Archive for the ‘NAL研議事録’ Category

KJ法チックなテーマ討論会

土曜日, 5月 3rd, 2014

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今週のゼミで高橋くんからテーマ検討についてのヘルプがでたので、一度皆でアイデア出すことに。4月初めの頃に635法をやった限りでは、アイデア出しの段階ではある程度自由討論できるようにした方がよりスムーズにやれそうだという印象だったので、今回はBS+KJ法チックにやってみました。KJ法はPD2の演習でもやってみる予定もあるので、その予行演習も兼ねての実習。想像はしてたけど、これ、相当上手くやらないと2コマでやれなさそうだな。ファシリテーターをどうするかも検討する必要あるし。

今回やった流れは具体的には以下の通り。

[stage 1] 素案作り (10分)
1. 一人最低4件、アイデアをカードに記入。
 ・右上にイニシャル等一文字で誰が書いたか分かるように印。
2. 長過ぎず短すぎず、新聞見出しぐらいの長さ(10文字前後)にまとめてみる。
 ・無理なら思いつくままでOK。
3. 後で見る機会は用意するので、他人のアイデアは見ずに書く。

[stage 2-1] ブレインストーミング改 (30-40分程度)
1. 各人カードを1枚選ぶ。(相手の説明を聞く前に決めておく)
2. 1分スピーチでカードについて説明。
 ・もし説明された内容がカード文からは分かりづらい、
  誤解し易いようなら、この時に書き直してもOK。
3. (既にカードが複数でている状況) 説明終了後、
 その次の人が「1つ前のカードとのそのカードの関係性」について、
 何かしら気づいたことを発表。
4. 2枚のカードをある程度隙間を空けて並べ、その隙間に 3 の関係性を記入。
5. 説明&気づき発表を終了後、質問コメント等の自由討論タイム。
 この時、新しいアイデアを思いついたなら良し悪しは気にせず**必ず**書き出すこと。
6. 全員が 2~4 を終えるまで続け、1巡終了。
7. 6を最低4巡するまで続ける。

[小休憩] 記録残し (5-10分)

[stage 2-2] 関係洗い出し (15-20分程度)
1. 自身のカードだけではなく、全てのカードを候補とする。
2. 各人カードを2枚選び、[stage2-1] と同様に関係性について発表。
 ・既に何らかの関係を持ってるカードを対象としても構わない。
 ・既に繋がっているカード同士でも、新しい関係性があるならそれも対象としてOK。
3. 2枚のカードをある程度隙間を空けて並べ、その隙間に 2 の関係性を記入。
4. 全員が 1~3 を終えるまで続け、1巡終了。
5. 4を最低2巡するまで続ける。
 一通り出尽くしたら(これ以上関係性やアイデアを見出せなくなったら)、終了。

[stage 3] グルーピング (10-20分程度)
1. stage2 で出したアイデア&関係性カード全てを対象とする。
2. 全体を眺めながら関連性のあるカードを重ねて小グループ(関係性が強い集合)を作成する。
 どういう意味で関連してるのかを明記する(グループ名を付ける)。
 *何度でもやり直して構わないので、気にせずグループ構築しよう。
3. ある程度グルーピングし終わったら、グループ同士がストーリーで繋がるように空間配置する。
 ・全体を把握できないとストーリーを考え難いため、グループ数は多くても10個、
  できれば5〜7個程度に抑えよう。
 ・グループをいろいろ動かして、それなりに納得の行く配置を探し出す。
(4. ある程度納得できる配置になったら、それを文章としてストーリー化する。この時点では大雑把でOK)

[stage 4] グループ内外の論理関係を検討 (10-20分程度)
1. 空間配置を保持したまま小グループ/個々カードへ細分化する。
2. 中グループ/小グループ/個々カード間が、
 ストーリー的にどのような繋がりになっているかを検討(記入)する。

[stage 5] ストーリー構築 (10-20分程度)
1. 各人重要だと思うグループを3つまで選ぶ。
2. 中グループ/小グループ/個々カード/重要度の空間配置を眺めながら、
 ストーリーを検討し、文章化する。

簡単にまとめると、
 ・あまり他人の意見に左右されない状態でのアイデア出しを数件。
 ・ランダムに選んだアイデアについて1分スピーチ。
 ・前後のアイデアについて、何かしらの関連性を強制的に考えさせる。
 ・これらの討論中に思いついたアイデアも適宜書き出し。
という流れ。スムーズに進むなら stage 4 までいけるかなと思ってたのですが、関連性討論が思ったよりも時間かかり、2時間で stage 2の途中で今回は終了。事前に例題とか考え方とか示した方が良かったかもしれないけど、逆にそれで考え方を狭められても困ると思い、今回はほぼ説明無しで進めました。

それでも stage 1 の時点では5人*4枚=20件ぐらいだったアイデアが、終了時点では40件弱ぐらいに増え、かつ直接的なアイデアではなく関係性(≒メタ的な要素)も20枚弱出したので、総数60件程度に。ということでカード枚数で比較する限りでは3倍近くには視野が広がったんじゃないかと。一人一人だとどうしても発想が偏りがちなので、複数人でやれるのは良いよね。これが異分野の人同士なら尚更なのだけど、そこまではなかなか。

試される大地に住む人から怖がられたものは沖縄のG

木曜日, 5月 1st, 2014

PD2の3回目は、先週やったロジカル・シンキングと退避する形でラテラル・シンキングを紹介。演習では635法の実践で、それ(voting込み)だけで60分。中身はまだ見てませんが、授業中に眺めてた感じでは「(最大7名のグループがあったので)A4用紙に7人*3アイデア分マスを用意したけど、やや手狭だったか」という印象。ということで配布用データ版では余白調整してマスを広げてみました。

評価方法は「良さそうなもの3つ選択して」としか指示してなかったのだけど、そこのやり方もいろいろ。でも時間的にも、院生にファシリテートお願いするにも時間が無かったので今回は単純に投票するだけに。そこは後日KJ法でも触ることになるはずだし。

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ゼミは(病欠は仕方ないとして)、またもや一人欠席。しくしく。それはそれとして、高橋くんがテーマ検討で悩んでいるとのことで「一度皆で考えてみよう〜」ということに。具体的なやり方はまだ考えてませんが、今週末でも比較的多くの学生が集まれるようだったので、土曜日に集まってテーマ討論会をやります。切っ掛けを望んでいるタイミングを逃したくはないしね。

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お茶会は与儀さんからの差し入れで那須高原 チーズガーデンのチーズケーキを頂きました!

環境建設の学生から iPhone 実機でテストしたいということでADCプログラムに追加。やっぱり動機がある人は自分から動く。動機に繋がる切っ掛けを与えたる努力はするし、何かやりたがってるなら積極的にpushしたい。あれにもこれにも引っ掛からない人のことは気にしなくて良いのかもしれないけど、折角高い学費払ってるんだから何かしら「来て良かった!」と思えるものには出会って欲しいんだよね。

PD2の2回目が終了、初めて全員が揃った研究室ゼミ

木曜日, 4月 24th, 2014

木曜日にPD2が入っていることもあり、毎週のタスクとして前日水曜日に山田先生と打ち合わせ&資料確認し、木曜日当日は演習や宿題で講義前後に対応を。そして木曜日は研究室のゼミも入ってるので、一週間でも忙しいタイミングです。そう言う意味ではゼミ後のお茶会がとても助かりますw

PD2の2回目は、ロジカル・シンキングとそれを話す方法としてのCREC法、出来映えをチェックするためにルーブリックを導入し、あちこちでやられている1分間スピーチとして演習をして貰いました。演習1回目はグループ毎に進行を任せてみたのだけど案の定メリハリが無くなっちゃったか。アイデアの幅を広げるために討論しているようなケースでは雑談も良いけど、今はそうじゃない。その時々のタスクに集中して欲しいのだけど、会場全体としてはガヤガヤしてることもあって雑談しちゃいやすい雰囲気でもあるのでチームによっては余計な時間が入りまくったり。ということで2回目は山田先生の方で強制的にタイムキーパーすることに。発表する側としても、客観的に見てチェックする側としてもメリハリ付けられるのでこの方が良さそう。

前回は演習終わったその日に回収した分全体をチェックするとかやってたんですが、今回は「宿題で一人5枚分、演習で一人5枚分」とかあって大変だ。分かりきってたことではあるんだけど。明日やりますが、細かいチェックは無理かもしれないな。元々「やってるかどうか」を確認するぐらいにするつもりではあったんですが。各自で目的意識を持って授業中の演習なり宿題に取り組めば十分伸びるだろうし、最低限演習を数回やらせてるので、一度もやったことない人よりはその経験分は何かしら得られているはずだと思いたい。

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研究室ゼミの方は、体調不良や就職活動で欠席してた学生も参加し、初めて勢揃いしました。就職活動はまだ誰も終わってないのでこれからもちょくちょく一人二人抜けることはありそうだけど、仕方ないか。抜けて構わないし、就職活動を優先してもらって構わないけど、それでも1週間の進捗がゼロなのは避けて欲しい。ちょっと論文に目を通す/探した/検討してみた、、、とか何でも良いから日々の歩みは続けよう。

PD2の1回目が終了。一つの目標は「細かくアウトプット&その都度フィードバック」すること。

木曜日, 4月 17th, 2014

例年だと実験3が入る曜日ですが、今年度からは実験3(前期)or4(後期)のいずれかで実施という形に変わったこともあり、今期は実験無しにして、前期の間は山田先生と一緒にPD2の刷新をしています。といいつつ殆ど山田先生ががしがしやってくれてるので私はちょいちょいコメントするぐらいなんですが。タイミング合う時には名嘉先生とも一緒に加わったりと、2〜3人の教員で意見出し合いながら進めています。部分的に話合う(例えば座学講義で演習やる際に相談するとか)ぐらいならこれまでもあったんですが、講義全体を通して膝を突き合わせて討論してるのは、学科で初めての講義らしい(1月だったか2月頃に宮城先生、高良先生も加わってやってた頃に出た話)。

シラバス通りに進むかは怪しいですが、1回目の予定は「シラバス説明、デザインと発想法・分析法概要、グループand/orペア作成、発想法演習(1)(0秒思考+マンダラート)」。実際にはグループ作成せず、マンダラートもやってないか。それでも時間的には不足してた(0秒思考のメモ書きを2回しかやれてない)ので、今回は削るという判断は正解だったか。マンダラートは別のタイミングにやるか、教科書読んで自分でやってもらうか(宿題としてやらせるか)になるかも。

講義中の感想としては、ありがちだけど前半の「話をしてる間」は眠そうにしてる/眠った学生も数名。ま、仕方ない。でも比較的面白そうに聞いてるんじゃないかという感じはしました。他の講義と比較してないけど。演習に入ってからは脳みそと手を動かす必要があるので流石に寝てられず。限られた時間内でアイデアを出しまくることと、一度終了したタイミングで出し方の例を紹介。これも一つの「細かいフィードバック」かな、と。これまでのPD1、PD2に限った話じゃないけど「やりっぱなし or フィードバックを貰えるタイミングが遅すぎて効果が薄くなる」と考えているので、出来る限り「細かくアウトプット&その都度フィードバック」を目指しています。私が実験2の「説明→グループワーク→全体討論」をしてるのも、レポートについて口頭試問を課してるのも。そして実験3,4でコードレビューしたり、質問ぶつけまくったりしてるのも全て同じ理由です。

量は質を生むとは意味合いが異なりますが、最初から狭い視野/少ない選択肢だけでアイデアを練るのではなくまずは思いつくだけ書き出すということに慣れてもらうということでゼロ秒思考をベースに取り入れてみました。回収したものをざっと眺めてみた限りでは、割と出せてる学生がいる一方で、凝り固まってるのかアイデア一つ二つしか出せてない学生も。演習一つ目と演習二つ目とで問題のタイプも違うんですが、一つ目が得意でも二つ目は駄目だったり、その逆もあったりと面白いです。

という具合にやる側も楽しみながら進むはずw

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夕方はNAL研ゼミ。先ほどの「細かくアウトプット&その都度フィードバック」の一貫として、ゼミでも他の参加者の参加意義を高めるかということで院生の討論にある程度区切りがついた段階で「一部分を切り出して咀嚼し直したサブ課題」を出し、全参加者に最低一つずつ答えてもらうという形にしてみました。お試しなのであれが面白かったか、有意義だったかはまだ良く分からないな。

個別ゼミ開始

火曜日, 4月 15th, 2014

改めてサンバリアと番傘を使ってみたのですが、遮光具合だけじゃなく断熱具合も体感できるレベルでサンバリアの方が上。これは買って良かった。

午前中はPD2打ち合わせに向けた参考文献チェックをしとこうと思ったのだけど、時間を入れ替えて平良くんの個別ゼミをやることに。M1になるということもあって研究テーマの問題設定についての討論。元々は「読んだ時に楽しい/悲しい etc. の感情になるような小説を推薦して欲しい」という所が出発点で、学部生の頃は小説本文やレビューを対象として直接感情推定できそうかを確認しながらデータセットをどう構築するかという話に終始してました。具体的にどういう要因が感情発生に関与してそうかの検討も含んではいたのだけれども、これをどういう問題設定として設計するか、どう解決するのか、という問題に改めて討論してみた結果、認知科学に近い問題設定になりそう。例えば「人間が小説を読んだ時に、どういう過程を経て悲しいという感情に至るか」みたいなことをモデル化する、と。そっち方面の知識は私自身殆ど無いので、午後は書籍や論文を検索しまくって参考になりそうなものをリストアップしてました。まだ終わってないけど。

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帰宅して晩ご飯終わってからは、午前中にやる予定だったPD2参考文献チェック(これからやる)。で、例によってというか Kindle で読む度に思うのだけど、「1画面あたりの情報量(文字数)は、紙版と比べて Kindle 版は圧倒的に少ない」のは辞めて欲しいです。例えば戦略思考トレーニング(紙版)は高々184ページの新書ですが、Kindel版だと1328ページ。何で新書読むのに1000回もページ捲らないといけないんだよ。。しかも検索できないし。絶対に売ろうとして無いよね、これ。「電子化しましょう」みたいな話で「一度印刷してスキャンしてPDF化したもの(当然OCR無し)をweb公開する」ぐらい間抜けに見えます。はぁ。

美味しいものは情報共有して広げよう

火曜日, 4月 8th, 2014

新入生らは初めての履修計画&登録作業ということで、卒業要件の確認/どういう科目があるか/必修科目は何か/今期どれだけの自由度があるのかとか聞きながら「あれ、殆ど選べないじゃん」という事実を目の当たりにしてたようです。多くの学部学科だと1,2年次は共通教育がメインで途中から専門科目が増えてくるケースが多そう(多分)ですが、うちだと1年次前期は共通含めた必修科目でほぼ埋まってます。その意味では「履修計画の立てやすさ」はかなりやりやすいでしょう。後で慣れて来た頃(2年次以降)には必修科目も減ってくるので、履修計画を再検討しやすい状況でじっくり検討できるはず。これが良いかどうかは別問題ですが。


実験3の班分け調整日が急遽決まったようです。流石に前日告知は可哀想(教員も出れない人いそうな予感)。私や長田先生から「調整&周知早めに〜〜」と突っついてたのだけどこうなっちゃってるので、学生から突っついてあげると良いんじゃないかと。

実験3の班分けは、6グループ*10名=60名での班分け想定。状況次第で何らかの調整はあり得ます。10名以上殺到する場合にはジャンケン等での調整になること多いけど、多そうな状況を見て最初から第2,3候補へ移るみたいな攻防戦が起きることも。具体的な調整方法は年次長に一任することも。明日の調整に来れない学生は、年次長なり確実に来れる人に希望を伝えて、当日どうするかを宮里先生と相談すると良いでしょう。情報ゼロで欠席すると「空いてる実験班から選んでね」になる可能性高し。各実験班が何やるかはその場で説明があります。


今学期初の週ゼミは、ほぼ就職活動状況報告。元々そっちに力入れて頑張れという意味で春休みでもある2,3週間ほどをゼミ無しにしたのだけど、入る前に push してた情報源の活用をしてる学生が少なかったのはちょっと悲しい。いや、休みだから良いんだけど。これからはもう授業も始まるので両方を平行して進めることになります。

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これから研究に入る学部生については、3月時点でやり取りしてた関連事例についての調査をメインに進めてもらうことにしつつ、後で複雑研全体ゼミとは別の輪読用教材をやってもらう予定。院生については現状確認しながら当面の目標について共有。学生によっては「どういう問題に落とし込むのが妥当か」を練り直したいこともあり、平良くんネタを例題として「ストーリーを肉付けするための属性抽出・具体例抽出」にトライ。具体的には (1) ブレインストーミングチック(属性列挙法の簡易版)で属性を列挙し、(2) その中から投票で優先順位をつけて、(3) 選んだ属性について635法ブレイン・ライティング発想法)で連想するという流れ。

635法では具体的なお題を用意するのが一般的だと想像しますが、今回はあくまでもその形式を借りた発想ツールとして使ってみました。私自身も加わりながらやった所感としては、2名毎に大きく視点が異なりそうな人を挟んだ方が良さそう。あと、地味に時間管理が難しいか(早く終わると暇になるし、5分では書けない場合もある)。短時間で書き出すことに重点を置いてるとは思うのだけど。

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本日のお茶菓子は島豆腐のおからスティック。個人的には沖縄土産のベスト1。(美味しいものは残って欲しいので)まだ食べたことない人は是非一度ご賞味を。見かけた場所は、伊藝SAmaxplus+わしたショップです。わしたショップは先月時点でも確認済みですが、それ以外は1年以上前の話なので現時点で無い可能性あり。ちなみにわしたショップでは1袋300円だったんじゃないかと。オンラインサイトだと若干高い?

修了生によるミニワークショップ(堀川編)が終了

水曜日, 3月 19th, 2014

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週ゼミも含めて今日が今学期最後の研究室イベントでした。山内くんのミニワークショップは出張前に終わっていて、学会出張もあった堀川くんは終了後の日程調整で今日実施ということに一昨日?ぐらいに決定。修論/卒論/学会出張/成果物整理/引っ越し作業(修了生だと就職先近辺に引っ越すことが殆どだろうし)とあれこれ多忙なタイミングではあるので急な決定でも仕方が無いか。

堀川くんの内容は、山内くんに触発された部分もあって「ストーリーを作ってみる」という側面から掘り下げる過程を通して、

  • 「自分にとっての正解となるビジョンを明確に持とう」
  • 「(卒業研究中に)ゴールに辿り着けなくても、第一歩踏み出すだけでも良い」
  • 「多くの場合複数の要素が絡み合って複雑なので、問題を分割して考えてみよう」

といった研究に対する取り組み方を話してました。プチ研究体験の方では、自然言語処理で良く出てくるTF-IDFを実際に文例を基に計算してみてどういうスコアになるか、どういう応用に使えそうか、といった討論を。こうして振り返って書いて見ると内容は面白いと思うのですが、本人も言ってたようにその場その場ではちょっとうまい説明になってなかった部分もあったか。ま、それも含めて互いに勉強だし。

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午後は会議尽くめで内職捗りましたがその分お疲れモードに。気温的にも暑苦しくて自炊&後片付けするのが嫌だったので通堂&アイス買い食い。通堂ではカウンターの端に座ってたのですが、まだ始めたばかりらしいバイトさんが「これは女味、脂少なめ、麺硬め。(いってみ?)」という感じで練習させられててました。カウンター越しに渡す方が早いけど教育は大事だよねと思いつつ、それ以上におにゃのこバイトさんが「客の傍で練習する」のを恥ずかしそうしてたのが良かったです。通堂さん、分かってるね。これはアリだよ。

修了生によるミニワークショップ(山内編)が終了

木曜日, 3月 6th, 2014

数年前から「修了する学生」にワークショップを企画してもらっています。修了するタイミングじゃなくて半年に一度とかでも良さそうですが、輪読/勉強会とは違う意味合いでのイベントという意味で修了するタイミングにやってもらってます。具体的に伝えている趣旨は以下の通り。

[目標と補足]
・修論成果物のイントロor部分課題or全体像を体験してもらう。
・何かしら実際に手を動かしてもらう。
 *具体的なデータに対して何かしら処理する演習とか、
  何かしら研究の一側面を体験することがメイン。
・細かい内容はがっつり割愛し、イメージとして伝えるよう工夫。
 *例えば実験2の探索アルゴリズムでは「NNがどういうものか」を
  簡易説明だけで終わり、入力ファイルと出力ファイル、パラメータの説明だけで「学習」
  についての試行錯誤を体験させています。
  詳細は修論や参考文献読めば良いだけなので、おまじない/こういうもの、という説明でも良いです。
・必要に応じて成果物を参照できるようにする。
 *サーバにデータやプログラムを置くだけじゃなく、
  それらをどのように使うのかのドキュメントも用意しましょう。
  修論付録だけでドキュメントを完結する場合には「修論のありかを明示しつつ、付録参照」のように書いてもOK。
 *修論付録を用意できたら印刷(製本)前に一度確認させてください。
・「機械学習」など計算に時間がかかる部分では、
 ワークショップ中では小さなデータで試し、
 処理の過程を理解してもらった後で「3分クッキング方式」で「予め処理しておいた結果」を用意しておくとベター。
 数分レベルで終わるなら事前準備しておかなくても良いですね。

いくつか例示もしてはありますが、基本的には好きにやってくれて構わないというスタイル。それに対して今日山内くんが用意してくれたテーマが「そもそも研究って何だろう?」ということへのイントロ&ディスカッションから始まり、新規性や有効性を引き出すための手段といった一般的(汎用的)な研究スタイルについて具体例で示しながら話を進め、自身の研究に関連するトピックに紐付けていくという流れで用意してくれてました。少なくとも前半は私を含めてヘタに教員が喋るより印象深く残ったんじゃなかろうか。今回欠席した学生へは参加者が代理プレゼンする課題付き。なるほど。

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週ゼミでは来週から始まる情報処理学会全国大会への発表確認。慶留間くんはまだプレゼン資料が完成してないので週末or会期中にもう一度チェックだな。予稿としてはまとめてある&結果もあるので、話せる内容は十分あるという点では心配はしてませんが、それを整理して話すとなるとやっぱり手間がかかるよね。

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明日は宮城先生の最終講義ということで会場でのプロジェクタ投影チェック。会場にあるプロジェクタはランプ寿命で暗すぎるので学科持ち込みでどれが良さそうか比較してとか。懇親会会場の設営とか。あれこれ書くと手伝ってるように見えるけど、私以外の方がもっと動いてるんだよな。皆すごい張り切ってます。

会場設営が終わってからは○山まで行ってネクタイをゲット。スーツ関連は全て実家においてあるのを忘れてたので。あはは。

今年度の卒論は*今の所*例年にないぐらい「最終発表に追われている感」を感じない

水曜日, 2月 26th, 2014

タイトルには2種類の意味があって、一つは教員側での「最終発表が明日から始まる」という空気より以上に、今年度から新しくやってみる試みの「明後日にヒアリングがある」の方が強く、学生側にもその空気が漂ってる(と思う)ようで、まだ「本当に明日は最終発表なんだろうか」という感じがしています。プログラムが一部改定されてたり、先輩のお陰で予稿へのリンク一覧(学内限定)が準備されたりしてて、予定通り明日から始まるはずだけど。

もう一つの意味は、うちの研究室的にはこれまでにないぐらい予稿&論文本体&プレゼンの完成度が高く、もっと先に進ませることができたかもなぁという逆の意味での反省をしてたり。詰め込み過ぎて発表時にあれもこれも削ぎ落とさないと、、というのが学生的には辛いことが多いようなので、コアなところを明確にすることを第一優先でやってもらってることもあって、「まずは一度仕上げよう」でやってみてもらった所、その完成度が高くてこれ以上増やしたくないという。ある意味贅沢な悩みか。二人とも進学組みなので卒論とは無関係にどんどん進ませても良かったんだけど。

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卒論最終発表前のゼミとしては今日が最後。何ですが、M2の一名が謎の欠席、M1の一名が急用で来れず、事前課題を出してたB4の一名(別の一人は最初から帰省済みとの連絡受けてた)は例によって勘違いで来れず、という少ない人数での発表練習&テーマ討論に。テーマ討論は今日は試しに聞き出してみた&関連情報を提供してみた、ぐらいのものですが、それでも実際に対面しながら話をすることに意味はあるだろうし、どういうストーリーを考えるかも検討しやすくなるだろうし。ということで2週間後にも再度やりたいんだけど、その時期はIPSJ出張週間なので、タイミング合う人は来週だな。

1年次から個別に明日の発表会についての相談が。よしよし。

お昼代わりにケーキを食べまくったお茶会

木曜日, 2月 20th, 2014

明日は修論最終発表会があります。学科の人はプログラムがここで公開されてるらしい。隠さなくても良いんじゃないかと思うけど、仕方ないか。

会議室が空いてる時にはそこでゼミしてるんですが、今日は「アルゴリズムとデータ構造」の追試だったらしい。1年次指導教員として昨日1年次の成績眺めてたので「うわっ…1年次の単位保留多過ぎ…?」かなと感じていたことではるのですが、名嘉村先生曰くその通りらしい。しくしくしくしく。(一方でB2はこんなことになってるし。しくしくしくしく。)

金曜日に週ゼミができないということで1日前倒しの今朝にゼミ。M2は明日の準備確認だけ。B4は卒論仕上げということでそれの校正指導に入ってる最中。先週末からM1な先輩に一度見てもらってて、既に1回校正指導されてることもあって比較的綺麗に書けているなという印象(まだ平良くんの分しかチェックできてないけど)。残り1週間弱でのブラッシュアップで十分だな。M1な二人はどちらも卒論校正指導&自身の研究報告しながらの就職活動という状態。無理のない範疇で論文校正してあげてと伝えてたつもりですが、大分時間かけてやってくれたらしい。ありがとうございました。

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お茶会では最後のお茶会担当ということで松田くんが(後輩来ても良いようにと)高め&多めにケーキを用意してくれました。年度末シーズンにはインフレする研究室らしい。330沿いにあるリキャールドパリのやつですが、ググる限りではあちこちに店舗あるのね。学内にいるかもということで後輩にTwitter経由で呼びかけてみましたがタイミング合わず、結局皆で3つとも頂くことに。一つ300kcal換算すると一人900kcal食べたことになるらしい(途中からかなりきつかった)。

あと、卒業生・与儀さんから1月に頂いてたのを忘れてたトマトジュース・ちか(北海道産の千果)を開栓して皆で味見。野菜の中では一番トマトが好きだということもあるかもしれませんが、これは常備しておきたいレベルだw

P.S.
『ロマンシング 佐賀LOUNGE』なんてのが開催されるらしい。丁度そのタイミングで東京にいるな…