Archive for the ‘イベントレポート’ Category

京都出張1日目(情報処理学会第77回全国大会 前夜)

月曜日, 3月 16th, 2015

なんだかんだと直行便じゃなくて空路+陸路を使うと結構な時間がかかるのは仕方ないとはいえ、やっぱり疲れるなぁ。移動中にやれることもあるんだけども。出発時刻自体が昼過ぎだったこともあって京都駅についたのは5時前に。

飛行機は珍しいぐらいの揺れで途中でサービス一時停止するぐらいの乱気流に。揺れ始める直前までほとんど予兆がなかったのだけど、飲んでる最中に急に揺れだし、素でインセプションが如く腕と手を使ってこぼれそうになる珈琲カップを水平に保ってました。危うく珈琲こぼす所だったが、あれをもう一度やれと言われてもできない気がするな。

気温&体感気温は沖縄と比べると当然冷えますが、室内は大抵暖房効きまくってるし、外も風強くないしで逆に「暑い」という悲しい状態に。もう少し冷えてくれた方が屋外歩きやすいのになー。

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晩ご飯は分かり易い所で集合してから探すつもりで京都駅隣接の伊勢丹に招集したところ、時間時に来てたのが1名のみという(割と良くある風景)。待つ間に伊勢丹レストランフロアを遊んできたの所「お勧め1.5万」とかあって、うん、ごめん。普通に2千円未満なお店もありましたが、なんかごめん。

ということで別案で考えてた駅前地下街ポルタにあった京料理のお店をいくつか回ってから京料理 萬重へ。予想以上に美味しい&ボリューム満点で大満足。量は私には多すぎるぐらいだったけど、学生的にはこのぐらいが良いんじゃないかな。

ということで明日から学会が始まります! ちなみに、


このたび情報処理学会と株式会社ドワンゴ及び株式会社ニワンゴは、情報処理学会の学術コンテンツをドワンゴのniconico(ニコニコ動画など)を活用して配信することで、より一層効果的に学術研究の推進と社会への貢献に取り組むべく提携いたしました。

(by 第77回情報処理学会全国大会 動画中継ガイドライン)

ということで、イベント企画プログラムについては中継され、加えて講演者の許諾が得られたら永続アーカイブ&公開されるらしい。おー。

NAL研ミニワークショップ+ゼミ+追い出し食事会

火曜日, 3月 10th, 2015

2,3年程前から「修了する院生が新配属生向けにミニワークショップを開催する」というイベントを準備してもらっています。去年は堀川くん山内くんがどちらも「ストーリーを明確にしよう」という話を中心にして進めてました。

今年は玉城くん慶留間くんが担当で、どちらも自身の研究を中心に、その一部を実際に動かしてみるという流れになってました。

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玉城くんは深層学習におけるDropoutの有無でどのぐらい差が出るかを実演すると共に、その裏側にある「そもそも機械学習って何」「一般的な階層型NN」「Dropoutとは」「アンサンブル学習と汎化能力」といった側面に軽く触れつつ全体の流れを補足する形でまとめてました。Theanoを改良する形でDropout実装されてましたが、それを動かすまでにトラブルがあれこれ出てましたが、こういうのも含めて「やってみて気付く」のに触れることが大切だよね。

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慶留間くんはトピックモデルにおける単語列からの解釈問題を解決したいという出だしで具体的な問題をケース分け提示。研究目標としてはラベル付与するところですが、今回はその中で使ってるクラスタリングに焦点をあてるということで「文書分類とは」「クラスタリングとk-means法」「トピックモデル」「言語処理の問題点(前処理/実行時のノイズ/文字コード/形態素解析/表記揺れ/データ量)」を話しつつ、具体的に動かしてみるという流れで進めてました。こちらはソースは基本的にスクラッチから作ってたものばかりで、環境構築的には一般的なライブラリを用意するぐらいでトラブルも無く。数式が何を意味してるかの解釈はもう少し丁寧にして欲しかったかw


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ゼミでは、新配属生からの報告「いくつか用意した輪読本候補からの選出」「興味あるキーワード」を聞きつつ、出てきたキーワードを全員で繋げながら方向をあまり考えずに自由討論する形で話をしてみました。


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終了後、研究室の卒業生&修了生追い出し食事会でいつ世へ。ということで午後は丸々研究室イベントな一日でした。お腹いっぱいです。(学生の食べる量にはもうついていけないなw)

謝恩会という名のもとに人を駄目にしたソファー

水曜日, 2月 25th, 2015

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以上(何)。

修士の最終発表(最終審査)が終了 / 隣りの芝生どころか同じ屋根の下のことを知らないこともある

月曜日, 2月 23rd, 2015

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モデリングと設計の最終発表とブッキングする形で修士の最終審査な一日でした。それでも2年次数人、他学年も数名ぐらいはきてたかな?

モデリングの方は時間の合間に覗きに行けたぐらいで、2グループ分ぐらいしか話聞けなかったか。残念。

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同じ研究室で、似たような目的を別々のアプローチでやるというのは全く持って構わないのですが、「他の学生がどうやってるのか知らない」というのはちょっと悲しい。いや、うちの研究室でも似たような状況は良くあるんですが。週ゼミで他の人がなにやってるか報告してても気にしないとか。うーん、それならゼミやる必要無いよね。いろんな所で繋がってるから一緒に参加して欲しい。という話もしてたんですが、そこは私の力不足か。

本音では(卒研も)もっと見に来いよと思うんだけど。根本的な疑問は「研究室紹介して欲しい」と希望する割には、研究発表には聞きに来ない人が大多数なことだな。もちろん研究的な側面は二の次でそれ以外の部分が聞きたいとか、何かしら理由はあるのだろうと想像しますが、納得はできないです。という具合に、個人的には一方的なリクエストだよな感じてます。昔はもっと卒論/修論参加人数多かったと思うのだけど、勘違いなのか、実際に減ってるのかは良く分からず。卒論は2会場に分かれちゃってるのもあるしな。

卒研ヒアリング2014

金曜日, 2月 20th, 2015

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去年初めてやった話はこんな具合だったらしい。卒業研究についてのヒアリングとしては中間発表時にもやってた(こっちは研究指導という側面重視)りするのですが、それが何らかの効果に結びついていたかは謎か。もうちょっとそこへのフィードバック(指摘された事項に対してどう取り組んだか)を知りたいのだけど、そこまで時間かけてられなという側面も。でも(効果が特に無いなら)中途半端にやるぐらいなら別のことやった方が良さそうではあるか。

今回のヒアリングで出た話題は以下のようなものでした。グループ(学生や担当教員)によって情報が大分変わってきたのだろうとは思います。

  • 計画性に欠けていたと反省する学生多数。
  • PD, 実験, モデリング等のグループワークがあるのは良い。一方で、途中で脱落する学生が出てくると一人あたりの負荷が高くなるのでケアが欲しい。
  • (旧)PD2でテーマを自由に決められるが、逆に自由度が高すぎてとまどう。テーマ毎のタスク量の差が大きすぎることもあるので、調整されたテーマを予め用意するのはどうか。
  • 実験3,4は説明会するぐらいならwebなりで資料公開してくれれば十分では。それよりも1週目に自由に参加できるようにして欲しい。(?)
  • 論文をどうやって探せば良いのか、論文等を読んでどう整理したら良いかといった調査研究についての講義があると良さそう。
  • 1年次のうちに情報工学に限った場合でもいろんな分野の最先端の事例紹介や、もしくは専門分野に限定せずモチベーションを刺激するようなものを提供してはどうか。
  • 1年次の頃からスクリプト言語学ばせてはどうか。

スクリプト言語の話は、ちょうど改組後の講義で言語も変更してみようかという話が出ていてタイムリーでした。確定ではないですが、Python + Javaとかになるかも。

2014年度卒業研究最終発表が終了。

木曜日, 2月 19th, 2015

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2013年度ひ引き続き、今年度もヒアリングがあるようです。卒業研究に限定した話でもないので、個別ではなく研究室単位で同時に話聞いても良さそうなんだけど個別らしい。いや、そういう提案してみたら良かったのかもしれないか。(具体的な案が出てくるのが遅かったというか最初から最終案として公開されただけで、教員側も話するタイミングが無かった)

最終発表が2並列になったのでその分時間に余裕があるはずなんですが、地味に質問時間が足りてない。何故だろう。終了後個別なり、ヒアリング担当学生にはそのタイミングでも聞けるというのはあるけども。個人的には中間ヒアリングへの回答or中間発表にした質問への回答はちゃんとして欲しいかな。お互いにフィードバックないと「その場凌ぎ」だけになるし。

P.S.
湯切りする前に蓋を剥がしてしまった焼きそばも美味しかったです()

宮古島ヒアリングその2

木曜日, 2月 5th, 2015

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宮古島ヒアリング2日目(最終日)は、先日の続きというわけでもないですが市役所(の違う部署)と、パラダイスプラン雪塩工場さん見学、狩俣の風車見学しつつ、日本アルコール工場さん見学という流れ。

2日間の総論としては、やっぱり現場で直接話を聞かないと分からないことは一杯あるし、現場に面白そうな種(問題)もいろいろあるなというのを実感できました。一回二回でどうにかなる話でもないけど、継続して何かしら一つでも具体化していくのを見つけていけると互いに良い方向に進めるんじゃないかと。


市役所では、商工物産係さん、水産課さん、観光企画係さんに時間を取って頂けました。昨日のエコアイランド推進課さんもそうでしたが、タイミング悪くて大分忙しい時期に押し掛けてしまってるかも。「2時間後に出張なので1時間だけ」とか。ごめんなさい〜。

商工物産係さんからは、

例えば商店街活性化のためにどんな支援・施策を出して行けば良いのか、そもそも商店街とやり取りする場もなくうまく情報を引き出せないため、本当に困っていることは何なのかということも良く分からない側面もある。市と商店街だけでなく、個々の店もうまく連携取れてなく、個々に強い意見が出てくるが全体をコーディネートできる人が(市にも?)いない。そういうところをサポートする/育成するというのがあると嬉しいかも。市としては現在困っていること、将来困るであろうことへの施策をうちたい。

下地空港はどうにかして国際線専用なりチャーター便専用なり理活用したいが、県管理。あれこれ提案してもうんともすんとも動いてくれない。

とのこと。この辺りへは、例えばデザインスクールのテーマとして設定して、基調講演なりで具体的な現状を話してもらってから異分野学生&ファシリテーター交えて討論するのと同時に、その場にも参加してもらうというのが面白そう。ただ、こちらもそれなりに事前調査をしっかりやる必要はあるだろうな。コーディネータ自体を養成するような勉強会を開くというのもあることはあるかもしれない。これは大学がやるというよりは、専門家呼んで一緒に勉強する方が良さそうだけど。

観光企画係さんからは、

一時期低迷した年度もあるが、ここ数年間はほぼ観光客40万は達成してるという状態。夏場は特にイベント打たなくても延びてる。他の時期はスポーツ・音楽等イベント絡み。ホテル/飲食業等の受け入れ態勢の問題もあるため急激に延びることにはデメリットもあるため、市としては右上がりし続けることを目標としている。観光客は冬場には当然落ち込む。例えば有名どころの客数はピーク時の7分の1に落ちる。ピークで十分設けだせてるからなんとか持ってるが、できるだけ年間通して来て欲しい。(その季節に捕らわれない例として、特産品を活かした加工品を検討したい@商工物産係)今年度は2月末〜3月にかけて冬のピクニック(これかな?)の実施に向けて動いている。

とのこと。

水産課さんからは大量に関連話が出てきて、

水産物の地元消費も減少傾向にあり、これ自体も回復させて行きたい。一方で、商品価値の無い(小さすぎる/普段食べないようなもの)等が総量としては結構あり、それを加工食品なりで活かしたい。鮮魚や加工食品の鮮度保持技術向上や技術指導も。鮮魚に拘りすぎると、例えばマンゴーの時期はそもそもマンゴー以外を出荷できない(載せるスペースあるならマンゴーを載せる)等、島内での競合もある。

漁協は3つあるが、(ここ最近?)で単年度黒字になったのは宮古漁協だけ。経営能力のある人材や指導。他漁協含めた連携、漁協内でも多種多様な人・職種がおり、それらの中での意見調整がうまくいかない。黒字になってるとはいっても、廃船コストを考えているとは思えない。FPR船は現在砕いて捨てるしか無い。これをどう低コストで処分するなり利活用/再生するなりは日本全国での共通問題。

燃料代が致命的。島内産業の用にオール電化は無理なので、燃費改善等に繋がる某があると嬉しい。とはいえ新しい船を設計しても買える人はいない。既存の船を改造するということをベースにしたアプローチは取れないか。

塩害/波浪による施設へのダメージ。洗い流してどうにかなる問題でもない。水は基本的に雨水・地下水のみ。いろいろ処理&再利用もしているが、農薬が化学肥料に変わったことによる問題も。

とかとか。ここに書ききれてないこと多々あり。より密に話合い持って詳細やり取りできるようになれば、教育・研究テーマに落とし込めそうな話があれこれありそう。


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場所変わって雪塩さんの工場見学へ。ぬちまーすの温風方式ではなく、特定温度(帯)によりにがりを出さずに製塩しているとのことで、いわゆるミネラル分としての成分数の多さでトップらしい。社長さんがフットワーク軽く、パッケージやら新製品案やらあれこれ中心になってるとか。(一般受付)見学対応してくれた従業員さんも拘りというか試行錯誤に余念がないらしく、お客さんからの声も含めて自分自身を実験台に調理/製品/セラピー等試してる研究精神の高い人でした。


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お昼食べてから、最終目的地の日本アルコール産業さんによるバイオエタノール製造見学へ。環境省から40億円貰って実証実験してるだけあって立派な施設だし、低コスト化のための研究だけでなく排出物各種の再利用/利活用も具体的な製品化まで進んでてしっかりしてる。現在の一番のネックは蒸留時の燃料らしい。雑感としてはほぼやれることの多くはやってて製品化までこぎ着けてきているけれども、燃料作るための一番のネックが燃料費という自己矛盾があって、どれぐらい燃料使ってるのか(元取れてるのか、全体としてCO2なり削減に繋がってるのか)が気になります。次年度(?)から別の離島でも試すっぽいのだけど、その前に事業化成立するのかだよね。(実際そっちの動きもあるらしい)

大学/工学部として組織的な地域連携に向けての第一歩?@宮古島編

木曜日, 2月 5th, 2015

大学としての地域連携として良くあるのは地元企業や(県市町村とかの)官との基礎調査/共同研究/実証実験/技術(専門知識)相談、もしくは授業公開/出前授業あたり?

多くの場合は「大学から(実質的には教員個々人から)はこういうことがやれますメニュー」を用意して、それを広報して相手が来るのを待つという受動的なものばかりなんですが、そうではなくて現場や民間が何を求めているかをまずは理解しよう、それを離島から始めようみたい、まずは個々人の繋がりから初めて、ゆくゆくは組織的な対応を取れるようにしたい、な話が始まってます。その一環として宮古出張中です。

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個人的には宮古に来ること自体が初めて。先月末に開通したばかりの伊良部大橋を通って伊良部島、下地島も当然初めて。1日目の所感としては「まだまだキビが主体になってる」ということ。石垣あたりだといろいろ製造業/サービス業への移行が進んでいるのだけど、宮古島方面はまだまだ。とはいえ、沖縄本島も数十年前は(那覇市内でも)あちこちにサトウキビ畑あったりしたんだよな。

大学側もそうですが、時間取ってくれた先方らもこういうヒアリングは初めてのことで「何をどうやるんだ??」という状態からの始まり。これを切っ掛けに継続して互いにやりたい・やれることを擦り合わせてイイネ!ということで。

ヒアリング1カ所目は宮古島市商工会議所さん。目下の目標は(3つある通りの中でも特に)西里通りの活性化(現状実質的に飲食店街になってる)、現在全く使われてない3000m滑走路のある下地空港の利活用(空港としての利用orそれ以外でも)、それらに関連した話として仕事ができる事業所の誘致各種エネルギー(バイオエタノール/太陽光/天然ガス)の島内循環・利活用、マンゴー等の6次産業ブランド構築、といったところらしい。ただし問題もあって、エネルギーの利活用みたいな話は本土企業と連携してること自体は良いとして、島内に技術者がいるわけじゃないし育っているわけでもない点。いなくなったらそれまで、というようなものがあちこちにあるっぽい(多分)。そういう点では宮古島にはサテライトキャンパスを用意したばかりでもあるので、これを利用して遠隔授業/資格講座みたいなことをするというのも一つの手かも。

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商工会議所を出て、昼食前に伊良部島/下地島あたりも回りながら下地空港の様子、全島EMS(エネルギー管理システム)を眺めつつ、次の場所に移動。

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午後1カ所目の多良川酒造さんでは、15分程で宮古TVが制作した作業工程ビデオを視聴してから実際に工場や貯蔵洞窟を見学させて頂けました。「楽しんでもらう」ことにも注力しているらしく、これの一環としてあちこちオモシロ楽しく紹介してもらえました。大学のオープンキャンパスとかでも「こんなに楽しいんだぞ!」というのを全身で表現するぐらいの気持ちで話せると良いのかも(そっち?)

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多良川酒造さんで予定以上に延びたこともあって一つキャンセルして、1日目最後のエコアイランド推進課@宮古島市役所さんへ。バイオエタノールは1リッターあたり120数円ぐらいまでコストが下がってきてて、もう少し下げられそうとのこと。ただし、島内ではまだ拒絶反応というかまだ受け入れられ難く、扱ってる営業所も1カ所のみ、年間生産量の3分の2は沖縄本島に輸出してる(それでも元が取れる)ぐらいらしい。MICE誘致に関連して、来年度頃に3000人規模の施設完成予定?っぽい。電気自動車は小型EVが地元有志ら(工作クラブ)による2台目が作られ、製作キット提供できるとか。ただし1台200万とかで教材利用ぐらいになりそう。太陽光屋根貸し事業は今年度で一旦終わり?のようですが、事業化推進に向けた話をもう少し続けたいとか。風力は前に台風で折れたこともあって、積極的には動いていないらしい。高卒〜大卒したばかりぐらい(10代後半〜20代前半)が島内にほぼいないので、地元活性化に繋がり難いとか。この点でもサテライトキャンパス利用して遠隔授業なりを提供するのはありか。(学生らは島から出たがるだろうとは思うが。。)

これまであれこれ実証実験がやられているが、実験で終わってしまっているのが大きなネックで、これからは事業化を見据えた話をしたい。「現在困っていること、将来困ることになりそうなこと」を見据えた対応をしたいとのこと。天然ガスは水温も比較的高温(69〜72度)らしく、温度差発電とかも考えられるかとか。

本番(?)の夕方は市役所の方々とご一緒できて、人生初の生オトーリに。私が人に飲ませるという行為をする機会があるとは思いもしませんでした。(飲んではいない)


2日目はこちら。

KnowledgeLine / プログラミングの前に実験計画?

火曜日, 1月 20th, 2015

データマイニング班のある日でしたが、進捗確認がメインになってるということもあって前半はTAにお任せして、河野先生からお誘いのKnowledgeLineさんとの話し合いに参加。

既に河野研では半年ぐらい前から使ってるらしいのと、山田先生(研究室?)も使ってみてるっぽい。KnowledgeLine自体は、話敷く限りでは日報+グループウェア+プロジェクト管理を串刺ししたようなツールなのかも。多分。授業で使いたいとか。飛び火した話として、学生にはプログラミングをコピペじゃなくて目的をどう達成するかを自分で考えて実装する力をつけさせて欲しいとか。具体的な話あれこれ聞いた感じでは実験計画法を指導してくれという話に聞こえました。という話をしたら「翁長先生がもともと作りたかった学科構想」という話が。うん、大切だよね。この辺りはここ数年で痛感してて、去年?だか今年の実験2でレポートへの項目として明示するぐらいの盛り込み方をしてみてます。

ノートテイク・サービスとしては「書きたくなる(≒再利用しやすくなる/俯瞰を促す/その先を見通しやすくする/etc.)」みたいな所を含めて何とかしてみたいところ。逆の言い方をすると「ググってその場で対応する技術も必要だけど、見つけたhowto等(パーツ)を整理して自分の学習地図/歩んできた地図を作成する(マッピング)する」ところへのサポートをしてみたい。「先週/先月/去年やったはずなんだけど」という状況へのクッションを導入するといっても良いかも。教員免許やってる学生らの「ポートフォリオ」でも良いのかもしれないけど、勉強不足で実態は良く分からず。

NAL研の卒研ノートは、

NAL研的には、研究室立ち上げ当時(2005)に「研究ノートを付けよう、最低限これこれの項目は書かせよう」という議論が学科会議で出て、やり方は研究室にお任せという話になってました。どうせなら「情報工学科を卒業するならwebサービスを作る/立ち上げるぐらいの経験は必要だよね?」
(by 情報をシェアするには見える形でのアウトプットが必要)

というところから始まって、pukiwiki→RubyOnRails→Djangoと最初の数年ぐらいはフレームワークを利用して作ってましたが、その後数年は bug fix メインに。そしてここ数年はほぼ利用しているだけ、という状態。ライブラリ更新に伴うアップデートと bug fix をそろそろやってもらわないと〜。

発想グッズお試し会 / ブレスター, 智慧カード3, ASOPICA

水曜日, 1月 14th, 2015

デザインスクール座談会の延長で、IDEA PLANTさんのグッズお試し会をすることに。こういうのもサーベイの一環だな。

今回試してみたのはブレスターASOPICA智慧カード3の3点。時間的には「初めて箱明ける(誰もルール知らない)状態から開始して、簡易ルールでやると3つやっても1時間ぐらい」でやれました。若干の感想戦を含めてもそのぐらい。(簡易ルールだけを試した上での)3つの共通点としては「楽しみながら」という部分は「導入しやすい」ぐらいの意味だなという印象を強く受けました。ゲームとしての楽しさはほぼ無いんじゃないかと。ゲーミフィケーションでいうところの「最広義: ようするに、ゲームっぽくて役に立つものなんでも。」ぐらいと言っても良いかな。また、ゲームの進めやすさ or 発想の広げやすさからはルールを多少弄った方がやりやすそうだというのもちらほら。

個別に見ていくと、
ブレスターはブレインストーミングを楽しみながら体験できるというのが売りで、実際簡易ルールでやるだけもそれなりにBSをしてる雰囲気は体験できました。ただし、お題に対してカードがどれぐらいマッチするかという問題があるのと、「30秒で答える」のに慣れてないと「お題の1部分だけに着目した答えばかりになる」のがネックかも。そこも含めての体験なんでしょうけど。

智慧カード3は、技術よりのテーマを設定した上で発想を広げるためのゲーム。一人でもやれるというか、(簡易ルールでやる分には)ひとりでやるのがベターかなと感じました。失敗したらゲームから落ちるって発想の練習にもならないし(他の人が言ってるのを聞くことでも学べるのだろうけど)。技術寄りのヒントが並んでるというのは面白いか。抽象的なものがよければオズボーンのチェックリストがより使いやすそうか。

ASOPICAは、簡易ルールだと「自分が指定したお題+ランダムに引いた4種類の関係性(類似とか近くにあるとか)」の組み合わせを想像して20秒で絵を描かせるという(ある意味)恐ろしいゲーム。文字or発話だけで考えちゃう人にとっては「良いお絵描き強制ゲーム」。時間が短い点は多少伸ばしてみたり。関係性は4種類しか用意されていないのだけど、必要に応じて追加したりすると連想演習強化になりそう。