Archive for the ‘講義/実験’ Category

意図を取り違えたままの演習は効果が半減?

木曜日, 6月 26th, 2014

PD2の前々回課題(KJ法2回目)のチェックをしてみたところ、いくつかのグループが「結論がそもそもテーマに対する回答や主張になっていない」という悲しい状況に。KJ法の演習という点では気にしなくても良いとはいえるけど、目標無しで何をやるんだという話でもある。何かしらそのグループ内で思い描いていた問題があって、それへの提案になってるなら良いという話でもあるかも。でも、そもそも「主張していない」というのは如何なものかなぁ、と。本人らが気付いてない可能性があるので、コメントとして明文化(pd2-day8-ex-memo.txt)してフィードバックしているのだけど。フィードバックのない課題ほど悲しいものはないし。

といいつつ、半分ぐらいの学生はそこまでは見ないんだろうなとも思いつつ。

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例によってゼミ生から連絡なし。寝てるのか電話取らず。しくしく。

全体ゼミとは別に輪読ゼミやりたかったのだけど、就職活動勢が多いのと、待ち過ぎてしまったのとでタイミングを逃したなぁ。。来年度からは様子見せずに最初からスケジュール組む(その時々で調整する)ようにした方が互いに幸せか。はぁ〜ん。

P.S.
3時限目の講義が始まる直前から数分間に渡り火災警報がなり続けました。だけど自動アナウンスに従って非難したのはビル全体で数十名ぐらい? 笑ってる学生が多かったけど、不審に思わないというのはちょっと危機感欠けてると思う。(私と名嘉さんがチェックしに行って大丈夫だと分かったから続けたけど、こういうのを一任するのも危機感欠けてると思う)

実験1のある1週間は忙しい

火曜日, 6月 24th, 2014

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スクリプト・プログラミングの仮スコアを送付したので、届いていない学生がいたら連絡ください。

火曜日は早朝から複雑研ゼミがある日。車通勤してた頃と比べると通勤時間が格段に減ったとはいえ、徒歩通勤で汗かいた状態でやるのを避ける(涼む)為早めに到着しようと行動するので結果的には朝起きてる時間は変わらないか。

全体ゼミはThe Elements of Statistical Learningの延ばし延ばしになってた2.4節「統計的決定理論」と、新しい教科書統計的機械学習―生成モデルに基づくパターン認識のイントロ(1章〜2章)を終了。2.4節の方は「統計的に理想的なモデルというのは導入した損失関数の下での期待値をゼロにすること」で、平方損失/絶対値損失/カテゴリ値の場合の損失について式展開&(導入した損失関数をベースにした統計的な意味での)最適解を示すというお話。

午後は長田先生と一緒にやってる実験1「情報ネットワーク演習1」が今週から始まってて、その1回目が終了。やってることはもの凄くシンプルで、直結された最小構成のネットワーク構築を通してルータの基本設定演習、スタティックな経路制御の2点のみ。なんですが、「ネットワーク」を物理層と紐付けて考えにくい人がいるようで、例年「何をやってるのか分からない」状態の学生がちらほら。「どういうネットワークを構築しようとしてる?」「その中のどこから手をつける?」「いきなり全体を設定するのではなくパーツに切り分けて設定&動作確認しよう」というおなじみのやり取り。

それとは別に、機材の都合上 Cisco と YAMAHA なルータが混ざってるので「機材事に説明をする」必要があるのが例年の問題。もう片方やってる間は暇になる訳だし。というのは例年の光景なんですが、今年はその間に大声で笑う学生が居て「うるさい!」と2,3回ぐらい叱る羽目に。うーん。大学だよな、ここ。

蝉の鳴き始め / PD2-8(KJ法2)

木曜日, 6月 12th, 2014

PD2の8回目は先週に続いてKJ法演習で、今回は院生もメンバとして入ってもらいつつやってもらうことに。最初のカード化は玉城先生(しろーせんせい)も加わってたりして、賑わってました。院生の関わり方は様々でしたが、流れを作ろうとする人/同じ立場で一員になる人/行動する切っ掛けに繋げようとする人/取りあえず眺めてる人等々、お陰で少なくともだらけてた学生は居なくなったし、多くのグループでそこそこ進みやすかったようにも感じました。なんとなくレベルだけど。一部「意図を話さずに個々人が独立して整理を進めている」ようにみえたグループへの院生経由で支援できて良かった。PM(マネジメント)の演習として参加している院生には、関わり方/支援の仕方に正解は無いのであれこれ試してみて欲しいと思います。

PD2の前半〜中盤にかけては比較的なるべく演習の時間を多めに取っています。講義として話をする/聞くだけだとつまらないだろうし、実際にやってみないと分からないことも多いからだけれども、それでも講義時間は限られているのでやれることが少なく。例えばKJ法を進めるにあたり、今回はそこそこ厳密に「今はカード化の時間、これ過ぎたら次はグルーピングして、、、」というステージの区切りをそこそこ強めに意識させて進行していますが、本当ならカード化とかの各ステージが厳密に区切られている訳でもないからその都度行きつ戻りつして良いし、グルーピング/空間配置/関係検討といった整理も複数回やり直して構わない。時間の都合で一回しかやっていないというだけだけど、一度最後までoutputするところまではやらせたいという。outputして初めてそれらを「無かったこと」にして、別のストーリーが考えられないかを検討することもできるだろうし、逆にそれを前提として発展/土台見直しに繋げることもできる。一度はoutputしないと振り返りがしづらい。ということで、一先ず今回は毎週何かしらoutputさせることに主眼を置いています。

振り返りに関連して、PD2ではフィードバックも多めにするつもりだったのだけど予定していたよりは少なめ and 質が低めか。全体眺めてピックアップ傾向紹介したり、気になるもの抽出したりしてるぐらいだし。これはもう少しどうにかしたいとも思いつつ、今までのはまだまだ「演習」に過ぎないからあまり時間かけてもなという側面も。それでも一応は1週目の0秒思考、3週目の635法、4週目のマインドマップとマンダラート、プレゼンテーション用ルーブリックへの(全体)フィードバックはしているらしい。まとめてやってることもあるから少なく見えるという話でもあるか。学生間での相互レビュー(プレゼン)も加えると+2回か。今回提出してもらったKJ法1回目については来週フィードバックする予定です。

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あ、ゼミは例の如く無断欠席が(ゴゴゴゴ

忙しい一週間が終わる頃には梅雨明け?

金曜日, 6月 6th, 2014

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まだ梅雨明け宣言は出てないようですが、今週は水曜日ぐらいから太陽が出てる時間が長くなってて外に洗濯物干しっぱなしで、後半は問題無いぐらいには天気日和。それとは真逆に今週はずっと体調が低調気味で、普段が8割だとするなら週明け時点で4割、その後は5〜6割かという感じ。ちゃんと休めば改善しそうなんだけど、そういう週に限って休みづらい週で。しくしく。体調不良の原因は良く分からないんですが、特別なことしてない割には体重落ち続けてるのでそもそも食べる量が足りてないのではということで試しにあれこれ食べまくり。今日は野菜たっぷりの焼きそばに焼き鳥3本、根菜&キノコ汁、ミカン、最後の〆にアイス。取りあえず質も量も十分取れただろうということで。写真はカレーと見間違えられまくった可哀想なアイスさんです。

一週間を振り返ってみると、実験が4コマ(スクリプトプログラミング)、授業が1コマ(PD2)、ゼミ2コマでそれらの準備しつつオープンキャンパス/21世紀フォーラムとかの打ち合わせ/工業連合会総会への参加や関連資料作成。個人ではデザインスクールの検討も少ししてるか。ということでもう疲れました。一番疲れたのは別件で振り回されてたことなんだけど。もう週末は仕事しません。

スクリプトプログラミングの方は、実データを使って簡単な処理をしてみる例ということでは毎年同じ課題なんですが、今年は去年の学生が収集してあったTwitterのTimelineをベースに、ある期間のツイート回数カウントしたり、mention map 作ったりという風にしてみたところ、割と反響が良かったか。身近に感じれると受けがいい、というだけの話かもしれませんが。Graphvizでごちゃっとしたグラフを作成し、拡大するとあれこれ具体的なところが見えてくるというのも見せたのですが、これで「ベクター形式」の良さにも気付いてもらえたなら何より。(これをラスター形式に変換してレポートに埋め込んだら減点!)

PD2は前半戦の佳境?に突入

木曜日, 6月 5th, 2014

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木曜日はPD2とゼミな一日。PD2は授業で初KJ法導入する(学生にグループワークでやってもらう)ということもあってあれこれ事前打ち合わせしましょうという話だったんですが、色々あって結局大雑把な話い)を先週一度やったきりで今日は行き当たりばったりに。テーマ設定もメールで突っついてたんですが、気付いてもらえていなかったらしい。しくしく。

KJ法といってもいろんなやり方があって、今回はここのKJ法A型図解+B型文章化辺りまでを含めた形式でのトライ。といっても「こうしてみよう」という概要説明ぐらいで例示やグループ個別への指導はあまり無い状況だったので、学生自身もかなり戸惑ったんじゃないかと。現場的には「書き出し」「カード広げ(全部見えるように配置)」「似てそうな物探し->表札作成」「空間配置」ぐらいまでのグループが半分強で、一部のグループは「関係図解」や「ストーリー作り」にまで手を出してたようです。これは想像以上の出来映え/進展具合でした。勿論良く分かってないor進められないグループもいたし、グループワークへの貢献度が「?」な学生もいたので、そういうところへのフォローは来週か。院生もグループワークに入ってもらう形になりそうなので、それだけでもある程度は何とかなるんじゃないかと期待してます。

PD2の今後の流れとしては、来週の演習でデザイン手法/発想法/分析法の演習は終了。残りは最終課題に向けたPBLになる予定ですが、その前にテーマに関連した講話的なものをやれないかを検討中。難しいかもしれないけど。

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ゼミはお茶菓子担当者が多めに買ってきてくれたのですが、そういう非に限って欠席者が多いという。一人は病欠で仕方ないけど、もう一人はまだ何も連絡ないな。

面白そう&切っ掛けになる課題を検討するのが一番手間暇がかかる

火曜日, 6月 3rd, 2014

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昨日はブログを書き忘れていたらしい。実験1の準備してたからが半分、体調不良っぽいのも半分か。そろそろまとまった休みを取りたいな〜。

朝一の複雑研全体ゼミは、The Elements of Statistical Learningの続き。延長しっぱなしの2.4節(統計的決定理論)を導入だけやり、2.7〜2.8.2節あたりをメインにやってました。2.7節は、残差平方和を最小化するだけでは必ずしも良くなるとは限らず、モデルの複雑さ(自由さ)によっては過適応のような局所解に陥ってしまいがちなため、それをなるべく避けるために制約を導入している事例が多々あるよという話。2.8.1節は制約の一例としてペナルティ項、特にroughness penaltyを導入した平滑化する事例。2.8.2節はカーネル法による重み調整、2.8.3節も制約の概要紹介ということでこの辺りは全て「詳細は後の節で話すね」という概要紹介な節でした。これで一先ず2章については延長しまくってる2.4節のみ。終わったら3章に入るかどうか悩んでいるのですが、試しに学生に別の書籍(和書)見せたらこっちが良いというリクエストが。うーん、どうしよっかなー。幸い決定するまでの時間がまだ取れるので、もう暫く考えてみよう。

実験1/スクリプトプログラミング(シェルスクリプト)は、例年だと2年次の実験1回目でやってるのですが、他の先生が出張と被ってどうしても最初にしたいということで調整。その次にやればよかったかもですが、それを切っ掛けに調整がされちゃったのと、私がやってるテーマは分かり易いから「これやる前にこれが必要な実験はやらないだろう」とか思ってたら、どうやら違ったらしい。しくしく。

やるタイミングが後ろにずれたからという訳でもないですが、ある程度シェルスクリプトな話を他の週でもやってるならということで、ベーシックな話はシンプルに例示&演習する形で終了。便利なコマンドを紹介する所までで100分ぐらい?か。休憩を挟み、今回の課題をやる&解説する時間に。どちらも「TSV保存されたログファイル(今回はツイート関連情報)から必要な箇所を抽出し、数値処理した上でグラフ化せよ」という課題。具体的には、Level 1 では「一日あたりのツイート数をカウントし、ツイート数/日な線グラフを描け(gnuplot)」。Level 2 では「mention map を描け(dot/graphviz)」。というお題。課題を大きく変更した分手間取ったというか予定通り(?)にハマってしまって、それ込みで丁度の時間。なかったらもうちょい余裕もって終われたはずなんだがが。ま、あたふたしてる姿というかトラブルシューティングしてる様子を見れるのも良いよね。

デザートが先でメインが最後で(ラノベ風)

金曜日, 5月 30th, 2014

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今日は固定タスクが無く、来週の実験1(スクリプト・プログラミング)の準備。今回は課題をがっつり変更して「テキストファイルから情報抽出して可視化(グラフ化)」するのを1つ2つやってみようかと。試しに作ってみたのが上のグラフで、これはieクラスタのツイート9日間分のmention関係を有向グラフにし、mention回数を太さで描いてみたもの。ユーザ名まんま入ってるので意図的に非可逆圧縮してます。データサイズ的には、9日間で約3.3万ツイート、うちmentionは約5千件、そのうちユニークなmention関係は1,261件。ということで1,261本の矢印が描かれてるようです。そりゃこのサイズじゃ見れないよね。でもいくつか「以上にmentionが集中してる場所」があることぐらいは見れる。mention回数でもある程度分かるけど、コミュニティ抽出みたいなのはコミュニティ度か何か別の指標で数値化しないと分かり難いし、それがどれぐらい適切かという問題もあるので実際に可視化してみるというのは一つの手。

人財クラスタ研究会の白井さんが講義で来られてたらしく、デザインスクールについての打ち合わせもやれたのは助かりました。名嘉さん経由でOCCの金城さんとも打診して貰ってて、討論始める前の擦り合わせや環境構築したり。GitHubでやりたいという提案はとても魅力的だったのですが、今回のメンバは非IT系もいるのでwiki (pukiwiki) にすることに。去年は8月頃に打ち合わせ、9月に京都版の見学&擦り合わせ、10月〜開催直前までテーマのブラッシュアップ&情報提供準備、というタイトなスケジュール&どう進めるかの指針も分からないまま進んでしまったこともあって個人的には不満があちこちに。

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モス&ミスドのコラボでやってたフレンチクルーラーものをお試し。フレンチクルーラー使ったベリーショコラはデザート担当だよねと思いながら頼んだのだけど「冷たいうちにどうぞ」と最初に持って来られてしまった。仕方ないか。ぐるぐるチョリソの中身は熱かったけどフレンチクルーラーが冷え気味だったのが予想外。軽くトーストして欲しいけど難しいんだろうか。どちらも美味しいことは美味しい。もう一度食べるならチョリソの方だけど、フレンチクルーラー温めてくれないかなー。

そろそろ前期が中盤に差し掛かりますが皆様はどうお凄しでしょうか(ニッコリ

木曜日, 5月 29th, 2014

木曜日はPD2とゼミな一日。梅雨中の久しぶりの晴れた日であちこち換気。(湿度じゃなくて)気温も高くなってようやく夏らしくなってきたかしら。

PD2の6回目は、コンテキストマップを使って「直面している問題を取り巻く外的環境の共通認識をつくる」ということにトライしてみました。数分考えてもらう時間を取った後に全受講生と共に一人ずつ当てていく形式でやったのですが、すぐ思いついた事柄を話す人とそうでない人との差が大きい。勿論後半に行くほど「似たようなの言っちゃ駄目だよな」とかあれこれ考えだしてしまって集中できないとかありそうですが。そういう意味では少人数でどしどし言いあう形の方が良いんだろうな。「政治的要因」や「経済情勢」は他に比べて出た数が少なかった。これは学生だからとも言えるだろうし、だからこそ「学科の外に目を向けて欲しい」と改めて思う結果。私自身棚上げしての話ですけどね。

授業中の演習では「情報工学科」を取り巻く環境要因についてコンテキストマップであれこれ洗い出し、数が足りなさすぎる項目については山田先生が追加。課題としてはこのマップを見た上で「情報工学科CMを作るという観点から2つの**トレンドとして整理する」こと。どういうキーワードでまとめるかは個々人にオマカセですが、例えば「これまでのトレンド」vs「これからのトレンド」とか、ある程度対立的にまとめてみるというのも一つの手かも。拘らずに「将来像のトレンド」「沖縄のトレンド」とか自分たちでまとめたい視点から整理して構いませんが。ただ、少なくとも「整理する」というのを「取捨選択する」だけで終わるのでは消化不足。選択したアイテムからどういうストーリーを思い描いているのかを自分の言葉として表現し直すところまではやってみよう。単語の羅列ぐらいだと「何を言いたいのか」が分からない(残らない)し。

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ゼミは病欠を除いて全員出席。研究進展的には玉城くんぐらいか。現状のコードにどうDropout組み込まれてるかの確認とエラー率での効果確認をしてきたという話で、将来的にはDropoutのアンサンブル効果を検証しつつ、最適なアンサンブル学習をどう実現するかという話に持っていこうとしています。慶留間くんは病欠で、平良くんもそれに近くでここ一週間は体調回復に努めつつ関連文献を眺めてたぐらい。

4年次は就職活動しながらではあるので多めには見ているのですが、それにしても進展が遅すぎる(ゼロではないけど)ということで「1日8時間勉強するとして、一週間で平日5日間の40時間をどう過ごしている?」というお話。就職活動を最優先してもらって構わないのだけど、1日8時間もやってなくて進展が無いというのはちょっと悲しい。

Demo or Die / インフレ気味なお茶会

木曜日, 5月 15th, 2014

PD2の5回目は2週間前に出してたグループ課題の1分スピーチをベースに、他者からのルーブリック評価&フィードバックをしてみるというのが主題で、残った時間にアイデアの出し方・分析方法についてのざっくりとしたフレームワーク紹介をしてました。フレームワークの方は山田先生側が時間足りなくて打ち合わせも出来てなかったこともあって本当に「こんな考え方があるよ」ぐらいの紹介でしたが、できればどれか一つを使って演習or課題にするぐらいはしたかったか。

フィードバックについては、元々は「グループ内で互いに発表&レビューしあう相互レビュー」を想定していたのですが、試しということで今回はグループ毎の1名が全体に向けての発表をするスタイルに。想像通り1分にまとめきれないどころか主張があやふや(整理してない)な発表が過半数でしたが、一部のグループは一つ二つに絞り込んでて、話し方も大分良かった。発表の仕方では、個人的にはグループ9の英語プレゼンと、グループ8やグループ10がトップ3。これらのグループはCREC法を意識して簡潔にまとめたストーリー展開になっていました。特にグループ9は、結論を同じ言い回しで述べるのではなく、出だしはデモ(実演)で結論を述べ(具体的には出だしを英語にして聴者に訴えた)、その理由や具体例を示した上で言葉でまとめてました。意図してたのかはともかく、デモを組み込んだところはとても良かった。Demo or Dieな人たちがいるぐらいだし。

フィードバックについては、

  • 発表者は他メンバからのコメントを貰えるというフィードバック。
  • 評価者は、説明者自身が簡潔に話す練習に。
  • 全員が、他の聴者がどこを見ていたのかに気づく切っ掛けになるという意味での、間接的なフィードバック(基準の底上げ&均一化?)。

あたりの効果を狙っていますが、うまくいくかは謎だな。一応今回記録されたコメントは次回(来週は休みになるので5/29か)に紹介する形で全員へのフィードバック効果を狙う予定。

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ゼミは、就職活動組みの一人に目処が付き、研究に本腰入れられる状況に。決まらないままだと本人も不安な状況が続くことになるだろうし、良かった。残りの人も頑張ってください。そもそも来てない人は来い。(さっきようやく電話で連絡取れた)

夜型な人は規則正しくなるよう矯正するのが先

木曜日, 5月 8th, 2014

PD2の4回目はマインドマップとマンダラートな演習。マインドマップは便利なツールがあれこれあるので自分に合ったのを探すと良いでしょう。私の場合はキー・バインディング的にFreeMind一択です。細かいことやろうと思わないというのもあるかも。例えばプレゼンテーション・モードとか、線の太さとかは不要。文字サイズや文字色もあれば良いかなぐらいで、無くても問題無いです。

マンダラートはMandalArtがあった(過去形)のですが、アップデートすると言いつつ止まってる&古いバージョンは消されたままという状態。こっちも探せばあれこれ類似ツールはあるんだろうけど、個人的にはこっちも FreeMind で良いじゃんという人なので、そこまで探す気にはなれず。

学生の様子を見ている限りではどちらかの方が書き易いという人もいたようです。自由度があって逆につまづくか、強めの制約があることでチュートリアル的に取り組み易いかの違いなのかしら。単にマンダラートだと8マス埋める必要がある点で辛いというのはあるかもしれないけど、それはそれで「発想を広げるために無理にでも書け」というものだし。何度も繰り返すことで熟れてくるというのもあるとは思うので、毎回演習を設けています。1日目は0秒思考を2回、課題で5回。2日目はCREC法での1分スピーチ2回、課題でスピーチ原稿。3日目は635法1回、課題で1回。今日4日目はマインドマップ1回+マンダラート4回、課題でマインドマップ1回。という具合。

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NAL研ゼミでは就職活動で抜けてる人が2名いたのと、一人は授業課題に追われてたのとで、広い意味での進捗確認に。院生の講義だと輪読も良くあるので、その読んでる露文どんなもの?とか。あれこれ突っ込んでもあまり答えられないということに今の時点で気づかせることには意味があるだろうし。進捗無いというかなかなかゼミにも来てなかった学生には毎日来るよう指導したり。ま、今だから取り返しはつくということで、これから頑張りましょう。

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帰りが遅くなったので晩ご飯は通堂で。例によってカウンター席でまた新人さんの教育を間近で聞く状況だったんですが、野郎が練習してても嬉しくとも何ともないのでさっさと持って来てください(酷