Archive for the ‘教育’ Category

(不定期コラム) シス管への誘いが届いていないというよりは広告不足とマッチングと意識の違いの問題

月曜日, 5月 12th, 2014

放置されてるVMへの不正アクセスがまだ続いていたor新しく発覚したらしく、初期パスワードを変更せずまま使ってたとかで外向けトラフィックが通常KB〜MB/s(?)程度に対してGB/sぐらいになってたとか。サーバ名が(特定の人には)分かり易いネーミングで、そのネーミングがどこぞのブラックリスト入りされてたりしたらとか考えると胸熱(違)。ま、失敗経験をがしがし積めるというのは学生特権なので、(経験活かして)気にせず行動しよう。


今回は、スイッチで該当IPの学科外通信を停止した上で対応(問題点を解消)し、その対応が正しく機能しているかを確認するためにフィルタを停止するつもりで誤ったフィルタを適用。(恐らく)学科全体が外と繋がらないという状況に。授業中だったら泣いてた先生いただろうなw でも、これも含めて「(責任は教員が取るから)頑張れ!」というのがシステム管理班な訳で。長田先生を筆頭に、学生中心に学科サービスの運営やれるというのは、そっち方面に興味がある学生にとってはとても楽しい環境だと思います。これだけの設備規模を個人ベースで用意するのはまず無理だし、実際に使ってもらってるサービスという点でもドキドキするだろうし。

ということで、興味があるならどんどん参加したら良いじゃんと思うのですが、現状学部生は2年次からの参加がいないらしい(昼食時にあっとんくんから聞いた話)。興味あるという学生居たはずなんだけど、おかしいな。と思うものの、シス管の活動が良く見えないというのも大きなネックの一つだろうとは思う。勿論興味ある学生は自分から情報仕入れろよとも思うんだけど。このブログ殆ど更新されてないし、ura.ie.comp.adminは業務連絡的なのが多い(たまに違うのもあるけど)し、毎週開催しているらしい活動報告(月曜9時@会議室っぽい)は限定された人(ML)にしか配信されてないしで、接点が少ない。学科の規模自体が小さいこともあって人同士での接点はそれなりにあるんだろうけど、それだと限られた条件でしか遭遇できないし。(繰り返しになるけど)興味あるなら自分から行動しろ(教員/先輩に聞けば良いだけ)とは思うのだが。

今回のトラブルも、ある意味広告するには良いタイミングだろうと思うんですが、具体的な話はMLでも出て来ず。ちらほらTimeline/Twitterであったぐらいか。そのタイミングを逃した人は目にしてない訳で、少し広告にも力入れたらどうかなーと思いつつ、側面支援的な意味での日記を書いてみました。うちのサーバにも先月sshアタックがあったんですが、そっちはこんな感じで対応の流れを書いてました。

という訳(?)でクイズです。

  • クイズ1: 本日1回目のインシデント(大量な外向けトラフィックの発生)に、どうやって気づいたのだろうか?
  • クイズ2: そのインシデントに対する解決方法を2個以上提案せよ。
  • クイズ3: 今回のインシデントの原因は「初期パスワードのまま使い続け、放置した」ことにある。管理者としてはどのようなアクションを起こすことが類似インシデントを効果的に防ぐことに繋がるか、400字程度で提案せよ。

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中の人が美味しく頂きました。

夜型な人は規則正しくなるよう矯正するのが先

木曜日, 5月 8th, 2014

PD2の4回目はマインドマップとマンダラートな演習。マインドマップは便利なツールがあれこれあるので自分に合ったのを探すと良いでしょう。私の場合はキー・バインディング的にFreeMind一択です。細かいことやろうと思わないというのもあるかも。例えばプレゼンテーション・モードとか、線の太さとかは不要。文字サイズや文字色もあれば良いかなぐらいで、無くても問題無いです。

マンダラートはMandalArtがあった(過去形)のですが、アップデートすると言いつつ止まってる&古いバージョンは消されたままという状態。こっちも探せばあれこれ類似ツールはあるんだろうけど、個人的にはこっちも FreeMind で良いじゃんという人なので、そこまで探す気にはなれず。

学生の様子を見ている限りではどちらかの方が書き易いという人もいたようです。自由度があって逆につまづくか、強めの制約があることでチュートリアル的に取り組み易いかの違いなのかしら。単にマンダラートだと8マス埋める必要がある点で辛いというのはあるかもしれないけど、それはそれで「発想を広げるために無理にでも書け」というものだし。何度も繰り返すことで熟れてくるというのもあるとは思うので、毎回演習を設けています。1日目は0秒思考を2回、課題で5回。2日目はCREC法での1分スピーチ2回、課題でスピーチ原稿。3日目は635法1回、課題で1回。今日4日目はマインドマップ1回+マンダラート4回、課題でマインドマップ1回。という具合。

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NAL研ゼミでは就職活動で抜けてる人が2名いたのと、一人は授業課題に追われてたのとで、広い意味での進捗確認に。院生の講義だと輪読も良くあるので、その読んでる露文どんなもの?とか。あれこれ突っ込んでもあまり答えられないということに今の時点で気づかせることには意味があるだろうし。進捗無いというかなかなかゼミにも来てなかった学生には毎日来るよう指導したり。ま、今だから取り返しはつくということで、これから頑張りましょう。

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帰りが遅くなったので晩ご飯は通堂で。例によってカウンター席でまた新人さんの教育を間近で聞く状況だったんですが、野郎が練習してても嬉しくとも何ともないのでさっさと持って来てください(酷

今年度も京大とのデザインスクールを実施することに

水曜日, 5月 7th, 2014

2013年11月に「琉球大学-京都大学合同デザインスクール」なるものを実施しました。その時の様子はこんな感じ。

当日の様子やアンケート結果を眺めた限りでは全参加者楽しんでもらえた(何かしら得てもらっていたかは?)と思うのですが、2014年度も実施する方向で動き始めました。具体的な実施日は2014年11月23日〜24日(or22日〜24日)になる予定です。24日は月曜日ですが振替え休日で休みの日です。2日間になるか3日間になるかは京大側のスケジュール次第。

実施方法や内容が昨年同様になるかは分かりません。個人的には、
 ・京大方式(実施者(ファシリテーター)がテーマを提案し、テーマに対して参加者を募る)
 ・他学科/他学部参加促し。(異分野の人と触れ合いたいよね!)
 ・民間参加促し。(同上)
あたりを目指したい所です。難しいとは思いますが。。

あと、前回は手探り状態やら予定外のタスクとのブッキングやらで殆ど周知もできず、身内メインでの実施になっちゃった(琉大生は情報工(ほぼ複雑研)+観光科学科1名のみ)のと、新聞等のメディアを通した紹介もできなかった(ので参加した人が何らかの形で紹介してない限りは広まらない)のが心残りでした。その時点では2年目やるかどうかも決まってなかったとかもあるんでしょうけど、個別にあれこれ面白いイベント/アクティビティやっててもそれらを外部に示すことができていない、というのは残念だよね、と。そんなことを一教員が考えても仕方が無いとも思う一方で、そういうことも含めてマネジメントするような事務方さんが居てくれたらなとも思います。(とはいえ、仮にいたとしてもそのリソースをうまく活用できるかは謎。日程調整/打ち合わせするだけで時間かかっちゃうケースが少なくないので)。ということで、仕方ないのでやれる範囲でやる訳ですが。

試される大地に住む人から怖がられたものは沖縄のG

木曜日, 5月 1st, 2014

PD2の3回目は、先週やったロジカル・シンキングと退避する形でラテラル・シンキングを紹介。演習では635法の実践で、それ(voting込み)だけで60分。中身はまだ見てませんが、授業中に眺めてた感じでは「(最大7名のグループがあったので)A4用紙に7人*3アイデア分マスを用意したけど、やや手狭だったか」という印象。ということで配布用データ版では余白調整してマスを広げてみました。

評価方法は「良さそうなもの3つ選択して」としか指示してなかったのだけど、そこのやり方もいろいろ。でも時間的にも、院生にファシリテートお願いするにも時間が無かったので今回は単純に投票するだけに。そこは後日KJ法でも触ることになるはずだし。

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ゼミは(病欠は仕方ないとして)、またもや一人欠席。しくしく。それはそれとして、高橋くんがテーマ検討で悩んでいるとのことで「一度皆で考えてみよう〜」ということに。具体的なやり方はまだ考えてませんが、今週末でも比較的多くの学生が集まれるようだったので、土曜日に集まってテーマ討論会をやります。切っ掛けを望んでいるタイミングを逃したくはないしね。

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お茶会は与儀さんからの差し入れで那須高原 チーズガーデンのチーズケーキを頂きました!

環境建設の学生から iPhone 実機でテストしたいということでADCプログラムに追加。やっぱり動機がある人は自分から動く。動機に繋がる切っ掛けを与えたる努力はするし、何かやりたがってるなら積極的にpushしたい。あれにもこれにも引っ掛からない人のことは気にしなくて良いのかもしれないけど、折角高い学費払ってるんだから何かしら「来て良かった!」と思えるものには出会って欲しいんだよね。

授業計画を練ること自体が一つのテーマ

水曜日, 4月 30th, 2014

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水曜日になったということで恒例行事になってるPD2検討な一日でした。実際に打ち合わせしてる時間は1,2時間だけで、その前の個別調査/メール討論/打合せ後の準備等の方が時間はかかってますが。

明日はシラバス的には発想法演習としてマインドマップ、635法をやる予定だったんですが、ラテラル・シンキングの話をしてから演習した方が良いだろうという判断で635法のみに。その代わりじっくり演習時間は取れる予定。マインドマップは後日時間があればやるかもだけど、ツール紹介ぐらいで良いかという気もするし。

グループワーク用のルーブリックも叩き台を作ってみたのだけど、これをやる時間は今回は無いので、「こういうことができることを期待してる」と伝えるために配布するぐらいかな。まだ叩き台なので配布も来週以降になるかもしれないけど。

あれこれやりたい/伝えたいと思いつつ、演習時間を中心にすると削らざるを得ない訳で、優先順位を付けたり授業全体の中で位置付け調整したりというのがどうしても多くなります。どれだけの部分が伝わるかは「?」ですが、授業は切っ掛け作りなので、興味のある人は紹介した参考書読むなりして欲しいです。

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食事は生ハムさんにご登場願ったのですが、具沢山にするとやっぱりイマイチ(マズい訳じゃないが、生ハムだから嬉しいというメリットが感じられない)。ということでサンドにして食べるのは一回だけにして残りはシンプルなサラダとして堪能。うん、悪くない。けど別に無いならないで良いや。

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昨日は新入生向けLT大会主催のみつみつCEOに声かけして自然パスタ茶房 ZUMZUMへ。話振るまでもなくあれが悪かったこーした方が良かったとか学生3人で話してたので特に突っ込むことも無く、授業やイベント、自習室とかあれこれ雑談しながらおいしい食事を楽しんで来ました。来年度はe13な人が主催するかもしれないのかな?他でもそうだけど、少なくとも一度は先輩(前主催者)に相談しながら進めると良いんじゃないかと。勿論私とか教員らにも声かけしてくれれば相談にのります。今の所見つかったブログ記事は以下ぐらいか。

PD2の提出物に埋もれている一日(進行形)

金曜日, 4月 25th, 2014

PD2の2回目で受け取った、1日目の宿題提出物と、2日目授業中にやった演習の提出物を整理中。学籍番号バラバラなのでまずは物理ソーティング。元々は細かいチェックはせずに「やったかどうか」ぐらいで済ますつもりではあったのですが、1回目の試行ということもあって中身も眺めてみようと手を出し始めるといくら時間があってもたりず。電子的に提出させればもっと楽になるんだけど、どうしよっかな。少なくともルーブリックを使った相互レビュー(学生間で互いにチェックしあう)についてはちょっと自動化しないとコスト高すぎるぽい。

取りあえず課題の提出状況チェックしたらこんな感じで、あのぐらいの課題すらいきなり提出しない人続出なのと、2回目から欠席してる人も結構いるという。単に病欠やど忘れとかも考えられるんですが。こういう「日々のことをやらない(できない?)」学生は単位落として終わり。という風に済ましたいんだけどね。別に大学卒業することに大きな意味がある訳でもないので、その人の好きにしてくれれば良い訳だし
。一方で、他の学生にも紹介したいと思えるような提出物も勿論あったり。機会や時間を上手く使ってください。

やや(?)ブラックモードでお伝えしました。まる。

PD2の2回目が終了、初めて全員が揃った研究室ゼミ

木曜日, 4月 24th, 2014

木曜日にPD2が入っていることもあり、毎週のタスクとして前日水曜日に山田先生と打ち合わせ&資料確認し、木曜日当日は演習や宿題で講義前後に対応を。そして木曜日は研究室のゼミも入ってるので、一週間でも忙しいタイミングです。そう言う意味ではゼミ後のお茶会がとても助かりますw

PD2の2回目は、ロジカル・シンキングとそれを話す方法としてのCREC法、出来映えをチェックするためにルーブリックを導入し、あちこちでやられている1分間スピーチとして演習をして貰いました。演習1回目はグループ毎に進行を任せてみたのだけど案の定メリハリが無くなっちゃったか。アイデアの幅を広げるために討論しているようなケースでは雑談も良いけど、今はそうじゃない。その時々のタスクに集中して欲しいのだけど、会場全体としてはガヤガヤしてることもあって雑談しちゃいやすい雰囲気でもあるのでチームによっては余計な時間が入りまくったり。ということで2回目は山田先生の方で強制的にタイムキーパーすることに。発表する側としても、客観的に見てチェックする側としてもメリハリ付けられるのでこの方が良さそう。

前回は演習終わったその日に回収した分全体をチェックするとかやってたんですが、今回は「宿題で一人5枚分、演習で一人5枚分」とかあって大変だ。分かりきってたことではあるんだけど。明日やりますが、細かいチェックは無理かもしれないな。元々「やってるかどうか」を確認するぐらいにするつもりではあったんですが。各自で目的意識を持って授業中の演習なり宿題に取り組めば十分伸びるだろうし、最低限演習を数回やらせてるので、一度もやったことない人よりはその経験分は何かしら得られているはずだと思いたい。

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研究室ゼミの方は、体調不良や就職活動で欠席してた学生も参加し、初めて勢揃いしました。就職活動はまだ誰も終わってないのでこれからもちょくちょく一人二人抜けることはありそうだけど、仕方ないか。抜けて構わないし、就職活動を優先してもらって構わないけど、それでも1週間の進捗がゼロなのは避けて欲しい。ちょっと論文に目を通す/探した/検討してみた、、、とか何でも良いから日々の歩みは続けよう。

2013年度情報工学科運営戦略研究会

水曜日, 4月 23rd, 2014

JABEE受信してた頃は諮問会議として「毎年の学科活動を外部の人に報告し、産業界/教育会からの要望・アドバイスを伺う、というイベントがありました。JABEEを辞めてからは諮問会議も無くなってたのですが、2012年度から「情報工学科運営戦略研究会」という名目で復活し、似たようなことをやってます。ただし、いつ頃実施するか、どのぐらいの頻度で実施するかがまだアバウトで、今回からは「前年度の活動について翌年度4月に報告できるように準備しよう」と決めたのが2〜3月頃。ということで4月末に差し掛かった今日、2013年度の情報工学科運営戦略研究会が行われました。

今回のメンバは情報工卒業生/工学部卒業生に集まって頂くことができ、国際システムの多和田さん、OCCの宮里さん、沖縄国際大学の小渡先生、沖縄高専の神里先生に、琉大名誉教授の宮城先生を加えた5名の方々から意見を頂けました。

こちらからの情報提供は (1) 学習教育目標を踏まえたカリキュラム構成と見直し(山田先生)、(2) 各種アンケートや卒論ヒアリングによる質保証の試み(遠藤先生)、(3) スクラムを通したデザイン教育(名嘉村先生)の3点。個人的に面白かった話をピックアップしておきます。

  • 国際性って英語が出来れば良いの? 文科省だかと話した時は先が見えない世の中で自分で考える力、対応できる力がある人のことで、英語はそもそもコミュニケーションとしてのツールなだけ(英語は話せる前提)というスタンスに見える。
  • アジア圏へのオフショアは良くある。1時間英語プレゼンしろとか業務命令が来るので対応できないといけない。通訳者のヘルプがあることもあるが、価値観や文化を知らないと対応で困ることも。琉大には留学生多いので交流を通してやることも一つの手。ただし、そこまでを学部カリキュラムに求めるかどうかは別問題。
  • Githubでの開発はせざるを得ない。オープンソースとして世界に公開するなら英語読み書き必須。日本語だと見ても貰えない。逆にOSS開発活動を通して勉強できる。
  • スクラムは面白い試み、企業での教育にも役立てられそう。今後機会があれば外部講師なり何らかの形で協力できれば。
  • スクラムはリーダーがいないことのメリット・デメリットがありそうだが、負荷のばらつきについてはうまく調整できそうか。(グループ作成前にアンケートで個々人の得意分野を大雑把に把握しておくことで、各グループに最低1名は開発得意な人を配置するなどすることでグループ全体の底上げにはなっていると感じる。ただしばらつきについてはチーム毎に大分差があるようだ)
  • スクラムでは自己評価が多いようだが、そこへのフィードバックは?(毎週細かくフィードバックしている訳ではないが、レビューが実質的に振り返りにもなっている。また、毎週少しずつ進む継続的デリバリーを求めていることもあり、何かしらの進展報告は出せるよう指導している)
  • 単純なサーバ・クライアント型アーキテクチャではなく分散型アーキテクチャが主流になりつつある。システムアーキテクチャ設計や、ビッグデータを前提とした分析技術についてもカリキュラムを用意できると良さそう。

PD2の1回目が終了。一つの目標は「細かくアウトプット&その都度フィードバック」すること。

木曜日, 4月 17th, 2014

例年だと実験3が入る曜日ですが、今年度からは実験3(前期)or4(後期)のいずれかで実施という形に変わったこともあり、今期は実験無しにして、前期の間は山田先生と一緒にPD2の刷新をしています。といいつつ殆ど山田先生ががしがしやってくれてるので私はちょいちょいコメントするぐらいなんですが。タイミング合う時には名嘉先生とも一緒に加わったりと、2〜3人の教員で意見出し合いながら進めています。部分的に話合う(例えば座学講義で演習やる際に相談するとか)ぐらいならこれまでもあったんですが、講義全体を通して膝を突き合わせて討論してるのは、学科で初めての講義らしい(1月だったか2月頃に宮城先生、高良先生も加わってやってた頃に出た話)。

シラバス通りに進むかは怪しいですが、1回目の予定は「シラバス説明、デザインと発想法・分析法概要、グループand/orペア作成、発想法演習(1)(0秒思考+マンダラート)」。実際にはグループ作成せず、マンダラートもやってないか。それでも時間的には不足してた(0秒思考のメモ書きを2回しかやれてない)ので、今回は削るという判断は正解だったか。マンダラートは別のタイミングにやるか、教科書読んで自分でやってもらうか(宿題としてやらせるか)になるかも。

講義中の感想としては、ありがちだけど前半の「話をしてる間」は眠そうにしてる/眠った学生も数名。ま、仕方ない。でも比較的面白そうに聞いてるんじゃないかという感じはしました。他の講義と比較してないけど。演習に入ってからは脳みそと手を動かす必要があるので流石に寝てられず。限られた時間内でアイデアを出しまくることと、一度終了したタイミングで出し方の例を紹介。これも一つの「細かいフィードバック」かな、と。これまでのPD1、PD2に限った話じゃないけど「やりっぱなし or フィードバックを貰えるタイミングが遅すぎて効果が薄くなる」と考えているので、出来る限り「細かくアウトプット&その都度フィードバック」を目指しています。私が実験2の「説明→グループワーク→全体討論」をしてるのも、レポートについて口頭試問を課してるのも。そして実験3,4でコードレビューしたり、質問ぶつけまくったりしてるのも全て同じ理由です。

量は質を生むとは意味合いが異なりますが、最初から狭い視野/少ない選択肢だけでアイデアを練るのではなくまずは思いつくだけ書き出すということに慣れてもらうということでゼロ秒思考をベースに取り入れてみました。回収したものをざっと眺めてみた限りでは、割と出せてる学生がいる一方で、凝り固まってるのかアイデア一つ二つしか出せてない学生も。演習一つ目と演習二つ目とで問題のタイプも違うんですが、一つ目が得意でも二つ目は駄目だったり、その逆もあったりと面白いです。

という具合にやる側も楽しみながら進むはずw

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夕方はNAL研ゼミ。先ほどの「細かくアウトプット&その都度フィードバック」の一貫として、ゼミでも他の参加者の参加意義を高めるかということで院生の討論にある程度区切りがついた段階で「一部分を切り出して咀嚼し直したサブ課題」を出し、全参加者に最低一つずつ答えてもらうという形にしてみました。お試しなのであれが面白かったか、有意義だったかはまだ良く分からないな。

関連部品を洗い出し、見通しを良くしてから計画を練る

水曜日, 4月 16th, 2014

昨日の続きで平良くんの関連文献漁りや、別件で後回しにしてる(といってもまだ1日返事してないだけなんだけど)留学希望者への返答に手をつけられず。

会議後に山田先生と打ち合わせをするために、午前中はPD2の事前チェックでゼロ秒思考をおさらいしつつ要点抜き出し。指定教科書とは違う視点/手法からの話が混ざりますが、これは是非とも全学生(学部も問わず)に一度読んで欲しい。PD2の当面の目標は「思いつくことを洗いざらいアウトプットすることに慣れること(書き出すことに躊躇しなくなること)」で、この演習を何度も何度も繰り返すことになりそう。アウトプットがどれだけ適切なのか、どういう関係にあるのか、どういう構造になっているのか、、、といった分析/整理の仕方については中盤で。後半のPBLでは具体的なテーマで実践する。という予定。実際には週毎にどういう手応えだったかを確認しながら方向性を検討することになるかと。

大学院生は研究計画書を今月中に提出する必要があって、それも見据えた研究計画の再検討を対面/メールでやり取りやり取り。解こうとしている問題は本当にやりたいことなのか? それは実は既に解かれている問題を違うように見せかけてるだけじゃないか? 本質的な違いはどこにあるのか? どこまで達成したいのか? どのように解決するのか? 等々。言い方を変えると卒論の書き方で問われる指摘を通して計画を練っている(部品を洗い出して整理し、見通しを良くした上で計画に落とし込む)、という段階。

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数日経ったキーマカレー旨し!!