展状況としては全く同じで、今日は欠席。(もう叱りではなく)お怒り電話しようとしたら雨での事故だとかで身体的にはかすり傷程度で済んだらしいのが幸い。電話で話してる限りでもしっかりしてるようではあったし。ということで、互いに連絡取りあってやるようにと指導。

2.6節は、(前節まででoverfittingに対する直接的な対処はデータセット自体に手を加える(e.g., 次元数を減らすorデータ件数を増やす)ことを示したが、)より一般的な高次元データにおける問題点(次元の呪い)を示した(2.6節冒頭)上で、今度はデータ側ではなくモデル側での工夫についての基本的な対策を例示しているというストーリーっぽい。2.6.1節で、正規ノイズを付加したモデルで表現することで量的処理に注力できるという話。これは教師あり学習として見直すと誤差と同等(2.6.2節)で、それをより一般化して書くと仮説hとパラメータθに基づいた加法モデルとして表現でき、その時の最適なθは「訓練データを最も良く再現する(最尤推定)」ように求められる(2.6.3節)。モデル表現の仕方についてはModel Representation教師付き学習の問題定義あたりを。最尤推定については最尤推定統計的機械学習入門の導入あたりを眺めるとイメージし易いんじゃないかと。他にも数式表現についてあれこれ補足したり。

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晩ご飯は実家からの差し入れを温めただけ。あ、ご飯がやや少なかったので支那そばは追加したな。実家帰る度に大量の差し入れ(生もの)が来るので帰る頻度/回数をなるべく最小限にしているのですが、先週末に通院のために帰った際に傘を忘れてしまい、それを持ってくるついでに更に差し入れが追加という状況に。食べきれないってば。とはいえ、どうやら「何でも食べる自分が居た時」と「好き嫌いが割と激しい、今残っている家族」とでは母も食べたい物がなかなか作れないとぼやいてたな。その気持ちはとても分かる。ボイコットしよう。

あれこれ窓口なり対応できるようにしてても、それが本当に必要な人に伝わってるか/受け入れられてるか/利用されるかは別問題

月曜日, 5月 19th, 2014

情報工学科履修相談窓口が新設されたらしいです。現時点では1年次向け数学基礎演習への補習的な側面が強いようですが、時間的に大分余っちゃうのでもっと有効活用してね、というのが趣旨らしい。単に数学/英語等への相談対応なら全学の学習サポートルームもあるのだけど、学科メンバではどれだけの人が利用しているのかはとても謎です。「苦手」という人は目一杯いるのにも関わらず。無料で相談できるので使い倒してくれても構わないのですが。

今回の宮城先生による相談窓口も、数学系科目/英語/大学生活/人生全般等々、相談してみたい人はトライしてみると良いんじゃないかと。「何でも相談」という窓口では私でも構いませんし、中途半端に見知ってる人と相談し難いことなら保健管理センターのカウンセリングという手も。私自身利用したことあるけど、気楽に喋れる人がいるというのは良いよね。

明日の全体ゼミ担当者はちゃんと準備してくるのだろうか?
というぐらいなかなか大学に来ない二人が、明日の担当です。一人は就職活動で県外に出てたからというのはあるのだけど、それでも連絡調整されてるかすら怪しいという。本当の予定では先週なんだけど、前のグループが長引いたのでやれず*結果的には*問題無かったのだけど、その時点で誰も何も連絡貰ってない状況だったし。準備期間が2週間前にあって、1週間後に進展無かった時点で叱った&どう行動すべきか伝えたつもりなんだけどなぁ。

Demo or Die / インフレ気味なお茶会

木曜日, 5月 15th, 2014

PD2の5回目は2週間前に出してたグループ課題の1分スピーチをベースに、他者からのルーブリック評価&フィードバックをしてみるというのが主題で、残った時間にアイデアの出し方・分析方法についてのざっくりとしたフレームワーク紹介をしてました。フレームワークの方は山田先生側が時間足りなくて打ち合わせも出来てなかったこともあって本当に「こんな考え方があるよ」ぐらいの紹介でしたが、できればどれか一つを使って演習or課題にするぐらいはしたかったか。

フィードバックについては、元々は「グループ内で互いに発表&レビューしあう相互レビュー」を想定していたのですが、試しということで今回はグループ毎の1名が全体に向けての発表をするスタイルに。想像通り1分にまとめきれないどころか主張があやふや(整理してない)な発表が過半数でしたが、一部のグループは一つ二つに絞り込んでて、話し方も大分良かった。発表の仕方では、個人的にはグループ9の英語プレゼンと、グループ8やグループ10がトップ3。これらのグループはCREC法を意識して簡潔にまとめたストーリー展開になっていました。特にグループ9は、結論を同じ言い回しで述べるのではなく、出だしはデモ(実演)で結論を述べ(具体的には出だしを英語にして聴者に訴えた)、その理由や具体例を示した上で言葉でまとめてました。意図してたのかはともかく、デモを組み込んだところはとても良かった。Demo or Dieな人たちがいるぐらいだし。

フィードバックについては、

  • 発表者は他メンバからのコメントを貰えるというフィードバック。
  • 評価者は、説明者自身が簡潔に話す練習に。
  • 全員が、他の聴者がどこを見ていたのかに気づく切っ掛けになるという意味での、間接的なフィードバック(基準の底上げ&均一化?)。

あたりの効果を狙っていますが、うまくいくかは謎だな。一応今回記録されたコメントは次回(来週は休みになるので5/29か)に紹介する形で全員へのフィードバック効果を狙う予定。

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ゼミは、就職活動組みの一人に目処が付き、研究に本腰入れられる状況に。決まらないままだと本人も不安な状況が続くことになるだろうし、良かった。残りの人も頑張ってください。そもそも来てない人は来い。(さっきようやく電話で連絡取れた)