Archive for the ‘教育’ Category

2年次の前学期年次懇談会が終了

水曜日, 4月 9th, 2014

夕方から2年次 年次懇談会(学科アカウント認証)で全員集合。5名からは事前に欠席報告届いてたので、連絡無し欠席者は割と少なめ? 初めて年次指導担当した2005年度入学生と比べての話ですが、その時は「過半数が欠席し,なし崩し的に中止」になったりしたんだよな。懐かしい(遠い目

とはいえ今の学生には今の学生の問題もあって、自習室周りの使い方について各方面から苦情や強制指導提案が出て来ている状況だったり。前にも書いたように今の学年だけの問題ではなくて積み重なった結果だとは思うんだけど、それでも「大人」として自主的に真っ当な使い方をして欲しい訳で。ということで年次懇談会でのメインな話題は「自習室どうする?」。「違う学年で互いにチェックしあう」「そうするぐらいならやらなくて済むように自主的にやろう」とかいろいろ提案が。最終案は整理中で近いうちにMLで報告が上がる予定です。さてさて、どうなるでしょう。

他の話題としては、

  • 旧年次長ズの離任式と新年次長ズの着任式(あ、前任者からのお言葉を頂く儀式を忘れてしまった)
  • 新年次長: e135719
  • 新副年次長: e135744, e135722, e135755
  • 就職活動関連: もう1年が終わったけど履歴書書ける?就職活動ってどうやるの?SPI試験とか知ってる?
  • 丘/目標: 何のために丘が必要か分かる?何故今の内に経験した方が良いんだろう?
  • ブログ課題: IT系イベント・非IT系イベントに参加し、イベント毎にブログ記事(感想文・参加記・体験記等)を書き、公開すること。ただし盗作はするな!!
  • 玉城絵美先生による講演: 6/10(火) 夕方で調整中。予定を空けておこう。

などなど。

2013年度が終わって新入生を迎える時期

月曜日, 3月 31st, 2014

そろそろ年度切り替わりのタイミングということもあって、先日の土日頃からかご両親と共に新入生が学内散策してる場面をちらほら見かけます。私自身が大学入学した頃はそういうことしなかったので、仲が良いなと思う反面自立できるんだろうかと心配にもなったり。まだ成人してないという意味では子どもなんだろうけど、必要以上にずっと付きっきりというのも自立するのを阻害してる気がするので。勿論、道を踏み外しかけたら歩み寄って欲しいとは思う。そこに気づくためにはある程度の近さが必要だとも思うので一概にあれが良いとか悪いとかいう話ではないんですが。

年次指導としては2013年度入学生が2回目の担当です。前回は2005年度入学生で、その4年間を振り返った記事はmixiに書いてた頃らしい。その頃は勉強会提案&実施した以外は受け身の姿勢(個人面談とかしてなかった)で、学生側からの突っつきにはどしどし答える形での対応ぐらい。今回はその反対に顔を突き合わせて話をする機会を増やしてみています。それが4年後(もう1年経過したので3年後というのが正しいか)にどうなるかはまだまだ分かりませんが、【「君の目指す丘は何だ?」と4年間問い続ける】のです。ついでに、タイミング良くデザイン・サマースクール琉大・京大合同スクール等で「社会のシステムやアーキテクチャのデザインも含んだデザイン」に携わることができました。少しでもその知見を活かそうと、必修科目である「プロジェクト・デザインII」を山田先生と一緒に改定中です。この授業での演習や体験も踏まえて、残りの学生生活や卒業後の進路について「目指す丘」を見つけていってくれれば。

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自炊の方は久しぶりに満足度の高い焼きそばを作れました。野菜・肉・麺の炒め具合が一番要因としては大きいと思ってたのだけど、その要因の基になっている「一度に作る分量」を1人前ずつにしたら調整しやすく(=炒めやすく)なるだけの話かもしれない。野菜分量が多いとフライパンでの混ぜにくい、それだけ水分も増えてびちょびちょになっちゃってたし(油&熱量の問題もあるか)。分量が少ないともろもろ調整しやすい。とはいえ、一度に2食ぐらい作って少しは合計時間短縮したいんだよな。そこそこ慣れて来て1食分の焼きそば作るのはあまり時間かからなくなってきたけど、それでも2食分まとめて作った方が合計時間は短いのだよな(多分)。少なくとも精神的にはその方が楽。

ヒアリング&謝恩会が終了

金曜日, 2月 28th, 2014

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昨日書いたように今日は卒論へのヒアリングがありました。厳密な進め方は指定されていなかったこともあってグループ(部屋)毎に大分違っただろうと思いますが、うちの部屋(玉城先生&姜先生&當間)では比較的「卒業研究を通して」を中心としたヒアリングが多かったか。「どういう知見を得られたか/どうやってテーマを決めたのか/どう取り組んだのか/どういう力が身についたか」とか。結果的に研究(≒プロジェクト)の進め方についてアドバイスをするという話が多かった。進学組みに限定せず、教員採用目指してる人は「受けた研究指導を通してどういうところが参考になったか」とか、就職予定者には「大卒には言われたことをこなすのは当然として、それ以上のことが求められている。指示されたこと/問題設定等は何故そういう指示されたか自分で考えて取り組んでいる?」とか。

以下、他グループ含めてヒアリングを通して出てきた話。

  • 自己評価は学生自身の主観に左右される側面が強く、学生と教員側での認識の違いは少なくなかった。数字そのものにはあまり意味が無さそう。しかし、単純平均するだけでも大学/学部/学科で認識している英語問題については明確な結果が出た(たまたま?)。
  • プログラミングは比較的「卒研で必要だった分」はクリアしていたと自己評価している人が多い。技術という点では主観評価ではなく具体的なチェックリスト用意(&年度毎にアップデート)した方が良い項目かもしれない。
  • 数学は後になって役立つことに気づく人が多い(e.g., 卒研で改めて勉強し直しに時間かけ過ぎてしまって進展が遅くなった人もいる)。
  • 英語はテーマ/人によっては「英語を避けるように決める」ことがあって、卒研レベルならなくても何とかなるという声が。単純に自己評価の平均を見ると英語周りで大きくくぼむ(評価値が下がる)傾向に。大学全体/学部/学科としての認識とも一致。(やっぱり必修科目に少しずつ英語教科書導入を広げていくのが良いんじゃないのかなぁ)。一方で、翻訳せずそのまま読むのが速いというレベルの学生もいるし、大学英語(関連科目?)が高校よりレベル低いという指摘も出た。
  • 良かった授業として良く挙げられるものは実験3,4や関連専門科目。既に1年間卒研に従事していることもあってそれ以前のことが記憶の彼方になってるケースも。
  • 実験3,4で好みがはっきり分かれるケースが多く、研究室/テーマ選定にも強い影響があるらしい。進化計算班を褒めてた学生もいたが、例えばこれを必修科目にして全員に受講させるのはアリか?と聞くと人数多いと同じことをやるのは難しそうとのこと。河野&赤嶺&當間な高度プログラミング講義(??)があると面白いんじゃないかとか。(私は比較的プログラミング苦手な部類じゃないかと思うが。。)
  • 実験1,2でいろんなテーマに触れられるのと、1年次後期に実験系科目が無いので、実験1を1年次後期に持ってくるのも一つの案では。一方で講義と連携してる実験もあるため、再設計は必須。(単位的には集中講義としてやるのもありか)。また、1年次後期の必修科目が多すぎて単位落としまくる学生が多かったから科目数減らしているという経緯もあるので、単純に増やすということがよいことなのかというのも要検討。
  • なくした方が良い科目としてはプログラミング2が挙げられた。一方でそれが良かったと挙げる学生もおり、学生のレベルによって評価が大きく分かれている可能性あり。
  • 論文をちゃんと仕上げきれていない(まとめ/参考文献がないとか)学生も少なくない。
  • テーマ決定や研究計画を研究指導教員が言われた通り粛々と取り組むこと自体は良いが、「何故こういう問題に取り組んでいるのか/何故こういう方法で検証しようとしているのか/何故こういう計画で取り組んでいるのか」等を自身で考えていないケースもある。自分自身で理解できるようにならないとそれらの能力は身につかない。研究計画の建て方とか日々の成果の残し方とか、こういうのはどう指導すべきか。(指導含めてバージョン管理で全て一通り残す?)
  • 今振り返ると日々多くのアドバイスを貰ってたことにも気づくのだけど、ちゃんとした成果がでないときに怒るだけではなくアドバイスが欲しかった。
  • 来年度は卒論中間発表でやってはどうか。もしくは卒研とは独立して学科カリキュラムへのヒアリングという意味で2〜3年次へやれないか。
  • 卒研に出て来れない、途中で消える人は、各々が何か自分のやりたい事があってそちらに向かっているなら構わないが、そうではないなら何らかのメンタルな問題を抱えている可能性がある。全員一度カウンセリング義務づけるとか、何らかの形で切っ掛け気付き/アフターケアを積極的にやるべきでは。

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夕方からP’s Cafe (Party’s cafe)で謝恩会。以下主な話題。敢えて誰との雑談なのかは省略&脚色してる部分も勿論あります。

「なかなか美味しくて宜しい」
「こういうのって最初から「パートナーもどうぞ」と招待状に書くのが礼儀じゃない?パートナーいて初めてここまで仕事やれてるわけだし」
「このお店、美人だと思わない?」「?」「聞いたのが馬鹿だった」「いや、働いてる女性はみんな綺麗じゃないですか」「こいつー」
「え、ここまで毎年やってるんですか?」「一応。数年前までは中間の時点でもやってたんですが、高専との発表会入るようになってからは最終だけになってます」
「この学年は特に美人が多い!」「いやだから頑張ってる女性はみんな綺麗で、わざわざ手伝ってくれたB2も綺麗じゃないですか」「それもある」
「わざわざ手伝いお願いしたの?」「野郎に受付されるより良いですよね!」「それなら先生を顔パスにするなよ〜」
「いろいろ迷惑かけてごめんなさい。何かあれば言って欲しい」「学生への通知を早めに…」「それは本当にごめんなさい」
「何が根幹にある?私の場合はお酒がまずあって、それがないことには始まらない」「自分このまま続けてて良いのかな…?」「考えて歩み続けているならそれで良いんです」
「それは高くつきますよ**先生」
「1週間延びたって何があったの?」「いやあれはいろいろ立て込んでた時期でけんか腰になっちゃって」
「今回はこの二人がずば抜けて優秀で、光り輝いてる未来が楽しみでたまらない」
「zzz…」

そんなこんなで夜が更けていったのでした。ちゃんちゃん。

来年はこうならないようにしたい。できると良いな。

木曜日, 2月 13th, 2014

修論審査担当してるのはうちの2名(堀川くん&山内くん)に加えて、先週で予備審査終わった新田くん@姜先生、明日ある當間くん@遠藤研、週明けにある久島くん&佐藤くん@赤嶺研の合計6名。2名はうちの学生なので修論を改めてチェックする必要は無いんですが、予備審査に向けての発表準備への指導があります。あったはず(ぇ)。

なんですが、論文までは順調に進んでいた山内くんは発表時間を勘違いしていたようで詳細すぎる(時間内に終わらない)資料になり、どちらかというと「あれもこれも省くこう」という指導が多かったか。分かり難い部分へのツッコミもあったけど。堀川くんは想定通り論文修正が遅れてた分、資料は夕方時点でもまだ10%ぐらいの出来という状態。チェックできる箇所だけ確認して全体の流れと各章との位置付けが分かるように云々と、論文校正でも繰り返してた話をプレゼンではどう表現するかというお話。後は祈るのみ。

エンジニア版リアル脱出ゲーム|コードルームからの脱出」なんてのが2/24から始まるらしい。どの辺りが「リアル」なのか分かりませんが「エンジニアにしか解けない暗号」ということらしいけど、エンジニア関係無しに暗号好きな人の方が解けたりしないのかなとか思ったり。


PD打ち合わせの方は、
 ・高良先生から: 新PD1 = (現PD1+PD2) / 2
 ・名嘉先生から: 新PD1 = (現PD1 + プロジェクト主体) / 2
の提案がでて、週毎の内容について確認しあったり、双方の良いとこ取りできないかとかの模索。

個人的には名嘉先生の案が講義名に沿ってる(余計なものを削ぎ落としている)と思うのだけど、全面的に押すのが難しい(高良先生が難色示してたという意味で)こともあって部分的に受け入れやすそうな要素を盛り込めないかという形での砲撃支援。どうにかインタビュー/フィールドワーク等の調査研究についての指導、ある程度のフェーズ単位でのフィードバック/振り返り反省の盛り込みはできるんじゃないかと期待。

発表会上位3グループに上げるだけの準備はしていなかった

水曜日, 2月 12th, 2014

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今日は大学院入試2次募集の試験日で、うちだと「学部成績+英語(TOEFL代替)+研究発表」での判断になります。学部成績はそれまでの積み重ねなのでおいとくとして、卒研してる人らならそれに集中して頑張ってれば自然と2次対策になってるよね、という形です。最終発表以上の発表時間+質疑時間で突っ込まれまくるので、卒論自体のブラッシュアップや進学後の更なる向上にも繋がるんじゃないかと期待してますが、実際問題としてどのぐらい伝わっているかは謎か。

午後は「モデリングと設計」の最終発表で、UMLで設計しつつ開発する(シラバスは2012年度)というもの。2年次後期の段階で完成度高めの実機デモするグループもいるのはすごいか。一方で、ユースケース図/クラス図から設計が読み取れない&聞いてもうまく説明できない(デモや別資料で説明しようとする)グループも少なくなく。分業になってるので「担当した人じゃないと〜」というグループもちらほら。分業自体は悪くないのだけど、任せっきりで説明できないのはちょっと残念か。互いに教えあうことで気づくことも少なくないのでこういう機会は活かして欲しいかなー。

発表会の方式として、学生自身に他グループの評価(的なもの)させてる点はイイネ。データマイニング班ではTAやTA代理にそういうことさせてるんですが、それ自体受講生らにさせるのもありか。終了後に「良かったもの/悪かったもの」の具体例を示しながらピックアップ説明してたのも良いな。これも似たようなことはしてるけど、終了後に再度確認するという意味でのやり方ではないし。

特別賞ではないですが、個人的に良かったグループへお菓子をあげるつもりで準備してました。んが、3グループでどっちにするか悩み、名嘉村先生講評で2グループに絞り(被った)、残った2グループからより適切にUMLを示せていた&実機デモがあった&(取って付けたものではなく)通信も活かした、ということでLoLな支援アプリ作ってたグループにアッサムチャイなチョコ(開封済みw)を進呈。お疲れ様でした。

夕方はPD1,2改定に向けた宿題について山田先生と討論。意見出し合ってるうちに「個々の手法というよりは、ひょっとして学部生自体にファシリテーターに求められるスキルを身につけることを目標にした方が良いのか?」とか彷徨い気味でしたが、最終的には元の目標(発想法/デザイン)に落ち着いたか。0秒思考+マンダラート+ブレインライティング+マインドマップ+ブレインストーミングあたりを手段として使いこなす演習するのが前半で、後半に課題設定したプロジェクトベースでやるかも、ぐらい。

P.S.
卒論/修論発表準備に余念がない皆さん、「メッセージとストーリーのない発表はカスだ!」らしいですよ、皆さん(何

2013年度後期データマイニング班の発表会が終了

月曜日, 2月 10th, 2014

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先日告知してましたが、データマイニング班の発表会が終了。打ち上げは時間的に食事会ではなくお茶会することに。オハコルテなタルトケーキをメインに、ソレイユのサンドで小腹を満たしながら感想聞いたりしてました。ちなみにソレイユのサンドイッチ(エビカツバーガー/バジルチキンサンド/ローストビーフサンド)は1つ200円ですが、どこぞの100円バーガー2個食べるぐらいならこれ一つの方が味も量もソレイユの方が圧倒的に旨くてオススメ。

データマイニング班自体は2013年度から始まった実験班で、前期が1回目、今回で2回目。1回目の反省点or悩んでる点として挙げている

  • Pythonの勉強をチュートリアル丸投げっぱなしはNG(プログラミング苦手な人への指導はやはり必要)。
  • データセット/データ/サンプル/特徴ベクトル等々の用語を整理した説明が不足していた感(相手は機械学習についての知識はゼロ)。
  • 個々にプロジェクト活動し始める時期が遅すぎたかも(1ヶ月+αぐらい)。
  • 機械学習自体については「ツールとして使えるレベル」を想定してましたが、いくつか代表的or基本的なアルゴリズムを勉強&実装する方向とどちらが良いのかは今も悩み中。
  • 同様に「そもそもツールを機械学習に限定していいのか」も少し迷ってます(制約の意味でこれはそのまま続ける予定ですが)。

上記の点は基本的には今回も一緒か。

一応テコ入れはしてて、Pythonプログラミング指導は(前開と比較すると)具体的にタスク/例題設定しながら演習してて、割と力入れてやりました。

また、機械学習周りは問題設定という側面で絞り込んで4回(分類、回帰、クラスタリング、半教師あり)に絞ってみました。前回はもう一つ二つ話(例えばここのshrinkageとか)を盛り込んでましたが、今回はoverfitting(前編 | 後編)とパラメータ調整を加えるだけにしてそれ以外は省略。

という増減により結果として後半5,6週ぐらいでのテーマ設計&開発自体は同じぐらいの時間を取れているのですが、逆に言うと全く増えていないので学生からするとやり足りなかった(時間が足りなさすぎた)というのが大きいっぽい。こちらとしては失敗して構わないから一度最後まで通してやって、細かくブラッシュアップするという方式にしたいのだけど、私の説明不足もあってそこはあまり伝わってないな。学生からすると一つずつの手続きをなるたけ高品質に仕上げて次に進みたいというのがあるようで、その気持ちも理解はできます。が、たかだか数週間しかない学生実験(卒業研究のように平日まるまる使えるわけじゃない)で一つずつ高品質でやるのは限界があるわけで。という側面はもっと相互理解できるようにしないとな。

一方で前回挙げてなかった新しい反省点/気になる点としては、

  • 自然言語処理に拘ってるわけじゃないけど、例題示すぐらいならノイズ処理も含めて代表的な処理をもう少し用意した方が良いのでは。(一方で時間的にはこれ以上盛り込むのも悩ましい)
  • データセット作ることを考えると2名以上のグループで分業しないと消化不良感高過ぎないか。
  • 進化計算班時代のようにアルゴリズムを一つに限定してしまって、その代わりに具体的な中身の理解までする方向にした方が良いのか。
  • 上記同様、進化計算班のように「クライアントと開発者」の役割を導入するべきか。(クライアントとして依頼すること、開発者として聞き出しながら妥当な問題設定に落とし込むこと、の2つを同時進行でやる方式)

という所か。後半2つについては進化計算班でのやり方がそれだけ良かった部分を盛り込んだ方が良さそうだなというお話。進化計算班自体は2005年に初めた実験班でしたが、あれ、一度作り込んでからは大枠弄らずにそのまま続けてたんだよな。それだけ真面目に力入れて作り込んだという話でもあるし、それだけの私自身の理解が深かったから一度でベストな形に落とし込めていたという話でもあるかもしれない。

卒論/修論の校正指導での成功ルートは一つ?

月曜日, 2月 3rd, 2014

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今日は短時間で振り終わるだけで若干しとしと降ってる程度でしたが、昨日から降り続いてたこともあって今日は一日中湿気でじめじめ。乾燥し過ぎは肌割れできついですが、じめじめし過ぎも不愉快。ということで空調のドライモード運転で室内ぐらいは少し快適にと調整しながら仕事してた一日でした。

実験2/探索アルゴリズムの採点結果をメール通知。これで問題無ければボーナスポイントを確認して終了の予定。

修論の方は、山内くんはまだ初校校正中というかラストの実験中ぽい。堀川くんは午前中に初校持って来たので午後から校正中。二人とも結構がっつり書き直しが必要な感じではあるな。そのつもりで初校チェック予定日は早めに設定してたのだけど、本質的には「初校の時点でそこそこ完成度が高くなるように」指導するべきか。そろそろ10年近く(学生の頃を含めればもっと長いか)卒論/修論の校正指導をしてるけど、上手くいったケースは「初校を早めに仕上げてその後何度もブラッシュアップした学生」なんだよね。そのつもりで早めの期日指定をしているのだけど、その期日を守れずにズルズル延びちゃうと「うーん」。

学会発表する度に予稿は書いてる(その都度校正指導している)ので、それをベースに書けば割と簡単に初校ができるはず何だけど、どうやらそうでもないらしい。この謎が解けないと上手く回らないままかしら。ぶっちゃけると個人的にはがっつり校正指導されたのが一度、初めての査読付き論文の時ぐらいでそれ以外はあまりされた記憶が無い(細かいのを除く)ので、似たような指導を繰り返さざるを得ない状況の原因が良く分かっていないのだよな。(ただし、がっつり指導されてないからといって全て綺麗に書けてるわけじゃなく、後から見直して恥ずかしくなる論文は少なくない)

論文ではストーリーを語ろう

木曜日, 1月 30th, 2014

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修論/卒論の締切シーズンということでテンパってる人が多そうなので、Tipsでも書いてみようかと思ったら去年はこんなこと書いてたらしい。(お芋がおいしそうだ)。そこでも紹介してる「やればできる 卒業論文の書き方」はやっぱり秀逸。補足するなら「読者を楽しませるように、あなたのストーリーを魅せてくれ」という点。唐突にドラえもんが出て来て解決するなんてものは論文じゃないです。筋書きの無い論文なんて論じているとは呼べない。ストーリー・テラー(story teller)になろう。同じことを、

「伏線を回収する。回収できない伏線はそもそも書かない」
 いずれのたて糸に乗っていない“迷子”の話題は、論文の欠陥である。 結論に結びつかず無駄である。削ること。論文は彫刻。やったことの寄せ集めではダメ。

(「やればできる 卒業論文の書き方」から抜粋)

という風に述べている訳で、抜けている話ではないのだけど。どうも論文を書き慣れていない人はストーリーを度外視して書いているケースが多い気がします。少なくとも私が校正指導してる学生らの9割はそう。

と書きつつ、修論の締切は2/10(月)でもう10日ちょいしかない。今頃そんなこと気にしてたらマズいどころの騒ぎじゃないはずですが。(博士論文締切を1週間前に言われて英語版&日本語版を徹夜で仕上げたのは今でも泣ける思い出の一つだが)

修論予備審査の日程調整が飛び交い始める時期

金曜日, 1月 24th, 2014

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県内ではインフルエンザ警報が出たらしい。教職員でもそれで休んでる人いるし。先日のセンター試験で貰っちゃった人多いんだろうなぁ。私もあれから喉の調子がヨロシク無いのだけど、そろそろ落ち着いてきた感。こっちはどちらかというと乾燥が直撃しているのだと思うが、乾燥した喉自体が免疫力減るらしいのでこれはこれでそれなりに対策すべきなんでしょう。ただ、インフルエンザに限定して言えば、耐えられる程度の熱なら「病院含めて外出控えて休め」と思う。

週末は、学内では「Global Game Jam 2014 University of The Ryukyus」があるようです。複雑研的には「沖縄高専との交流研究会の冬期開催」に行ってきます。こっちも体調/Game Jam/就職活動/修論等で参加できない学生が結構いるようです。ま、仕方ない。体調以外については強制しても良いよなとも思うんだけど。いずれにせよアルコールスプレーなり消毒グッズ用意した方が良さげかも。

週ゼミは交流研究会で発表する平良くん&松田君の発表練習がメイン。修論組みは今週中に初版仕上げる予定だったんですが、現時点でまだ。そろそろ1回目の校正に入らないとまずそうだけど大丈夫かしら。

午後はPDの打ち合わせ。情報共有して情報共有して、、という謎のスタイルなんですがこちらから言うのもあれだし。ありがちな光景なのかもしれませんが、ある程度以上能力がある人らが(ルール決めずにという意味で)中途半端に集まるとだべるだけで終わっちゃうことも。会議好きってことなんだろうけど、もう少し時間リソースの配分最適化して欲しい。

ということでこちらはこちらのペースで進めてたりしますが、どうやらこちらは「PD2(プロジェクトかどうかは置いといてデザインをメインに)」として設計することに。逆に「(現PD2+現PD1)/2」みたいなものがPD1になるっぽい。実際にどうなるかは予想できませんが。

実験2の方は、口頭試問が残り1グループに。そのグループも予定が調整できたので来週には終える予定です。ということでそろそろレポート採点祭りに突入。今年は修正再提出してくるグループが多い分、平均点が高くなりそう(多分)。個人的には今回のレポート云々というよりは今後のレポートに活かしてくれればという思いで口頭試問しているのだけど、修正して来るのはそれはそれで積極的で Good!

病院と赤十字とでは献血を許可する基準が異なる

木曜日, 1月 23rd, 2014

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中央に献血車が来てたので突撃。昨晩風邪薬飲んじゃったから無理かもと思いつつ受付はOK->問診でNG。やっぱり。ついでにてんかんもデフォルトNG(担当医師からは許可貰ってるけど)らしい。あらま。完治後数年経過しても大丈夫ならお願いすることもある、ぐらいとか。今後の献血はほぼNGぽい。気持ちは理解できるのだけど、血自体が使えるのなら「献血で何が起きても訴えません」とか一筆書かせて献血させてくれないものかなとも思う。そういう簡単な問題じゃないんだろうなとも思うが。

献血は痩せ過ぎとか不健康過ぎとかじゃなければできるという意味で「大抵の人がやれるボランティア」なので、やれる人はやろう。たまには血を抜いて造血促す事でも身体が活性化されるだろうし。

午後は山田先生とPDの打ち合わせ。大きな方向性については二人の間では固まりました。基本は「デザイン(設計)体験を通した学び」。具体的な手法については意図的に fix してないですが代表的なネタ出しも一つはやる予定です。教科書としては「Research & Design Method Index -リサーチデザイン、新・100の法則」か「ゲームストーミング ―会議、チーム、プロジェクトを成功へと導く87のゲーム」あたりを想定。前者は辞典的な意味合いに近いけど、うちのカリキュラム的には見た事無いものもあれこれ揃ってるので強くプッシュしたい。けど、辞典だったら推薦図書扱いが適当か。ということでゲームストーミングを教科書に、リサーチデザインや関連図書を参考文献として列挙する形になりそう。とか書きながら、明日のミーティング次第では土台から作り直しになる可能性もあると思うが。

P.S.
日本社会に合っているデザイン手法ってアメリカ型?ヨーロッパ型?というブログ記事によると、ユーザ中新型->ユーザ参加(共創)型という話も。FabLabみたいなのが該当するのかしら。いや、違うか。