Archive for the ‘日記’ Category

イエローカードを受け取ること自体は悪くない

月曜日, 2月 24th, 2014

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そろそろ出張近づいて来たということで関連手続きしたり、1年次の成績もほぼ出揃いつつあるのでレッドカード出されつつある学生やイエローカード確定してる学生をチェックして説教メールを送ってみたり。レッドカード組みは時間との勝負なので電話やり取り済みで、イエローカード組みは暫く反応待ってみるつもり。反応無さげなら一度実家に連絡しよう。と、あれこれ先行き暗そうな書き方してますが、実際問題としては前期成績良かった学生が後期落ち込んでたり、その逆に劇的に改善してる学生もいたりで必ずしも悪い話ばかりじゃないです。ただ悪い点に目がいきやすいだけで。

琉大的には「16単位未満除籍(1年間で16単位も取れない学生は自動的に除籍)」というシステムが。情報工的には「卒業研究への着手条件として3年次までの専門必修科目全取得+合計105単位以上取得(してないと卒研に着手させない)」というシステムがあります。大学的には辞めさせずに居続けてもらう方が嬉しい面(授業料払い続けるお得意様)もありますが、人生において必ずしも大卒にそれほど意味がある訳じゃないという意味では学生自身の20台前後という時間は勿体無い訳でもあって、踏ん切りつかない人向けのシステムではあるか。とはいえ、ユニバーサル段階とでもいうか、他に行き先が無いような学生もいたりして、そういう人を追い出す結果になってたりする面もゼロではなくて。大学だけで全てを解決できる訳じゃないのだけれども。

卒研は最終発表が今週木曜日にあるはずですが、どちらかというと学生向けには周知の必要性が薄い気がするヒアリング振り分け結果の告知は出てたり(控え室とか当日の進め方の話はどこいったのだろう)。その一方で今の所まだ予稿提出日/当日スケジュール等の予告がまだ出てない(MLか何かで該当学生には送られてたりする?)気がするのだけど、今年はいろいろと大変そうな。

修士最終発表会が終了

金曜日, 2月 21st, 2014

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修論最終審査(最終発表)が終わりました。1年次も数名来てました。よしよし。何か得られたかは分かりませんが、「知らないものには取りあえず突撃する」という行動力は素晴らしいです。参加目的を例示しながら周知してたのだけど、どうだったかな。

気づかなかっただけかもしれませんが卒業研究に着手する間際の3年次や、来年発表する立場になる修士1年はあまり居なかった? 単に就職活動と被ってる人が多いのかな。予定がある訳でもなく覗きに来てないのだとしたら個人的にはとても悲しい。卒業するために必要な単位だから粛々とやるというスタンスでも、単位的には十分かもしれないけど。4年次も少なかった気がする。卒研仕上げ真っ最中だろうとは思うけど、これまでお世話になってるであろう先輩の発表を見ることできないの?とも思う。

予備審査をする度に思うのは、もうちょっと早いタイミングでやれないかなということ。何かしらアドバイスするにしては遅すぎると思うし。残りの時間でブラッシュアップすることに意味があるかもしれないけど。

ともあれ、これで修論についてはこれで一段落。後は論文本体のブラッシュアップしてからの製本だけですね。来週は卒論仕上げに突入。

あれこれ終わって帰宅したら脳内のピザ野が活性化してたので注文しようとチラシを発掘。したのだけど電話をかけると「現在使われておりません」というとてもとても悲しい現実に打ちのめされました。他では収まりそうになかったので持ち帰りなお店で注文して取りに行ったけど。

お昼代わりにケーキを食べまくったお茶会

木曜日, 2月 20th, 2014

明日は修論最終発表会があります。学科の人はプログラムがここで公開されてるらしい。隠さなくても良いんじゃないかと思うけど、仕方ないか。

会議室が空いてる時にはそこでゼミしてるんですが、今日は「アルゴリズムとデータ構造」の追試だったらしい。1年次指導教員として昨日1年次の成績眺めてたので「うわっ…1年次の単位保留多過ぎ…?」かなと感じていたことではるのですが、名嘉村先生曰くその通りらしい。しくしくしくしく。(一方でB2はこんなことになってるし。しくしくしくしく。)

金曜日に週ゼミができないということで1日前倒しの今朝にゼミ。M2は明日の準備確認だけ。B4は卒論仕上げということでそれの校正指導に入ってる最中。先週末からM1な先輩に一度見てもらってて、既に1回校正指導されてることもあって比較的綺麗に書けているなという印象(まだ平良くんの分しかチェックできてないけど)。残り1週間弱でのブラッシュアップで十分だな。M1な二人はどちらも卒論校正指導&自身の研究報告しながらの就職活動という状態。無理のない範疇で論文校正してあげてと伝えてたつもりですが、大分時間かけてやってくれたらしい。ありがとうございました。

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お茶会では最後のお茶会担当ということで松田くんが(後輩来ても良いようにと)高め&多めにケーキを用意してくれました。年度末シーズンにはインフレする研究室らしい。330沿いにあるリキャールドパリのやつですが、ググる限りではあちこちに店舗あるのね。学内にいるかもということで後輩にTwitter経由で呼びかけてみましたがタイミング合わず、結局皆で3つとも頂くことに。一つ300kcal換算すると一人900kcal食べたことになるらしい(途中からかなりきつかった)。

あと、卒業生・与儀さんから1月に頂いてたのを忘れてたトマトジュース・ちか(北海道産の千果)を開栓して皆で味見。野菜の中では一番トマトが好きだということもあるかもしれませんが、これは常備しておきたいレベルだw

P.S.
『ロマンシング 佐賀LOUNGE』なんてのが開催されるらしい。丁度そのタイミングで東京にいるな…

内職しながら会議に出てた一日

水曜日, 2月 19th, 2014

そろそろ後期の成績が出揃う時期ということで、1年次の現状をチェック。ちょっと電話なり何かしら連絡が必要そうなのが1割弱ぐらいか。あまり厳密な敷居がある訳ではないので「今回単位落としすぎている(と感じる)学生」とか「年間通して取得単位数少なすぎる(と感じる)学生」がそのぐらいかな、と。1年間で1割(≒6,7名)危なくなるなら、4年間で24~28名ぐらいが危なくなるのが上限ぐらいの数字ですが、実際にはユニークに増え続ける訳じゃないので10~20名に落ち着いてるというのが実体か。

コミュニティ・カレッジから世界的レベルの大学まで多種多様という話も分かるのだけど、日本だと「大学」という括り自体が広め? 手取り足取りやることがその人のためになることがあるのは事実だけど、そこにどこまでコスト(リソース全般)を支払えるかという話だよね。研究室レベルでは「途中から来なくなる学生」がやっぱり大変。最初は電話したら来るけど、そのうち電話しても来ない->電話自体取らなくなる->実家から連絡しても、、とか。ここには書けない様な状況にも遭遇してますが、それら全てに対応するなんて無理。 do my best な範疇でやれることはやるけども。

ということで、1年次の成績悪い学生らへは明日か週明けにでも一度説教だな。

論文は読んでる人が再現できなければ書き足りていない

火曜日, 2月 18th, 2014

今日は修論の予備審査*3な一日で終了。審査そのものの時間は午後だけで終わってますが、昨日も書いた学生成績の件で学務から連絡届いてそれの対応とかしてるうちに午前中が終わってしまったという。その意味で午前中は実りの少ない時間だったか。指導する時間は必要なので避けられないコストではあるのだけど。

今回修論審査したのは7件で、一部の学生は「これ読んだ第三者が再現できるように書いてる?」という部分がちらほら。そういうのをあぶり出すために最終審査の前に予備があるという話なのかもしれませんが、主査担当の学生がそういう状態だと「予備審査は半年後に。。」と言いたくなるよな。指導しきれなかったという意味で。

必ずしもページ数が多い方が良いわけではなく、やったことを十分書けてるなら薄い論文でも問題無いです。そうじゃなくて「そもそも十分書けていない(再現できない)から薄い論文に仕上がっている」のだと大問題。やったことを書けば良いだけで、卒論だけでなく数回の学会発表での予稿とかでも「成果をまとめる(その過程を通して指導されている)」ということはやってるはずなんですが、例年何人かはそういう学生がいます。しくしく。

2年次の学生実験レポートでもそういう学生(何も説明無しにいきなり考察するとか、どう取り組んだ実験か説明無しに結果並べるとか)はいるので、見つける度に指摘しているのだけど、やっぱり漏れはいるらしい。大学のシステムとしては「評価基準換算で100点満点にした結果で評価をつける」になるので、「全体としては6割越えてる」なら単位はでちゃうんだよな。最低条件として要件を設計することも可能だけど、そうすると「最低条件しかクリアしない(他で手を抜く)」だけだし。

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夕飯は先日イマイチだったカレー焼きそば(カレー粉)を、クミン加えて炒め直したら劇的な変貌を果たしてくれました。クミン先生に感謝。

そろそろ成績入力締切なのだけれどもなかなそうもいかないらしい

月曜日, 2月 17th, 2014

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恒例行事ですが学期末には授業成績を入力する必要があります。当然だよね。何も考えなければ何も悩まずに(落とす人はすっぱり落として)入力しておしまい。当然だよね。だけれども教育指導という観点で多少(?)なりのインタラクションが発生する状況もあって、教員側としては「またか」というところまでが恒例行事になります。しくしく。

社会的には当然締切・ホウレンソウ・友情&努力を駆使して勝利を勝ち取って欲しいですね。どうしたら良いか分からない時に人に聞けないままだと、社会に出ても通用しないし。コピーマシンになるんじゃなくて理解しよう。そしていつか(年度明ければ1年生でも後輩もできるし)は教える立場として頑張るなりしたら良いです。そういう予稿演習をやれる場でもあるので、やれそうなことはどしどしやろう。

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残り物のキーマカレーに試しにブイヨンと野菜の煮汁を追加してみた所、劇的に改善。そりゃそうか。煮汁だけでも結構良くなりそうな気がするけど、どんなものかなー。

明日は予備審査が3件あるらしい。合計6件のつもりが7件だった罠。ま、他のタスクに比べれば圧倒的に楽しいから良いか。ということで3件の論文チェック終了。夜更かしはお肌に悪いのでそろそろ眠る準備だな。

チョコレート配りながら仕事をしてた一日

金曜日, 2月 14th, 2014

ちゃんと数字で比較はしてないですが、眺める限りでは2年次の実験2でレポート未提出者が多そうな予感。OSと被っててそっちを優先してるのかもしれないですが、どちらも締切ちゃんと守ろう。体調不良等で延びてしまってるなら仕方ないけどね(そういう場合はちゃんと自分から連絡相談しよう。何も連絡無しだと何も分からないので「不可ね」で終わります)。

午前中は予備審査3件で、どうにか山内くん&堀川くんともに通過。「タイトルに対する結論が良く分からなかった」とか「話が発散しまくる傾向がある」とか言われてましたが、まさにその通りというご指摘。私の指導方針自体にも問題があって、やりたいことがあってそれ自体に面白そうな点があるなら「どしどしやれ」だからなぁ。もっと「本質的な問題は何か」に集中して一つずつクリアにする(問題設定する)ことに力を注ぐべきかしら。

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予備審査を終わってから反省会兼ねてお食事。学生リクエストで初見のステーキハウス プラスチョイスに突撃。それなりに美味しいのだけど、もう潰れてしまったサウスドラゴンの方が段違いに美味しかったという印象。あ、サラダ&カレーは文句無いです(何

戻ったタイミングで短気留学生のJoくん修了式があったのですが、Joくん不参加だったので抜けて来ましたw ま、式自体にはあまり意味無いしね。

週ゼミは修論組みは予備審査終わったし、卒論組みは1月の時点でIPSJ予稿&沖縄高専での発表してることもあってM1な慶留間くん&玉城くんがメイン。二人とも就職活動しながらではありますが、その間にやれる範疇の実験/コード書き/データ整理なりしてるのは流石。

LDAなトピックへのラベル生成しようとしてる慶留間くんは、増やせる範囲でデータセット追加(PDFからの単純抽出だけだとノイズ多いので手作業してる部分も少なくないらしい)して先行研究での手法ベースの結果を眺めてみるも、芳しくないとのこと。一度ラベル自体を人間自身が付けて見るというところをやった方が「どういうアプローチが望ましそうか」を考えやすそうだけど、まずは気になってる改善手法を試してみたいということでそちらを優先することに。

深層学習での学習時のパラメータ影響/調整について調査してる玉城くんは、学習自体がまだ収束してない中盤ぐらいでのチェックだけれども事前学習回数/バッチサイズ/α値/モーメンタムあたりの影響を観察中。あまり影響無さそうなものあれば、想像外の影響を与えているパラメータもあるな。IPSJに向けた修正と、収束する所までやった後の傾向確認したら一度目的&目標の再設計かな。

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お茶会では何とジャカランダブルーのチョコケーキが。忙しいシーズンになるとインフレ気味なのは例年通りか。ジャカランダブルーは2年ぶり?ぐらいですが、やっぱりこのしっとり感は他では味わえないなー。先週のとくみね菓子店のロールケーキもあれはあれで他では味わえない触感で良かったのだけど。つまり、両方食べれば良いわけだな(何) 今週はデータマイニング班発表会打ち上げでオハコルテなデザートタルトも食べたりしてるので、お腹に甘々な一週間だったか。

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来年はこうならないようにしたい。できると良いな。

木曜日, 2月 13th, 2014

修論審査担当してるのはうちの2名(堀川くん&山内くん)に加えて、先週で予備審査終わった新田くん@姜先生、明日ある當間くん@遠藤研、週明けにある久島くん&佐藤くん@赤嶺研の合計6名。2名はうちの学生なので修論を改めてチェックする必要は無いんですが、予備審査に向けての発表準備への指導があります。あったはず(ぇ)。

なんですが、論文までは順調に進んでいた山内くんは発表時間を勘違いしていたようで詳細すぎる(時間内に終わらない)資料になり、どちらかというと「あれもこれも省くこう」という指導が多かったか。分かり難い部分へのツッコミもあったけど。堀川くんは想定通り論文修正が遅れてた分、資料は夕方時点でもまだ10%ぐらいの出来という状態。チェックできる箇所だけ確認して全体の流れと各章との位置付けが分かるように云々と、論文校正でも繰り返してた話をプレゼンではどう表現するかというお話。後は祈るのみ。

エンジニア版リアル脱出ゲーム|コードルームからの脱出」なんてのが2/24から始まるらしい。どの辺りが「リアル」なのか分かりませんが「エンジニアにしか解けない暗号」ということらしいけど、エンジニア関係無しに暗号好きな人の方が解けたりしないのかなとか思ったり。


PD打ち合わせの方は、
 ・高良先生から: 新PD1 = (現PD1+PD2) / 2
 ・名嘉先生から: 新PD1 = (現PD1 + プロジェクト主体) / 2
の提案がでて、週毎の内容について確認しあったり、双方の良いとこ取りできないかとかの模索。

個人的には名嘉先生の案が講義名に沿ってる(余計なものを削ぎ落としている)と思うのだけど、全面的に押すのが難しい(高良先生が難色示してたという意味で)こともあって部分的に受け入れやすそうな要素を盛り込めないかという形での砲撃支援。どうにかインタビュー/フィールドワーク等の調査研究についての指導、ある程度のフェーズ単位でのフィードバック/振り返り反省の盛り込みはできるんじゃないかと期待。

発表会上位3グループに上げるだけの準備はしていなかった

水曜日, 2月 12th, 2014

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今日は大学院入試2次募集の試験日で、うちだと「学部成績+英語(TOEFL代替)+研究発表」での判断になります。学部成績はそれまでの積み重ねなのでおいとくとして、卒研してる人らならそれに集中して頑張ってれば自然と2次対策になってるよね、という形です。最終発表以上の発表時間+質疑時間で突っ込まれまくるので、卒論自体のブラッシュアップや進学後の更なる向上にも繋がるんじゃないかと期待してますが、実際問題としてどのぐらい伝わっているかは謎か。

午後は「モデリングと設計」の最終発表で、UMLで設計しつつ開発する(シラバスは2012年度)というもの。2年次後期の段階で完成度高めの実機デモするグループもいるのはすごいか。一方で、ユースケース図/クラス図から設計が読み取れない&聞いてもうまく説明できない(デモや別資料で説明しようとする)グループも少なくなく。分業になってるので「担当した人じゃないと〜」というグループもちらほら。分業自体は悪くないのだけど、任せっきりで説明できないのはちょっと残念か。互いに教えあうことで気づくことも少なくないのでこういう機会は活かして欲しいかなー。

発表会の方式として、学生自身に他グループの評価(的なもの)させてる点はイイネ。データマイニング班ではTAやTA代理にそういうことさせてるんですが、それ自体受講生らにさせるのもありか。終了後に「良かったもの/悪かったもの」の具体例を示しながらピックアップ説明してたのも良いな。これも似たようなことはしてるけど、終了後に再度確認するという意味でのやり方ではないし。

特別賞ではないですが、個人的に良かったグループへお菓子をあげるつもりで準備してました。んが、3グループでどっちにするか悩み、名嘉村先生講評で2グループに絞り(被った)、残った2グループからより適切にUMLを示せていた&実機デモがあった&(取って付けたものではなく)通信も活かした、ということでLoLな支援アプリ作ってたグループにアッサムチャイなチョコ(開封済みw)を進呈。お疲れ様でした。

夕方はPD1,2改定に向けた宿題について山田先生と討論。意見出し合ってるうちに「個々の手法というよりは、ひょっとして学部生自体にファシリテーターに求められるスキルを身につけることを目標にした方が良いのか?」とか彷徨い気味でしたが、最終的には元の目標(発想法/デザイン)に落ち着いたか。0秒思考+マンダラート+ブレインライティング+マインドマップ+ブレインストーミングあたりを手段として使いこなす演習するのが前半で、後半に課題設定したプロジェクトベースでやるかも、ぐらい。

P.S.
卒論/修論発表準備に余念がない皆さん、「メッセージとストーリーのない発表はカスだ!」らしいですよ、皆さん(何

2013年度後期データマイニング班の発表会が終了

月曜日, 2月 10th, 2014

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先日告知してましたが、データマイニング班の発表会が終了。打ち上げは時間的に食事会ではなくお茶会することに。オハコルテなタルトケーキをメインに、ソレイユのサンドで小腹を満たしながら感想聞いたりしてました。ちなみにソレイユのサンドイッチ(エビカツバーガー/バジルチキンサンド/ローストビーフサンド)は1つ200円ですが、どこぞの100円バーガー2個食べるぐらいならこれ一つの方が味も量もソレイユの方が圧倒的に旨くてオススメ。

データマイニング班自体は2013年度から始まった実験班で、前期が1回目、今回で2回目。1回目の反省点or悩んでる点として挙げている

  • Pythonの勉強をチュートリアル丸投げっぱなしはNG(プログラミング苦手な人への指導はやはり必要)。
  • データセット/データ/サンプル/特徴ベクトル等々の用語を整理した説明が不足していた感(相手は機械学習についての知識はゼロ)。
  • 個々にプロジェクト活動し始める時期が遅すぎたかも(1ヶ月+αぐらい)。
  • 機械学習自体については「ツールとして使えるレベル」を想定してましたが、いくつか代表的or基本的なアルゴリズムを勉強&実装する方向とどちらが良いのかは今も悩み中。
  • 同様に「そもそもツールを機械学習に限定していいのか」も少し迷ってます(制約の意味でこれはそのまま続ける予定ですが)。

上記の点は基本的には今回も一緒か。

一応テコ入れはしてて、Pythonプログラミング指導は(前開と比較すると)具体的にタスク/例題設定しながら演習してて、割と力入れてやりました。

また、機械学習周りは問題設定という側面で絞り込んで4回(分類、回帰、クラスタリング、半教師あり)に絞ってみました。前回はもう一つ二つ話(例えばここのshrinkageとか)を盛り込んでましたが、今回はoverfitting(前編 | 後編)とパラメータ調整を加えるだけにしてそれ以外は省略。

という増減により結果として後半5,6週ぐらいでのテーマ設計&開発自体は同じぐらいの時間を取れているのですが、逆に言うと全く増えていないので学生からするとやり足りなかった(時間が足りなさすぎた)というのが大きいっぽい。こちらとしては失敗して構わないから一度最後まで通してやって、細かくブラッシュアップするという方式にしたいのだけど、私の説明不足もあってそこはあまり伝わってないな。学生からすると一つずつの手続きをなるたけ高品質に仕上げて次に進みたいというのがあるようで、その気持ちも理解はできます。が、たかだか数週間しかない学生実験(卒業研究のように平日まるまる使えるわけじゃない)で一つずつ高品質でやるのは限界があるわけで。という側面はもっと相互理解できるようにしないとな。

一方で前回挙げてなかった新しい反省点/気になる点としては、

  • 自然言語処理に拘ってるわけじゃないけど、例題示すぐらいならノイズ処理も含めて代表的な処理をもう少し用意した方が良いのでは。(一方で時間的にはこれ以上盛り込むのも悩ましい)
  • データセット作ることを考えると2名以上のグループで分業しないと消化不良感高過ぎないか。
  • 進化計算班時代のようにアルゴリズムを一つに限定してしまって、その代わりに具体的な中身の理解までする方向にした方が良いのか。
  • 上記同様、進化計算班のように「クライアントと開発者」の役割を導入するべきか。(クライアントとして依頼すること、開発者として聞き出しながら妥当な問題設定に落とし込むこと、の2つを同時進行でやる方式)

という所か。後半2つについては進化計算班でのやり方がそれだけ良かった部分を盛り込んだ方が良さそうだなというお話。進化計算班自体は2005年に初めた実験班でしたが、あれ、一度作り込んでからは大枠弄らずにそのまま続けてたんだよな。それだけ真面目に力入れて作り込んだという話でもあるし、それだけの私自身の理解が深かったから一度でベストな形に落とし込めていたという話でもあるかもしれない。